「警察の調書」て、どういうものか知っていますか? 信頼できると思いますか?(1)、及、会社の困った人

〔第151回〕警察(及び、検察)の恐怖(8)
   世の中には「警察」「検察」「裁判所」とかいうものに信仰のようなものを持っている人がいる。
   それに準ずるものとして、「会社」というものに信仰のようなものを持っている人もいる。
   いずれも、実際には相当にいいかげんなものであるにもかかわらず。 

   「会社」については、数年前、「早期就職支援センター」というこれも相当いいかげんな所に行った時、その担当者が「会社と従業員との間でもめたという場合、ケースバイケースではあるけれども、一般的には、会社が悪い場合の方が多い。従業員の方に非がある時もあるけれども、比率的には会社が悪い場合の方が間違いなく多い」と語ったことがあった。 私もそう思う。

   今回、警察について、特に、「警察の調書」というものについて、私の経験から述べる。
【1】   今は昔。 阪神タイガースの監督を野村克也がやっていた頃。2001年のこと。 私は在来木造の I 社で栃木県佐野市の営業所(展示場)にいた。 、I 社は縁故入社というのか紹介入社というのかの人を優遇するようなところがあった。 営業所長になっていた人か本社にいる人で「紹介で入社した営業はそうでない人よりもよい営業成績を残していることが多い」などと言う人があったらしいが、そりゃそうだわ。 特に、社長の知り合いとかでなくても、単なる営業担当者の紹介であっても、ある程度以上在籍しそれなりに実績を残してきている営業担当者の紹介で入った者は、そうでない者よりも条件のよい営業所(展示場)に配属されることが多いし、又、他の営業と見込客の「バッティング」をした場合などは、一般入社した者は新人ゆえの遠慮から譲歩するかさせられることが多いのに対し、縁故紹介入社した者は、紹介した営業担当者がその新人の側について見込客をぶんどったりもすることもあるし、その他、一般入社した者より優遇された条件で業務につけるのであるから、紹介入社の者がそうでない者よりも全般的によい営業成績を残したとしても、当たり前。
   2001年、私が在籍した佐野営業所に、小山市の営業所在籍のある程度以上の年数と実績の営業担当者が紹介して、40を過ぎたくらいの営業担当者が入社してきたが、なんともあきれた人だった。紹介した方の営業担当者は、他の用事で佐野営業所に電話をしてきた時、私にも「どうぞ、○○さんをよろしくお願いします 」と口にしたりする人であった。だから、その人は全国1位とまではいかないが継続的にある程度以上の営業成績を残してきたのだ。そういうひと言の言える人だったから成績を残せたのだ。しかし、紹介の労を取った人はそういうひと言を言える人であったが紹介されて入社したおっさんの方はまったくそうでなかった。「○○さんをどうぞよろしくお願いします」と口にするその人が同じ営業所に来るというのなら「こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」と言うところであったけれども、紹介されて入社したおっさんの方は私たち先輩社員にそういうひと言も口にしないし、協力しようという気持ちになれない態度を取り続けた。紹介した人とされた人との間には、そのひと言を言えるかいえないかの違いがあったし、それ以上の違いがあった。 だから、「○○さんをよろしくお願いします」と在籍年数は私の方が長いとはいえ年下の私に丁重に頼む人に対しては、「ちょっと、いいにくいいのですが、○○さんは、こういうことをやっているのですが、知っていますか」と、私に頭を下げて頼んでくれた人に対して、あの人を紹介で入れたのでは、入れた人まで、評判を落としてしまう危険がありますよ、と教えてあげることになった。

   まず、早くに仕事を覚えられるようにということで、古手の営業の隣の席に配置したにもかかわらず、勝手にある女性社員〔営業補助職〕(当時30歳)の隣に移る。 こういうことを会社という所でやってよいとは考えられない。
   その上で、勤務中に、横から手を伸ばして隣の女性社員の尻をなでる。尻をなでられた女性が逃げて、それまでおこなっていた会社の業務を中断する。
   日曜日、その女性が展示場の受付にいると、わざわざ、受付の所までいってまで、同様のことをやるのか、女性が大声をあげる。 営業妨害もよいところ。
   日曜日の午後、展示場にもっとも来場の多い時間帯に、自分のクルマを展示場の玄関の目の前の来客用駐車スペースに斜めどめにより2台分占拠して駐車する。私たちがいかにして来場客を増やそうかと思案しているのに。 隣の競合会社が、こちらに入場させないようにこちらの展示場の前に営業がクルマを停めることがあったのでやめるよう運営会議で抗議したこともあったにもかかわらず。 昼食の弁当を近くのスーパーで買って帰ってきた私はそれを見て、この人は異常だと思い、「○○さん、申し訳ないけれども、あの場所は来客用のスペースだから、向こう側に移してもらえるかな。」と、異常な人を刺激しないように、きわめて丁寧な口調で言ったところ、「なんでええ」・・・・。 「なんでえ」と言われても、おのれの展示場の玄関の目の前に自分のクルマを停めるという非常識なことをする人に、「なんでえ」わざわざ言ってあげないといけないのかという気がするし、「なんでえ」と言われてもね~え・・・・・・。
   さらに。 夕方、まだ、展示場が開店中の時間、勤務時間中、展示場のキッチン部分に壁1枚ガラス戸ガラス窓1枚で隣接する事務所内において、パソコンのDVDで、アダルトビデオをとどろきわたるような大音量で視聴する。 そこまで異常な人にはかかわらないに限ると思い、はれものにさわらない方がいいと思って見ていたが、いつまでたってもやめる気配がないので、私が、「もう、そろそろ、そのへんにしておいたら」と言っても無視して、大音量でアダルトビデオの視聴を続ける。 私は、ひとこと言ってもきかない人にそれ以上言うのは私の仕事ではないが、その場に同席して、それを「消極的に認めた」と評価されても困ると思い、席をはずして、近くのスーパーへ夕食の弁当を買いに行き、さすがに戻って来るまでにはやめているだろうと思ったが、戻って来てもまだアダルトビデオの視聴を続けていた。 あの音量なら、来場客があって隣のキッチン部分に見えたならば、まず、とどろきわたる女性のあえぎ声がその来場客にも聞こえたであろう。 それを聞いた来場客はそんな住宅建築会社で建てるだろうか?そんな会社で契約するだろうか? 

   列挙するならまだまだあるのであるが、今回はそれを述べるのが主目的ではないのでこの程度でとどめる。いくらなんでも、もはや、これでは職場ではないぞ、と思い、また、消費税が上がって以後、住宅建築業界は「需要の先食いをしてしまった」と言われて長期不況におちいっており、かつ、佐野営業所は小山・足利など周辺営業所に勤務する営業担当者から「佐野営業所にいたのではきついですよ。」と言われるように周辺営業所より条件は悪く、その中で、「ある程度以上の経験・実績・実力のある私なら工夫をして相当の努力をすることでなんとか最低限のラインくらいの営業成績は残せるか」というくらいの状況であったが、そこへそのような「仕事のじゃま」を入れられたのではたまったものではなかった。 阪神タイガースが星野仙一が監督をやって優勝した翌年、岡田に監督がかわった2004年、キンケードという外国人選手が入団して当初3番を打ったが、わざとぶつかりにいくデッドボールを得意とするというしょぼい得意技があるだけで、活躍せずに帰ったが、早打ちのくせがあって、1番か2番を打っていた盗塁王・赤星がせっかく1塁から好スタートをきって2塁への盗塁をくわだてたと思ったら、キンケードが凡打したりファウルを打ったりしてだめにしたということがよくあった。自分が活躍しないのなら、せめてじゃまするなよ、と阪神ファンとしては思った。 その時、佐野営業所に紹介入社してきたおっさんが、いわば、“キンケード”だった。 あんたが契約取れないのは、もうよくわかった。営業というのは、そんな態度でできる仕事じゃない。だから、あんたは取れなくてよろしい。 半年かそこらでやめてもらってよろしい。 だけど、私のじゃまするのはやめてちょうだい。 その営業所の4番のじゃまする者は前後を打つなよ。 ベンチで寝てろ。そう言いたい気持ちだった。 それで、ひとこと言えばわかってくれる人なら言うのだが、言ってもきかない人に、それ以上言うのは私の仕事ではないと思い、足利展示場にいた栃木県南部の営業所長に言いにいった。 その時の、栃木県南部の営業所長は、赴任すると、私に「前の営業所長の I さんなんかは、高卒だから、あなたのような慶應大学出ているような人は好きじゃなかったかもしれないけれども、ぼくは、自分は高卒だけれども、あなたのような慶應大学出ているとかいうような人は好きなんだ。」と言い、そして、頼みもしないのに、「パソコンの練習にぼくはこういうものを使ったんだ。よかったら、これインストールしてやるといいよ」と私に便宜をはかってくれたりしたことがあった人であったので、あの人をこのまま放置したのでは、「営業所長は、いったい何という人間を採用したんだ」と本社から責任を問われることになる可能性もあると思い、私に友好的態度を取ってくれたその営業所長に対して親切で教えてあげたのだ。 ところが、彼は、私に「あんた、注意しろ」と言ったのだ。「あんたの言っていることは、いかにももっともなことだ。どうして、注意しないんだ。あんた、注意しろ」と。 しかし、私は何も言っていないのではなく、毎度、ひと言は言うか、それではいけませんよという態度を示すかしてきたのであるが、それでもきかないので、それ以上は、私の仕事ではないと思って営業所長に言ったのである。 私は言いました。「私が営業所長なら、私が言います。 しかし、私が営業所長ではないですよね。 これは、営業所長になっている方が言って下さい。営業所長になっている方が対処してください。営業所長になっている人が対処するべきものだと思います。」と。実際、そうです。 すると、その営業所長は「うん。 一度、様子を見てみるわ。 だけど、あんた、ぼくに言わないで、もっと遠慮せずに、自分が言うべきだよ。」と話したのです。 それで、私は、「もっと、素直にきく人なら言ってもいいのですが、あの人はすなおにきくような人ではないと思います。 あの人はまともではないですよ。 これ以上、あの人に注意すると、その時には、警察を呼ぶことになると思いますが、呼んでもいいですか。 かまいませんか。できることなら、会社というところ、展示場には、警察は呼びたくないと思いますが、呼んでもかまいませんか。」と言ったところ、「うん。それはしかたがないわなあ。」と答えたのです。

   インテリアコーディネーターという「資格」は男性が取っても評価されにくい「資格」です。私は I 社で営業本部長から取得してもらいたいと言われたことから取得しましたが、取得しても、「さすがだな。おめでとう。」で終わりでした。、「さすがだな。おめでとう。」で終わりにするつもりなら、取得するように言わなければいいと思うのですが。 今、考えると、最終学歴が「中卒」というのか「定時制高校中退」というのかの営業本部長としては、私などが、インテリアコーディネーターなどの資格試験に合格できるのは、能力が優れているから何の努力もしないで合格している、と思っていたのではないかと思うのです。だから、受ければ通るだろうから取得すればいいじゃないか、と思って言ったのではないでしょうか。しかし、違うのです。たいへんな思いをしてたいへんな努力・精進をしてその結果としてやっと通っているのです。 2002年だったと思うのですが、ラジオの野球中継で、解説者、豊田泰光さんだったように思うのですが、巨人の高橋由伸に指を見せてもらったところ、ものすごいタコを作っていたというのです。それで、豊田泰光さんは、「彼のことを『天才』とか言う人がありますが、そうじゃないですよ。彼は相当に練習していますよ。」と言い、「『天才とは努力の代名詞』と言いますが、その通りです。」と語りました。 「天才とは努力の代名詞」 上にあげた、栃木県南部の営業所長をやっていたKさんが、私に「あんたは、インテリアコーディネーターにしても宅健主任にしても、何の努力もしないのに通る。ぼくらはどんなに努力しても通らない。不公平だ。」などと言いましたが、その文句、相当むかつくんです。 どうして、「何の努力もしない」で通ったことにされなきゃならないんですか? 仕事をしながら合格するために、涙ぐましい相当の努力をしてやっと通ったんですよ。「ぼくらはどんなに努力しても」とか言う人、いったい、どういう努力をしたというのですか? 何もやってないでしょ。 勝手なこといいなさんな、と思うのですが、やはり、野球選手の松井秀喜のお父さんが「努力しようという気持ちになれる、ということが才能である」と話したと、やはり、ラジオの野球中継でアナウンサーが話していたことがあり、たしかに、大変な努力をしてやっと合格できたものであり、「あんたは、インテリアコーディネーターにしても宅健主任にしても、何の努力もしないんのに通る。ぼくらはどんなに努力しても通らない。不公平だ。」などという発言はケシカランのですが、そういう発言をする人というのは、その部分において、努力することができない人であり、その部分について努力するという能力のない人なのかもしれません。 それで、人生70年としても80年としてもなかばを過ぎてしまった今、職場で、最終学歴が中卒とか高卒の上役から、この資格を取るように言われても、あんまり本気にしない方が良い、良かったのではないかと思うようになりました。 彼らは、こちらが、いったいどれだけ大変な思いをして合格したのかまったくわかっていないのだと思うのです。 私が経営者なら、本人が自分で取得しようと思って取得した資格なら、それを会社が評価して会社で生かすか否かは自由でも、会社の経営者からこの資格を取得してくれと言って取得させるのなら、取得した時には、それを生かすような業務につかせるのが普通だと考えますが、最終学歴中卒でそれを自慢にしている営業本部長には、そういう認識はなかったようです。 そして、一方で、 I 社では、「色合わせ」を担当するのは、インテリアコーディネーターではなく「ハウジングコーディネーター」という名称の単に「20代の女性であること」ということだけが条件の女性でインテリアコーディネーターの資格もキッチンスペシャリストの資格も持っていない人、照明・カーテンを決めたりや提携会社の家具を販売したりする「インテリア」担当もまた「20代の女性」という条件だけの人でインテリアコーディネーターの資格も照明サンサルタンとの資格も持っていない人でした。 私が I 社を辞めた後、その状況は変わったようにも聞きますが、私がいたときはそうでした。

   それで。 上記のおっさんが、またもや、その「インテリア」担当をやっていた20代後半の女性の尻を事務所内でさわったらしく、「いやー、お尻さわったあー!」とその「インテリア」担当の女性が、勤務時間内、事務所内で絶叫したのです。 もう、かんべんしてくれ。 もう、これでは職場じゃない。 職場環境破壊も甚だしい。 もう、いやです。 それで、わたしは、そのおっさんに、「○○さん、あなた、そういうことをやっていたのでは、そのうち、会社におれなくなるよ。」と言いました。 栃木県南部営業所長より「あんたが注意しろ」と言われ、注意することに許可・承認と指示を受けた上で。ところが、予想通り、すなおにきく人ではない。私がそう言ったところ、そのおっさんはどうしたかというと、「なにお~。このお。こいつう~う。」と言ってすごんできたのです。このことを、後に、労働基準監督署の総合労働相談員の方や佐野市役所の総合相談の係員の方などに話ましたが「入社したばかりの従業員が、10年も在籍している先輩社員、『なにお、この、こいつ』だのという口の聞き方をするということ自体おかしい」と言われました。 それで、私は、これはもうだめだと思い、逃げた上で、栃木県南部営業所の所長の許可・承認を得た上、警察に110番通報しました。
   しばらくすると、佐野警察署http://www.pref.tochigi.lg.jp/keisatu/hiroba/sano/ )の警察官が来ました。 そのおっさんはどうしたと思いますか? 私が警察に通報して、警察官が来ると思うと、即座に外に出て行ったのです。 そして、警察官が帰ったと思われる頃に戻ってきたのです。 後に、ある弁護士に聞いたところでは、「すごんだ」というものでも暴行罪(刑法208条)の構成要件に該当するけれども、現行犯でなければ、「すごんだ」というものでは、まず、有罪にはならない、というのです。 ということは、そのおっさんは、それを承知で、現行犯にならないようにするために、外出した・・ということでしょう。 一方において、ひとの職場で、女性社員の尻をなでて絶叫させるわ、営業時間中にアダルトビデオを大音量で視聴して女性のあえぎ声をとどろきわたらせるわといった非常識なことをしてくれる人でしたが(営業というのは工場でベルトコンベアーの前で作業する仕事などと違って拘束されずに仕事ができるという面はあるが、だからといってこのような勤務態度で成果を出せるような仕事ではないと私は認識していますし、真面目に努力してもなかなか成果が出ず苦労してきた人はいくらでもあるのに、このような態度の人に成果が出たのではかなわないとも思いますが)、一方で、こういう智恵は働く人だったのです。

   それで、ここからが、今回の本題です。
   警察官は、この時は、それほどかからずに来場しました。 しかし、私と会って話を聞いた上で、その警察官は、「調書」を作成したのですが、そこに、「もみあいになって」と書いたのです。 それで、私は「『もみあいに』などなっていません。 私は『もみあいに』なっては困ると思ったので、それで、そうならないように逃げて110番通報したのです。」と言いました。 「相手がすごんできたのですから、もしも、そこから殴られるなり、つかまれるなりされたかされかけた時に、私がそれを防いだとしても、あるいは、同程度のことをやりかえしたとしても、それは『正当防衛』と評価されるべきものだと思います。 しかし、法律論理としては『正当防衛』であったとしても、警察官が後から来て、そう思えるかどうかわからないでしょう。 本当に良心的で能力も優れた人が担当であったとしても、その場にいなかった人が、後から話を聞いて、きっちりと事実の通り判断できるかというと、判断できない可能性が十分あるのと違いますか。 だから、私は、そうなる前に、110番通報させてもらったのです。 だから、『もみあい』になどなっていないのです。 『もみあい』にならないように『もみあい』になる前に電話したのです。」と言いました。 しかし、佐野警察署の警察官は、「いや、これは、私がここに来たということでのものですから、これでいいんです。」と言い、「ここに、署名と捺印をしてください。」と私に言いました。 私は「たとえ、ここに来たと言うことでのものであったとしても、事実と違うことは書かないでください。事実のように訂正してください。 事実でないものに署名や捺印はできません。」と言いましたが、それでも、佐野警察署の警察官は「いいんですよ。これで。 私がここに来たということでのものですから、これでいいんです。」と言うのです。 私は「ここに来たということでのものであっても、署名・捺印するのであれば、事実のように書いていただけませんか。」と言いましたが、その警察官は、どうあっても譲らず、「だから、これでいいと言ってるでしょ。 いいから署名してはんこついてください。これでいいんだ。」と言い、私が「それなら、はんこはつけません。」と言うと、「いや、ついてもらわないといけません。」と言いました。 結局、これ以上、警察官を相手にがんばって、警察官からにらまれては、可能性として、こちらが警察官から暴力をふるわれて怪我させられる可能性があり、その場合、警察に訴えても検察に訴えても「警察官は暴力ふるったりしません。」と居直り「おまえが話を作ったんだ。」と怒鳴りつけられるのがおちですし、こちらが警察官から事実に反して罪をきせられる可能性もあると思って、嫌でしたが、しかたなしに、事実に反する文章に署名・捺印しました。

   「警察の調書」というものは、そういうものです。 これが今回の本題です。 ですから、「警察の調書」であるから、そこに書かれているものは間違っていないなどということはありません。 その時、佐野警察署の警察官は「事実と違ってもいいんだ。これは。」と言ったのです。 そういうものなのです。

   ところで、そういう「警察の調書」が、その後、どういうことになるのか。 そこが問題です。
青地晨(あおち しん)『冤罪の恐怖-無実の叫び』(1975.1.30.社会思想社 現代教養文庫)より引用します。
≪  戦後、新刑訴法の時代に入ってからは、以前のように残虐な拷問のため殺されるということはなくなったが、拷問がまったくあとをたったとはいえない。 少なくとも、精神的な拷問はいまも公然とおこなわれている。 ほとんど眠らせず何日間もぶっつづけに取り調べられれば、たいていの人間は頭がおかしくなる。 精神的な苦痛と肉体的な疲労で、「もうどうにでもなれ」という捨てばちな気持がおこる。 「どうせ公判廷でひっくりかえすから・・・・」と、本人は安易に考え、ウソの自白に署名捺印するのだが、どっこい公判廷で、警察の調書をくつがえすのは容易なことではない。 「右の通りに相違ありません」と、本人が自署の捺印しているのだから、あとで「間違っています」と申し立てても、かんたんにみとめられるはずがないのである。
   警察での自白がデッチあげだと証明するためには、拷問や強制の事実が、明白な証拠によって立証されねばならない。 ところが、取り調べは、外部の人が立ち入れない密室でおこなわれる。 つまり警察官以外は、なかで何がおこなわれたか知ることはできない。 まして取り調べに当たった刑事が、「あれは拷問でデッチあげました」とか、「誘導尋問でつくりあげたものです」とか法廷で証言するはずはない。 かならず犯人の「任意の自白」であることを主張するにきまっている。 被告や弁護士がどんなにやっきになっても、裁判で拷問の事実が立証できないのは、こうした盲点があるからである。 ・・・・≫(P.16~P.17 「1 免田事件」)

   なお、在来木造 I 社では、佐野営業所にいた営業本部長の「草」(ふだんは、各職場に在籍して普通に勤務しながら、隠密として営業本部長に情報を送り、その見返りとして、幾分かの優遇を受ける。正式な職制上の営業所長といえども、「草」の方が実質的に権力を持っている)のオッサンが、「おれなんか、トヨタカローラにいた時なんか、会社に来ると会社の女の子全員の尻をなでまわしていたぞ。女の子の尻をなでまわさないと俺は会社に来たという気持ちになれねえんだ。会社である以上、そういうものだ。」と主張し、「草」の主張に営業本部長が従い、その営業本部長から、そのおっさんに注意するよう私に指示した営業所長(役職名としては「副所長」)Kが指示を受けて、「副所長」Kが「職場内勤務時間内にアダルトビデオを見るとか女性社員の尻をなでるなどということはいっこうに悪くない。悪いと思うものが間違っている。悪いと思うものが考えを改める必要がある。あんたが警察に連絡したおかげで会社は迷惑した。あんたに責任とってもらう。」「あんたは勝手なことを言っちゃいかん。あんたが職場内勤務時間内にアダルトビデオを大音量で見るようなことはしないということを人に認めてもらいたいと思うのなら、職場内勤務時間内にアダルトビデオを大音量で見る者もまた認めないといけない。あんたが職場内勤務時間内に女性社員の尻をなでたりしないというのを人に認めてもらいたいと思うなら、職場内勤務時間内に女性社員の尻をなでる者も認めないといけない。それが民主主義だ。」などと言いだした。私は「Kさんが、私に注意しろと言われたのと違うのですか。 Kさんが警察に通報してもいいと言われたはずですよね。」と言いましたが、その「副所長」のKさんは「ぼくはサラリーマンだからしかたがない。」「ぼくは高卒だからしかたがない」などと言いだしました。私は「私もサラリーマンですよ」と言いました。サラリーマンというのは、そんなにいいかげんでいいのですか?  この「あんたが職場内勤務時間内にアダルトビデオを大音量で見るようなことはしないということを人に認めてもらいたいと思うのなら、職場内勤務時間内にアダルトビデオを大音量で見る者もまた認めないといけない。あんたが職場内勤務時間内に女性社員の尻をなでたりしないというのを人に認めてもらいたいと思うなら、職場内勤務時間内に女性社員の尻をなでる者も認めないといけない。それが民主主義だ。」という発言、近くの佐野労基署に行って、総合労働相談員の方に話したところ、「はあ~あ? いったい、どこからそういう発想がでてくるんですか? はあ~あ?」と言われました。 さらに、総務部長から「あんたのように職場内勤務時間内において女性社員の尻をさわらないという者も認めるとともに、職場内勤務時間内に女性社員の尻をなでる者もまた認める。あんたのように職場内勤務時間内にアダルトビデオを大音量で見ないという者を認めるとともに、職場内勤務時間内にアダルトビデオを大音量で見る者もまた認める。これが、カーネギーが言うところの『清濁あわせのむ』という考え方だ」などと言いだしました。カーネギーってユニークなこと言うのですね。「私は副所長のKさんから注意するように言われて、それで、いやいや言ったのですよ。」と言いましたところ、総務部長は「Kは高卒だからしかたがない。おまえは慶應でてるんだから、おまえが責任とれえ。それが当たり前だあ。」と言いました。

【2】   警察から自分の意志に反して署名・捺印させられた私の経験は1回ではありません。 〔第117回〕《警察が暴力をふるう相手は暴力団関係者だけ、警察で暴力をふるうのはマル暴担当刑事だけ、と思いますか? 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_2.html でも述べましたが、私は、1992年のこと、東京都 田園調布警察署(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/2/denenchofu/index.htm )の警察官から複数回にわたって暴行を受け、意図的に怪我をさせられました。 警察の犯罪を立証するのは極めて困難らしく、それについて裁判官に有罪の判決を出させるのはさらに困難のようですが、そうであるからといって、事実がなくなるのではありません。 刑法上、傷害罪(刑法204条)に該当する行為を田園調布警察署の警察官は私に複数回にわたっておこないました。作家・小林多喜二が警察内で殺された戦中の話ではありません。1992年、元号では「平成」の時代のことです。
   田園調布警察署内において、拇印をつけと要求され、私が拒否したところ、そこにいた警察官、いかにもヤクザという風貌の警察官が、「指の2、3本もへしおって、つかせてやれ。おらあ。」と言い、そして、実際に、私の右手の人差し指と中指の2本をつかんで、へし折る動きをしたのです。複数回。 折られはしませんでしたが、そういう動きをするとどうなると思いますか? 指を捻挫します。 その男はそのくらいなら捻挫したりしないだろうと思ってやったが結果として捻挫したというものではありません。 意図的に捻挫させるようにやったのです。 折れない程度、かつ、間違いなく捻挫する程度に、指をへし折るような動きをしたのです。田園調布警察署の見るからにヤクザという感じの警察官は、私の右手の人差し指と中指をつかんでへし折る動きをして意図的に怪我をさせ、それ以上、拒否すると、今度はへし折るぞという脅迫の意思表示をしたのです。 
   私は、これをその時に依頼していた弁護士に言いました。 すると、弁護士は「それはだめです。見ていた人ないでしょう。」と言ったのですが、見ていた人はなかったのかというとそうではありません。 田園調布警察署の警察官がその直接の傷害行為の加害者の男以外に複数人見ていたのです。 それで、「いいえ。警察官が何人か見ていたはずです。」と言いましたが、弁護士は「だめです。警察官が見ていたというのはだめです。警察官が何人見ていても、警察官がやった傷害を証言する警察官はいません。警察署の中でやられたことは絶対に裁判所は認めません。」 弁護士は、警察官以外で見ていた人があって、かつ、証言してくれる人がなければだめだということを言い、実行した警察官以外の警察官が見ていてもだめだというのです。 ということは、その見るからにヤクザという風貌・態度の警察官だけでなく、その場にいた他の警察官複数も共犯だということになります。又、実行した警察官が特にそういう行為をするならず者であったということではなく、私に暴力をふるって傷害を負わせたのは、田園調布警察署自体だ、警察そのものが私に暴力をふるって怪我をさせたのだ、ということになります。 
   私は、私に暴力をふるって指を意図的に捻挫させたいかにもヤクザという感じの警察官に「あなた、警察手帳の身分証明証を見せてください」と言いましたが、警察官は市民から求められた際には警察手帳の写真が貼ってあって氏名が記載された頁を開いて見せなければならないという法律があるはずであるにもかかわらず、「うるせえ。おらあ。」と言って見せませんでした。また、「あなた、名前は何と言われるのですか」とも言いましたが、「うるせえ。この野郎。言う必要ねえ。おらあ。」と言いました。
   その時、私は、実際に、見るからにヤクザという感じの警察官に指をつかまれてへし折る動きをされて捻挫させられ、それ以上拒否すれば本当にへし折られるという恐怖のもとにつかされたのです。 「警察の調書」というものは一般的にそういうものです。 警察は、いついかなる時もそのようなことをしているというわけではありません。 そこまではやっていないという時もあるでしょう。 しかし、私はそういうことをされた経験があるのです。 ですから、警察を相手に拒否すると、警察は暴力をふるう、そして、意図的に市民に怪我をさせる、ということをはっきりと認識しているのです。 ですから、たとえ、その場所その時点においては暴力をふるったり脅迫するような文句を口にしていなくても、警察が署名してくれとかはんついてくれとか拇印ついてくれとか言い出した時には、すでに、それは脅迫下での行為なのです。
   私は、田園調布警察署で、警察官から暴力をふるわれ、意図的に、指を捻挫させられたことを、東京地方検察庁http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/tokyo/tokyo.shtml )の「副検事」に言いました。それに対し「副検事」が何と言ったと思いますか? 東京地検の「副検事」は「警察官は暴力ふるうようなことはしません。 そんなものはおまえが話を作ったんだ。」と言って怒鳴りつけた のです。 私は「これは市民に対する人権侵害です」と言いました。 それに対して、東京地検の「副検事」が何と言ったと思いますか? 「おまえなんかに人権なんか、あるか!!」と怒鳴りつけたのです。 こういう男に税金から給料を払っていていいのでしょうか。 こういう人間を許していいのでしょうか。 司法試験に合格もしていないのに、どさくさにまぎれて「検察官」やっているような裏口入学みたいなヤツに。 「副検事」というのは大部分の人間が、「見るからに、司法試験なんか絶対に通ってないという顔」をしています。 そういう人間が「おまえなんかに人権なんかあるか!」などと言うのです。 言っていいのですか? そんなこと。  人間、誰しも、人権のない者などいません。 人間である以上、誰であれ、人権はあります。 しかし、人権のない人はないけれども、暴力団構成員の人などに、言い回しとして、「おまえなんかに人権なんかあるか」と検察官が口にする、ということはありうるかもしれない、とは思っていました。あくまで、言い回しとしてですが。 しかし、暴力団構成員でもない人間にそういうことを言うとは、愚かなことに、私はそれまで夢にも思っていなかったのです。 しかし、言ったのです。私に。 私は、暴力団構成員でもありませんし、中核派でもありませんし、革マル派でもありません。右翼団体構成員でもありません。オウム真理教信者でもありません。 それでも、検察官は「おまえなんかに人権なんかあるか」と言ったのです。 それで、私は「どういうことですか。 私は、日本国の市民ですよ」と言いました。 どういう意味かというと、「私は、暴力団構成員とか『過激派』とか言われる人たちではなく、日本国の一般の市民ですよ。税金から給料をもらっている公務員の検察官が、市民にそのようなことを口にしていいはずありませんでしょ。 違いますか。」ということを私は言ったのです。 それに対して、その「副検事」は「俺だって、日本国の市民だ。 それがなんだ!」と言ったのです。 「それがなんだとは何だ」です。 東京地方検察庁の「副検事」は、暴力団構成員とか「過激派」とかでない市民であっても「人権なんかあるか」と東京地検の検察官が大声で大威張りで言ったのです。  読んでくださっている方、まさか、あなたも「副検事」みたいに、「そんなものは、おまえが話を作ったんだ」などと思っていないでしょうね。 これは本当の話、実際に私が体験させられた話です。 小林多喜二が警察署内で殺された戦中の話ではなく、元号でいえば「平成」の時代の話です。東京地検は1994年に完成したという今現在の合同庁舎6号館という新しい庁舎に入ってからのことです。

   「警察の調書」というものは一般にそういうものですが、但し、「警察の調書」に書かれているものはすべてのものが嘘であるというわけではありません。 部分的に嘘でないものが書かれている場合もあります。「警察の調書」というものは「すべてが嘘とは限らないが、すべてが正しい、すべてが事実とも限らない」というものです。その時に、脅迫や暴行がおこなわれていなくても、警察署内で作成されたもの、あるいは、署外で作成されたものであっても、警察官が作成している以上、それに署名・捺印しなければ、いんねんをつけられて逮捕される可能性があるのであり、一般市民で見ている人間がなければ、暴力をふるわれて怪我させらても何も言えないわけですからすでに脅迫下でのものですが、それと別の問題として、「誘導されてしまう」という場合もあります。 又、日本語の用語として、一般的な意味合いで理解して承諾したつもりでいたが、一般的な意味合いと異なる特殊な意味合いを知らないうちに含ませられてしまっていた、ということもありえます。 「警察の調書」というものはそういうものです。

   「検察官」という仕事をしている人間は、当然、そのあたりはわかっているはずです。 わかっていながら、どう言うと思いますか? 「自分が納得したから、署名・捺印したのでしょ。」と言うのです。
   「つかないなら、指の2,3本もへし折ってやれ、おらあああ!」と言って、実際に指をつかまれて、へし折る動きをされて意図的に捻挫させられて、押さされたものでも、「自分が納得したから、署名・捺印したのでしょ」と主張するのです。  「事実と違うことは書かないでください。」と言っても「これでいいんだ。これで。」と言い張り、「事実と違うものには署名や捺印はできません」と言っても、「いや、署名・捺印してもらわないといけません。捺印してください。」と警察官が言い張って、無理矢理、つかせたはんこ、無理矢理、書かせた署名でも、そういうことを警察官がやっているということを重々承知の上で、「検察官」は、「自分が納得したから、署名・捺印したのでしょ。」と主張するのです。 それが、日本の、戦中ではなく現在の警察と検察です。

   「自分が納得したから、署名・捺印したのでしょ。」などというふてぶてしい文句を、「警察の調書」というものがどういうものかわかっているはずであるにもかかわらず、口にしたのは、千葉地方検察庁http://www.kensatsu.go.jp/kakuchou/chiba/chiba.shtml )の「副検事」 日下部 敏(くさかべ さとし) という男です。 この男も、私が、氏名・所属・立場を明示するよう求めたのに対し、「うるせえ。言う事ねえ。」と言いました。公務員がこのような態度を取るのを、国民として許してよいとは思えません。 
〔「副検事」というのは、司法試験に合格していないのに、なぜか、「検察官」の給料を税金からもらっている裏口入学みたいな者のことです。その検察庁で上から2番目の役職の検事のことではありません。 千葉地検・日下部 敏( くさかべ さとし)も、見るからに「私は勉強していません」という顔をしています。〕
 この男の問題については、別の稿で述べることとします。
【3】   又、「警察の調書」についての具体的な話として、千葉中央警察署http://www.police.pref.chiba.jp/police/police_department/chiba_c/ )[ 刑事課の巡査が官舎で「奥さんの下着を見てみたいと思って」隣室に侵入した千葉中央警察署 ⇒〔第83回〕《警察官舎って、「侵入者に対しては安全」ではなかったんだ、 及、 ケーサツ漢 て怖いね。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201201article_3.html 参照。〕 ]でのものについて、これも別の稿で述べることにします。

   これら法敵警察官・法敵検察官については命ある限り追及していく所存です。 命がなくなることがあれば、地獄の底からでも闘います。
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すでにオリブ山の降り口近くに来られたとき、弟子の群れは皆喜んで、彼らが見た、イエスのあらゆる奇蹟のすばらしさのゆえに、こう言って大声に神を讃美し始めた。――
  “ 主の御名にて来られる ”王に、
      “ 祝福あれ。 ”
   天に平安、
       いと高き所には栄光あれ!
群衆の中にいた数人のパリサイ人がイエスに言った、「先生、お弟子たちを叱ってください。」
答えて言われた、「わたしは言う、この人たちが黙ったら、石が叫ぶであろう。」
  (『新約聖書 ルカ福音書』第19章37-40節 塚本虎二訳〔『新約聖書 福音書』塚本虎二訳 岩波文庫〕)
  私が黙れば石が叫ぶ。
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     (2012.1.2.)
【4】ー・-・-・-・-・-・-
<兵庫県警>虚偽調書作成容疑で警部補ら4人を逮捕
毎日新聞 1月13日(日)2時31分配信  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130113-00000004-mai-soci
  暴力団捜査を巡り、虚偽の供述調書を作成したとして、兵庫県警捜査2課は13日、県警社(やしろ)署警部補、常深(つねみ)洋蔵(52)=同県三木市岩宮=と部下の巡査部長、松本和也(33)=神戸市北区=の両容疑者と不動産仲介業の男ら2人の計4人を、虚偽有印公文書作成容疑で逮捕した。
  男2人は、不動産仲介業、後藤新平容疑者(45)=神戸市北区=と別の詐欺罪で起訴されている職業不詳、洪幸大被告(42)=住所不詳。
  逮捕容疑は、4人は共謀し、11年12月、常深、松本の両容疑者が同署内で、「山口組系暴力団幹部が覚醒剤を持っていたのを見た」とする後藤、洪両容疑者の虚偽の調書1通を作成したとされる。
  常深容疑者は同月に社署に異動する前まで、組織犯罪対策課に勤務しており、後藤容疑者らとは捜査の過程で知り合ったという。
  捜査関係者によると、昨年10月、別の詐欺事件で洪容疑者を取り調べた際の供述から今回の事案が発覚したという。常深容疑者は接待を受けていた疑いもあり、捜査2課は後藤容疑者らとの関係について慎重に調べている。【宮嶋梓帆】
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調書偽造 警部補「はめられた」 接待隠し撮り、情報漏洩か
産経新聞 1月14日(月)7時55分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130114-00000089-san-soci
  兵庫県警の警察官が覚醒剤事件の目撃情報の供述調書を偽造した事件で、虚偽有印公文書作成容疑で逮捕された県警社(やしろ)署警部補、常深(つねみ)洋蔵容疑者(52)が県警の任意の事情聴取を受けた際、「(目撃情報の提供者側に)はめられた」という趣旨の供述をしていたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。提供者側は常深容疑者を風俗店で接待した際や調書偽造時の様子をひそかに録音・録画していたという。
  また、県警は同日、容疑を裏付けるため、社署など関係先18カ所を家宅捜索。常深容疑者が車の所有者情報など捜査情報を漏洩(ろうえい)した疑いもあり、地方公務員法(守秘義務)違反容疑でも調べる。常深容疑者も漏洩を一部認めているという。
  目撃情報を提供したのは、不動産仲介業の後藤新平容疑者(45)と、韓国籍で職業不詳の洪幸大(こう・ゆきひろ)容疑者(42)。
  捜査関係者らによると、常深容疑者は県警組織犯罪対策課に在籍していた平成23年6月ごろ、知人の後藤容疑者を介し洪容疑者と知り合った。社署刑事課に異動後も、洪容疑者らから居酒屋や性風俗店で繰り返し接待を受けたという。
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↑ 日頃、市民を「はめる」ことをやってきた者が今回は「はめられた」か・・。
しかし、見返りなしに「性風俗店で繰り返し接待」するわけないだろが・・。
↑「繰り返し接待を受け」るにしても、「性風俗店で」というあたりがケーサツらしいな・・・↑

【5】
画像

「警察なんて向こうの都合のいい事だけ調書にして・・」
(↑ 内田康夫 原作・中村 冴 作画『秋田殺人事件』〔『浅見光彦ミステリースペシャル傑作選5』2013.1.14.実業之日本社 〕)
    (2013.1.14.) 

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