女性巡査の「巡回連絡」に警戒せよ!―男性の気持・思いやりを土足で踏みにじる女、来客を追い返す女【中】

[第268回]営業と会社の話(62)‐2  警察の恐怖(13)
   在来木造の一条工務店にいた時、在籍後半、それまで、各工事現場によってひとりの工事担当者が一貫して担当していたのを、工事担当者を各地域ごとにすべての工事現場を基礎工事担当・木工事担当・仕上げ工事担当と3人で分業するようになり、仕上げ工事担当は女性になり、引き渡し時の工事担当者は仕上げ工事担当の女性社員になった。 私の担当のお施主様の何人もから「一条工務店は、引き渡しの時の工事担当が女性というのはあれは絶対にずるいですよ。 男なら10くらい言うところが、女性だからどうしても7か8くらいしか言えなくなってしまう。あれはずるいですよ」と言われた。 男性の施主の気持としてはどうしてもそうだと思う。 いわき の所長Kさんなどは「仕上げ工事担当が女なものだから、業者・職人は、男から言われたのでは『俺が悪いんじゃねえよお』と言うところを、女の子から『やってえ』とか言われて、それで、『しようがねえなあ』とか言って手直しして、お客さんはお客さんで、男なら『なんだ、これは』と言うところを、相手が女だから言いたいことも言えなくなってしまって。 一条、あれで、相当もうけとるぞ」と冗談みたいな言い方で言っていたことがあった。 Kさんは冗談みたいな言い方で言っていたのだが、実際のところ、冗談ではないのだ。 何人ものお施主様から「絶対、あれはずるいですよ」と言われた。 但し、栃木県で仕上げ工事担当をしていたある女性社員は「女だから言いやすいということもあるかもしれない」と口にしたことがあったので、私が「そうかなあ。俺の担当のお施主様は『男なら10くらい言うところを、引き渡しの時の工事担当が女性なものだから、7くらいしか言えなくなってしまう』とみんなが言うけれども」と言うと、「そういう面もあるかもしれないけれども」と言ったので、実際には両方の面があるかもしれないが。
   それで、たいていの男性は、相手が女性であると、どうしても、相手が男なら10くらい要求するところのものを7か8くらいでいいにしてしまうところがある、と思う。 池波正太郎の『仕掛人 藤枝梅安』で、梅安(ばいあん)が、剣客・小杉十五郎に、「あなたは女を殺せますか。 たいていの男は、男を殺すことができても、どんな人非人の女でも女を殺すことはできないものなんです。 私は女を殺しましたよ。自分の妹をこの手で殺しました。 だから、仕掛人というのは普通の人間ではないのです。 あなたは殺せないでしょう。 だから、おやめなさい、仕掛人になろうなどと考えるのは。 あなたは、仕掛人でない側で生きることのできる人です。」と話す場面があったと思う。  池波正太郎のそのあたりの人間観察は鋭いと思う。([第184回]《平気で女に暴力ふるう大阪婦警警察官―男は殴れても女は殴れないという男性の性質は軽姦にはありまへ~ん  》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201306article_1.html で、この点について述べた。 平気で女に暴行を加える軽殺漢というのは、「普通の人間じゃない」のだろう。)
   欧米では「レディーファースト」というものがあり、私が最初に体験したのは、姉の結婚式が東京のホテルであった時、エレベーターに母と一緒に乗り、降りようとした時、一緒に乗っていた白人のおっさんがさっさと降りればよさそうなのに降りずにいたので、どうしたのかと思ったら、「レディーファースト」として母に譲ってくれていたらしかった。 へ~え・・・と思ったのとともに、欧米ではそうかもしれないけれども、ここは日本なのだから、欧米流のマナーを適用しなくてもいいのではないのかとも思ったが、帝国ホテルは、欧米人が日本で宿泊するためのホテルとして作られたもので、(フランク=ロイド=ライトが設計して作られたライトの帝国ホテルが解体されて正面玄関ロビー部分だけ、愛知県犬山市の明治村に移転して、日比谷には新しい建物ができたが)、それに続いて同タイプのホテルとして、ホテルオークラ・ニューオータニなどができたが、その系列のホテルというのは、もともとが日本に来た欧米人が宿泊するように作られたものだから、それを考えれば、欧米流の「レディーファースト」がマナーとして実行されてもおかしなことではないのかもしれない。 ついでに、エレベーターなどでは、相当に込んでいて女性が奥の方にいた場合でも出入口付近にいる男性は先に降りてはならないのだろうか? と疑問に思ったのだが、フランスのルールドゥに行った時、ルールドゥのホテルでそういう場面があり、そこに乗っていたフランス人なのかイタリア人なのかドイツ人なのかの白人は、別にためらいもせずに男か女かにかかわらず出入口に近い場所にいる人間が先に降りていた。 出入口付近にいる男が先に降りてはならないなどと言われたのでは降りられないという場合は、そんな時でも「レディーファースト」などと言わないといけないという考え方はないみたいだった。 それで、その「レディーファースト」というのはいったい何なのかという問題だが、ひとつの考え方として、普通、男性は相手が女性である場合、相手が男性である場合に比べて、どうしても、要求するのは少なめになってしまうし、どうしても甘い対応になってしまうし、どうしても、相手が男性である場合に比べて防禦が弱くなってしまうところがあるのだが、それを「女に甘い」とか言って否定するのではなく、むしろ、人間として自然なものであり、男性として立派な態度であると肯定するもので、個々の「マナー」はあるとしても、全体の精神としては、男性が女性に対して相手が男性である場合に比べて優しい対応になってしまうというのは否定するべきものではなく人間として自然で好ましい肯定するべき態度だという考え方ではないのか、と思うようになった。欧米の「レディーファースト」がそうであるのかどうかはわからないが、私は、どの国においても、そういう「レディーファースト」があっていいと思う。 そして、男性だけではなく、同時に、女性もこのことを理解し、多くの男性は女性に相手が男性である場合よりも優しい対応・甘い対応・譲歩した対応をしている場合が少なくないということを理解するべきだ、という「マナー」を「レディーファースト」と考えていいのではないか、と考えるようになった。
   もう20年以上前に勤めた某社で一緒だったMさんは、何か困ったことがあるとすぐに私の横に来て「ちょっと、怖そう」と助けを求めた。 そして、「やさしいのよ。とってもやさしいのよ」と会う人間会う人間に言ってくれた。姉に言わせれば、「女の子はどの人がやさしいか、すぐに見抜いちゃうんだから」ということで、私は「とってもやさしい」人だと見抜かれてしまったということだが、Mさんはとってもいい子だから、だから、とってもやさしい人になってもいいけれども、それだけではなく、「女の子にはやさしくしてあげるものでしょ」と言って、他の女性にまでやさしくするように「指導」されてしまったので、この子はとってもとってもいい子だからどんなにやさしくしてあげてもいいとしても、ともかく相手が女性であれば誰にでもやさしくしていたのでは、俺はアホじゃないのかとも思ったのだが、女性に優しい男性であってほしがるから、だから、しかたがないから「女性にやさしい男性」になってしまった。 そして、「とっても、やさしいのよ」と誰にでも自慢してくれたので、そんなに喜んでくれるのなら、「やさしい男性」になってもいいか、とも思ったし、男性に、自分にやさしくさせようとするのではなく、誰であれ女性に対してやさしい男性になってほしがってくれる女性っていいなあとも思った。 

   警察は「巡回連絡」と称して、市民のプライバシーを侵害し個人情報を集めてまわっている。 私も子供の頃は、警察というのは、「悪い人」から市民を守るために警察をやっているのかと思っていたのだが、実際はそうではなく、警察は警察が国民を統制し支配するために警察をやっているのであり、「悪い人」を警察が取り締まるのではなく、警察が気にいらない相手を「悪い人」と認定するのである。
   このブログでも、栃木県佐野市にいた時に、私が住んでいたアパートに私が留守中に佐野警察署の警察官が来て留守だったことから、アパートを紹介した不動産屋か家主に私の勤務先を聞きだした上で(プライバシー侵害。 不動産屋、もしくは、家主は守秘義務違反。)、客商売の店に制服で押しかけて来たことを述べた。([第119回]《脅迫による強制でも“任意の「巡回連絡」”だと主張する警察―栃木県佐野市の警察(1)~警察の恐怖(4) 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_4.html )私が、なぜ私の個人情報をきかれなければならないのかと尋ねても、「答えたっていいだろう」とか言い、そして、私が断ると「おまえは警察に協力しない人間だと看做していいということだな。よし、おまえはそういう人間だと看做す。わかったなあ」と脅迫というのか恫喝というのかの文句を残して言ったということがあった。 警察というのは、犯罪捜査のために市民に協力してもらわないといけない立場であるのだから、普段から市民に好かれるようにするべきで、市民が警察に協力しよう、この人が成果を出せるようにしてあげようと思ってもらえるような礼儀正しい態度をとるべきものだ、と私は思っていたのだが、実際には、この佐野警察署の警察官でも見られるように、警察官にそういう意識はかけらも存在せず、警察・警察官というのは、こんな奴に協力してたのではむしろ世の中のためにならないと市民が思う態度をとりまくる存在のようだ。
   千葉県船橋市の家でも、雨水桝の蓋が消失したことがあって、新聞などで「金属泥棒」の記事が出ることが多かった時期であり、又、山梨県上野原町(現・上野原市)の借家にいた時、借家の駐車場に停めていた中古で買った安いクルマの標準品のホイールキャップを夜中に4枚ともはずされて盗難にあったということがあったこともあり、雨水桝の蓋などは金額としては高いものではないけれども、一応、警察に見ておいてもらった方がいいかと思って、船橋警察署に電話をしたところ、5分もしないうちに東船橋駅前交番の警察官が来たのはいいけれども、「この家は誰の家なんですか。」「あなたは職業は何ですか」「ここに来る前はどこにいたんですか」「誰と住んでるんですか」と、蓋の消失については関心を持たず、あくまでこちらに対して雨水桝の蓋の消失とは関係のない尋問を加え続けたということがあった。 (これを[第132回]《軽微な盗難ならば警察には届けない方がよい。 警察が個人情報を探る口実を与えるだけ。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201209article_6.html で述べた。) 
   こういう経験があったので、私は、警察の「巡回連絡」だと称しての質問には基本的には協力しないことにした。 かつ、インタホンを押して訪問してきた時、うかつに出ると、礼儀もへちまもない態度で執拗に個人情報を探って来るので、インタホンで出ても、そこで断って出て行かないことにしたのだ。

   ところが。 今となっては10年くらい前だろうか。 ひっかかってしまった。 どう「ひっかかった」かというと、「巡回連絡」だと称して、無礼な態度で市民のプライバシーを侵害し個人情報を探りまくる警察官というのは、男だという印象があったのだが、比較的若い女性の巡査が来たのだ。 「ひっかかった」と言っても「色仕掛け」などというものに「引っかかった」のではないし、その女性の巡査は「色仕掛け」などという殊勝なことはしていない。 ただ、なんとも情けないことに、相手が女性であったために、本来は男も女も関係ないはずなのだが、つい、防禦が甘くなってしまって出て行ってしまったのだ。こちらが。 しまったあ、と思ったが、後の祭りだった。 
   だが、船橋警察署(http://www.police.pref.chiba.jp/police/police_department/funabashi/ )のその女性の巡査は、そういうのを何とも思わないのだろうか。 相手の男性が、自分が女性だからということで、つい、相手が男性の場合よりも防禦が弱くなってしまった、というそういうものにつけこんで市民のプライバシーを探るということに、人間として何の抵抗も感じないのだろうか、女性として何の抵抗も感じないのだろうか。
   若い頃、風俗営業や水商売の女性というのはそうでない女性よりも、男性をだましたりすることに抵抗のない人たちかと思っていた時があったが、実際にはそうでもないと思う。 「ビッグコミックスぺリオール」にかつて連載されていた『ギラギラ』という六本木のホストクラブの「伝説のホスト」公平の話で、そのホストクラブをつぶしてやろうと考えたライバル店の経営者が、公平の店の若いホストに自分が経営するキャバクラのホステスを近づけて、そのキャバクラのホステスに入れこませようとする話があった。 公平の後輩の「秀吉」と源氏名をつけたホストに、キャバクラのホステスの女性は、どじで気がきかなくてお客さんに指名してもらえなくて、というキャラクターを見せ、「秀吉」は「だから、俺が助けてなんとしてでも売れるようにしてやるんだあ。心配しなくても、俺が絶対に売れるようにしてやるからな」と言う。 「秀吉」が公平の勤めるホストクラブにその女性を連れてきて公平に紹介した時、公平はその女性の顔をじっと見て、「あなたは、すでにナンバーワンかそれに準ずるくらいの人と違いますか」と言う。「しかし、異なる男性に、それぞれの相手に喜ばれるような女性を演じることに疲れていませんか」と。 「何、言うんだよ、公平さん」と言う秀吉と逆に、見抜かれた女性は落ち着きをなくし、今まで秀吉の前で吸ったことのない煙草を吸い、そして、財布から1万円札を何枚かだして「これで、足りるわね」と言うと、店を飛び出して逃げて帰る。 そして、勤めるキャバクラの経営者の所に行き、「店をやめたい」と言う。 「いったい、どうしたんだね。 店のナンバーツーにやめられたのでは困るんだよ。」と言う経営者に、「男性をだますことに疲れました。 もう、嫌です」と言う。
  そのキャバクラの女性は、キャバクラのホステスとして実績を残すために、男性の客に、それぞれの男に喜ばれる女性を演じたが、そうやって男性を「だます」ことに疲れ、特に、自分のために「俺がなんとしてでも売れるようにしてやるんだ」と心から思いこむ男を見て、「もう、嫌です。もう、男性をだますのは嫌です」と思うに至る。 それに対して、船橋警察署から来たらしい女性の巡査は、相手の男性が、自分が女性だからということで、男が相手である場合よりも防禦が緩くなってしまって、つい、顔を出してしまった、ということにつけこむ、ということに、何の抵抗も感じなかったようだ。 私は、その女性の巡査に、男と女の関係として特別に何か感じたわけでもないが、しかし、つい、出て行ってしまったというのは、やはり、相手が男である場合よりも防禦が甘くなってしまっていたのだ。 そういうものにつけこむ女、そういうものにつけこむということに何の抵抗も感じない女。 相手が男である場合よりも、つい、気を許してしまった、そういうこちらの対応に対して、「仇で返す」ように、プライバシーを侵害し、市民の個人情報を探るという行為にふける女。 警察に勤めるとそういう人間になってしまうのだろうか。 ショックだった。 男か女かは本来は関係ないとはいっても、男性は、どうしても、相手が女性である場合には、相手が男性である場合よりも、防禦も攻撃も甘くなってしまうし、それが人間だと思うのだが、男性のそういう性質につけこむことに何の抵抗も感じない女というのは、女としてカスだ。 「男性をだますことに疲れました。 もう、嫌です」と思ったならば、警察みたいなもの、さっさとやめた方がいいだろうけれども、勤めている人間というのは、『ギラギラ』に登場した「男性をだますのに疲れました。もう、嫌です」と言ったキャバクラのホステスと同等の人間としての感性は持ち合わせていない人間だということなのだろう。

   [第119回]《脅迫による強制でも“任意の「巡回連絡」”だと主張する警察―栃木県佐野市の警察(1)~警察の恐怖(4) 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_4.html でも引用しましたが、千代丸 健二 編著『ザ 警察対抗法』(1986.2.28. 三一新書)には、
≪  (戦前・戦中の)戸口調査とはいまの巡回連絡をもっと徹底させたもので、職業、勤め先、家族関係のほか性行、交友関係、趣味、人の出入り、来訪状況、通信や近隣関係に至るまで個人と家族に関する私生活のすべてを掌握していたんです。 国家に反逆の志持つ者、労働運動、社会運動に少しでもかかわりのある者、思想上いささかでも不穏な動きのある者は徹底的に調べられたんですね。
   戸口調査の法的根拠は、明治八年制定の「行政警察規則」によっています。 すなわち、
「持区内の戸口男女老幼及び其職業平生の人となりに至る迄を注意し、もし無産体の者らが集合するか、又は怪しき者と認めるときは常に注目してその挙動を察すべし」(五条)
「持区内他より移り来たる者あれば、前条により速やかにこれを探知すへし。 ただし右らのことにつき権威をもって、その人を呼出すなどのことは決してしてはならない。 この間 つとめて当人に覚知されぬよう、隠密に探偵するをもって警察の本意とす。 もしやむを得ざるときは自ら尋問すへし」
  とあり、普段から全戸の状態、人の動きを察知せよ、それも相手に覚られずに隠密裏にやれとしているが、これは現在の公安警察のやり方と同じですね。 密かに監視し、尾行、調査してその行動の意とするところを測り、予防検束的に封じ込める(特に、天皇、皇太子などの地方旅行の際には一段と警戒が厳しくなり、公然と“密着尾行”し、軽犯罪や他の古い事件を持ち出して逮捕、拘置する手口はひんぱんに行われる)というやり方は昔も今も変わりない。
   この規則は巡査の勤務について警察内部の訓令であり、法律ではないので、これを基に強制できるものではなかったが、一般にはこれを根拠に戸口調査は行われ、人民の側も応じてきた。それが戦前・戦時中の秘密警察の有力な武器として効果を生んできたんですね。
   戦後はマッカーサーの命令でこの規則は「国民に対するスパイ組織である」と決めつけられ廃止されたが、この“制度”がなくなったわけではない。 代って登場したのが「巡回連絡」なんです。分かりますか? だから戦前並みの警察活動が日常的に行われている、ということですよ。
   巡回連絡とは、外勤警察運営規則(昭和44年〔1969年〕6月19日制定)により行われているもので、これもいわば内部規則です。
   趣旨は、担当区域の家庭、商店、寮、事業所などを訪問し、人の動きや建築物、地形など管内事情を把握するもので、犯罪の予防、災害・事故の防止などにつき住民の協力を得て、<犯罪情報>やその他警察上必要な情報資料を収集する活動です。
   目的は、(1)住民サービスのため、良好な公衆関係を保つ、 (2)警察目的のため管内の完全な掌握――の二つである。 この二つは警察活動の両輪で欠かせない。 最低一年に一回は訪問し、事情聴取した上、原簿の補正を行え、というわけですね。
   したがって市民はこの巡回連絡に応じる義務はなく、警察も強制することはできないのです。 この規則は国民の権利・義務を定めた法令ではなく、拒否しても罰則はない。カードの記入はもちろん、質問に応じるか否かもすべて自由です。 とはいえ拒否するとその理由をせん索されたり、家主や管理人等を通して必要事項を収集している ことなど、そのあり方や方法に対する批判もあるが、それよりも記帳する内容こそ問題でしょう。
   氏名・住所はともかくとして、生年月日、勤務先、本籍地、同居人、車の番号等まで調査する必要があるだろうか。 これはプライバシーの侵害ではないか と思います。  ≫
と出ています。
  「巡回連絡」と称して警察が市民の個人情報を執拗に探る行為に応じるか否かは任意 です。
   本来は任意であるものを、「押し売り」が買わないといけないかのように執拗にくらいつくのと同等、もしくは、それ以上に悪質に警察が市民に取りつくその態度は、その態度自体が犯罪的です。 それを、自分の「女」を利用してやる女。 それに抵抗を感じない女。 《「女」を利用して》といっても、別に「色仕掛け」をしたわけでもないけれども、だから、「女」を利用していないということにはならない。 特別のことをしなくても、男性は、女性に対しては防禦も攻撃も相手が男である場合よりもひと回り弱くなってしまう、という点を利用・悪用しているのは間違いないことなのだ。 自分がそういうことをしているということに、気づいていてやっているのか気づかずにやっているのか、どちらなのだろう。 気づいていないとすると、ずいぶんと、ドンカンな女だ。 営業にも「繊細さをもって人の気持を理解する」という営業のタイプと、「無神経だがそれを補って余りあるくらいにふてぶてしい」というタイプの営業があるが、その女性の巡査は後者のタイプなのだろうか。 というより、警察の場合は、男も女も前者のタイプはおらず、後者のタイプばかりであろう。

   一条工務店にいた時のお施主さんは誰もが言っていたのだ。 「引き渡しの時の工事担当が女性というのはずるい。 男なら10くらい言うところのものが、女だと何も言わないわけではないけれども、7くらいしか言えなくなってしまう」と。 そういう「男の優しさ」を、かつて、同じ職場にいたMさんは「やさしいのよお」と言って喜んでくれたし、そういうものにつけこもうなどとは絶対に考えなかった。だから、職場の男性は誰もが「Mさんて、本当にいい子だねえ」と口にした。 私が親なら、「男性の優しさ」につけこむということに何の抵抗も感じないような行為を平気でさせる警察などという職場には、娘は勤めさせたくない。 いくらかは人によって違うということもあるのかもしれないけれども、だからといって、その女性の巡査が特別というものでもなく、警察というところの職員全般の問題であろう。 男にしてやられた場合以上に、女にしてやられた、というのは精神的にこたえる。 
   警察というのは、哀しい職場だね・・・・。

【本日の格言】 「巡回連絡」(市民の個人情報探索。個人情報侵害)に来る警察官は男とは限らない。

≪ たまたま道路に駐車させておいた自分の自動車に向かって歩き、五、六間ほど手前までくると、思いがけなく交通規則違反の通告書が自動車のワイパーの端にはさんであった、というような経験はだれでももっているものと思う。これを見た瞬間、気持がめいってしまう。しかし、車に近づいてよく見ると、それは規則違反の呼び出し状ではなく、実はそれによく似せてつくった、その付近の貸しガレージか、駐車場経営者からの宣伝広告であったりする。
  これは上手なセールスマンシップのまさに逆をいったものといえよう。これほど悪感情を起こさせるものは、まずほかに見当たらない。もちろんガレージに勤めている人にいわせれば、この広告は必ず手にとりあげて、読んでもらえるだろう。確かにそのガレージの名前は人に知られ、自動車を運転する人に忘れられない記憶を残すにちがいない――ただし人を驚かせ気分を損なわせた不愉快きわまるガレージとしてである。こうした手段に訴えるよりは、なにもせずに人の注意を引かないでいるほうがはるかにましだ、と私はいいたい。≫
(エルマー=G=レターマン『販売は断られた時から始まる』1953. 松永芳久訳 1964.ダイヤモンド社)
  警察は「巡回連絡」を≪これほど悪感情を起こさせるものは、まずほかに見当たらない≫やり方でやる。法律上応じなければならないことになっているものでも任意のものであれ、どうして警察は、市民に協力しようこの人の捜査に役だってあげようという気持ちになってもらおうとせず、≪悪感情を起こさせる≫態度をとり、脅迫・恫喝・誘導尋問・ひっかけ質問その他によって答えさせようとするのだろう。その≪不愉快きわまる≫態度・姿勢は情報を得る為にはマイナスだと思うのだが。男であれ女であれ、≪悪感情を起こさせる≫≪不愉快きわまる≫態度・姿勢をとり慣れた者はその態度しかとれなくなるということか。


(参考)
≪ 羅卒ポリスとも捕亡ともいわれた。この異名は新しい天皇制警察が一面では西洋ポリス制度の移入であり、その機能と性格においては『追捕使』以来、さかのぼれば養老令の『捕亡令』につらなる専制支配者の人民逮捕の暴力装置であることを示している。・・≫
≪ ついで翌1875年(明治8年)に羅卒は『巡査』と改められるとあともに、それまでの警察が強盗殺人の逮捕などいわゆる司法警察のみであったのを、いわゆる行政警察をも行うものとして、 『人民の妨害を防護』 『人民の健康を看護』 『放蕩淫逸の制止』 『国法を犯さんとするものを隠密中に探索警防すること』(特高警察のはじまり) をその任とした。 これ以後警察は人民のあらゆるすみずみまで立ち入り取締ることになる。・・・≫
≪ この統一的な絶対主義警察をつくりあげたのは、薩摩出身の内務卿 大久保利通と同じく薩摩出身の大警視 川路利良であり、また羅卒あるいは巡査は東京府兵の時代から主として薩摩の最下級士族・卒からその失業救済として選任した。薩摩は有名な身分制のきびしいところで、そこの最下級士卒は中級上級士族からはけいべつされ、彼ら自身は中級上級士族にはひくつをきわめながら、それだけに一般人民にたいしては下級とはいえ士であるとの特権身分意識が強烈であり、これが絶対専制の『御上』の権威の末端となったものだから、ポリス・巡査は人民をはるかに見下して横暴をきわめた。日本でも西洋でも絶対主義官僚の本質として、上にひくつで下にいばるものであるが、日本警察は右のようなわけでとくにそれがはげしく、これも今日までつづく警官の特徴となっている。≫
≪ いまの警察の腐敗だらくもまた底なしの泥沼である。 海上保安庁――これは海軍であるが――の全組織をあげての大がかりなわいろとり事件一つとっても前代未聞である。 札幌で殺された白鳥警部、東京練馬で殺された印藤巡査、この犯人を当局は共産党員として事件をでっち上げているが、彼らがつねに人民にゆすりたかりをやり、大酒をくらい、あるいはCICの手先となって、そこから得られる金で妾をかこい、およそ非人間的な悪徳のかぎりをつくして、附近の全住民の心底からの憎悪をうけていたことはひろく知られている。・・・ それは民族の魂を失って異国の支配者のために自国同胞を迫害するにいたり、それとともにあらゆる人間的な責任感と誇りと喜びを失ったものの落ちゆく姿である。 彼ら個々人は売国的な支配者のぎせいとなったあわれむべき者ともいえる。 だが全体が売国のための暴力装置となった警察の飯を食っておれば、何人も必然にそうならざるをえない。≫
≪ この予備隊と警察は一体となって日本民族の独立と平和のためのたたかいを迫害し弾圧する。 だが、若いまじめな警官や兵士(予備隊員)は、生活のためにあやまってそんなところに身を投じたものの、民族的良心に責められてどんどんやめていく。 だから警察官の勤続年限は異常に短くなり、予備隊員は最初の七万五千のうち一万人以上が一年以内にやめている。・・・≫
(井上 清「日本の警察」1952.7.〔井上 清『天皇制』1953.1.10.東京大学出版会 東大新書 所収〕)

     (2014.6.23.)

☆  《男性の気持・思いやりを土足で踏みにじる女、来客を追い返す女》は3部作として公開します。
【上】男性の気づかいを土足で踏みつける女 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201406article_3.html
【下】有望見込客を怒らせて帰らせ平気な女 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201406article_5.html
と合わせてご覧くださいませ。
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「コワイですね」
「ケーサツの連中はいつもああなんだよ。 あれじゃただの荒くれもんだ
「ヤクザかと思っちゃった」
「そんなこと思ってても絶対大きな声で言っちゃダメだよ。 奴らそれを言われるのを一番嫌うんだ。」
「あら そーなんですか?」
  (「公安アンダーワールド ヤクザは先生でございます」 〔『警察の正体 スペシャルプライス版』2014.6.9. ミリオン出版↑ 所収〕)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
携帯電話は住民コードと同じ 11桁の番号 住基ネットに反対している人間でさえ携帯電話を持っている
知らず知らずの間に 監視されていることに気づかず・・・≫
≪使用していなくても ケータイからは微弱電波が流れ その位置情報は 大まかではあるが 電源をオフにしていても 記録は残るという
実際 携帯電話の位置情報が刑事事件の立件の材料として扱われるケースが急増している≫
「警察から情報提供を求められればすぐに応じるのですか?」
「ええ・・・・」
「礼状がなくても?」
「ええ 簡単な書類だけで照会できますよ 過去の位置情報だけでなく 誰といつどのくらい会話したのかも筒抜けと思ったほうがいいですよ。 ・・・
その後に 本人に報告する義務もありません
ほら 番号ポータビリティ―制度 これも政府 与党が推進させたんですよ」
「というと?」
一生 同じ番号を使い続けるユーザーが増えるでしょう
つまり これで 国民の背番号として活用できるわけです 
・・」
 (「携帯電話の怖い話 国家権力が11桁の携帯番号で国民を監視している」 〔『警察の正体 スペシャルプライス版』2014.6.9. ミリオン出版↑ 所収〕)
◆ 消費税率アップとともに普及度を増した「電子マネー」も、同様の性格を持っているのではないか。 電子マネーで電車・バスに乗れば自動車を運転して「Nシステム」で記録されるのと同じ結果となる、この人間はどういう交通機関を使ってどこに行く、といったことが逐一把握されてしまう。 店で買い物をしても食事をしても自販機で買っても、どこで何を買ったかすべて把握される・・ということか・・・・。 スイスイ把握されるスイカ・・・・?
※「Nシステム」については、
  [第209回]《千葉県船橋市東船橋「天神社」参拝。フナトリ線駿河台交差点南のNシステム。変な言い訳で怒らせる男の話。 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201311article_1.html 【3】Nシステム情報
 藤田 悟『図解 個人情報防衛マニュアル』(1998.6.7. 同文書院)
 「ウィキペディア―自動車ナンバー自動読取装置」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%AA%AD%E5%8F%96%E8%A3%85%E7%BD%AE
 「Nシステムって何だ」http://www.uraken.net/zatsugaku/zatsugaku_155.html
 「桜丘法律事務所―国民移動監視ネットワーク Nシステム」http://www.sakuragaoka.gr.jp/nsys/
 他参照。
   先日、座席指定の高速バスに乗ったところ、席が一番前でした。運転席の前が大きくガラスになって見晴らしが良かったし、乗り降りが楽だったのですが、その席に座っていると、高速道路でNシステムの箇所を通る時、運転者だけでなく一番前の客席に座っている者の顔もばっちりと写るのです。高速バスの座席は多少後ろの方がいいですね。(2014.6.24.)
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