マーケティング的発想欠落飲食店。夏対応無。石綿落下食堂。横桟多用デザイナー。会社のハリコの虎理論。
[第296回]高山の町家で曲がった松を柱に使うか?(3) 高山シリーズ第2回(18)
【26】-10 高山の「民家」 10
《10》中 高山の町家では柱に曲がった松を使っているか? 実際にありえない「民家」造りはカッコいいか? たしかに居酒屋はレベルが低い!(3)
[4] さて、わざわざ、曲がった松を柱として内装に設置している、しかも、もともとが梁として使われていたことを示す仕口(しぐち)の加工がきっちりとついている木を縦にしている「はなの舞」「花の舞」「炎」という店。 今回はこれを分析する。
「居酒屋というのは、実際のところ、レベルの低い業界ですから」と入社した時から、人材開発部(事実上、人事部に該当する?)の担当者T常が口にしていたのだが、そういうこともあるかもしれないが、実際のところ、現実に日本の会社というのは、全体として、それほどレベルの高いものではないし、それほどけっこうなものでもない。 山科けいすけ『C級サラリーマン講座』という漫画は実に面白いが、なぜ、面白いかというと、すべてそのままではないかもしれないが、本質としてほとんど変わらないことが我々の会社において現実にあるからだ。だから、『C級サラリーマン講座』は面白いが、その実態は面白いと言えるものではない。
10年ほど前、チムニー株式会社の社長の I 泉さんが言っていたのだが、「居酒屋のチェーン店は、勝ち組になるか負け組になるかどちらかという状況で、勝ち組にならなければ負け組になって消えていくことになる。」というのです。そして、「今のところ、『どちらかといえば勝ち組』になんとかなれている」というのが「はなの舞」「花の舞」「炎」「チムニー」などのチムニー株式会社だということでしたが、実際そうでしょう。但し、 「勝ちに不思議の勝ちあり。 負けに不思議の負けなし。」と野村克也が野球の格言として好んで口にしていたというのですが、会社経営においてもそれはあてはまる時があって、野球の試合でも、自分のチームがすばらしいプレー、すばらしい試合運びをしたから勝ったのではなく、相手チームがエラーしたから、相手チームの監督がおかしな采配をしたから勝ったというケースがあるのと同じく、会社においても、同業他社のエラー、同業他社がミスしまくっているから、同業他社のレベルが高くないから、その結果として、「今のところ勝ち組」になっている、というケースはあるし、そして、居酒屋の業界において、「はなの舞」「花の舞」「炎」「チムニー」などのチムニー株式会社が10年ほど前、「今の所なんとか勝ち組」になっていたのも、実際のところ、「同業他社のレベルが低いから」ということが実際にあったと思います。 この点において、人材開発部のT常さんが「居酒屋というのはレベルの低い業界ですから」と言ったのは間違っていないことになります。
「レベルが低い」例をあげますと。 私が20代で大学生であった頃、1980年頃、「居酒屋」と言うと、まず、どこを思い浮かべたか? 慶應大学の商学部の講義で、教授が居酒屋の店、居酒屋の会社をてあげるならどこをあげたか? 一番手は「庄屋」です。次が「養老の滝」です。 ところが、いつしか、居酒屋の業界地図は変わって、「庄屋」という店、どうなったでしょうか。 「日本海庄屋」という店がありますが、特に科学的調査によるものとか、統計を調べてのものではありませんが、居酒屋の業界で、「庄屋」も「日本海庄屋」も、少なくとも、トップではありませんね。 どうしてでしょう。 チムニー株式会社の従業員で、前職が庄屋にいたという人がいました。 どうして辞めたかというと、庄屋の社長に殴られたそうです。 庄屋の社長というのは、気に入らないことがあると、従業員の頭をめがけて灰皿を投げつけるそうです。 かつ、よけると怒るのであたらないといけないそうです。 社長というものは、従業員を殴ったり頭をめがけて灰皿を投げつけたりする権利があると庄屋の社長は認識しているそうです。これは聞いた話で、私が聞いた相手の話が正しいか間違っているか検証はしていませんが、話しぶりから判断すると少なくともすべて嘘ということはないと考えてよさそうです。 従業員にとって上役の横暴には2つの面があります。 かつて、中国の毛沢東主席が「ハリコの虎」理論というのをしばしば言っていた時期がありました。「帝国主義者とすべての反動派はハリコの虎である。なぜなら、彼らは人民から離れているからである」と。 そして、「帝国主義者と反動派には2つの面がある。ひとつは、恐ろしい牙をもった虎であるが、長い目で見るならば、それはハリコの虎であってその実力はたかがしれている」と。 これは会社にもあてはまるのではないかと思うのです。 上役の横暴、特に社長の横暴というものには2つの面があり、ひとつは「牙をもったおそろしい本物の虎」という面です。実際にその場で対応する従業員からすれば、「牙をもった恐ろしい本物の虎」です。対抗しようとしても、労基署なんて不良経営者の味方ですし、裁判所は会社の回し者です。警察なんてもっとそうです。 ひとりでも入れる労働組合というものもあることはありますが、あまり頼りになりません。 ピエトロ=ジェルミ監督のイタリア映画『鉄道員』という映画があります。 特急列車の運転手が、飛び込み自殺の青年をブレーキをかけても間に合わずにひいてしまい、ショックがおさまらないうちに運転を続け、赤信号を見落としてあやうく大事故をおこしそうになり、特急列車の運転手からはずされてしまう。労働組合の総会で、私はたしかに事故をおこしそうになったが、その背景として勤務過多があったと訴えるが、それはきみの個人的な問題だ、労働組合とは関係ない、と突き放され、労働組合に対して不審感を持ち、その後のショーペロ(ストライキ)の時に、会社側に立ってスト破りをして列車の運転をし、仲間から裏切り者と言われるようになる。 この鉄道員のような気持ちを味あわされる可能性もあると思います。社長は従業員を殴る権利があると確信しているような社長の会社というのは、その時その場にいる従業員としては、ハリコの虎ではなく、やはり、牙をもった恐ろしい本物の虎なのです。しかし、「長い目で見るならば」、そんな会社、そんな社長の会社、そんな経営者の会社はハリコの虎であって、決して力を持っているものではなく、やがて打倒される。 庄屋はその例なのかもしれませんね。 庄屋の社長とは会ったこともありませんし、あくまで人から聞いた話ですが、話した人の話ぶりから判断すると、少なくとも全体として嘘ではなさそうでした。 そういうことをやっている経営者の会社というのは、その時その場にいる従業員にとっては「牙をもった恐ろしい本物の虎」であっても、「長い目で見るならば」「ハリコの虎であって決して実力はない」と考えていいと思います。 ソ連崩壊後、「社会主義国」で資本主義に移行する国が続出し、中国も今も中国共産党という党が政権を握っているとはいっても、社会主義なのか資本主義なのかわからないような国になってきましたが、この「ハリコの虎」理論は、資本主義国の日本の会社においても、あてはまると思います。
※ピエトロジェルミ監督の映画『鉄道員』
《YouTube―Il Ferroviere(鉄道員)-Carlo Rustichelli 》https://www.youtube.com/watch?v=SL4vp65aqxw
1990年頃、千葉支店長のW邊が女性社員の尻をなで回して、「俺は女の尻をなでまわしたが、それでも、俺は会社からは何とも言われんのじゃあ。俺が支店長である限り、会社の女の尻をなでまわしても、どうってことないんじゃ。支店長とはそういうものなんじゃ。会社というところはそういう所なんじゃあ。わかったか。このあほんだらあ! 会社やめろ、このボケナスあほんだらあがあ~あ!」と私に怒鳴りつけて威嚇し、人事部長のT田が「ヒラの従業員ならともかく、支店長である以上、女性社員の尻くらい触ってもかまわんはずだ。それがいかんというのが間違ってる。むしろ、ヒラの従業員が支店長が女性社員の尻を触るのがいかん、などと言うというのが、会社として許せんことだ。これは中島社長が最も嫌われることだ。絶対に会社として許すわけにいか~ん!」と体をぶるぶるふるわせて言った小堀住研(→エスバイエル)は業績悪化しまくったあげく、富士銀行は実質破産管財人かと思える社長を送り込みとれるだけ取った上で見放したのか、その後、今、ヤマダ電機に買収されてヤマダ エスバイエルホームと名称を変えて存続しているとはいえ、事実上、つぶれましたね。そういう男を支店長にならせていること、社長や人事部長が↑のT田のような認識をしているということ、それが会社をつぶした直接の原因でなかったとしても、本質の原因だと思いますね。そんな人間がやっているからつぶれるのですし、つぶれても国民にとって惜しい会社ではない ことになります。 今、私が、「ハリコの虎」理論から考えて、おそらくこの会社は10年もたないだろうと思っているのはアイダ設計ですが、但し、そうはいっても、なっていない会社は日本にはいっぱいあるし、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」が適用されて、同業他社がもっとなってないことから結果として「なんとか勝ち組」になる可能性だってないとは言えないでしょう。なってない会社もなってない経営者も多いですからね。
<1> 「はなの舞」と「花の舞」では「花の舞」の方が幾分高級志向タイプの店にしているようです。私が、チムニー株式会社に入社前に「花の舞」の東京駅の東口にある八重洲店に、見学・調査のために、昼間、客として行って見たところ、まず、第1に感じたのが、「入口がわかりにくい」。 これは飲食店としては相当のマイナスだと思います。 しかし、入ってみると、その割に繁盛している。 その理由は、価格の割に内容のあるものを出している。内容の割に高くないこと。そして、付近はビジネス街であり、初めて来て入る客よりも普段からその付近に勤めている2度目以降の客が多いので、ともかく、1度来た人は入口がどこかすでに知っているので、入口がわかりにくいことによるマイナスがそれほど出ずにすんでいる、ということでした。 しかし、これはいいような悪いようなで、入口がわかりにくい、というのは店舗経営としては早急に改善するべきものですが、そのマイナスが表面に大きく出ていないことからチムニー株式会社の経営者は、それをもって、「悪いところはない」と判断してしまっていたのです。 私は、入社後、この会社の経営者が私を大事にしてくれるなら、私が会社において十分に認知されるに従って、徐々に指摘していこうと思いましたが、社長はメカケの言いなりにはなっても、この会社は私を大事にしませんでした。
<2> そして、次に気づいたのは、「飲食店としては必要とされていない桟が壁面に多く、そこには不衛生にほこりが相当たまっている」という点です。 会社の経営者としては、きっちり掃除してくださいよ、と店舗勤務の従業員に言うのでしょうけれども、飲食店の従業員は来客に食事や酒を用意して提供する作業の方が主であり、まったく掃除しないわけではないでしょうけれども、「花の舞」の八重洲店のように、細かい桟が相当多い内装にされたのでは、掃除がいきとどかないという結果となりやすい。 まず、洗濯機は洗濯しやすいのが本来のもの、クルマは運転しやすいのがよい、掃除機は掃除しやすいのがよい。こういった理屈から考えて、飲食店の店舗の内装の壁というのは、衛生的でありたい飲食店としては、ほこりがたまりにくいよう、掃除しやすいよう、機能上、必要でない桟を多くとりつけるというのは避けた方が良いはずであるのに、それが大量にとりつけられている。これは「設計者」「デザイナー」のミスと言わざるをえないでしょうし、「デザイナー」のミスを見落とした経営者のミスでもあるでしょう。 もしかして、「本格的な高山の民家」を再現しようとしたために、再現しようとした「民家」にあった桟を実現せざるをえなくなった・・とかいうことでもあったか・・・・とかも考えたのですが、結論を言えば、今回、訪問した松本家・宮地家・平田家(平田記念館)・藤井家(→坂本家。 飛騨民族考古館)、それに1回目の高山訪問の際に訪ねた日下部家(日下部民藝館)・吉島家のいずれにおいても、「花の舞」八重洲店にあったような細かい桟はどこにもなかったと思います。
<3> 八重洲店に行った時は気づかなかったが後で気づいた点として、天井はどうなっていたかという問題です。チムニー株式会社の営業課長(営業というのは、飲食店の客に営業するのではなく、店舗を出しませんかと飲食店オーナーになる人を勧誘する方の営業のようです)のわかいおにいちゃんが、ある店の計画を話し合っていた時、「天井は貼らなくてもいいのじゃないか」と言い出したことがあり、ええ~え~え???と驚いたことがありました。 入社後、あるビルの貸室を見に行った時、鉄筋コンクリート造の建物の躯体に防火・耐熱のために吹き付けられている石綿(アスベスト)が落ちてきていたのです。 鉄筋コンクリート造の建物、鉄骨造の建物で防火のために石綿(アスベスト)が躯体に吹き付けられていることがあります。但し、比較的新しい建物の場合は、石綿(アスベスト)ではなく、石綿(アスベスト)はその繊維が飛散し、吸い込んだ場合、肺の壁に繊維が突き刺さって、それが原因で肺がん・中皮腫になるということで使用禁止になり、代替材としてロックウール(岩綿)などが使用されてきているようです。しかし、代替材のロックウール(岩綿)も石綿(アスベスト)よりはいいとしても、まったく問題がないわけでもないと見られてきたようです。 それで、ビルの築年数から考えて、石綿(アスベスト)の可能性の方が高いのではないかと思われるものが、梁から落ちかかっているのがいくつも見えたのです。これは、理屈からいけば、ビルの躯体についてのものですから、ビルのオーナーはそれをきっちりと補修して飛散しないような状態にして貸すべきです。 しかし、立地の良い場所のビルでは、貸す側の方が立場は強い。 貸す前に、飛散しないように処置してくれと要求したなら、そういうことを言うなら他の人に貸しますと言われてしまうおそれがあるので、借りる側はなかなか言えない。(その前に、チムニー株式会社のアホ経営者は石綿(アスベスト)について知らないが。)それで、飛散しないような措置がとられていないビルの部屋を借りた上で、なおかつ、躯体について借りた側が工事をして飛散防止の措置をするわけにもいかないとなると、「とりあえずの措置」ですが、天井はきっちりと貼って、密閉し、できる限り店舗内に落ちてこないようにする、というのが、最高ではないかもしれないが、「とりあえず」の措置として考えられます。それを、チムニー株式会社の比較的若い営業課長は「天井、貼らなくてもいいんじゃない」などとノー天気に言い出したので、私はあきれたのです。 石綿(アスベスト)の繊維は肉眼で見えないほど細く、それが肺の壁に突き刺さった際に肺がん・中皮腫の原因になるというのですが、肉眼で見えないなら飲食店の経営にとっては関係ないだろうがと考える経営者もいるでしょうし、チムニー(株)のI 泉さんなどもおそらくそう考えるでしょうけれども、防火剤・耐熱材として吹き付けられた場合は、おそらくセメントだと思うのですが、石綿(アスベスト)だけで吹き付けられているわけではなく、上から落ちてくる場合は、繊維だけでなくかたまりとして落ちてきます。 ということは、「はなの舞」「花の舞」「炎」の店で営業課長の主張に従って天井が貼られていない店で食事をしたなら、食事中に石綿(アスベスト)をセメントで固めた塊が上から降ってくるということです。 飲食店としては、そういうことは未然に防がないといけません。どうやって防ぐかというと、「本来の理屈」としてはビルのオーナーに貸す前にはがれかかっているもの・飛散しかかっている石綿(アスベスト)は飛散しないように・はがれないように処置をとってから貸すようにしてくださいと言うのが本来の筋であり、それを言うと賃貸契約がうまくいかなくなってしまうおそれがあるということなら、次善の措置・とりあえずの措置として、天井はきっちりと貼って、たとえ、剥落することがあっても、店舗で飲食中の客のところに落ちたりはしないように措置をとる、ということです。それを、チムニー(株)の営業課長は、「天井貼らなくていいんじゃない」とノー天気な調子でノー天気な顔で言い出したのです。 こいつ、絶対、アホや! と思いました。 彼がなぜ私が気づくことを気づくことができないかというと、石綿(アスベスト)やその代替材の人体への危険について学習していない、その仕事をする人間なら学習しておくべきことを学習していない、ということ、それとともに、内装工事を始める前の、躯体が丸見えの状態の貸室というものを見ていないということ。その2つだと思います。見ておれば、これは天井を貼って「ふたをする」ということをしなければだめだと、理屈以前に感覚で理解したはずです。
居酒屋と「はなの舞」「花の舞」「炎」などのチムニー株式会社のいいかげんさは、[第203回]《飛騨天満宮(高山市)中‐冤罪を晴らす神・菅原道真(12)。「天神」考察。居酒屋はいいかげん。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_8.html でも述べましたが、「居酒屋はレベルの低い業界ですから」と人材開発部のT常が言っていたのですが、実際、レベル低いなあと思います。
<4> 10年ほど前、チムニー株式会社は、「はなの舞」「花の舞」「炎」「チムニー」といった居酒屋と、「ファーストグルメ」というもっぱら食事の店をだしていた。「ファーストグルメ」は東京都江戸川区のJR総武線の「平井」駅のすぐ北側に1店、ともう1店東京にあり、3店目を神奈川県のJR東海道線・根岸線の「大船」駅の南東に出したところだった。入社前、タイプの異なる店を一通り、見ておこうと思って、平井の「ファーストグルメ」に食事に行った。 違和感を覚えた。 何に違和感を覚えたかというと、チムニー(株)は、「ファーストグルメ」という店を「ファーストフードの店」と言っていたのだ。 しかし、そこで提供されるメニューは相当にボリュームのある本格的な食事で、「ファーストフード」というようなものではなかった。 これはどうなのだろう?と思った。 まず、 「提供される食事の内容と店の外観・しつらえとが一致しない」。 それから、 「店の名称と提供される食事の内容とが一致しない」 。 ファーストフードの店を思わせる店の外観・しつらえ で、店の名称も「ファーストグルメ」でファーストフードを思わせる名称でありながら、そこで出される食事はファーストフードではない。本格的な食事であり、なおさら、相当ボリュームのある方の食事である。 これは、ファーストフードを想定して店に入った客は面食らうのではないか、と思った。ファーストフードがいい悪いではない。本格的な食事を出すのが悪いのではない。もし、本格的な食事を出す店なら、店の造りもそういうものにするべきであるし、店の名称もそういう名称にした方が良い。逆に、ファーストフードの店にするのなら、そこで出すものもファーストフードでなければ、もしくは、スーパーのジャスコが始めた会社で食品会社の米久の子会社でキリンビールの孫会社がやる店だから金額の割に内容のある食事を提供したい、居酒屋が経営するファーストフード店だから居酒屋つながりの特色のある店にしたいという気持ちがあるならばそれは良いが、その特色を織り込みながらも、ファーストフード店である店の名称と店の外観・しつらえでやるなら、そういう特色を織り込んだファーストフードにしないと、ファーストフードの店の名称と外観・しつらえでボリュームのある本格的な食事を出したのではアンバランスであり、そのアンバランスなところは店の売り上げにはマイナスになると考えられる。
慶應の商学部の「商業学総論」という講義で教授が話されたことだが、「サンリオは、鉛筆やハンカチやキャンディーを売っているのではない。サンリオは『夢』を売っているのだ」と。 セオドア=レビット『マーケティング発想法』(プレジデント社)に出ていた話だが、アメリカ合衆国の化粧品会社レブロンは何を売っているのか? 化粧品を売っているのではない。性的な魅力であったり、それを使用することで今までと違った女性になれるという希望、それを使うことで今までと違った明日が実現するかもしれないという思いを売っているのだ、と。この観点から考える必要がある。 「ファーストグルメ」という店はいったい何を売っているのか? 経営者自身が 何を売っている店なのか 、意識がはっきりしていないのではないか? そんなことで商売できまんのんか?
社長の I 泉さんは「ファーストフードは、うちの会社としては得意の分野じゃないから」などと言っていたが、たとえ、そうであっても、始めるからには成功させようとして始めたのではないのか? それなら、やるべきことをやる必要があるのではないのか? なぜ、ファーストフードの店の名称とマクドナルド・モスバーガー・ミスタードーナッツ・ケンタッキーフライドチキンのような店の外観・しつらえで相当ボリュームのある本格的な料理をだしているのか? そのあたりを改善してから、得意だ不得意だと言ったらどうなんだ?
それから何年か経った今。チムニー(株)は、「ファーストグルメ」という店を、なんら改善策をとらないまま、全店閉店して撤退したらしい。 ところで、ファーストフードの店を撤退したのか、ボリュームのある本格的な食事を提供する店を撤退したのか、どっちなのか? 経営者自身、その点について意識がないようだ。
平井の「ファーストグルメ」という店で食事をして店の内外を見まわして帰った後、同社に入社した時、人材開発部のT常が「どうでしたか」というので、「ファーストフードの店というわりに、相当ボリュームのある食事をだしていましたね」と話したところ、T常は「そうでしょ。ボリュームのある食事がでて、なかなかいいでしょ」とそう言ったのだ。 アホか! その程度の認識しかないのか! まがりなりにも飲食店の業界の会社に勤めていて、その程度のスキルしかないのか! ボリュームのある食事が出るから、というのはそれはいいということでも悪いということでもない、そういう名称でそういう外観・しつらえの店で出るなら悪くないがファーストフードの店の名称と外観・しつらえでそれが出たのではアンバランスで、入店した客は面食らうということがわからんのか?と思ったが、わからんらしかった。その程度のスキルらしかった。
もっとも、考えてみれば、私は慶應義塾大学の商学部の「商業学総論」で↑の話を聞き、自分が買い物をするときも、テレビや新聞広告で新商品が出たというものを見た時も、その頃からずっとそういう視点で見て考えてきた。慶應の商学部は実際のところ、行きたいと思って行った大学ではなく、何の因果か行ってしまった大学だったが、ともかく、慶應の商学部・経済学部に4年間、もしくは、4年+α年いたなら、いいか悪いかわからんが、そういう雰囲気が体にしみつき、何を考えるにおいても、この店は何を売っているのか、鉛筆・ハンカチ・キャンディーを売っているのか夢を売っているのか?といったことを自然と考えるようになる。なった。だから、私はそういう視点で見るのは当然、当たり前と思ったが、関大の法学部しか出ていないらしい社長の I 泉さんはそのあたりの認識・感覚はもちあわせていなかったのかもしれない。ましてや、人材開発部のT常さんが持ち合わせているわけなかったのかもしれない・・・・が、しかし、私は、たしかに慶應の「商業学総論」でそういう話を聞いたのは影響したであろうしセオドア=レビット『マーケティング発想法』を読んだのも関係したかもしれないが、もし、「商業学総論」の話を聞かなかったなら、もし、セオドア=レビット『マーケティング発想法』を読まなかったらそういう発想・そういう観点はなかったかというと、まったくないことはないと思うのだ。 なぜ、チムニー(株)の社長の I 泉さんや人材開発部のT常さんにはそういう観点がまったくないのだろう。 なんだか、不思議だなあ~あ・・・・。よくそんなことで商売やってはりまんなあ。よくそんなことで社長やってはりまんなあ。
<5> 「ファーストグルメ」という店の3店目は神奈川県のJR「大船」駅の南東にオープンした。大船駅は鎌倉市と横浜市の境目にあるので、その場所は横浜市の方になる。 そこの内装をビデオに撮ってきてくれというので撮影し店の状況を見て帰った。 店長の男性と話をして、「どうですか」というと、「実際、きついですよ。うちの店は出す食事にボリュームがありますから、どうしても夏場は敬遠されるんですよ」と。 店長わかってるじゃない。 わかってないのは社長の I 泉さんとその他の役員、それに人材開発部のT常さん。 ボリュームがあれば売れるというものではないのだ。飲食店は夏場になると食欲が減退してボリュームのあるものはむしろ売れにくくなるのだ。わからんのか? というと、わからんらしい。だから、「ボリュームがあっていいでしょ」と相変わらず言ってるのだ。現場の店長の気も知らずに。あんまり賢くないなあ・・・・。中華料理店で夏場になると、「冷やし中華 始めました」という品書きが壁に貼りだされるのはなぜか? 夏場になって食欲が低下した時に、食べたくなるものが「冷やし中華」じゃないのか。「ファーストグルメ」はファーストフード店を思わせる名称と店の外観でありながら相当ボリュームのある食事を出していたが、ボリュームのある食事は夏場、敬遠されがちになる。飲食店のチェーン店なら、その時期に人気が出るメニューを考える必要があるのではないのか? そういうことを飲食店の経営者なら考えたらどうなのか? 社長は建設部と開発部からなる開発本部の開発本部長を兼任しているといっても、建築のことなんかちっともわかってない元スーパー屋なんだから、と思うが、考えないらしい。 確かに、「レベルの低い業界」だわ。
(2014.9.17.)
<6>以降を次回《高山の町家で曲がった松を柱に使うか?たしかに居酒屋はレベルが低い!(4)》 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_21.html
で述べます。
☆ 高山シリーズ第2回は、
(1)国府町村山天神参拝(1)上枝駅から宮川沿い https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_2.html
(2)国府町村山天神参拝(2) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_3.html
(3)国府町村山天神参拝(3)浸透桝で雨水処理、赤松は赤い https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_4.html
(4)あじめ峡、あじか、廣瀬神社、国府小学校https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_5.html
(5)国府大仏、阿多由太神社https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_6.html
(6)飛騨国府駅周辺。「耳付片流れ屋根」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_7.html
(7)松本家住宅上・ヒラノグラーノhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_8.html
(8)松本家住宅下・宮地家住宅上https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_9.html
(9)宮地家住宅下・平田記念館https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_10.html
(10)飛騨民族考古館1 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_11.html
(11)飛騨民族考古館2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_12.html
(12)飛騨民族考古館3 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_13.html
(13)飛騨民族考古館4 版画喫茶ばれん、質屋の入口から逃げていく裁判官 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_14.html
(14)飛騨高山まちの博物館(矢嶋家土蔵、永田家土蔵)https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_15.html
(15)東西反転プランでは玄関だけ移動するのか、全体が入れ替わるのかhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_16.html
〔(16)~(20)の前提として、権威主義的パーソナリティーの「デザイナー」が「建築家」の名前だけで敬意を表した慶應義塾大学日吉(新)図書館について https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_17.html 〕
(16)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 1 JR日光駅はフランクロイド=ライトの設計でなければ価値はないか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_18.html
(17)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_19.html
(18)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 3 掃除しにくい細かい桟、マーケティング的発想のない店。 今回。
(19)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 4 料理を出せないついたて、店のコンセプトが理解できない建設部長、日露戦争100周年と平気で口にする女性 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_21.html
(20)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 5 「酒が飲めない人にも飲める酒」を勧められない「日本酒ソムリエ」、 人事総務の最低スキル https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_22.html
(21)飛騨総社 他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_23.html
☆ 高山シリーズ第1回 は、
上 [第202回]《飛騨天満宮(高山市)‐冤罪を晴らす神・菅原道真・怨念を晴らす旅(12)上、松本家住宅、飛騨の家具館他》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_7.html
中 [第203回]《飛騨天満宮(高山市)‐冤罪を晴らす神・菅原道真(12)中。「天神」考察。居酒屋はいいかげん。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_8.html
下 [第204回]《飛騨天満宮(高山市)下‐冤罪を晴らす神・菅原道真(12)。高山市の白山神社。高山市役所。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_9.html
です。 ぜひ、ご覧くださいませ。
【26】-10 高山の「民家」 10
《10》中 高山の町家では柱に曲がった松を使っているか? 実際にありえない「民家」造りはカッコいいか? たしかに居酒屋はレベルが低い!(3)
[4] さて、わざわざ、曲がった松を柱として内装に設置している、しかも、もともとが梁として使われていたことを示す仕口(しぐち)の加工がきっちりとついている木を縦にしている「はなの舞」「花の舞」「炎」という店。 今回はこれを分析する。
「居酒屋というのは、実際のところ、レベルの低い業界ですから」と入社した時から、人材開発部(事実上、人事部に該当する?)の担当者T常が口にしていたのだが、そういうこともあるかもしれないが、実際のところ、現実に日本の会社というのは、全体として、それほどレベルの高いものではないし、それほどけっこうなものでもない。 山科けいすけ『C級サラリーマン講座』という漫画は実に面白いが、なぜ、面白いかというと、すべてそのままではないかもしれないが、本質としてほとんど変わらないことが我々の会社において現実にあるからだ。だから、『C級サラリーマン講座』は面白いが、その実態は面白いと言えるものではない。
10年ほど前、チムニー株式会社の社長の I 泉さんが言っていたのだが、「居酒屋のチェーン店は、勝ち組になるか負け組になるかどちらかという状況で、勝ち組にならなければ負け組になって消えていくことになる。」というのです。そして、「今のところ、『どちらかといえば勝ち組』になんとかなれている」というのが「はなの舞」「花の舞」「炎」「チムニー」などのチムニー株式会社だということでしたが、実際そうでしょう。但し、 「勝ちに不思議の勝ちあり。 負けに不思議の負けなし。」と野村克也が野球の格言として好んで口にしていたというのですが、会社経営においてもそれはあてはまる時があって、野球の試合でも、自分のチームがすばらしいプレー、すばらしい試合運びをしたから勝ったのではなく、相手チームがエラーしたから、相手チームの監督がおかしな采配をしたから勝ったというケースがあるのと同じく、会社においても、同業他社のエラー、同業他社がミスしまくっているから、同業他社のレベルが高くないから、その結果として、「今のところ勝ち組」になっている、というケースはあるし、そして、居酒屋の業界において、「はなの舞」「花の舞」「炎」「チムニー」などのチムニー株式会社が10年ほど前、「今の所なんとか勝ち組」になっていたのも、実際のところ、「同業他社のレベルが低いから」ということが実際にあったと思います。 この点において、人材開発部のT常さんが「居酒屋というのはレベルの低い業界ですから」と言ったのは間違っていないことになります。
「レベルが低い」例をあげますと。 私が20代で大学生であった頃、1980年頃、「居酒屋」と言うと、まず、どこを思い浮かべたか? 慶應大学の商学部の講義で、教授が居酒屋の店、居酒屋の会社をてあげるならどこをあげたか? 一番手は「庄屋」です。次が「養老の滝」です。 ところが、いつしか、居酒屋の業界地図は変わって、「庄屋」という店、どうなったでしょうか。 「日本海庄屋」という店がありますが、特に科学的調査によるものとか、統計を調べてのものではありませんが、居酒屋の業界で、「庄屋」も「日本海庄屋」も、少なくとも、トップではありませんね。 どうしてでしょう。 チムニー株式会社の従業員で、前職が庄屋にいたという人がいました。 どうして辞めたかというと、庄屋の社長に殴られたそうです。 庄屋の社長というのは、気に入らないことがあると、従業員の頭をめがけて灰皿を投げつけるそうです。 かつ、よけると怒るのであたらないといけないそうです。 社長というものは、従業員を殴ったり頭をめがけて灰皿を投げつけたりする権利があると庄屋の社長は認識しているそうです。これは聞いた話で、私が聞いた相手の話が正しいか間違っているか検証はしていませんが、話しぶりから判断すると少なくともすべて嘘ということはないと考えてよさそうです。 従業員にとって上役の横暴には2つの面があります。 かつて、中国の毛沢東主席が「ハリコの虎」理論というのをしばしば言っていた時期がありました。「帝国主義者とすべての反動派はハリコの虎である。なぜなら、彼らは人民から離れているからである」と。 そして、「帝国主義者と反動派には2つの面がある。ひとつは、恐ろしい牙をもった虎であるが、長い目で見るならば、それはハリコの虎であってその実力はたかがしれている」と。 これは会社にもあてはまるのではないかと思うのです。 上役の横暴、特に社長の横暴というものには2つの面があり、ひとつは「牙をもったおそろしい本物の虎」という面です。実際にその場で対応する従業員からすれば、「牙をもった恐ろしい本物の虎」です。対抗しようとしても、労基署なんて不良経営者の味方ですし、裁判所は会社の回し者です。警察なんてもっとそうです。 ひとりでも入れる労働組合というものもあることはありますが、あまり頼りになりません。 ピエトロ=ジェルミ監督のイタリア映画『鉄道員』という映画があります。 特急列車の運転手が、飛び込み自殺の青年をブレーキをかけても間に合わずにひいてしまい、ショックがおさまらないうちに運転を続け、赤信号を見落としてあやうく大事故をおこしそうになり、特急列車の運転手からはずされてしまう。労働組合の総会で、私はたしかに事故をおこしそうになったが、その背景として勤務過多があったと訴えるが、それはきみの個人的な問題だ、労働組合とは関係ない、と突き放され、労働組合に対して不審感を持ち、その後のショーペロ(ストライキ)の時に、会社側に立ってスト破りをして列車の運転をし、仲間から裏切り者と言われるようになる。 この鉄道員のような気持ちを味あわされる可能性もあると思います。社長は従業員を殴る権利があると確信しているような社長の会社というのは、その時その場にいる従業員としては、ハリコの虎ではなく、やはり、牙をもった恐ろしい本物の虎なのです。しかし、「長い目で見るならば」、そんな会社、そんな社長の会社、そんな経営者の会社はハリコの虎であって、決して力を持っているものではなく、やがて打倒される。 庄屋はその例なのかもしれませんね。 庄屋の社長とは会ったこともありませんし、あくまで人から聞いた話ですが、話した人の話ぶりから判断すると、少なくとも全体として嘘ではなさそうでした。 そういうことをやっている経営者の会社というのは、その時その場にいる従業員にとっては「牙をもった恐ろしい本物の虎」であっても、「長い目で見るならば」「ハリコの虎であって決して実力はない」と考えていいと思います。 ソ連崩壊後、「社会主義国」で資本主義に移行する国が続出し、中国も今も中国共産党という党が政権を握っているとはいっても、社会主義なのか資本主義なのかわからないような国になってきましたが、この「ハリコの虎」理論は、資本主義国の日本の会社においても、あてはまると思います。
※ピエトロジェルミ監督の映画『鉄道員』
《YouTube―Il Ferroviere(鉄道員)-Carlo Rustichelli 》https://www.youtube.com/watch?v=SL4vp65aqxw
1990年頃、千葉支店長のW邊が女性社員の尻をなで回して、「俺は女の尻をなでまわしたが、それでも、俺は会社からは何とも言われんのじゃあ。俺が支店長である限り、会社の女の尻をなでまわしても、どうってことないんじゃ。支店長とはそういうものなんじゃ。会社というところはそういう所なんじゃあ。わかったか。このあほんだらあ! 会社やめろ、このボケナスあほんだらあがあ~あ!」と私に怒鳴りつけて威嚇し、人事部長のT田が「ヒラの従業員ならともかく、支店長である以上、女性社員の尻くらい触ってもかまわんはずだ。それがいかんというのが間違ってる。むしろ、ヒラの従業員が支店長が女性社員の尻を触るのがいかん、などと言うというのが、会社として許せんことだ。これは中島社長が最も嫌われることだ。絶対に会社として許すわけにいか~ん!」と体をぶるぶるふるわせて言った小堀住研(→エスバイエル)は業績悪化しまくったあげく、富士銀行は実質破産管財人かと思える社長を送り込みとれるだけ取った上で見放したのか、その後、今、ヤマダ電機に買収されてヤマダ エスバイエルホームと名称を変えて存続しているとはいえ、事実上、つぶれましたね。そういう男を支店長にならせていること、社長や人事部長が↑のT田のような認識をしているということ、それが会社をつぶした直接の原因でなかったとしても、本質の原因だと思いますね。そんな人間がやっているからつぶれるのですし、つぶれても国民にとって惜しい会社ではない ことになります。 今、私が、「ハリコの虎」理論から考えて、おそらくこの会社は10年もたないだろうと思っているのはアイダ設計ですが、但し、そうはいっても、なっていない会社は日本にはいっぱいあるし、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」が適用されて、同業他社がもっとなってないことから結果として「なんとか勝ち組」になる可能性だってないとは言えないでしょう。なってない会社もなってない経営者も多いですからね。
<1> 「はなの舞」と「花の舞」では「花の舞」の方が幾分高級志向タイプの店にしているようです。私が、チムニー株式会社に入社前に「花の舞」の東京駅の東口にある八重洲店に、見学・調査のために、昼間、客として行って見たところ、まず、第1に感じたのが、「入口がわかりにくい」。 これは飲食店としては相当のマイナスだと思います。 しかし、入ってみると、その割に繁盛している。 その理由は、価格の割に内容のあるものを出している。内容の割に高くないこと。そして、付近はビジネス街であり、初めて来て入る客よりも普段からその付近に勤めている2度目以降の客が多いので、ともかく、1度来た人は入口がどこかすでに知っているので、入口がわかりにくいことによるマイナスがそれほど出ずにすんでいる、ということでした。 しかし、これはいいような悪いようなで、入口がわかりにくい、というのは店舗経営としては早急に改善するべきものですが、そのマイナスが表面に大きく出ていないことからチムニー株式会社の経営者は、それをもって、「悪いところはない」と判断してしまっていたのです。 私は、入社後、この会社の経営者が私を大事にしてくれるなら、私が会社において十分に認知されるに従って、徐々に指摘していこうと思いましたが、社長はメカケの言いなりにはなっても、この会社は私を大事にしませんでした。
<2> そして、次に気づいたのは、「飲食店としては必要とされていない桟が壁面に多く、そこには不衛生にほこりが相当たまっている」という点です。 会社の経営者としては、きっちり掃除してくださいよ、と店舗勤務の従業員に言うのでしょうけれども、飲食店の従業員は来客に食事や酒を用意して提供する作業の方が主であり、まったく掃除しないわけではないでしょうけれども、「花の舞」の八重洲店のように、細かい桟が相当多い内装にされたのでは、掃除がいきとどかないという結果となりやすい。 まず、洗濯機は洗濯しやすいのが本来のもの、クルマは運転しやすいのがよい、掃除機は掃除しやすいのがよい。こういった理屈から考えて、飲食店の店舗の内装の壁というのは、衛生的でありたい飲食店としては、ほこりがたまりにくいよう、掃除しやすいよう、機能上、必要でない桟を多くとりつけるというのは避けた方が良いはずであるのに、それが大量にとりつけられている。これは「設計者」「デザイナー」のミスと言わざるをえないでしょうし、「デザイナー」のミスを見落とした経営者のミスでもあるでしょう。 もしかして、「本格的な高山の民家」を再現しようとしたために、再現しようとした「民家」にあった桟を実現せざるをえなくなった・・とかいうことでもあったか・・・・とかも考えたのですが、結論を言えば、今回、訪問した松本家・宮地家・平田家(平田記念館)・藤井家(→坂本家。 飛騨民族考古館)、それに1回目の高山訪問の際に訪ねた日下部家(日下部民藝館)・吉島家のいずれにおいても、「花の舞」八重洲店にあったような細かい桟はどこにもなかったと思います。
<3> 八重洲店に行った時は気づかなかったが後で気づいた点として、天井はどうなっていたかという問題です。チムニー株式会社の営業課長(営業というのは、飲食店の客に営業するのではなく、店舗を出しませんかと飲食店オーナーになる人を勧誘する方の営業のようです)のわかいおにいちゃんが、ある店の計画を話し合っていた時、「天井は貼らなくてもいいのじゃないか」と言い出したことがあり、ええ~え~え???と驚いたことがありました。 入社後、あるビルの貸室を見に行った時、鉄筋コンクリート造の建物の躯体に防火・耐熱のために吹き付けられている石綿(アスベスト)が落ちてきていたのです。 鉄筋コンクリート造の建物、鉄骨造の建物で防火のために石綿(アスベスト)が躯体に吹き付けられていることがあります。但し、比較的新しい建物の場合は、石綿(アスベスト)ではなく、石綿(アスベスト)はその繊維が飛散し、吸い込んだ場合、肺の壁に繊維が突き刺さって、それが原因で肺がん・中皮腫になるということで使用禁止になり、代替材としてロックウール(岩綿)などが使用されてきているようです。しかし、代替材のロックウール(岩綿)も石綿(アスベスト)よりはいいとしても、まったく問題がないわけでもないと見られてきたようです。 それで、ビルの築年数から考えて、石綿(アスベスト)の可能性の方が高いのではないかと思われるものが、梁から落ちかかっているのがいくつも見えたのです。これは、理屈からいけば、ビルの躯体についてのものですから、ビルのオーナーはそれをきっちりと補修して飛散しないような状態にして貸すべきです。 しかし、立地の良い場所のビルでは、貸す側の方が立場は強い。 貸す前に、飛散しないように処置してくれと要求したなら、そういうことを言うなら他の人に貸しますと言われてしまうおそれがあるので、借りる側はなかなか言えない。(その前に、チムニー株式会社のアホ経営者は石綿(アスベスト)について知らないが。)それで、飛散しないような措置がとられていないビルの部屋を借りた上で、なおかつ、躯体について借りた側が工事をして飛散防止の措置をするわけにもいかないとなると、「とりあえずの措置」ですが、天井はきっちりと貼って、密閉し、できる限り店舗内に落ちてこないようにする、というのが、最高ではないかもしれないが、「とりあえず」の措置として考えられます。それを、チムニー株式会社の比較的若い営業課長は「天井、貼らなくてもいいんじゃない」などとノー天気に言い出したので、私はあきれたのです。 石綿(アスベスト)の繊維は肉眼で見えないほど細く、それが肺の壁に突き刺さった際に肺がん・中皮腫の原因になるというのですが、肉眼で見えないなら飲食店の経営にとっては関係ないだろうがと考える経営者もいるでしょうし、チムニー(株)のI 泉さんなどもおそらくそう考えるでしょうけれども、防火剤・耐熱材として吹き付けられた場合は、おそらくセメントだと思うのですが、石綿(アスベスト)だけで吹き付けられているわけではなく、上から落ちてくる場合は、繊維だけでなくかたまりとして落ちてきます。 ということは、「はなの舞」「花の舞」「炎」の店で営業課長の主張に従って天井が貼られていない店で食事をしたなら、食事中に石綿(アスベスト)をセメントで固めた塊が上から降ってくるということです。 飲食店としては、そういうことは未然に防がないといけません。どうやって防ぐかというと、「本来の理屈」としてはビルのオーナーに貸す前にはがれかかっているもの・飛散しかかっている石綿(アスベスト)は飛散しないように・はがれないように処置をとってから貸すようにしてくださいと言うのが本来の筋であり、それを言うと賃貸契約がうまくいかなくなってしまうおそれがあるということなら、次善の措置・とりあえずの措置として、天井はきっちりと貼って、たとえ、剥落することがあっても、店舗で飲食中の客のところに落ちたりはしないように措置をとる、ということです。それを、チムニー(株)の営業課長は、「天井貼らなくていいんじゃない」とノー天気な調子でノー天気な顔で言い出したのです。 こいつ、絶対、アホや! と思いました。 彼がなぜ私が気づくことを気づくことができないかというと、石綿(アスベスト)やその代替材の人体への危険について学習していない、その仕事をする人間なら学習しておくべきことを学習していない、ということ、それとともに、内装工事を始める前の、躯体が丸見えの状態の貸室というものを見ていないということ。その2つだと思います。見ておれば、これは天井を貼って「ふたをする」ということをしなければだめだと、理屈以前に感覚で理解したはずです。
居酒屋と「はなの舞」「花の舞」「炎」などのチムニー株式会社のいいかげんさは、[第203回]《飛騨天満宮(高山市)中‐冤罪を晴らす神・菅原道真(12)。「天神」考察。居酒屋はいいかげん。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_8.html でも述べましたが、「居酒屋はレベルの低い業界ですから」と人材開発部のT常が言っていたのですが、実際、レベル低いなあと思います。
<4> 10年ほど前、チムニー株式会社は、「はなの舞」「花の舞」「炎」「チムニー」といった居酒屋と、「ファーストグルメ」というもっぱら食事の店をだしていた。「ファーストグルメ」は東京都江戸川区のJR総武線の「平井」駅のすぐ北側に1店、ともう1店東京にあり、3店目を神奈川県のJR東海道線・根岸線の「大船」駅の南東に出したところだった。入社前、タイプの異なる店を一通り、見ておこうと思って、平井の「ファーストグルメ」に食事に行った。 違和感を覚えた。 何に違和感を覚えたかというと、チムニー(株)は、「ファーストグルメ」という店を「ファーストフードの店」と言っていたのだ。 しかし、そこで提供されるメニューは相当にボリュームのある本格的な食事で、「ファーストフード」というようなものではなかった。 これはどうなのだろう?と思った。 まず、 「提供される食事の内容と店の外観・しつらえとが一致しない」。 それから、 「店の名称と提供される食事の内容とが一致しない」 。 ファーストフードの店を思わせる店の外観・しつらえ で、店の名称も「ファーストグルメ」でファーストフードを思わせる名称でありながら、そこで出される食事はファーストフードではない。本格的な食事であり、なおさら、相当ボリュームのある方の食事である。 これは、ファーストフードを想定して店に入った客は面食らうのではないか、と思った。ファーストフードがいい悪いではない。本格的な食事を出すのが悪いのではない。もし、本格的な食事を出す店なら、店の造りもそういうものにするべきであるし、店の名称もそういう名称にした方が良い。逆に、ファーストフードの店にするのなら、そこで出すものもファーストフードでなければ、もしくは、スーパーのジャスコが始めた会社で食品会社の米久の子会社でキリンビールの孫会社がやる店だから金額の割に内容のある食事を提供したい、居酒屋が経営するファーストフード店だから居酒屋つながりの特色のある店にしたいという気持ちがあるならばそれは良いが、その特色を織り込みながらも、ファーストフード店である店の名称と店の外観・しつらえでやるなら、そういう特色を織り込んだファーストフードにしないと、ファーストフードの店の名称と外観・しつらえでボリュームのある本格的な食事を出したのではアンバランスであり、そのアンバランスなところは店の売り上げにはマイナスになると考えられる。
慶應の商学部の「商業学総論」という講義で教授が話されたことだが、「サンリオは、鉛筆やハンカチやキャンディーを売っているのではない。サンリオは『夢』を売っているのだ」と。 セオドア=レビット『マーケティング発想法』(プレジデント社)に出ていた話だが、アメリカ合衆国の化粧品会社レブロンは何を売っているのか? 化粧品を売っているのではない。性的な魅力であったり、それを使用することで今までと違った女性になれるという希望、それを使うことで今までと違った明日が実現するかもしれないという思いを売っているのだ、と。この観点から考える必要がある。 「ファーストグルメ」という店はいったい何を売っているのか? 経営者自身が 何を売っている店なのか 、意識がはっきりしていないのではないか? そんなことで商売できまんのんか?
社長の I 泉さんは「ファーストフードは、うちの会社としては得意の分野じゃないから」などと言っていたが、たとえ、そうであっても、始めるからには成功させようとして始めたのではないのか? それなら、やるべきことをやる必要があるのではないのか? なぜ、ファーストフードの店の名称とマクドナルド・モスバーガー・ミスタードーナッツ・ケンタッキーフライドチキンのような店の外観・しつらえで相当ボリュームのある本格的な料理をだしているのか? そのあたりを改善してから、得意だ不得意だと言ったらどうなんだ?
それから何年か経った今。チムニー(株)は、「ファーストグルメ」という店を、なんら改善策をとらないまま、全店閉店して撤退したらしい。 ところで、ファーストフードの店を撤退したのか、ボリュームのある本格的な食事を提供する店を撤退したのか、どっちなのか? 経営者自身、その点について意識がないようだ。
平井の「ファーストグルメ」という店で食事をして店の内外を見まわして帰った後、同社に入社した時、人材開発部のT常が「どうでしたか」というので、「ファーストフードの店というわりに、相当ボリュームのある食事をだしていましたね」と話したところ、T常は「そうでしょ。ボリュームのある食事がでて、なかなかいいでしょ」とそう言ったのだ。 アホか! その程度の認識しかないのか! まがりなりにも飲食店の業界の会社に勤めていて、その程度のスキルしかないのか! ボリュームのある食事が出るから、というのはそれはいいということでも悪いということでもない、そういう名称でそういう外観・しつらえの店で出るなら悪くないがファーストフードの店の名称と外観・しつらえでそれが出たのではアンバランスで、入店した客は面食らうということがわからんのか?と思ったが、わからんらしかった。その程度のスキルらしかった。
もっとも、考えてみれば、私は慶應義塾大学の商学部の「商業学総論」で↑の話を聞き、自分が買い物をするときも、テレビや新聞広告で新商品が出たというものを見た時も、その頃からずっとそういう視点で見て考えてきた。慶應の商学部は実際のところ、行きたいと思って行った大学ではなく、何の因果か行ってしまった大学だったが、ともかく、慶應の商学部・経済学部に4年間、もしくは、4年+α年いたなら、いいか悪いかわからんが、そういう雰囲気が体にしみつき、何を考えるにおいても、この店は何を売っているのか、鉛筆・ハンカチ・キャンディーを売っているのか夢を売っているのか?といったことを自然と考えるようになる。なった。だから、私はそういう視点で見るのは当然、当たり前と思ったが、関大の法学部しか出ていないらしい社長の I 泉さんはそのあたりの認識・感覚はもちあわせていなかったのかもしれない。ましてや、人材開発部のT常さんが持ち合わせているわけなかったのかもしれない・・・・が、しかし、私は、たしかに慶應の「商業学総論」でそういう話を聞いたのは影響したであろうしセオドア=レビット『マーケティング発想法』を読んだのも関係したかもしれないが、もし、「商業学総論」の話を聞かなかったなら、もし、セオドア=レビット『マーケティング発想法』を読まなかったらそういう発想・そういう観点はなかったかというと、まったくないことはないと思うのだ。 なぜ、チムニー(株)の社長の I 泉さんや人材開発部のT常さんにはそういう観点がまったくないのだろう。 なんだか、不思議だなあ~あ・・・・。よくそんなことで商売やってはりまんなあ。よくそんなことで社長やってはりまんなあ。
<5> 「ファーストグルメ」という店の3店目は神奈川県のJR「大船」駅の南東にオープンした。大船駅は鎌倉市と横浜市の境目にあるので、その場所は横浜市の方になる。 そこの内装をビデオに撮ってきてくれというので撮影し店の状況を見て帰った。 店長の男性と話をして、「どうですか」というと、「実際、きついですよ。うちの店は出す食事にボリュームがありますから、どうしても夏場は敬遠されるんですよ」と。 店長わかってるじゃない。 わかってないのは社長の I 泉さんとその他の役員、それに人材開発部のT常さん。 ボリュームがあれば売れるというものではないのだ。飲食店は夏場になると食欲が減退してボリュームのあるものはむしろ売れにくくなるのだ。わからんのか? というと、わからんらしい。だから、「ボリュームがあっていいでしょ」と相変わらず言ってるのだ。現場の店長の気も知らずに。あんまり賢くないなあ・・・・。中華料理店で夏場になると、「冷やし中華 始めました」という品書きが壁に貼りだされるのはなぜか? 夏場になって食欲が低下した時に、食べたくなるものが「冷やし中華」じゃないのか。「ファーストグルメ」はファーストフード店を思わせる名称と店の外観でありながら相当ボリュームのある食事を出していたが、ボリュームのある食事は夏場、敬遠されがちになる。飲食店のチェーン店なら、その時期に人気が出るメニューを考える必要があるのではないのか? そういうことを飲食店の経営者なら考えたらどうなのか? 社長は建設部と開発部からなる開発本部の開発本部長を兼任しているといっても、建築のことなんかちっともわかってない元スーパー屋なんだから、と思うが、考えないらしい。 確かに、「レベルの低い業界」だわ。
(2014.9.17.)
<6>以降を次回《高山の町家で曲がった松を柱に使うか?たしかに居酒屋はレベルが低い!(4)》 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_21.html
で述べます。
☆ 高山シリーズ第2回は、
(1)国府町村山天神参拝(1)上枝駅から宮川沿い https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_2.html
(2)国府町村山天神参拝(2) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_3.html
(3)国府町村山天神参拝(3)浸透桝で雨水処理、赤松は赤い https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_4.html
(4)あじめ峡、あじか、廣瀬神社、国府小学校https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_5.html
(5)国府大仏、阿多由太神社https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_6.html
(6)飛騨国府駅周辺。「耳付片流れ屋根」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_7.html
(7)松本家住宅上・ヒラノグラーノhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_8.html
(8)松本家住宅下・宮地家住宅上https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_9.html
(9)宮地家住宅下・平田記念館https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_10.html
(10)飛騨民族考古館1 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_11.html
(11)飛騨民族考古館2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_12.html
(12)飛騨民族考古館3 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_13.html
(13)飛騨民族考古館4 版画喫茶ばれん、質屋の入口から逃げていく裁判官 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_14.html
(14)飛騨高山まちの博物館(矢嶋家土蔵、永田家土蔵)https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_15.html
(15)東西反転プランでは玄関だけ移動するのか、全体が入れ替わるのかhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_16.html
〔(16)~(20)の前提として、権威主義的パーソナリティーの「デザイナー」が「建築家」の名前だけで敬意を表した慶應義塾大学日吉(新)図書館について https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_17.html 〕
(16)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 1 JR日光駅はフランクロイド=ライトの設計でなければ価値はないか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_18.html
(17)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_19.html
(18)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 3 掃除しにくい細かい桟、マーケティング的発想のない店。 今回。
(19)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 4 料理を出せないついたて、店のコンセプトが理解できない建設部長、日露戦争100周年と平気で口にする女性 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_21.html
(20)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 5 「酒が飲めない人にも飲める酒」を勧められない「日本酒ソムリエ」、 人事総務の最低スキル https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_22.html
(21)飛騨総社 他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_23.html
☆ 高山シリーズ第1回 は、
上 [第202回]《飛騨天満宮(高山市)‐冤罪を晴らす神・菅原道真・怨念を晴らす旅(12)上、松本家住宅、飛騨の家具館他》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_7.html
中 [第203回]《飛騨天満宮(高山市)‐冤罪を晴らす神・菅原道真(12)中。「天神」考察。居酒屋はいいかげん。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_8.html
下 [第204回]《飛騨天満宮(高山市)下‐冤罪を晴らす神・菅原道真(12)。高山市の白山神社。高山市役所。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_9.html
です。 ぜひ、ご覧くださいませ。
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