セコム警備隊員の皆さんへ、老婆心ながら忠告いたします。 泥棒さんに暴力ふるうのは慎みましょう。
[第174回]警察等の恐怖(10)
今は昔。 「お~れ~、おれおれ~え♪」というサッカーの歌を日本新党が選挙の際に流して、政権取ったかという頃の話。1993年だったと思います。 私がいた住宅建築請負業の会社の千葉県内の職場に、元・セコムで警備隊員をやっていたというおにいちゃんが中途入社で入ってきました。 セコム(http://www.secom.co.jp/ )の警備隊員というのは、普段、クルマで巡回していて、セコムと契約を結んだ家や事務所にとりつけられている警報装置が作動し、泥棒さんなどの「不審者」が侵入した可能性があるとなると、「本部」から連絡が入ってすぐに現地にかけつける、という仕事のようです。 それをやっていたおにいちゃんが中途入社ではいってきたのです。
〔《「お~れ~、おれおれ~え♪」というサッカーの歌》を知らない方は⇒「YouTube-The Waves / WE ARE THE CHAMP `THE NAME OF THE GAME`」http://www.youtube.com/watch?v=e9JVxJ6RqRc 、もしくは、「YouTube-THE WAVES WE ARE THE CHAMP ~THE NAME OF THE GAME~ 」http://www.youtube.com/watch?v=kGMLJgnKP94 参照。〕
実は、私も、警備業の仕事についたことがありました。 警備業法(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47HO117.html )の第2条では、警備業の種類として、
第1号として、施設警備、 第2号として、交通誘導警備、 第3号として、移動警備、 第4号として、要人警備 の業務を規定していますが、私は第1号の施設警備の仕事を1社で、第2号の交通誘導警備の仕事を2社で、いずれも、アルバイトとしてではありますが、経験がありました。 特に、施設警備の仕事についた際には、侵入者があった際には、警備員はただちに通報するべきであるが、侵入者と自ら格闘するする必要はなく、また、しないでもらいたいと言われていたのです。 実際、警備員といっても、テレビドラマやさいとうたかをの漫画に出てくるような、ゴルゴ13のライバルみたいな男や女ではなく、単に、新聞折り込みなどのアルバイト募集で来ただけの人間であり、特別に格闘技が出来るわけでもなんでもないし、又、何より、ゴルゴ13と格闘するような給料なんかもろてまへ~ん! ので、そんなことしなくていいのです。 まず、火災に気づけば119番通報をして自分でできる範囲での消火活動、不審者の侵入に気づけば110番通報をすることが仕事で、「不審者」と格闘するのは仕事ではなく、もしも、自分が襲われた場合に防ぐだけでよく、それ以上のことをして、自分が怪我をしてもよくないし、又、相手に怪我させたという場合もよくないので、110番通報した後は警察にまかせるようにと、警備会社の研修でも、配属先でも言われていました。
しかし、私が勤務した所では、特に問題がない所にいて、もしも、「不審者」「侵入者」があった時に連絡・通報するのが仕事ですが、セコムの警備隊員の場合は、「侵入者」があった可能性がある場所へかけつけるわけですから、行った先で「不審者」「侵入者」と、警備隊員のみで顔を合わす可能性は十分あると考えられます。
それで、私が、「ぼくらがやった警備員の仕事と違って、セコムの警備隊員だと、侵入する人があったところへかけつけるわけだから、実際に、侵入した人と出くわすこともあるのじゃない?」と言ったところ、彼は「ありますよ。当然。しょっちゅうあります。」と言ったので、私は「でも、警備隊員は警察ではなく民間人で、特別に権限があるわけでもないし、侵入した人としては、つかまってはならないと思って必死になるでしょうから、けっこう大変じゃないですか。 こちらが怪我させられてもいけないし、かといって、うかつなことをして、相手に暴力をふるったとなると、こちらが暴行罪や傷害罪に問われる可能性も出てきますから。」と言ったところ、元・セコムの警備隊員の彼が言った言葉は、
「大丈夫ですよ。 侵入したやつなんか、殴ったり平気でやりますよ。 訴えられても、セコムは警察とつながってますから、絶対にそれで有罪にされたりしませんから。」でした。
そうですか・・・・。 セコムさんは、警察さんとつながってるんですね・・・。 セコムさんに殴られても、警察とつながっているから絶対に有罪にはならないんですね・・・・・。 そうですか・・。
セコムの警備隊員の人の事情はまったくわからないというわけではありません。 侵入者があったとされてかけつけた際に、「侵入者」が向かってきたという時、それに対抗した時に、つい、やりすぎてしまったら・・・というケースについて、警備隊員の人の気持ちもまったくわからないとは言いません。 しかし、警察とつながっているから、いくらやっても大丈夫・・・となると、危険な存在は、「侵入者」なのかセコムなのか? もしかすると、セコムの方が危険な存在ではないのか??? と、ふと思ってしまうのです。 そう、思いませんか?
依頼者としても、「侵入者」に暴力ふるってくれとは依頼していないのです。 「侵入者」といっても、ホームレスが、単に入りこんだだけ・・とかいうような場合に、暴力ふるって怪我させる権利が、セコムさんにあると言うのですか? 少々のモノを盗られるより、自分の所で暴力事件を起こされる方が迷惑・・というケースもあると思います。(会社にせよ、個人の家にせよ、盗難について、今は保険に入っているケースが多いと思いますし。)
「侵入者」にもいろいろな「侵入者」があると思いますが、たかだか、コソ泥に複数の人間でよってたかって暴力を加えて、それで「セコムは警察とつながっていますから絶対に大丈夫」などと言っているようならば、それでは、やっていることは警察と少しも変わらないことになってしまいますね。
そして、さらにもうひとつ思うことがあります。 「セコムは警察とつながっている」という時、セコムの誰が警察とつながっているのか? という問題です。
まあ、警備会社と警察とつながりがある所は他にもあるみたいで、私が勤めた、交通誘導警備(2号警備)の会社2社のうちの1社は、先代の社長が元・警察だというような話を聞きましたし、施設警備(1号警備)をやった会社は、外局として検察庁を持つ法務省のOBがやっている会社だと聞きましたし、そういう会社は多いようですが、しかし、です。
「セコムは警察とつながっている」というのは、あくまで、「セコムの経営者・使用者がつながっている」ということで、個々の警備隊員がつながっているのではないと思うのです。 ということは、「セコムは警察とつながっているから、侵入した人間を、少々、殴ったりしても絶対大丈夫。」と自信持っていても、ある日、突然、はしごをはずされる・・・という可能性はないとはいえない、のと違いますでしょうか? 「つながっている」のは、あくまで、経営者・使用者であって、経営者・使用者というのは、ある日、突然、容赦なく従業員を見捨てる、という可能性があるという現実を認識した方がいいのではないかと思います。
セコム警備隊員の皆さん。 「セコムは警察とつながっているから、侵入した人を殴るなりしても、絶対に大丈夫」などと信じ込んでいると、ある日、突然、はしごをはずされる、という可能性もないとはいえないと、心した方がいいと私は思いますよ。
セコムの警備隊員からですら、暴力をふるわれても、警察とつながっているからどうもできないのですから、ましてや、 警察から暴力を振るわれた場合は、まず、どうもできないということですね。 そういうことになりますね・・・・。 ・・・・。
もうひとつ。 「セコムは警察とつながっている」らしいが、それよりも、
警察は検察とつながっている。 検察は裁判所とつながっている。 そして、警察は、責任逃れのように「向こうの方がえらいんだから、向こうに言ってくれ。」と言うことがあるが、実際には、決めているのは警察で、検察は警察の下請け、裁判所は孫請け、という構図ができてしまっているのではないか。「・・ないか」という疑問形ではなく、相当に強い傾向としてそうであろう。その点で、「一番エライ」のは裁判所でもなく検察でもなく警察ではないのか。実質上、警察の指示に従って検察・裁判所が動いているのではないのか。裁判官などというものは、警察の下請けの検察の指示に従って、内容空虚な駄文を捏造しているだけで、結論として、「裁判官なんぞ、アホでもできる」という状況になってしまっている。 裁判は形骸化して、もはや、裁判というに値しなくなってしまっていて、「刑事被告人」とされてしまった人間に相当に費用をかけさせ、かつ、さらし物にする拷問の場でしかないのではないか。これも、「・・ないか」という疑問形ではなく、相当に強い傾向としてそうであろう。
〔「《警察が送検したものをそのまま起訴する》検察官なんぞアホでもできる」から、「副検事」などと称して、本来、検察官・裁判官・弁護士を勤める能力を検定する試験である司法試験にぎりぎり合格もしていない人間に「検察官」をさせ、又、同様に、「裁判官なんぞアホでもできる」からギリギリ司法試験に合格するレベルの学習もしていない人間に簡易裁判所の裁判官(判事)“カンパン”をさせるというへんてこりんなことをしている、ということかもしれない。そういうアホになにゆえ国民は税金から給料払ってやる必要があるのだろうか? その給料は世間相場から考えて低くない額だと思われるが。 「副検事」「カンパン」に合わせて、正規の「検察官」「裁判官」のレベルも下がっているということなのかどうか、司法試験に合格してなっているらしい「検察官」「裁判官」も立派とは言い難い。〕
「セコム、してますか?」
(2013.3.25.)
今は昔。 「お~れ~、おれおれ~え♪」というサッカーの歌を日本新党が選挙の際に流して、政権取ったかという頃の話。1993年だったと思います。 私がいた住宅建築請負業の会社の千葉県内の職場に、元・セコムで警備隊員をやっていたというおにいちゃんが中途入社で入ってきました。 セコム(http://www.secom.co.jp/ )の警備隊員というのは、普段、クルマで巡回していて、セコムと契約を結んだ家や事務所にとりつけられている警報装置が作動し、泥棒さんなどの「不審者」が侵入した可能性があるとなると、「本部」から連絡が入ってすぐに現地にかけつける、という仕事のようです。 それをやっていたおにいちゃんが中途入社ではいってきたのです。
〔《「お~れ~、おれおれ~え♪」というサッカーの歌》を知らない方は⇒「YouTube-The Waves / WE ARE THE CHAMP `THE NAME OF THE GAME`」http://www.youtube.com/watch?v=e9JVxJ6RqRc 、もしくは、「YouTube-THE WAVES WE ARE THE CHAMP ~THE NAME OF THE GAME~ 」http://www.youtube.com/watch?v=kGMLJgnKP94 参照。〕
実は、私も、警備業の仕事についたことがありました。 警備業法(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47HO117.html )の第2条では、警備業の種類として、
第1号として、施設警備、 第2号として、交通誘導警備、 第3号として、移動警備、 第4号として、要人警備 の業務を規定していますが、私は第1号の施設警備の仕事を1社で、第2号の交通誘導警備の仕事を2社で、いずれも、アルバイトとしてではありますが、経験がありました。 特に、施設警備の仕事についた際には、侵入者があった際には、警備員はただちに通報するべきであるが、侵入者と自ら格闘するする必要はなく、また、しないでもらいたいと言われていたのです。 実際、警備員といっても、テレビドラマやさいとうたかをの漫画に出てくるような、ゴルゴ13のライバルみたいな男や女ではなく、単に、新聞折り込みなどのアルバイト募集で来ただけの人間であり、特別に格闘技が出来るわけでもなんでもないし、又、何より、ゴルゴ13と格闘するような給料なんかもろてまへ~ん! ので、そんなことしなくていいのです。 まず、火災に気づけば119番通報をして自分でできる範囲での消火活動、不審者の侵入に気づけば110番通報をすることが仕事で、「不審者」と格闘するのは仕事ではなく、もしも、自分が襲われた場合に防ぐだけでよく、それ以上のことをして、自分が怪我をしてもよくないし、又、相手に怪我させたという場合もよくないので、110番通報した後は警察にまかせるようにと、警備会社の研修でも、配属先でも言われていました。
しかし、私が勤務した所では、特に問題がない所にいて、もしも、「不審者」「侵入者」があった時に連絡・通報するのが仕事ですが、セコムの警備隊員の場合は、「侵入者」があった可能性がある場所へかけつけるわけですから、行った先で「不審者」「侵入者」と、警備隊員のみで顔を合わす可能性は十分あると考えられます。
それで、私が、「ぼくらがやった警備員の仕事と違って、セコムの警備隊員だと、侵入する人があったところへかけつけるわけだから、実際に、侵入した人と出くわすこともあるのじゃない?」と言ったところ、彼は「ありますよ。当然。しょっちゅうあります。」と言ったので、私は「でも、警備隊員は警察ではなく民間人で、特別に権限があるわけでもないし、侵入した人としては、つかまってはならないと思って必死になるでしょうから、けっこう大変じゃないですか。 こちらが怪我させられてもいけないし、かといって、うかつなことをして、相手に暴力をふるったとなると、こちらが暴行罪や傷害罪に問われる可能性も出てきますから。」と言ったところ、元・セコムの警備隊員の彼が言った言葉は、
「大丈夫ですよ。 侵入したやつなんか、殴ったり平気でやりますよ。 訴えられても、セコムは警察とつながってますから、絶対にそれで有罪にされたりしませんから。」でした。
そうですか・・・・。 セコムさんは、警察さんとつながってるんですね・・・。 セコムさんに殴られても、警察とつながっているから絶対に有罪にはならないんですね・・・・・。 そうですか・・。
セコムの警備隊員の人の事情はまったくわからないというわけではありません。 侵入者があったとされてかけつけた際に、「侵入者」が向かってきたという時、それに対抗した時に、つい、やりすぎてしまったら・・・というケースについて、警備隊員の人の気持ちもまったくわからないとは言いません。 しかし、警察とつながっているから、いくらやっても大丈夫・・・となると、危険な存在は、「侵入者」なのかセコムなのか? もしかすると、セコムの方が危険な存在ではないのか??? と、ふと思ってしまうのです。 そう、思いませんか?
依頼者としても、「侵入者」に暴力ふるってくれとは依頼していないのです。 「侵入者」といっても、ホームレスが、単に入りこんだだけ・・とかいうような場合に、暴力ふるって怪我させる権利が、セコムさんにあると言うのですか? 少々のモノを盗られるより、自分の所で暴力事件を起こされる方が迷惑・・というケースもあると思います。(会社にせよ、個人の家にせよ、盗難について、今は保険に入っているケースが多いと思いますし。)
「侵入者」にもいろいろな「侵入者」があると思いますが、たかだか、コソ泥に複数の人間でよってたかって暴力を加えて、それで「セコムは警察とつながっていますから絶対に大丈夫」などと言っているようならば、それでは、やっていることは警察と少しも変わらないことになってしまいますね。
そして、さらにもうひとつ思うことがあります。 「セコムは警察とつながっている」という時、セコムの誰が警察とつながっているのか? という問題です。
まあ、警備会社と警察とつながりがある所は他にもあるみたいで、私が勤めた、交通誘導警備(2号警備)の会社2社のうちの1社は、先代の社長が元・警察だというような話を聞きましたし、施設警備(1号警備)をやった会社は、外局として検察庁を持つ法務省のOBがやっている会社だと聞きましたし、そういう会社は多いようですが、しかし、です。
「セコムは警察とつながっている」というのは、あくまで、「セコムの経営者・使用者がつながっている」ということで、個々の警備隊員がつながっているのではないと思うのです。 ということは、「セコムは警察とつながっているから、侵入した人間を、少々、殴ったりしても絶対大丈夫。」と自信持っていても、ある日、突然、はしごをはずされる・・・という可能性はないとはいえない、のと違いますでしょうか? 「つながっている」のは、あくまで、経営者・使用者であって、経営者・使用者というのは、ある日、突然、容赦なく従業員を見捨てる、という可能性があるという現実を認識した方がいいのではないかと思います。
セコム警備隊員の皆さん。 「セコムは警察とつながっているから、侵入した人を殴るなりしても、絶対に大丈夫」などと信じ込んでいると、ある日、突然、はしごをはずされる、という可能性もないとはいえないと、心した方がいいと私は思いますよ。
セコムの警備隊員からですら、暴力をふるわれても、警察とつながっているからどうもできないのですから、ましてや、 警察から暴力を振るわれた場合は、まず、どうもできないということですね。 そういうことになりますね・・・・。 ・・・・。
もうひとつ。 「セコムは警察とつながっている」らしいが、それよりも、
警察は検察とつながっている。 検察は裁判所とつながっている。 そして、警察は、責任逃れのように「向こうの方がえらいんだから、向こうに言ってくれ。」と言うことがあるが、実際には、決めているのは警察で、検察は警察の下請け、裁判所は孫請け、という構図ができてしまっているのではないか。「・・ないか」という疑問形ではなく、相当に強い傾向としてそうであろう。その点で、「一番エライ」のは裁判所でもなく検察でもなく警察ではないのか。実質上、警察の指示に従って検察・裁判所が動いているのではないのか。裁判官などというものは、警察の下請けの検察の指示に従って、内容空虚な駄文を捏造しているだけで、結論として、「裁判官なんぞ、アホでもできる」という状況になってしまっている。 裁判は形骸化して、もはや、裁判というに値しなくなってしまっていて、「刑事被告人」とされてしまった人間に相当に費用をかけさせ、かつ、さらし物にする拷問の場でしかないのではないか。これも、「・・ないか」という疑問形ではなく、相当に強い傾向としてそうであろう。
〔「《警察が送検したものをそのまま起訴する》検察官なんぞアホでもできる」から、「副検事」などと称して、本来、検察官・裁判官・弁護士を勤める能力を検定する試験である司法試験にぎりぎり合格もしていない人間に「検察官」をさせ、又、同様に、「裁判官なんぞアホでもできる」からギリギリ司法試験に合格するレベルの学習もしていない人間に簡易裁判所の裁判官(判事)“カンパン”をさせるというへんてこりんなことをしている、ということかもしれない。そういうアホになにゆえ国民は税金から給料払ってやる必要があるのだろうか? その給料は世間相場から考えて低くない額だと思われるが。 「副検事」「カンパン」に合わせて、正規の「検察官」「裁判官」のレベルも下がっているということなのかどうか、司法試験に合格してなっているらしい「検察官」「裁判官」も立派とは言い難い。〕
「セコム、してますか?」
(2013.3.25.)
この記事へのコメント
そして一番タチ悪いのがマスコミ!
テレビ局からすると大型スポンサーですから、もしセコムで何かあってもなかなか放送できないです。