交番 と 公衆便所―そっくりさんシリーズ(1)―東京都江東区にて。
〔第123回〕
今回は、建築のお話です。まじめなお話(?)です。
今はむかし。 ある所で、新聞屋の配達の仕事をやったのですが、その時のこと。 配達に出ている最中にトイレを使用したいと思った時、どうするか。 それも、おしっこならまだしも、ウンコしたいわあ~あ、という時、もう、我慢なんかできまへん、という時にどうするか、という話が従業員の間で出た。 ふざけたことを言っているように見えるかもしれないし、きたない話をしているように思われるかもしれないが、これは、真剣な話。 実際、外でトイレを使用したい、もう我慢できないという時、まだ、昼間なら、スーパーマーケット・ホームセンターとか、あるいは、市役所・図書館・公民館とかで借りることができるだろうけれども、新聞屋の配達というのは、夕刊の時なら、スーパー・ホームセンター・市役所・図書館・公民館も開いている可能性が高いけれども、朝刊の配達の時というのは、いわゆるひとつの“ 夜中 ”であり、スーパーもホームセンターも市役所・図書館・公民館も閉まっているのです。 たとえ、知人の家が近くにあっても、真夜中に起こすわけにもいきません。 電車の駅があっても、始発の電車にはまだ間があるという場合は、駅ですらしまっています。 これも今は昔、住宅屋に勤務していた時、千葉県の公園にはトイレのある公園とない公園があるが、東京都の公園は基本的にはトイレがある・・という説があったのですが、実際にどうかはわかりません。 しかし、もし、あったとしても、「夜中の公園のトイレ」というのは、「ホモのたまり場」が多いという説があったり、そうでなくても、気味が悪いので、「夜中の公園のトイレ」を使用するくらいなら、公園そのものでおしっこなりウンコなりやった方がマシという説もありました。
それで、私は、新聞屋の配達は何カ月かやっただけなのですが、長くその仕事をやっている人たちは、自分の配達経路でトイレを借りられそうな所をあらかじめ把握している人が多いようでしたが、「あらかじめ把握」するといっても、朝刊配達時には、なかなかないのが実情のようでした。 今であれば、コンビニエンスストアは24時間営業が普通で、あちらこちらにあり、かつ、トイレを借りることができるコンビニが大部分になりましたし、スーパーマーケットでも24時間営業の店が出てきました。 しかし、私が新聞屋の配達をやった今から25年ほど前は、コンビニエンスストアは24時間営業の店と午前7時から午後11時の店の2通りで、今ほどあちらこちらにはなく、スーパーには誰でも使用できるトイレのある店が多いけれども、コンビニエンスストアではトイレは貸さない方が一般的でした。
夜中でも開いている所で、間違いなくトイレくらいはある所、かつ、その地域ごとに1か所くらいはあるものとして、いわゆる「交番(こうばん)」というものがあるのです。 おまわりさんがいるはずのところ。 「いるはずのところ」というのは、いると思って行くと、「無人の交番」などというものもあれば、いるときはいるけれども、出かけていない時もあるという所もあるようですが、一般国民は、「おまわりさんがいる所」を「交番(こうばん)」と言うと思っているはずです。 もしも、暴漢に襲われた・・とかいう時、ともかく、交番までかけこめば・・・と思って交番に行くと、そこには、電話機が1台置いてあって、「御用の方は、この電話で○○警察署までおかけください」などと書かれているというような「交番」もあるようですが。 巡査がそこにいないのなら、「交番」という看板を出さない方がいいのではないかという気もしますが、現実に、「おまわりさんのいない交番」というのもあるようです。 そういう「交番」って、結局、「運転免許証の更新てどうすればいいんですかあ~あ?」とかきくのに、そこの電話を使えば電話代がかからないというだけの意味しかないような感じです。 私が、昔、住んでいた東京都大田区の上池台という所にあった“交番”も、警察官が不在の「交番」で、上のように「御用の方は、この電話で○○警察署までおかけください」みたいなことが書かれていて、電話機が1台置いてあるという、そういう「交番」でした。 そういうのって、「交番」と言うのかなあ・・という気もしますが、それでいて、不思議なことに、近所のマンションの入口に、ガードマンボックスみたいな仮設建物があって、マンションの管理人みたいに巡査が常にいるのでした。 変なの。 あの マンション管理人みたいな巡査 って、マンションの管理組合が給料だしてるのか、国民の血税から給料払われているのか、どっちだろうね?
それで、新聞屋の配達をやっていた人達は、交番でトイレを借してもらえないだろうかと考えるらしいのです。 トイレくらい、間違いなくあるはずですし、公共施設で国民全体のためのもの・・のはず・・だし、24時間営業で、夜中でも開いている・・はず・・だし、水道代かかったって税金からカネ出すのであって、おまわりが出すのじゃないし、ね。 なにより、「交番」というのは、市民の緊急事態のために設置されている・・はず・・・だし。 そうでしょ。 ね。 だから、市民が、もれるよお~お、ビチグソぉ~お・・・とかいう緊急事態になった際には、助けてくれてもよさそうに思うよねえ。 なんといっても、緊急事態の市民を見捨てるおまわりなんて、許せないよねえ。 そう思うでしょ。
ところが、ところが。 新聞屋のベテランの配達員 何人もが言うには、 交番は、どんなに頼んでも、ずえったいに、トイレは貸してくれない! らしい。
なんでよ。 税金で設置された施設でしょ。 市民の緊急事態のために設置されている施設でしょ。 なんでよ。 そりゃ、巡査やってるような人というのは、サドマゾみたいな傾向の人が多いだろうから、もれるよおお~お・・・という状態の人間を見れば、「そうかい、そうかい。もれそうか~い。 ところがどっこい、トイレは貸せないねえ~え。フォッフォッフォッ・・。」とか言って楽しみたい気持ちになるというのはわかるよ。なんと言っても、おまわりだもんね。 ケーサツ漢なんて、どうせ、そんな根性の人間ばっかりだろうからね。 そのくらいはわかるよ。 でもね。やっぱり困ってるんだよ、本当に困ってるんだよ。 だから、貸してよお~お。お願い、いいでしょ。 なんにも、交番を爆破しにきたんじゃないんだよ。 交番で爆弾を爆発させようなんてさらさら思ってないよ。 爆発しそうなのは膀胱なんだよ。 頼むよお~お・・・・・と思っても、そして、心よりお願いしても、交番のおまわりは、ずえったいにトイレは貸してくれない・・・・・らしい。 私は頼んでみたことはないが、新聞屋のベテラン従業員何人もから聞いた話では。
もっとも、新聞屋の配達をやっている人というのは、新聞の配達という特定の技能については職人芸のように修得していても、ちょっと気を働かせて・・というのは、あまり得意でないタイプの人が多いので、 相手がおまわりとなると、「おまわりさん、いつもいつも、ご苦労様です。 これ、良かったら読んでください。」と言って、あらかじめ、毎朝、タダ!で新聞の1部も届けてやって、ときどきは、自動販売機でコーヒーでも買って、「おつとめ、ご苦労様です。」とか言って渡しておけば、“緊急事態”の時に、トイレを貸してもらえる・・・ということはありそうな気もしないでもないし、そして、貸してもらった時には、「ありがとうございます。 助かりましたあ。」とか言って、「煙草代にでもしてください。」とか言って千円札の2枚でも渡せば、「おう、まあ、配達頑張ってなあ。」とか、ふんぞりかえって言うのではないか・・・・という気もしないでもないのですが、もし、そうやってみたとして、そうなるかどうかは、私はやってみたことはないので、知らん。
〔 もっとも、月に1回、トイレを借りるとして、概算の概算で計算してみて、新聞代1カ月分を3000円として、缶コーヒー代 100円×5/月=500円、使用した時に2000円渡すとして、3000円+500円+2000円=5500円 とは、ずいぶんと高い有料トイレ代である。 もっとも、有料トイレ代のみの代金と考えず、配達途中にトラブルに出くわしたような時、普通は110番通報なんかしても来ないだろうけれども、あらかじめ、「みかじめ料」を渡しておけば来るかもしれないし、来た時には、「みかじめ料」を渡している方に加担するだろうから、「みかじめ料」と考えれば、まあ、相場かもしれないか・・・・。 〕
それで、その新聞店で、どこでトイレを借りるべきかという話題が出た時、ある「(おにいさん+おじさん)÷2」の男性が言ったのが、
「 交番は、絶対に、トイレは貸してくれないよ。 どうしてかわかる? だって、公衆便所じゃないもん。 そっくりだけど。」
・・・・の ひとことでした。
交番って、公衆便所とそっくりだっけ? そうかな???
それまで、あまり真剣に考えたことがなかったのですが、そのひと言を聞いて以来、交番と公衆便所があると、どういう外観をしているか見るようになったのです。 そう思って、何か所も何か所も見ていくと・・・、ふむふむ、たしかに、交番と公衆便所というのは、ほんとお~っに、よく似てる!
と思っていたら、東京都江東区にて、なんと、交番と公衆便所が隣合わせにある所があったのだ。 しかも、やっぱり、よく似てるのだ↓
↑ 右のちょっと黄色っぽいのが交番で、 左の白っぽいのが公衆便所・・・・じゃなかった。 逆だった。
左が、東京都江東区南砂7丁目14番(最寄駅:東京メトロ 東西線「南砂(みなみすな)」) の警視庁城東警察署元八幡交番 で、 右が 公衆便所。
(クリックして大きくしてみると、右側の建物の入口に、「男性・女性」のマークがついているのが見えます。)
でも、まあ、そ~っくり・・・なのを、よくよく理解できるように、親切に隣同士に設置してくださった東京都というのか江東区というのかに感謝しようではありませんか。 本当にそっくりだね♪
【そっくりさんシリーズ】
交番 と 公衆便所
↑ 角度を変えて見て、こっちの写真で見ると、左の白い建物の方が、右の黄色っぽいのに比べると、交番っぽい感じはするかな・・。 というか、この右の公衆便所は小さいから、左の交番の方がひとまわり大きいところから、左の方が交番っぽい感じがするけれども、公衆便所の方がもう少し大きいものだと、それこそ、まさしく、そっくりさん になったところだろう・・・と思う。
でも、「交番は公衆便所とそっくり」だと言われて、そうかな? と思って見てまわって、そうかもしれない♪と思っていたところ、まさしく、隣同士に交番と公衆便所が設置されているのだから、ぶうふうふうふうふうう~う♪ と笑ってしまった。
それで、こういう写真を撮る時というのは、至近距離から撮ろうなどとすると、「何やってるんですか?」とか、こわ~いオッサンに脅されるだろうし(マア、8月だと暑いから、外に出てこないかもしれないけれども)、それに対して、「いやあ、交番と公衆便所とは、本当にそっくりだなあと思って見てたんですよお。」なんて、言うわけにもいかないので、少々、離れたところから、望遠レンズを使用して、ギンギラギンにさりげなく撮って、さりげなくその場を離れたのでした。
※「ギンギラギンにさりげなく」を知らない方は、
→ 「YouTube-近藤真彦 ~ギンギラギンにさりげなく~ 」http://www.youtube.com/watch?v=5Eu1JkLJ_7c&feature=related もしくは、
「YouTube-ギンギラギンにさりげなく (近藤真彦) 」http://www.youtube.com/watch?v=s_C7yQsCoY4 参照。
今はむかし。 田原俊彦(トシちゃん)・近藤真彦(マッチ)・きんどーさん の3人で、
田原の「タ」、マッチの「マ」、それに、きんどーさんの「キン」で、“ 花のタマキンとりお ” を結成していた近藤真彦(こんどうまさひこ)・・・じゃなかったっけ??? なんか、そんな感じの近藤真彦の歌をバックミュージックとして、さりげなく撮ってさりげなくその場を去ったのである。
ケーサツ とか コーバン とかの近くを通る時は、「さりげなく」通るのがいいと思うぞ。 決して、目を合わさないようにした方がいいと思う。 そうでないと、「すいませ~ん」とか言って、インネンつけてこられるかもしれないから、まず、目を合わさないようにするべきだと思う。
【本日の格言】
交番の近くを通行する場合は、“ ギンギラギンに さりげなく ” 。
そういえば、今はむかし、関西限定で、桂 朝丸(かつら ちょうまる)の夏の怪談話 というのがあったと思う。
〔その1〕猫のおんねん の話。
「 なまあたたかい風がさぁ~っと吹く夏の夜。古ぼけた屋敷の縁側に・・・・、・・・・猫が おんねん(!)。」
・・・・て、意味わかるのは、関西人だけかもしれないが、解説すると、こういうのはおもしろくもなくなってしまうのだが、非関西人にはわからないと思うので、やむをえず説明すると、「おんねん」というのは、「怨念」と、関西弁の「いるんですよ」とをかけて言っているわけです。 ・・・と、説明してしまうと、なあ~んだ、となってしまうかもしれないけれども、
その続編。〔その2〕猫のいんねん の話。
「 なまあたたかい風がさぁ~っと吹く夏の夜。古ぼけた屋敷の縁側に・・・・、・・・・猫が いんねん(!)。」
・・・これも、「いんねん」は、「因縁」と「いるんですよ」という意味の関西弁をかけて言ったものでした。
それで、交番などという所には、うかつに近くでじっくり写真なんか撮ってると、変なところに インネンつけてくるような奴がいんねん。
だから、さりげなく、さりげなく・・・・。
今はむかし。 私がまだ小学校の低学年の時、和歌山県の白浜の南に椿温泉という所があって、今もあるけれども、そこに、船でしばらく乗って行くと、天然の猿がいる所があったのだ。 母とそこに行ったのだが、せっかく、猿のいる所に行ったのだからと思って、動物園に行った場合と同じように思って、よおお~っく猿を観察していたら、ある猿が、怒ってとびかかってきて怖い思いをしたということがあった。 そこにいたおじさんが「目を見てはいけません」と教えてくれたが、できれば、先に教えてほしかった。 猿というのは、じいっ~と、目を見られると怒るらしいのだ。 その後、大阪府箕面市の箕面の滝付近の天然の猿がいるところに義兄と一緒に行った時、義兄もこれを知らなかったと見えて、猿の顔をじいい~っと見て、飛びかかられそうになったことがあった。 知らない人もいると思うが、猿というのは、顔とか、特に、目をじい~っと見てはいけないのだ。 目を合わさないようにするべきで、特に、近距離から目を凝視したりすると、飛びかかってきたりするから要注意です。
・・・ということで、「そっくりさんシリーズ」にもうひとつ。
【そっくりさんシリーズ】
猿 と ケーサツ漢 。
・・・・・・両者、いずれに対しても、市民の安全対策として、出来る限り、目を合わさないようにするべし。 特に、近距離から目を凝視するとと、飛びかかってくるおそれがあるするので、要注意である。
まあ、しかし、交番 と 公衆便所 というのは、なじかは知らねど、よく似てる・・・・・・。
(2012.8.22.)
☆ 当初、岡山西警察署 について述べたものと一緒に公開いたしましたが、別のお話なので、回を分けた方が良いと判断し、〔第124回〕《(素朴な疑問) 岡山西警察署 の 磯崎 新 設計による過剰費用は誰がだしたの? 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_9.htmlに移しました。 ぜひ、そちらもご覧下さいませ。 (2012.8.23.)
今回は、建築のお話です。まじめなお話(?)です。
今はむかし。 ある所で、新聞屋の配達の仕事をやったのですが、その時のこと。 配達に出ている最中にトイレを使用したいと思った時、どうするか。 それも、おしっこならまだしも、ウンコしたいわあ~あ、という時、もう、我慢なんかできまへん、という時にどうするか、という話が従業員の間で出た。 ふざけたことを言っているように見えるかもしれないし、きたない話をしているように思われるかもしれないが、これは、真剣な話。 実際、外でトイレを使用したい、もう我慢できないという時、まだ、昼間なら、スーパーマーケット・ホームセンターとか、あるいは、市役所・図書館・公民館とかで借りることができるだろうけれども、新聞屋の配達というのは、夕刊の時なら、スーパー・ホームセンター・市役所・図書館・公民館も開いている可能性が高いけれども、朝刊の配達の時というのは、いわゆるひとつの“ 夜中 ”であり、スーパーもホームセンターも市役所・図書館・公民館も閉まっているのです。 たとえ、知人の家が近くにあっても、真夜中に起こすわけにもいきません。 電車の駅があっても、始発の電車にはまだ間があるという場合は、駅ですらしまっています。 これも今は昔、住宅屋に勤務していた時、千葉県の公園にはトイレのある公園とない公園があるが、東京都の公園は基本的にはトイレがある・・という説があったのですが、実際にどうかはわかりません。 しかし、もし、あったとしても、「夜中の公園のトイレ」というのは、「ホモのたまり場」が多いという説があったり、そうでなくても、気味が悪いので、「夜中の公園のトイレ」を使用するくらいなら、公園そのものでおしっこなりウンコなりやった方がマシという説もありました。
それで、私は、新聞屋の配達は何カ月かやっただけなのですが、長くその仕事をやっている人たちは、自分の配達経路でトイレを借りられそうな所をあらかじめ把握している人が多いようでしたが、「あらかじめ把握」するといっても、朝刊配達時には、なかなかないのが実情のようでした。 今であれば、コンビニエンスストアは24時間営業が普通で、あちらこちらにあり、かつ、トイレを借りることができるコンビニが大部分になりましたし、スーパーマーケットでも24時間営業の店が出てきました。 しかし、私が新聞屋の配達をやった今から25年ほど前は、コンビニエンスストアは24時間営業の店と午前7時から午後11時の店の2通りで、今ほどあちらこちらにはなく、スーパーには誰でも使用できるトイレのある店が多いけれども、コンビニエンスストアではトイレは貸さない方が一般的でした。
夜中でも開いている所で、間違いなくトイレくらいはある所、かつ、その地域ごとに1か所くらいはあるものとして、いわゆる「交番(こうばん)」というものがあるのです。 おまわりさんがいるはずのところ。 「いるはずのところ」というのは、いると思って行くと、「無人の交番」などというものもあれば、いるときはいるけれども、出かけていない時もあるという所もあるようですが、一般国民は、「おまわりさんがいる所」を「交番(こうばん)」と言うと思っているはずです。 もしも、暴漢に襲われた・・とかいう時、ともかく、交番までかけこめば・・・と思って交番に行くと、そこには、電話機が1台置いてあって、「御用の方は、この電話で○○警察署までおかけください」などと書かれているというような「交番」もあるようですが。 巡査がそこにいないのなら、「交番」という看板を出さない方がいいのではないかという気もしますが、現実に、「おまわりさんのいない交番」というのもあるようです。 そういう「交番」って、結局、「運転免許証の更新てどうすればいいんですかあ~あ?」とかきくのに、そこの電話を使えば電話代がかからないというだけの意味しかないような感じです。 私が、昔、住んでいた東京都大田区の上池台という所にあった“交番”も、警察官が不在の「交番」で、上のように「御用の方は、この電話で○○警察署までおかけください」みたいなことが書かれていて、電話機が1台置いてあるという、そういう「交番」でした。 そういうのって、「交番」と言うのかなあ・・という気もしますが、それでいて、不思議なことに、近所のマンションの入口に、ガードマンボックスみたいな仮設建物があって、マンションの管理人みたいに巡査が常にいるのでした。 変なの。 あの マンション管理人みたいな巡査 って、マンションの管理組合が給料だしてるのか、国民の血税から給料払われているのか、どっちだろうね?
それで、新聞屋の配達をやっていた人達は、交番でトイレを借してもらえないだろうかと考えるらしいのです。 トイレくらい、間違いなくあるはずですし、公共施設で国民全体のためのもの・・のはず・・だし、24時間営業で、夜中でも開いている・・はず・・だし、水道代かかったって税金からカネ出すのであって、おまわりが出すのじゃないし、ね。 なにより、「交番」というのは、市民の緊急事態のために設置されている・・はず・・・だし。 そうでしょ。 ね。 だから、市民が、もれるよお~お、ビチグソぉ~お・・・とかいう緊急事態になった際には、助けてくれてもよさそうに思うよねえ。 なんといっても、緊急事態の市民を見捨てるおまわりなんて、許せないよねえ。 そう思うでしょ。
ところが、ところが。 新聞屋のベテランの配達員 何人もが言うには、 交番は、どんなに頼んでも、ずえったいに、トイレは貸してくれない! らしい。
なんでよ。 税金で設置された施設でしょ。 市民の緊急事態のために設置されている施設でしょ。 なんでよ。 そりゃ、巡査やってるような人というのは、サドマゾみたいな傾向の人が多いだろうから、もれるよおお~お・・・という状態の人間を見れば、「そうかい、そうかい。もれそうか~い。 ところがどっこい、トイレは貸せないねえ~え。フォッフォッフォッ・・。」とか言って楽しみたい気持ちになるというのはわかるよ。なんと言っても、おまわりだもんね。 ケーサツ漢なんて、どうせ、そんな根性の人間ばっかりだろうからね。 そのくらいはわかるよ。 でもね。やっぱり困ってるんだよ、本当に困ってるんだよ。 だから、貸してよお~お。お願い、いいでしょ。 なんにも、交番を爆破しにきたんじゃないんだよ。 交番で爆弾を爆発させようなんてさらさら思ってないよ。 爆発しそうなのは膀胱なんだよ。 頼むよお~お・・・・・と思っても、そして、心よりお願いしても、交番のおまわりは、ずえったいにトイレは貸してくれない・・・・・らしい。 私は頼んでみたことはないが、新聞屋のベテラン従業員何人もから聞いた話では。
もっとも、新聞屋の配達をやっている人というのは、新聞の配達という特定の技能については職人芸のように修得していても、ちょっと気を働かせて・・というのは、あまり得意でないタイプの人が多いので、 相手がおまわりとなると、「おまわりさん、いつもいつも、ご苦労様です。 これ、良かったら読んでください。」と言って、あらかじめ、毎朝、タダ!で新聞の1部も届けてやって、ときどきは、自動販売機でコーヒーでも買って、「おつとめ、ご苦労様です。」とか言って渡しておけば、“緊急事態”の時に、トイレを貸してもらえる・・・ということはありそうな気もしないでもないし、そして、貸してもらった時には、「ありがとうございます。 助かりましたあ。」とか言って、「煙草代にでもしてください。」とか言って千円札の2枚でも渡せば、「おう、まあ、配達頑張ってなあ。」とか、ふんぞりかえって言うのではないか・・・・という気もしないでもないのですが、もし、そうやってみたとして、そうなるかどうかは、私はやってみたことはないので、知らん。
〔 もっとも、月に1回、トイレを借りるとして、概算の概算で計算してみて、新聞代1カ月分を3000円として、缶コーヒー代 100円×5/月=500円、使用した時に2000円渡すとして、3000円+500円+2000円=5500円 とは、ずいぶんと高い有料トイレ代である。 もっとも、有料トイレ代のみの代金と考えず、配達途中にトラブルに出くわしたような時、普通は110番通報なんかしても来ないだろうけれども、あらかじめ、「みかじめ料」を渡しておけば来るかもしれないし、来た時には、「みかじめ料」を渡している方に加担するだろうから、「みかじめ料」と考えれば、まあ、相場かもしれないか・・・・。 〕
それで、その新聞店で、どこでトイレを借りるべきかという話題が出た時、ある「(おにいさん+おじさん)÷2」の男性が言ったのが、
「 交番は、絶対に、トイレは貸してくれないよ。 どうしてかわかる? だって、公衆便所じゃないもん。 そっくりだけど。」
・・・・の ひとことでした。
交番って、公衆便所とそっくりだっけ? そうかな???
それまで、あまり真剣に考えたことがなかったのですが、そのひと言を聞いて以来、交番と公衆便所があると、どういう外観をしているか見るようになったのです。 そう思って、何か所も何か所も見ていくと・・・、ふむふむ、たしかに、交番と公衆便所というのは、ほんとお~っに、よく似てる!
と思っていたら、東京都江東区にて、なんと、交番と公衆便所が隣合わせにある所があったのだ。 しかも、やっぱり、よく似てるのだ↓
↑ 右のちょっと黄色っぽいのが交番で、 左の白っぽいのが公衆便所・・・・じゃなかった。 逆だった。
左が、東京都江東区南砂7丁目14番(最寄駅:東京メトロ 東西線「南砂(みなみすな)」) の警視庁城東警察署元八幡交番 で、 右が 公衆便所。
(クリックして大きくしてみると、右側の建物の入口に、「男性・女性」のマークがついているのが見えます。)
でも、まあ、そ~っくり・・・なのを、よくよく理解できるように、親切に隣同士に設置してくださった東京都というのか江東区というのかに感謝しようではありませんか。 本当にそっくりだね♪
【そっくりさんシリーズ】
交番 と 公衆便所
↑ 角度を変えて見て、こっちの写真で見ると、左の白い建物の方が、右の黄色っぽいのに比べると、交番っぽい感じはするかな・・。 というか、この右の公衆便所は小さいから、左の交番の方がひとまわり大きいところから、左の方が交番っぽい感じがするけれども、公衆便所の方がもう少し大きいものだと、それこそ、まさしく、そっくりさん になったところだろう・・・と思う。
でも、「交番は公衆便所とそっくり」だと言われて、そうかな? と思って見てまわって、そうかもしれない♪と思っていたところ、まさしく、隣同士に交番と公衆便所が設置されているのだから、ぶうふうふうふうふうう~う♪ と笑ってしまった。
それで、こういう写真を撮る時というのは、至近距離から撮ろうなどとすると、「何やってるんですか?」とか、こわ~いオッサンに脅されるだろうし(マア、8月だと暑いから、外に出てこないかもしれないけれども)、それに対して、「いやあ、交番と公衆便所とは、本当にそっくりだなあと思って見てたんですよお。」なんて、言うわけにもいかないので、少々、離れたところから、望遠レンズを使用して、ギンギラギンにさりげなく撮って、さりげなくその場を離れたのでした。
※「ギンギラギンにさりげなく」を知らない方は、
→ 「YouTube-近藤真彦 ~ギンギラギンにさりげなく~ 」http://www.youtube.com/watch?v=5Eu1JkLJ_7c&feature=related もしくは、
「YouTube-ギンギラギンにさりげなく (近藤真彦) 」http://www.youtube.com/watch?v=s_C7yQsCoY4 参照。
今はむかし。 田原俊彦(トシちゃん)・近藤真彦(マッチ)・きんどーさん の3人で、
田原の「タ」、マッチの「マ」、それに、きんどーさんの「キン」で、“ 花のタマキンとりお ” を結成していた近藤真彦(こんどうまさひこ)・・・じゃなかったっけ??? なんか、そんな感じの近藤真彦の歌をバックミュージックとして、さりげなく撮ってさりげなくその場を去ったのである。
ケーサツ とか コーバン とかの近くを通る時は、「さりげなく」通るのがいいと思うぞ。 決して、目を合わさないようにした方がいいと思う。 そうでないと、「すいませ~ん」とか言って、インネンつけてこられるかもしれないから、まず、目を合わさないようにするべきだと思う。
【本日の格言】
交番の近くを通行する場合は、“ ギンギラギンに さりげなく ” 。
そういえば、今はむかし、関西限定で、桂 朝丸(かつら ちょうまる)の夏の怪談話 というのがあったと思う。
〔その1〕猫のおんねん の話。
「 なまあたたかい風がさぁ~っと吹く夏の夜。古ぼけた屋敷の縁側に・・・・、・・・・猫が おんねん(!)。」
・・・・て、意味わかるのは、関西人だけかもしれないが、解説すると、こういうのはおもしろくもなくなってしまうのだが、非関西人にはわからないと思うので、やむをえず説明すると、「おんねん」というのは、「怨念」と、関西弁の「いるんですよ」とをかけて言っているわけです。 ・・・と、説明してしまうと、なあ~んだ、となってしまうかもしれないけれども、
その続編。〔その2〕猫のいんねん の話。
「 なまあたたかい風がさぁ~っと吹く夏の夜。古ぼけた屋敷の縁側に・・・・、・・・・猫が いんねん(!)。」
・・・これも、「いんねん」は、「因縁」と「いるんですよ」という意味の関西弁をかけて言ったものでした。
それで、交番などという所には、うかつに近くでじっくり写真なんか撮ってると、変なところに インネンつけてくるような奴がいんねん。
だから、さりげなく、さりげなく・・・・。
今はむかし。 私がまだ小学校の低学年の時、和歌山県の白浜の南に椿温泉という所があって、今もあるけれども、そこに、船でしばらく乗って行くと、天然の猿がいる所があったのだ。 母とそこに行ったのだが、せっかく、猿のいる所に行ったのだからと思って、動物園に行った場合と同じように思って、よおお~っく猿を観察していたら、ある猿が、怒ってとびかかってきて怖い思いをしたということがあった。 そこにいたおじさんが「目を見てはいけません」と教えてくれたが、できれば、先に教えてほしかった。 猿というのは、じいっ~と、目を見られると怒るらしいのだ。 その後、大阪府箕面市の箕面の滝付近の天然の猿がいるところに義兄と一緒に行った時、義兄もこれを知らなかったと見えて、猿の顔をじいい~っと見て、飛びかかられそうになったことがあった。 知らない人もいると思うが、猿というのは、顔とか、特に、目をじい~っと見てはいけないのだ。 目を合わさないようにするべきで、特に、近距離から目を凝視したりすると、飛びかかってきたりするから要注意です。
・・・ということで、「そっくりさんシリーズ」にもうひとつ。
【そっくりさんシリーズ】
猿 と ケーサツ漢 。
・・・・・・両者、いずれに対しても、市民の安全対策として、出来る限り、目を合わさないようにするべし。 特に、近距離から目を凝視するとと、飛びかかってくるおそれがあるするので、要注意である。
まあ、しかし、交番 と 公衆便所 というのは、なじかは知らねど、よく似てる・・・・・・。
(2012.8.22.)
☆ 当初、岡山西警察署 について述べたものと一緒に公開いたしましたが、別のお話なので、回を分けた方が良いと判断し、〔第124回〕《(素朴な疑問) 岡山西警察署 の 磯崎 新 設計による過剰費用は誰がだしたの? 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_9.htmlに移しました。 ぜひ、そちらもご覧下さいませ。 (2012.8.23.)
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