ミネラルウォーターの研究(3) アルカリ性度について、及び、痛風になった時の2つのつらさ

[第178回]
   放射能汚染時代のミネラルウォーター研究の3回目。 アルカリ性度についてです。 
   「痛風」「高尿酸血症」には、アルカリ性のものがいいという説があるのです。 昔に比べて、日本人は体が酸性になりやすい物を多く食べるようになった。 もう少し、アルカリ性になるものを食べるべきではないか、というのです。
   その前に、全国の「痛風」「高尿酸血症」者の名誉のために、ここで、わたしはひとこと言わせていただきます。 「痛風(つうふう)」になってしまった者には、2つの苦しみがある。 ひとつは、「足の親指につけね」などに強烈な痛みがでるという苦しさ。 そして、もうひとつは、職場などで、無神経なおっさんがいて、こちらは、今までぜいたくなんか何にもしてきていないのに、「おまえは、贅沢ばっかりするから、そんなことになるんだ。」とか、ひとが「いたいよお~お」と苦しんでいる真っ最中に言われるつらさ、というのか、腹立たしさ。 この2つで、特に、後者は、つらさ、というより、なんか、チョーむかつくぅ~う
   昔、肉料理が高級料理で値段が高かった時、肉ばっかり食べているぜいたくな人が、よく、痛風になったということから、痛風のことを「ぜいたく病」と言った時期があったらしいのです。 しかし、今現在は、肉料理と魚料理では、肉料理の方が値段が高いというようなことはありません。 むしろ、定食屋のような所で、肉料理と注文した場合は、牛肉にしても豚肉にしても、それとキャベツなどの野菜がついて、それに味噌汁ということが多いのに対し、魚の料理を頼むと、さばの味噌煮とか、さんまの蒲焼とかそれだけで、後は、味噌汁、ということが多い。 なぜ、魚料理だと野菜がつかないのか? と思ったのですが、ひとつには、肉と魚なら、魚の方が高いから、定食屋で値段を同じくらいに設定しようとすると、「魚だけ」で「肉と野菜」くらいの値段になってしまうのではないか、と思いました。 この推測が正しいかどうか、今、まだはっきりと断定できませんが、少なくとも、今、魚より肉の方が高いということはありませんし、肉を多く食べる人間がぜいたくな人間ということもありません。 「プリン体」は、いか・たこなどに多く含まれるそうですし(プリンに含まれるわけではない)、又、痛風になるかどうかは、食事の内容だけで決まるのではなく、体質もあり、又、女性より男性の方がなりやすいということもあるようです。生活習慣病は何であれ、ならない方がいいのですが、「痛風はぜいたくした人間がなる」などという話は嘘です。   

   私は住宅建築業の会社に勤めてきましたが、私が痛風になった時、ある御施主様の出産前の奥さんから、「痛風の痛さと分娩の痛さというのが、経験のない人にはわからないたいへんな痛さの2つだって聞きました」と教えてもらったことがあります。 たしかに、私も、自分が痛風を経験するまで、ここまで痛いと思いませんでした。 でも、痛風はなったことのない人でも、もしかすると、その後、なるかもしれないのですが、分娩の痛さというのは、男性は経験のしようがないのです。 どうなのかきいてみたいような気もするのですが、男性が女性にそういうことをきくと嫌がられそうでなかなかきけないのですが、ある会社に勤めていた時、20歳くらいのおにいちゃんが、30過ぎた位の子供1人有りのおねえさんに、「出産て、痛いの?」とずけずけときいていたことがあり、それに対してのおねえさんの答えは、「いたいよお~お。無茶苦茶痛いよ。すいかを鼻の穴から出すような痛さよお・・・・。」という返事でした。なるほどお~お、すいかを鼻の穴から出したら、そりや痛いわなあ~あ・・・・と思ったのですが、でも、あいにく、すいかを鼻の穴から出した経験はないので、なんか、わかったようなわからないような・・・・。


アルカリ性度の比較
pH 9.5~9.9(中間値では、9.7)
     「温泉水99 鹿児島垂水温泉」
(鹿児島県垂水市)

pH 8.8~9.4(中間値では、9.1) 
       「キリン アルカリイオンの水」(静岡県御殿場市)   

pH 8.4  「富士の恵みの水 ASHITAKA あしたか」
        (静岡県沼津市)

pH 8.3 「日田天領水」(大分県日田市)
(弱アルカリ性)
画像

pH 8.2 「トップバリュ 富士山麓の水」
        (山梨県富士吉田市新屋)

pH 8.2 「セブン&アイ からだにうるおうアルカリイオン水」
        (島根県浜田市金城)

pH 8.1 「ローソン セレクト 富士山の天然水」
        (静岡県御殿場市)

pH 7.9 「北海道 水彩の森」(北海道寿都郡黒松内町)

pH 7.8 「M'sONE 日本名地水 富士山麓の水」
        (静岡県富士市)

pH 7.8 「セブン&アイ プレミアム天然水」(山梨県甲州市)

pH 7.8 「富士川源流 天然水」(山梨県甲州市)

pH 7.8 「ヴィッテル」(フランス ヴィッテル)

pH 7.6 「龍泉洞の水」(岩手県下閉伊郡岩泉町)

pH 7.6 「伊藤園 信州あずみ野 
        みがかれて、澄み切った日本の水」
       (長野県安曇野市)

pH 7.4 「M'sONE 天然アルカリイオン水 北海道」
       (北海道苫小牧市高丘)

pH 7.4 「奥長良川 高賀の森水」(岐阜県関市)

pH 7.4 「コントレックス」(フランス コントレックスヴィル)

pH 7.4 「トップバリュ カナダ・バンクーバー島の水」
       (カナダ バンクーバー島)

pH 7.2 「エビアン」(フランス エビアン〈カシャ水源〉)

・・・・・・・・・・・・・

pH 7.0 「セブン&アイ プレミアム 天然水」(岐阜県海津市)

pH 7.0 「コカコーラ 森の水だより」(山梨県北杜市)

pH 7.0 「コープ あずみ野の水」(長野県安曇野市)

pH 7.0 「スプリッツァー(SPRITZER)」(マレーシア)

pH 7.0 「ボルヴィック」(フランス中部ボルヴィック村周辺)

pH 約7  「サントリー 天然水 南アルプス」(山梨県北杜市)

pH 約7  「サントリー 天然水 阿蘇」
       (熊本県上益城郡嘉島町)

・・・・・・・・・・・・・

pH 6.9 「北アルプス 安曇野のやさし水」
       (長野県北安曇郡松川村)

pH 6.9 「Style ONE 天然水」(長野県北安曇郡松川村)

pH 6.9 「霧島・生駒高原の水 生駒 銘水」(宮崎県小林市)

pH 6.8 「志布志の自然水 非常災害備蓄用
        ナチュラルミネラルウォーター」
       (鹿児島県志布志市)

表示なし 「いろはす」(静岡県駿東郡小山町)

表示なし 「アサヒ 富士山のおいしい水」(静岡県富士宮市)

表示なし 「アサヒ 富士山のバナジウム天然水」
        (山梨県富士吉田市)

表示なし 「いろはす」(富山県砺波市)

表示なし 「霧島の天然水」(宮崎県小林市細野)

表示なし 「屋久島 縄文水」(鹿児島県熊毛郡屋久島町)

表示なし 「ミネマイン(Minemine)」(韓国 京畿道ヨンチョン郡)

表示なし 「クリスタルガイザー(CRYSTAL GEYSER)」
       (アメリカ合衆国 ウィード<シャスタ水源>) 

  今はむかし、中学生の時の「理科」で、「ペーハーさん(酸)は7より小」と覚えたのを記憶しています。 pHの数値は、7が中性で、それより大きいものがアルカリ性、7より小さいものが酸性。
  それから、上掲の水を見ると、
  アルカリ性19品、中性7品、酸性4品、表示なし8品。

   痛風高尿酸血症とは、どういう関係かといいますと、血液中の尿酸値が高いというのが「高尿酸血症」です。 これだけなら、特別、生活に支障がでるわけではないのですが、血液中の尿酸が多いと、それが結晶になることがあるそうで、それが血管の細い部分に結晶がたまるようになると、大変な痛みがでることになるのです。具体的に、痛みがでやすい場所というのは手足の指のつけねの付近が多いそうで、私の場合、3度ほど、痛風の痛みを経験しましたが、いずれも左足の親指のつけねでした。
   赤岡家雄 監修・山中寿 執筆『痛風手帳』(日本ウェルカム株式会社)〔15年ほど前、かかった医院でもらったものなので、市販されていません。〕によると、
「日頃注意する5項目」として、
1.肥満を解消する。
2.アルコールをひかえる―とくにビール
   ・・・中でもビールは多くのプリン体を含んでおり、尿酸値を上げます。
3.水を十分に飲む
   尿酸は、腎臓から尿の中に捨てられますから、水分を十分にとって尿の量を多くすれば尿酸もたくさん尿中に出ていきます。 お茶、水などを十分にとって、尿量を多くしましょう。
4.軽い運動をする。
5.精神的ストレスを発散させる。
  とあり、
「食事制限は、まず総カロリー、次にプリン体」として、
1.総カロリーの制限
2.プリン体の多い食物を食べ過ぎない
3.アルカリ性食品を多く取る
  とあり、
「尿酸を下げる薬の服用中に注意していただきたいこと」の項に、
尿のアルカリ化が大切です。 尿が酸性だと尿酸は溶けにくく、尿路結石の原因になります。この場合、尿をアルカリ性にする薬が使われますが、日常生活でも野菜、海草、牛乳などのアルカリ性食品と水分を十分にとるように心掛けましょう。 ≫ とあります。 
  山中俊一・森野眞由美 監修『痛風・高尿酸血症の食事と食べ方』(1995.12.1.主婦の友社)にも、
「痛風・高尿酸血症の食事療法のポイント」として、
1.肥満しないよう食事の適量を守る。
2.プリン体の多い食品は控える。
3.栄養のバランスのよい食事を心がけ、特にタンパク質と脂肪、塩分をとりすぎない。
4.アルコールは控える。
5.水分を十分にとる。
  とあり、
≪尿酸は水溶性なので、水分をたくさんとることで尿路結石を予防することができます。また、痛風・高尿酸血症のような代謝異常による疾患は、新陳代謝を高めて血液の酸性化を防ぎ、脱水を予防することによって、腎臓の負担を軽くすることも期待できます。…≫と書かれています。
   水分を十分に採るべきで、かつ、アルカリ性の食品を多く採るべきであるということなら、摂取する水分もアルカリ性のものの方が良いのではないか…ということを考えました。 そうなると、なんといっても、「温泉水99 鹿児島垂水温泉」が、pH9.5~9.9 でトップです。 そして、また、おいしい・・・・けれども、「ガソリンより高い」。 比較的安いもので、アルカリ性度の高いものとしては、「富士の恵みの水 ASHITAKA あしたか」。これも、なかなかおいしい。
   
   「食べるもの」については、酸性の食品にかたよらずに、アルカリ性の食品も食べるようにしましょう、というのは、偏食をせず、栄養バランスを考えて食べましょうということと共通するもので、間違っていないでしょうけれども、「飲むもの」について、特に、水は、アルカリ性の水を飲んだとして、体内もアルカリ性になるのか、それとも、あんまり関係ないのか。 私は、同じ飲むなら、どうせなら、アルカリ性のものの方が、たとえ、「どちらかというと」でもいいかな? と思ったのと、15年ほど前、私が飲んだミネラルウォーターで、その頃、最もおいしいと思ったのが、「かねきの天然水」、現在は、イトーヨーカドーやセブンイレブンで売っている「セブン&アイ からだにうるおうアルカリイオン水」で、やっぱり、アルカリ性の水はおいしいと思ったのです。 もっとも、pHの数値はあまり大きくない「サントリー 南アルプスの天然水」もけっこうおいしいと思いましたが。
   「週刊金曜日」編『買ってはいけない』(1999.5.20. 株式会社金曜日)の中で、三好基晴「アルカリ健康法の迷信 朝のきれいな水」には、キリンビバレッジ「朝のきれいな水」(ボトルドウォーター。 水(鉱水) 採水地:群馬県利根郡月夜野町 pH8.5~9.3 硬度55㎎/L)をとりあげ、
≪ アルカリ性はからだによい。酸性はからだに悪い・・・・。こんな迷信が、いまだに続いている。ペーハー(pH・水素イオン指数)は7が中性、7より高くなるとアルカリ性、7未満が酸性である。キリンビバレッジの「朝のきれいな水」のpHは8.5~9.3のアルカリイオン水と表示してある。 アルカリ性であれば、からだによいかのような文句が書いてある。
  人間の血液は、常にpH約7.35~7.45に保たれている。この値が弱アルカリ性のためアルカリ食がからだによいと錯覚してしまったのかもしれない。 しかし、アルカリ性や酸性のものを食べたりのんだりしても、血液がアルカリ性や酸性に簡単に偏ることはない。もしかりに、酸性成分が体内に多く吸収されたり、アルカリ成分が体内に多く吸収されても、人体内では赤血球、肺、腎臓などの干渉作用が働き、pHを常に正常の約7.35~7.45に保つ調整能力がある。
  ほぼ一定の値にpHが調整されていることを、「酸アルカリ平衡」と言う。これは、内部環境の恒常性(ホメオスターシス)のひとつである。気温が高くても低くても、体温を一定に保とうとするのはこの働きがあるからだ。アルカリ水を飲み続けたとしても、簡単に血液のpHが大きく変わることはない。≫ と書かれている。
  たしかに、熱いお茶を飲んだからといって体温がそこまで上がるわけではないし、アイスクリームを食べたからといって、体温が下がるわけでもない。 酸性アルカリ性は体温とまったく同じということでもないかもしれないけれども、そう簡単に体内のpHが変わるものでもないのかもしれない。
   もっとも、水ではなく、お茶でも、肉料理などで、少々、脂っこいものを食べた時など、烏龍茶などを飲むとここちよく感じたりすることがあり、ワインでも一般に肉料理には赤ワインがあい、魚料理には白ワインがあうと言われるように、酸性のものが多い食事をとった時にはアルカリ性の水がおいしいように感じられ、それほど酸性でない食事の時には、特別、アルカリ性の水がおいしいとも思わないということはあってもおかしくないような気もします。 ですから、酸性の物の多い食事を日頃から好む人の場合は、健康にいいかどうかはさておき、水もアルカリ性のものの方がおいしいと感じる可能性が大きい、ということはありうるのではないのか、と思いますが、どうでしょうか。

  そして、
≪  「朝のきれいな水」は、アルカリイオン水がからだによいかのように宣伝している優良誤認のほかいも問題点がある。表示には「天然水からつくったアルカリイオン水はからだにやさしい水」と書いてあるが、天然水から電気分解してつくったアルカリイオン水だという。しかし、そのことは一言も表示していない。最近は家庭用浄水器にも、電気分解してアルカリイオン水をつくるものが出回っている。電気分解された水がからだによいという確実な医学的研究はないのだ。逆にからだに悪いのではないかという研究がある。今のところは白黒はっきりしていないが、もし将来、悪いとわかった時は手遅れである。 ≫とも書かれている。
   《水鏡―ミネラルウォーターの分類》http://homepage2.nifty.com/ukifune/Aqua/acategory.htm を見ると、「処理方法」の制限について、「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」は「濾過、沈殿および加熱殺菌(中心部水温85度で30分以上)に限る」、「ミネラルウォーター」は「濾過、沈殿および加熱殺菌以外に次に掲げる処理を行ったもの。 ・複数の原水の混合 ・ミネラル分の調整 ・ばっ気 ・オゾン殺菌 ・紫外線殺菌など 」とされているのに対し、「ボトルドウォーター」は「処理方法の制限なし」となっています。
   今回、調査した38品の水のうち、「処理方法の制限なし」とされる「ボトルドウォーター」に分類されるのは、マレーシア産の「スプリッツァー」とキリンビバレッジの「キリン アルカリイオンの水」(採水地:静岡県御殿場市)の2品でした。
   三好基晴氏が『買ってはいけない』であげているキリンビバレッジの「朝のきれいな水」は今も販売されているのかどうかわかりませんが、今回、あたったスーパー・コンビニ等では見かけませんでした。 「キリン アルカリイオンの水」(静岡県御殿場市) が、その後継商品か? と思ったのですが、そうであるのかどうかわかりません。 アルカリ性の数値としては、「温泉水99 鹿児島垂水温泉」の次に高い数値が書かれていたのですが、「処理方法の限定なし」の「ボトルドウォーター」であり、電気分解したことによるアルカリ性の可能性が考えられることから、天然のアルカリ性と同列で比較するべきではない可能性を考え、pHの数値を、大きい方(アルカリ性の方)の1位から3位を赤字、4位から6位を緑字としましたが、「キリン アルカリイオンの水」(採水地:静岡県御殿場市)は除いて、それ以外のもので、1位から6位までを赤字と緑字にしました。
   肉・魚・野菜は、電気分解して酸性のものをアルカリ性にしようと思っても簡単ではないのに対し、水は電気分解でアルカリ性に変えることができてしまうところに問題があるかもしれません。 それから、おいしさという点では、pHの数値があまり大きくなくてもおいしい水はあります。「霧島・生駒高原の水 生駒 銘水」(宮崎県小林市)は、価格も安く、最近、よく買うのですが、 pH 6.9 ではありますが、なかなかおいしい水です。もし、これを電気分解してpHの数値を大きくしたとすれば、そのままpH6.9のものよりもおいしくなるかというと、もしかすると、そのままの方がおいしいのではないのか? という気もするのですが、どうでしょう。

   三好基晴氏の文章には、さらに、もっと根本的な問題が述べられています。
≪  もうひとつのアルカリ迷信は「アルカリ性食品は健康によい」だ。食品を酸性とアルカリ性に区別するには、たとえば、人参100gを約450℃で燃やして灰にする。その灰を水に溶かし、リン、塩素、イオウのように体内で酸性を示す成分と、ナトリウム、カリウム、マグネシウムのようにアルカリ性を示す成分のどちらが多いかで、酸性食品とアルカリ性食品に区別しているのだ。にんじんやじゃがいもなどの野菜は灰にアルカリ性成分が多く残るのでアルカリ性食品、マグロや鶏肉などの肉類は酸性成分が多く残るので酸性食品、とされている。つまり、食べものそのものがアルカリ性や酸性ということではないのだ。そのため、たとえば酸性である梅干しも燃やせば酸性成分は燃焼してしまい、灰にアルカリ性成分が多く残るためアルカリ性食品と言われている。 
   こうなると、なんだか、よくわからなくなってしまいます。 しかし、私が飲んだ感想としては、体にいいかどうかはさておき、あくまで「どちらかというと」ですが、pH値の大きいものにおいしい水が多いような気がします。 が、これは、私が少々、尿酸値高めだからそう感じるのかもしれません。 又、あくまで「どちらかというと」であって、「霧島・生駒高原の水 生駒 銘水」はpH6.9ですが、けっこうおいしく感じます。
   食べものの味に「好みの問題」もあるように、水の味にも「好みの問題」はあるかもしれません。 私の場合、「どちらかというと」ではあるけれども、アルカリ性度の高いものにおいしいと思ったものが多かったのは、尿酸値が少々高めなのが、影響し、「どちらかというと」ではあるけれども、九州勢においしいとおもったものが多かったのは、実は、わたくし、父の先祖が九州の出身で、もしかすると、どこかにその地域の水に愛着を感じるDNA?か何かあったのかもしれません・・・・が、そうなると、バイカル湖の水も相当、おいしいと思ったのは、それはなんじゃろうかいのお・・・・、フランスのピレネー地方の街・ルールドゥに、その水につかると不治の病が治ると伝わる泉があって、ルールドゥに行って、その水も飲んできましたが、ルールドゥの水もけっこうおいしかったけれども、フランス人のDNAはたぶんないと思うのだけれども・・・・、まあ・・・・、・・・まあ、いいか・・。 
   で、結論がでませんが、少なくとも、へんてこりんな「やせる薬」なんか飲んで、かえって健康を害するよりは、こういったことを考えながら、“水グルメ”やってるほうが、おもしろいし、“健康的”だと思います。

   なお、バイカル湖の水 は、イルクーツクまで行かないと、日本国内ではまず買えないだろうと思いつつ、インターネットで検索すると、なんと、ありました。アマゾン他、通信販売で購入できるサイトがいくつもあるようです。但し、バイカル湖の「深層水」ということで、湖の深いところの水なので、乳児のミルクをとくのにも比較的向いているのではないのかという気がするのですが、今のところ、インターネット上では、成分・硬度・pHの表示がでているものを見つけることができません。
※バイカル湖と「聖なる湖 大いなるバイカル」は
⇒「YouTube-The Holy Baikal - old russian song 」http://www.youtube.com/watch?v=mh89Dsm_4Dk 
⇒「YouTube-Don Kosaken Chor - Baikal」http://www.youtube.com/watch?v=Rt-O0js0EW8&list=PLDB3F4EA4065A86F0&index=17

   さらに、さすがに、ルールドゥの水 は日本では買えないだろうと思って、検索すると、なんと、これもありました。(「聖コルベ館オンライン通販ショップ ルルドの水」http://kolbe-museum.com/?pid=36760110 、http://kolbe-museum.com/?mode=cate&cbid=1211085&csid=0&sort=n) 但し、カトリックの聖地の泉の水であり、50cc315円だそうです。 すべての医者が見捨てた重病人が最後の望みをかけて訪ねる・・・というそういう性質の泉のものなので、50cc入り315円ということは、1リットルでは6300円? 宗教上の聖なる水であって、食事の時やのどの渇きをいやすためにがぶがぶ飲むためのものではなく、神社の木札や絵馬がホームセンターで売っている板より高いのは当然、お寺のお守りが100円ショップで売ってる小袋より高いのも当然というのと同様、ガソリンよりはるかに高いのももっともかもしれません。 でも、私は、日本で取り寄せて飲むよりも、実際にルールドゥに行って現地で飲む方をお勧めしたい。 特に、ルールドゥの夜のローソク行列はすばらしい。

   中途半端な感じもしますが、 今稿はここまでとします。 福島第一原発の周囲に土壌汚染と地下水の汚染を防ぐための地下ダムを築くという話はどうなったのでしょうか。 早くやらないと手遅れになってしまう恐れ、「想定外」に広い範囲に影響がでてしまうおそれもあるのではないでしょうか。早急に対処してほしいと思います。
(2013.4.19.) 
☆《ミネラルウォーターの研究(1)「ガソリンより高い水」・・》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201304article_3.html
  《ミネラルウォーターの研究(2)カルシウム含有度・・》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201304article_4.html
 《(4)追加。バナジウム入り・アルカリ性の水を・・・》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201304article_6.htmlと合わせ御覧下さいませ。 

《日刊アメーバニュース ミネラルウオーター 国産でも放射能汚染の心配はほぼゼロ 》http://news.ameba.jp/20110722-151/ を見ると、
≪ ・・・・「(国産のミネラルウォーターについての放射能汚染は)問題ないでしょう」というのは産業技術総合研究所の丸井敦尚・地下水研究グループ長だ。雨水は地下にも浸透していくが、10mの深さに達するまで2~3年はかかるという。
「飲料水として採取される地下水は表層から50~100mの深い層が多い。例えば、国内大手のあるミネラルウオーターは地下200mから取水してます。土壌や地盤にもよりますが、この層まで雨水が染み込むには、30~50年はかかると予想されます」(丸井さん) ・・・ 
※女性セブン2011年8月4日号 ≫ と出ています。 そうはいっても、放射能汚染と汚染水の地下浸透はできるかぎり防いでいただきたいものです。 (4.21.) 


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  • レイバン ウェイファーラー

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