人より先に現場に行く監督・営業、自分の仕事を人にさせて先に帰る営業―営業として売れるのはどちらか?

〔第72回〕 〔営業と会社の話(18)〕 
  私の義兄のひとりがゼネコンの工事現場監督をしていました。 「所長」ということは、その工事現場では、一番えらい人ということになるようですが、朝、相当早い時刻に出ていたので、私の母が「所長さんが、そんなに早く行かないといけないのですか。」と尋ねたことがあったようです。 その時、その所長さんが、どう答えたかというと、「所長だから人より早く行かないといけない」ということでした。 
  建築工事現場の所長が、誰よりも先に現場に行って、そして、職人・作業員が出てくると出迎えて、「おはようございます。」「おはようございます。」と所長の方から言うのと、所長が遅くに行くのでは、現場の職人・作業員の気持ちが違うというのです。 所長が最後に現場に行って、職人・作業員から、「所長、さすがにエライ人だけあって、最後に来おったわ。エライ人は違うなあ。」と言われるのでは、それでも、仕事をしないということはないけれども、やっぱり、所長が先に行って、所長の方から「おはようございます。」「おはようございます。」と言う方が良いということで、それで、早めに行くようにしていたようでした。
  今は昔、大学生出会った時に、今はなくなった大阪万博会場跡のエキスポランドという遊園地のジェットコースターのペンキ塗装を、かつては、閉園していた2月に毎年おこなっていて、そのペンキ塗装の手伝いのアルバイトを1か月やったことがありましたが、その時の、元請けの工事監督も比較的早くに出てきていたように思います。
  私は、大学生であった時、工事現場の交通誘導警備(ガードマン)の仕事をアルバイトでおこなったことがありますが、たしかに、人より先に工事現場に来ている現場監督の工事現場と、なんか知らんけど態度デカイだけの現場監督の工事現場では、こちらの気持ちも違いましたし、工事現場の雰囲気も違ったように思います。
※エキスポランドについては、
「ウィキペディア――エキスポランド」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%AD%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89 他参照。
  
  在来木造の某社に在籍した時、某社では、上棟の日、営業の人間も現場に行って作業をおこなっていました。建築会社によっては、上棟の日、営業の人間は、夕方、背広をきて挨拶に顔を出すだけという会社もあるようで、私も最初はそういうものではないかと思っていて、なんで、営業の人間が工事現場の作業をするのかと不思議に思っていたのですが、上棟の日に工事現場に顔を出すのに、まったく作業をしないで、夕方に背広を着て顔を出すのと、朝から作業服を着て大工さんと一緒に作業をするのとでは、やはり、建築会社の従業員としては、朝から作業服を着て作業を一緒におこなう方が本来ではないのかと思うようになりました。 
  その際、某社では、営業職の勤務時間は午前10時00分から午後7時00分であったのですが、上棟作業は朝8時くらいからおこなうので、大工と工事担当者は朝8時00分からで、営業は朝8時30分からでよいとしていたのです。 いつも、朝8時00分に出勤している人間が8時30分に出るのならよいのですが、いつも、始業が10時の人間が8時30分に出るのは相当にきついのです。特に、住宅建築請負業の営業は、「5時から男」とか言って、夜、お客様宅に訪問して商談をすることが多く、就業規則上、勤務時間は午後7時までといっても、実際には、午後5時くらいから本格的に仕事をして午後10時・11時は宵の口みたいなもので、普段、午前8時なんて、まだ寝ているのですから、。
※「5時から男」については、
「YouTube――中外製薬 グロンサン 強力内服液 5時から男のグロンサン 1989年 」http://www.youtube.com/watch?v=D-jI0QbPdWE 他参照。
  それで、最初は、私も、会社が8時30分と言うので、8時30分に行っていたのです。 しかし、工事現場において、大工やレッカー車の運転手・工事現場担当者が朝8時に来て、8時30分では、すでに作業を開始しているのに、すでに作業が始まってから行くというのは、会社が良いといっても、なんか、現場に行った時の雰囲気が良くないのです。営業が上棟の時に、工事現場の手伝いをすると、大工の中には、自分たちの下働きのように勘違いしてしまう人もでてくるようで、そのために、某社では、時々、工事現場で大工とけんかする人が出現したりもしていたようですが、営業は大工の下働きではないので、そのあたりは理解してもらわないといけません。 しかし、上とか下とかいうことではなく、その現場をみんなで動かしていくのであれば、やはり、作業を始める時に来ているようにするべきではないかと思い、それで、会社が何と言おうが、「営業は8時30分から」というのも、マア、どうせ、本社のたいしてわかっていないヤツが決めたことでしょうし、普段、10時始業の人間にとっては、8時でも8時30分でもきついのは変わらないので、それで、私は、午前8時に行くようにしました。
  しかし、午前8時少し前に行っても、早く始める現場では、もう始めていたりすることがあります。 別に、文句を言われたりはしませんが、やっぱり、その工事現場の担当者は、その現場の工事担当ではなく営業担当であっても、やはり、作業開始より前に行っておいた方が良いと思いました。 作業が始まる前に現場に行って、その現場の担当の大工さんに、「私が担当の現場です。どうぞよろしくお願いします。」と話し、「おう、○○さんの現場かあ。大丈夫、まかしといて。」という挨拶をかわすのと、その挨拶なしに上棟の作業が始まってしまうのとでは違うと思ったのと、お施主様で相当早くから来られる方があり、お施主様が作業開始前に来られているのに、営業担当者が、たとえ、作業が予定より早くに始まったからといっても、作業開始後に来るというのはよくないのではないか、と思い、それで、できるだけ、午前7時30分くらいに行くようにしました。そうすれば、お施主様が早めに来られていた時などは、お施主様に担当の大工を紹介することもできますし、その方が良いと思ったのです。工事担当者が新人だったりして、段取りがうまくいっていない時などは、工事担当とその打ち合わせをすることもできれば、工事担当者が順調に対応してくれないような場合は、「それなら、俺が言ってもいい?」と、ちょっとばかり強く言ってみるとか、そういったこともできます。但し、自分が営業担当の工事現場ではなく、他の営業が担当の工事現場に手伝いに行く時は、その現場の担当でもないので、8時までに行けばよいというようにしました。 もっとも、この考え方により午前7時30分くらいに行くようにするつもりで、実際には、もう少し遅くなってしまった時もありましたが、基本的には、この考え方でやりました。普段の始業時刻が午前10時の人間が午前7時30分にいつも行っている場所より遠い場所に行くのは相当きつく、その日の労力の半分以上を出勤のために使ってしまうような感じでしたが、実際に作業が始まれば、上棟の作業は大工さんが主役であって、営業担当者は作業についてはお手伝いなので、その日の労力の半分以上を出勤に使ってしまっても、それで良かったのです。

  それに対して、その後、千葉県八千代市に本社がある建築もやっているけれども売買の不動産業が中心という某社にいた時、いや~な気持ちにならされた経験がありました。 その会社は不動産業の方が中心でしたが、私は建設部の所属でした。 社員総会のような会があり、そういうものには、特に役員でもない従業員は参加しても特に何かやることはないので、何をやるか、どうこなすかということは考える必要はなかったのですが、絶対に遅れずに、それだけでなく、早めに行って、やってくる人に、「こんにちわ。○○店は、最近、どうですか。」といったことを話し、他店の人となじみになる、ということが大事です。特に、その時に所属していたショールームは会場であった本社に近く、近い店にいる人間が遠い店から来る人より後から行くのは良くないので、 それで、私は、工事現場に行っていたのを早めに店に戻ってきて、これから行けば「ちょうどよい早め」の時刻に着くことができるという時刻に出発しようと、「それじゃあ、これから行きます」と言ったのですが、「店長」をやっていたおばさんが、「ちょっと、これ、上にあげてちょうだい。」と、小屋裏物入れに、どうでもいいようなものを収納する作業をやってくれと言いだし、それで、仕方がなしに、その作業をやったものの、遅れてはいけないので、「もう、行かないと」と何度も言ったのですが、「まだ、大丈夫よお」とおばさんが言うので、「パートの班長さん」程度の人であっても、まがりなりにも「店長」が言うことなので仕方がなしに、わざわざその時にやらなくてもいいようなその作業をやりました。 そうすると、やっぱり、危惧したように、社員総会に遅刻しました。その時、建設部担当の「常務」が、社員総会に私が遅刻したことから、こちらを睨んできたのですが、私としては、その時刻に出れば、十分、間に合うという時刻に所属の店に戻ってきて、そして、その時刻に出れば、「ちょうど良い早め」の時刻に会場に着くという時刻に出発しようとしていたのに、「店長」になっていたおばさんが、その時にやらなくても良いようなことをやってくれと言いだした為に遅れたのに、なんで、こちらが睨まれなくてはならんのだ、と思いました。 それで、その「店長」のおばさんはどうしたかというと、自分は従業員駐車禁止の来客用駐車場にクルマを止めて社員総会に行き、その為、規則を守った私だけが遅刻させられたのでした。
  さらに、その社員総会の1時間程度後に、同じ場所で、建設部で大工さんとの打ち合わせの会議をおこなう予定になっていたので、そのまま、その場所におれば、早めに出てくる大工さんよりも先に会場にいることができ、やってきた大工さんに、「○○さん、こんにちわ。」と、こちらから挨拶して、出迎えることができるので、念のために、「このまま、ここにいるようにしますから。」と、その「店長」のおばさんに言ったところ、「何、言ってんのよお。ショールームに戻って、照明消してきてよお。」だったか言いだしたのです。照明くらい、出る時に消して来いよ、あほんだら、と思いましたが、おばさんが「店長」なので、再び、「店長」の言うように、再度、ショールームに戻り、おばさんの担当の物件の問い合わせの電話にも答えてあげて、それから、「大工さん会議」に戻ったところ、会議はすでに始まっており、再度、私は、もともと、「十分に間に合う時刻」「ちょうどよい早めの時刻」に現地に行っていたにもかかわらず、遅刻させられてしまいました。そして、再び、「常務」から睨まれました。 この「店長」になっていたおばさんは、お客様と約束すると、必ず遅刻します。 私が大学を卒業してすぐに入社した木質系建築請負業の某社では、最初の研修の時に、「お客さまとの約束には、約束の時刻よりも十分早めの時刻に行って待つ」と教えられたものですが、この八千代市に本社のある不動産の方が中心の某社で「店長」になっていたおばさんには、そういう認識がまったくなく、お客様と約束すると、常に、約束の時刻、もしくは、約束の時刻を過ぎた時刻から、クルマを発進させ、猛スピードでぶっ飛ばすというのを習慣にしていました。 木質系の某社のように約束の時刻より前に約束の場所に行って待つようにするのと違って、すでに約束の時刻を過ぎてから約束の場所に向かってクルマを発進させるのですから遅刻して当然です。 そのおばさんは、私が入社する直前に人身事故をおこし、あやうく相手を殺すところだったと聞いていますが、そういう運転の仕方を日常的にやっているから起こした事故と思われます。 お客さまだけでなく、業者に対しても、何日の何時に来てくださいと頼んでいて、その約束を忘れて外出してしまったということがあり、このおばさんと一緒に、他社の売物件を見に行っていて、店から「○○会社の△△さんが見えていますが」と携帯に電話がかかってきた時に、「ああ、忘れてたあ。これから帰るから、ちょっと、待っててもらっててえ。」と言って、すぐに帰るのかと思うと、「もう、1件、行きましょう」と言いだしたので、このおばさん、そういうことをするのか!・・・とあきれたことがありました。 そういうことを日常にしている人なので、それで、私に社員総会に遅刻させても、「大工さん会議」に遅刻させても平気であったようです。 しかし、特に、「大工さん会議」には、元請けの会社の従業員は遅刻してはいけません。「大工さん会議」には、元請けの会社の従業員は、参加することに意義があるのであなく、遅刻せずに参加すること、十分、早めの時刻に行って、「○○さん、こんにちわ。ごくろうさまです。」と、元請け会社の従業員の方から挨拶することに意義があるのであり、遅刻していったのでは、参加する意義は半減します。 こういうことがわかっていない人が「私は店長なんだからねえ。」と言っていましたが、私の方では、「店長」であろうが何であろうが、こういったことがわかっていない人とは、「この人と一緒に仕事したくないなあ・・・」と思うようになりました。
  こちらが来てくださいと言った時刻に来た業者を待たせておいて「もう1件、行きましょう」というのは、待たせている相手にわかっていないと彼女は思っているようですが、おそらくわかっていると思います。 私が、千葉県内で4店舗を持つリフォームの某社の船橋店にいた時、ごくろうにも茨城県の取手から船橋まで通っていた営業が、その営業の知り合いの業者(たしか、板金業者であったように思うのですが)が、船橋店に物を持ってくる予定が入っていたが、先に帰りたいので、私がまだもう少しいるなら、受け取っておいてもらえないか、と言うので、いいですよ、と返事したのは良いけれども、来ると言った時刻を過ぎても来ないということがありました。 予定の時刻を相当過ぎて、「今、船橋の花輪インターチェンジの所にいるんですけれども、これから行っていいですか。」と言うので、「待ってますから来てください。」と言ったところ、それから、さらに3時間以上も経って、やっと、来ました。 要するに、その日、千葉県の東の方、成田より東側あたりに仕事に行って、その帰りに持ってくるつもりでいたけれども、その現場での作業が長引いて、それで、電話をしてきた時には、まだ、成田より東のあたりにいて、約束の時刻を過ぎて、まだ、成田より東にいるとは言いづらいので、それで、船橋市の花輪インターチェンジのあたりにいるというようなことを言って電話をしてきたけれども、実際は、成田より東にいたので、それからさらに3時間以上かかったということであったようです。 着いた時、彼は「フナトリ線(県道船橋我孫子線、船橋と取手を結ぶということから、通称「フナトリ線」)の花輪インターチェンジから駿河台交差点まで、もう、無茶苦茶混んでたんですよ」というようなことを言いましたが、こちらは、「やりやがったな」と思いました。フナトリ線は混むとよく言われるのですが、船橋市の京葉道路と交差する花輪インターチェンジからJR総武線の北側の駿河台交差点までというのは、1990年代前半くらいは、無茶苦茶混むことがよくありましたが、その後、それまで、片側1車線ずつであったのが、片側2車線ずつに拡張され、さらに、高架のオーバーバスもできれば、右折レーンもでき、京葉道路からの接続経路も新たなものができ、今現在では、1990年代前半ほどは混まないのです。 私は、1990年代前半から船橋市に住んできたので、それを十分わかっているのです。又、たとえ、1990年代前半であっても、花輪インターチェンジから駿河台交差点までというのは、それほど距離があるわけではないので、3時間以上かかるなどということはないのです。 「それは、大変でしたねえ~え」と皮肉を言いながら、「おまえ、人を馬鹿にするのもたいがいにしろよ」と馬鹿にしたような目で見てやった・・・・つもりであったのですが、バカ業者は、そういう目で見られたということを気づくこともできなかったようです。その時、その業者がどうすればよかったかというと、変な小細工をしないで、正直にそのまま話せばよかったのです。「お約束の時間を過ぎてしまったのですが、今、まだ、○○にいるのです。申し訳ありませんが、これから行くと◇時頃になってしまいますが、行かせてもらっていいでしょうか。それとも、日を変えさせていただいた方がよいでしょうか。」と言えば、私は、「わかりました。それじゃ、◇時頃にいるようにして、待っていますから、来てください。それまでの間、少し出かけるかもしれませんから、早めに着いた時には、私の携帯に電話ください。」とでも言ったのではないかと思います。それで、来て、「どうも、申し訳ありませんでした。」と言えば、「まあ、しかたないですね。」ということになったと思うのですが、「花輪から駿河台交差点まで、もう無茶苦茶こんでまして」とかアホなことを言うので(「それなら、それで、途中で電話入れろよ。」ということになりますが)、「この野郎、やりやがったな」ということになってしまうのです。 そんなことをやって、わからないと思っているかもしれませんが、わかっているのです。 八千代市に本社があった某社の「店長」のおばさんにしても、1回ならまだしも、おばさんはそれが通じていると思っているために2回も3回もやるので、早いか遅いかはともかく、たいていの人間はわかるようになるのです。〔わかっていなかったのは、同社の常務(現・社長)くらいではないでしょうか。〕

  私が勤めている千葉市中央区の建築会社は、4月から四国のF社と提携して、F社の商品をF社のシステムで売るようになりました。 ところが、Fのチラシを作成したのはよいけれども、昼間、大工の仕事をしている人間に、夜、チラシのポスティングの作業をやってもらうように頼んでおいて、Fの担当の2人は、さっさと帰ってしまうのです。 昼間、大工仕事をしている人が協力しようとして来た時に、入れてもらうチラシの準備もしてないということがあり、Fの担当でもない私が、大工作業を昼間やってきた上で協力しようと戻ってきた人の機嫌をそこねないようにと思って、おせっかいにも、横から用意してみたりしても、1回やっても、次も次も同様のことをやるので、きりがありません。 昼間、大工の仕事をやっている人間が、夜、ポスティングを協力しようとしても、担当の人間が先に帰ってしまっているというので、「もう、やる気しねえよお~お」と言った言葉も出てきます。あたりまえだと思います。
  特に、土地とからめての広告をおこなった場合、「広告有効期限」というものがあって、チラシをポスティングするならば、それまでに、入れてしまわなければいけません。そういう際に、担当でもない私が、協力して、夜、11時くらいまで、ポスティングをやっていて、担当の2人は、いったい、何やってるんだ、と思ってみると、女性のひとりは、夕方5時にパートさんみたいにさっさと家路についたということで、もうひとりの男性はというと、なんと、社長に誘われて右翼団体の集会に行ったということでした。 アホ! 話にならない。 F社は、提携会社に「やり方を自分で考えないで、F社から言われた通りにやるようにしてください」と言っていたようで、それがF社のやり方なのかもしれませんが、F社としては、それが売れるやり方だと思っているのかもしれませんが、F社のやり方であっても、何であっても、それは、建築屋のやり方ではないし、そんなやり方をやっていて、売れるとはとうてい思えない。 アホのやり方というしかありません。
  さらに、それを、F担当の男性社員を広告有効期限前日に右翼団体の集会に連れて行った社長に、言ったところ、彼が何と言ったかというと、
「そんなの、言われなきゃ、わからないじゃ~ん。」 

  アホ! 国宝級のアホ!  「そんなの、言われなきゃ、わからないじゃ~ん。」などという発言は、要するに、「私はアホです。」と言っているのと同じことです。

  『ビッグコミック』という小学館から月2回発行されている漫画雑誌に、鈴木宗男氏に関連して検察から追及された佐藤 優(さとう まさる)氏をモデルとした『憂国のラスプーチン』という漫画が掲載されています。その中で、ロシア連邦の政治家でブルブリスという男性が出てきますが、彼の口癖が「私はバカは嫌いだ」。
  印刷屋に頼んで印刷したチラシを配りきれないでいるというのに、わざわざ、広告有効期限の前日に、その担当の人間を右翼団体の集会に連れていく男。 アホ! 天才的なアホ! お話にならないスーパーアホ! さらに、かんで含めてのどの奥まで突っ込んで、さらにケツの穴から手をつっこんで下からも引っ張るくらいに説明してもらわないと、「そんなの、わからないじゃ~ん」とは、よく、そういう口がきけたものだ! 
  
  私は彼のその発言を聞いて思った。 「私はバカは嫌いだ!」と。

  担当でもない人間に協力してもらって、自分より始業時刻の早い人間に、自分より夜遅くまで、本来は自分の担当の仕事をしてもらって、それで、「○○さん、どうも、すいませんでした。」というひと言すらも言えない縁故入社のスーパー馬鹿女。
  社長に誘われたからといって、担当でもない人間が夜遅くまでポスティングをしているのに、それを無視して右翼団体の集会に行く男。
  それを誘うスーパー社長!  それがFのやり方!  だめだわ。こりゃ。 Fのやり方なんぞやっていたら、会社がつぶれるわ。 絶対だめ。 

  私はバカが嫌いだ。
  そして、担当でない人間に協力してもらって自分の仕事をやってもらって「すいません」のひと言も言えない人間が嫌いだ。 今は昔、大阪の家に帰った際、戻ると母が「お見合い」の話を用意していて有無を言わさず会わされたことがありました。その女性は喫茶店に入っても、他の場所でも、私がその費用を出しても、あたりまえみたいな顔をして、「どうも、すいません」とも「ごちそうさまでした」とも、ひとことも言わないのです。1回なら、言うタイミングをのがしたということもありうるでしょうけれども、毎回、常にそうなのです。「ありがとうございます」なり「どうも、すいません」くらい中学生でも言うだろうが。30近い年齢になって、その程度のことも言えないようでは、これは白痴だなあと思い、こんなアホとつけあわされるのかあ・・・と思っていや~な気持ちにならされたのですが、幸いというのか、その相手の方から断ってくれたので、ああ、よかったと思ったということがありました。 担当でない人間に協力してもらって自分の仕事をやってもらって「すいません」のひと言も言えない女というのは、もしも、誰とであれ、「お見合い」でもしたら、おそらく、そういう態度を取る女なのでしょう。 私はバカが嫌いだ! お客様はそういうバカが好きかというと、そんなことないと思いますよ。中学生でも言えることを言えないバカ女というのは、営業の仕事をさせるのに向いているかというと、マア、一般的には、向いていないと見られますわなあ・・。
  担当でない人間に協力してもらって遅くまで時間外労働をサービス残業で作業させておきながら、担当の人間が、その時間に、右翼団体の集会に行くというような倫理に反する行為も嫌いだ。 担当の人間にそういうことをさせて、そういう行為がけしからんということを「説明されなきゃわからないじゃ~ん」などというスーパーフーリッシュも嫌いだ。
  何より、ケツの穴から手を突っ込んで下から引っ張るというのは、不潔だから嫌いだ! 

   人より先に工事現場に行く工事現場監督・自分が担当の工事現場には人より先に行く営業 と 自分の仕事を本来担当でない人間にさせて先に帰る営業、中学生でも言えることを言えない女。 営業として、そのどちらが売れるのか? 
   もちろん、営業の場合、営業の能力・態度だけでなく、商品力やその場所の市場性・その時の景気によっても変わるし、営業成績があがらないようなことをしている人に、短期間で見ればアクシデント的に契約が出ることもあるけれども、もしも、後者の方が売れたとしても、私は後者のようなことをする人間が嫌いだ! 
・・・・・誰か、好きな人間はいるのだろうか? 四国・徳島市のF社の経営者か?
                 (2011.10.14.)

(追記)10月26日、14:03 ニックネーム「F」さんから、コメントが入りました。 但し、「コメント」というような内容ではないようです。  私のブログにコメントを入れていただくのは基本的には歓迎してますし、トラックバック・気持ち玉ともに歓迎いたします。 しかし、私がブログに載せた内容に対しての批判をいただくのであれば、それは、賛成・賞賛のコメントであれ、反対意見・批判的なものであれ大いに歓迎しますし、又、たとえ、見当はずれな批判である場合でも、その批判に対しての批判をすることはあっても、コメントをいただくこと自体はうれしく思います。
  しかし、この部分について、自分は、そうではなく、このように思うといった意見を述べられるのならけっこうですが、私が述べた内容についての指摘もなく、≪あなたは、自己中で世間から相手にされない人≫だのと雑言を浴びせられる筋合いはありません。
  又、≪あなたは、自己中で世間から相手にされない人≫だのというようなことは、どこの誰ともわからない人間という立場で述べることでもありません。 私は、このブログに本名は載せていませんが、自分を紹介する内容をある程度載せており、その上で述べています。 ある程度以上、自己紹介になるものも載せた上で述べている者に対して、自分の素性も述べない者がこのような雑言を載せるというのは、卑怯者のコメントであり、隠れた位置から人を攻撃する勇気なしのコメントです。インターネット上のマナーとして良しとされるものでもありません。
  私も、人さまのブログにコメントを入れさせていただいたこともあり、人さまのブログの内容に対しての意見をブログに作成してトラックバックをさせていただいたこともあります。 発言内容に対しての反対意見や不適切と思うところについての指摘をおこなわせていただいた際、表現に気をつけたつもりで、もっと、婉曲な表現にした方がよかったかなと思うものもありますが、それは、今後のこととして考えていきたいと思っていますが、批判的なコメントを入れさせていただいた場合でも、あくまで、そこに述べられている内容についてであり、≪あなたは、自己中で世間から相手にされない人≫というような雑言をコメントに入れたことはありません。今後もないでしょう。
  又、人を≪あなたは、自己中で世間から相手にされない人≫などと人を診断するようなことは、私の仕事ではないと思っていますし、又、私は、よくわかりもしない相手にそのような“診断”をする思い上がった人間ではないつもりであるとともに、私はそういう思い上がった人間が嫌いです。 ≪人を批判する前に己をしるべし!!≫という文句は、ニックネーム「F」さんに、そのままお返しいたします。
  「削除」させていただくことも考えましたが、「インターネット上におけるマナー違反の例」として、ここに残して、できるだけ多くの方にみていただくようにしたいと思います。 又、私自身も、ここまでやることはないとしても、人さまのブログにコメントを入れさせていただく場合に、こういうことはやってはいけないという典型的な例として、「他山の石」とさせていただきたいと思います。 
   又、匿名で言って良い範囲と、自分自身の実名と連絡先を名乗った上であれば、述べても良い範囲、それでも述べてはならないもの、の区別ということも考える必要があります。これは、インターネット上のものにおいても、それ以外の場合においてもいえることです。それを考えることができないようなら、大人として、社会人として問題がありますし、できない人にインターネットの利用を認めてよいかどうかという問題も発生します。
   コメント・気持ち玉・トラックバックともに歓迎しますが、他の方も、批判される場合には、内容についてお願いいたします。 上にも述べたように、内容についてのものであれば、批判や反対意見でも、批判に対する批判をおこなうことはあっても、コメントをいただくこと自体は、大変うれしく思いますし、大いに歓迎いたします。(2011.10.27.)

(追記) おのれの素性も述べずに、いきなり、人のブログに、≪自己中で世間から相手にされない人なのですね≫とは、非常識で失礼な奴だなあ、と思いましたが、インターネットで検索して見ていると、そういう人はいるようですね。
たとえば、
≪「死ね!」と言われて自殺を図る子にコメント承認制は効果がない≫http://ekken.blog1.fc2.com/blog-entry-859.html  など、非常識コメントを批判したものがあるようです。 もっとも、私などは、死にたいくらいの気持になっている時に、「死ね」とか言われると、逆に、誰が死ぬかい!という気になりますし、おのれの素性も明示せずに、≪自己中で世間から相手にされない人なのですね≫などとコメントを入れるようなバカを見ると、そういう人間こそ≪自己中で≫、そして、≪相手に≫する値打ちがない人間なんだろうな・・と思いますけれどもね・・・・。 (2011.11.1)


2級建築施工管理技術検定試験問題解説集録版 〈2011年版〉
オーク出版サービス
財団法人 地域開発研究所

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 2級建築施工管理技術検定試験問題解説集録版 〈2011年版〉 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



ティファニーのテーブルマナー
鹿島出版会
W.ホービング

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ティファニーのテーブルマナー の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

F
2011年10月26日 14:03
あなたのブログを拝見して心が荒みました。あなたは、自己中で世間から相手にされない人なのですね。
人を批判する前に己をしるべし!!

この記事へのトラックバック