警察は不法侵入をしても免罪なのか?(1)  整形外科患者に思いやりのないミニパト―千葉県船橋市の警察

[第302回] 警察の恐怖(15)
【1】 11月後半、千葉県船橋市飯山満 の 船橋整形外科 に行った。 9月に足を骨折して、ある程度、なおってはきたものの、まだ、普通に歩くことができず、「リハビリ」を受けに行ったのだが、その際、船橋整形外科病院の東よりにある同病院内の通路を、ミニパトが北から南に通り抜けてきて、道路を右折して西に向かうのを見た。









  同病院の敷地の東よりには、歩行者と自動車が南側を東西に走る道路から北側を東西に走る道路まで通り抜けることができる通路がある。 しかし、これは道路ではない。 なぜ、自動車も通り抜けることができる通路が設けられているかというと、この病院の南側を東西に走る道路はクルマの通行量が多く、バスも通っていて、「船橋整形外科」というバス停もこの病院の前にある両側に歩道のある道路であるが、北側を東西に走る道は住宅街の中のそれほど広くない人は通ってもクルマはそれほどは通らない道で、船橋整形外科病院の入口は南側にあるが、同病院の来院者用の駐車場がこの北側の道路の北西側にあるので、クルマを運転できる来院者がクルマで来た場合、もしくは、家族が患者をクルマで連れてきた場合に北側の駐車場にクルマを停めることができるように、この通路をクルマが通れるようにしてあるのだ。 歩行者も通るようになっているが、自分でクルマを運転できる歩行者が北側の駐車場にクルマを停めた後、歩いてくることもあり、また、この病院のすぐ南に「船橋整形外科」というバス停があるが、北側の道を少し西に歩いていった通称「ふなとり線」(県道船橋我孫子線)に「吹上」というバス停もあり、そちらから来る人もあるからだろう。 患者で歩いてくる人というのは、足以外の場所の治療に来る人もあるが、私のように、足を骨折して、最初は松葉杖生活をしていて、移動にはタクシーを利用していたが、比較的良くなってきたので歩いているという人もいる。 松葉杖をついていると、多くの方から気をつかっていただくことがあり、ありがたかったのだが、逆に、比較的良くなってきたので松葉杖を使わずに歩いている人間というのは、周囲からどこが悪いのかわからないと思うが完全に健常者と同じ状態になったわけでもないのです。 まだまだ、歩行に不安を持ちながら歩いているのです。 その頃の私の場合、クルマが通る道を横断する場合でも、信号のない横断歩道で渡らず、必ず、信号のある所で渡り、それも、信号がすでに青になっていくらか経ったという場合は渡らず、次の青まで待って、青の最初の時点から渡るようにしていた。 だから、その時の私に限らず、松葉杖をついている人間や、松葉杖はつかなくなったとしても、まだ、歩行に不安がある人間からすれば、整形外科の横の通路というのは、クルマは病院に来院した患者や家族が徐行して通るのはやむをえないが、そうでないクルマは通ってもらいたくない場所なのだ。 そこは病院の敷地だから、病院に用がない人が通る所ではないであろうけれども、近所の住人が、たとえば、病院のすぐ北あたりに住んでいる人が、病院のすぐ南にある「船橋整形外科」というバス停(少し前までは「庚申前」というバス停がこれより少し東にあったのを、船橋整形外科の敷地を提供したのか削って「船橋整形外科」というバス停を作って西に移したバス停)から船橋新京成バス・習志野新京成バスに乗ろうという時にこの通路を通った方が近道だとして通るなど、歩いて通る分には別にとがめる必要もないと思うが、しかし、そうでなければ、この病院に用事のない自動車は、足が不自由な人間も来院する整形外科の病院の通路を通るというのはマナー違反であり、非常識だと思う。 法的には「不法侵入罪」に該当するであろうけれども、近所の住人がバスに乗る時に歩いて通るとかは、別段、とがめる必要もないことだと思うが、足の悪い人間も来院して通ることが多い整形外科病院の通路をあえて、その場所に用事のない自動車が通行するというのは、有罪として処罰までしろというのはさておき、良いこととは思わない。 それをやったのが、警察である。 
この付近ですと、担当は、
船橋警察署 http://www.police.pref.chiba.jp/police/police_department/funabashi/ になるのか、
船橋東警察署 http://www.police.pref.chiba.jp/police/police_department/funabashi_e/ になるのか。
画像

↑ 船橋整形外科病院の南側の道の南側歩道上で、南東側より撮ったもの。 右側(北側)の建物が船橋整形外科病院でその手前、黄色いクルマが出ようとしている所が この話の通路です。その手前の民家との間が敷地境界のはずです。
画像

↑ 右(東)の民家の手前が敷地境界で、その手前の植え込みまでが船橋整形外科病院の敷地のはずです。 この通路には歩道もありますが、南側を東西に走る県道の歩道を歩いて来て、ここでこの通路を横断する患者もあります。  足を骨折してみて感じたのですが、足の悪い者にとっては、骨折する以前には感じなかった恐怖をクルマに感じることがあります。 だから、そこを通らざるをえない事情がなければ、自動車は整形外科の病院の通路を通るべきではないのです。
   2014年11月の後半です。 私が東から来たところ、サイレンを鳴らしていないミニパトが、この通路を北から南下してきたのです。 そして、普段から渋滞することの多い、船橋整形外科の南側の東西に走る県道を右折して西に向かったのです。 制服のおまわりが勤務時間中に整形外科に患者としてかかったのではないはずですよ。 
   ナンバーを控えようとしたのですが、
 「 習志野 ○○○
   す  503    」 
とまで控えましたが、
残念ながら、近視で細かい字を遠くから読み取ることができず、双眼鏡などは持ち合わせておらず、また、望遠レンズ付きのカメラなども持ち合わせておらず、近くまで寄るには、第1に足が不安で、第2にナンバーを確認するためにパトカーの近くまで寄って見たのでは、中から「見るからにヤクザ」という感じの警察官が出てきて、「何、やってるんですか」と言って暴行を加えられた上で、こちらが公務執行妨害罪、暴行罪等で逮捕・起訴される等の危険もあるので、それはできませんでした。 警察は怖いですからね。

   オウム真理教の地下鉄サリン事件の後、オウム真理教の「幹部」の人間が不法侵入罪で逮捕されたというニュースを見たことがある。 どういう「不法侵入」したかというと、マンションの駐車場に自家用車で進入して、乗ってきたクルマのトランクを開けて荷物の積みかえをしたという話だった。
   実際問題として、自分の敷地内に他人にクルマで入られてUターンしてクルマの向きを変えられたり、狭い道ですれ違いのために敷地に入られたりしている所はけっこうある。
   我が家のカーポート部分には自動車が入ってもそれですれ違いができるというものでもなく、Uターンしたければ近くのT字路でできるのでクルマに立ち入られることはあまりないが、道が広くないので、自動車が来た時に、歩行者が我が家の敷地内に入ってよけるということは時々している。 それでも、無断で立ち入っているのではあるが、そのくらいを いちいち、不法侵入罪だと訴えるというのもどうかと思うし、私も、歩いていて狭い道で向こうから大きなクルマが来たという時に、人さまの家のカーポート部分に一歩二歩立ち入らせてもらってクルマをよけるということはしたことがある。 我が家で不快に思ったのは、近所で公文式教室に会場を貸している家があり、そこに来る子供が我が家の車庫に自転車を無断で停めることがしばしばあったが、これは無礼・失礼である。自転車を停めるだけでなく、菓子を食ってその包み紙を我が家の車庫に捨てていくらしく、菓子の包装がずいぶんと捨てられて車庫を汚されたことがある。 それでも、不法侵入罪で訴える等のことをして事を荒立てるというのは気が進まなかったが、いい気持ちがするものではない。
  私は住宅建築請負業の会社に長く勤めてきたが、お施主様に聞くと、自分の敷地でクルマのUターンをされる経験のある方はけっこうあり、あまりいい気持ちはされていない場合が多いようだが、だからといって不法侵入罪で訴えるとまでしようという人は少ない。
  一条工務店の福島県いわき市の営業所にいた時、ある程度前に来場された方のお宅に、その時の担当でない営業が、ご機嫌伺いのように訪問するということをしたことがあり、訪問したあるお宅では、そのお宅の空き地になっている所有地の隣で一条工務店が建築したのはいいが、そのお宅にひと言の断りもなく、挨拶に顔を出すこともなく、毎度毎度、その敷地に入ってクルマをUターンさせていたらしく、「一条工務店という会社は、何を考えてるんでしょうね」とお叱りの言葉を受けた。 更地でクルマをUターンさせたところで、何か損傷するというものでもないが、一度二度ならともかく、家1件建てるのに、建築工事期間中、来る人間、来る人間が、次々とそこでクルマをUターンさせるというのなら、一度は挨拶に顔を出して、クルマのUターンなどに使わせていただいてもよろしいでしょうかとお願いするものでしょう。 隣の敷地が更地の場合、所有者が家を建てようということになる場合もあり、住宅建築会社の営業は隣地所有者に挨拶に顔を出すというのは当然で、特に、その敷地を工事期間中に使わせてもらいたいとなれば、特に高額の物でなくても何か持って挨拶にうかがうものだと思うが、その現場の担当者はそれをしなかったようです。
  オウム真理教がおこなった地下鉄サリン事件・松本サリン事件などはけしからんことですが、しかし、その後の警察によるオウム真理教の人間に対する逮捕には疑問を感じるものもあります。 銃刀類不法所持として逮捕したというニュースが出ていたので見ると、何を持っていたのかというと、刃渡り10センチ程度の果物ナイフを持っていた・・・・て。 そんなもの、持っていたらだめだなどと言われたのでは、リンゴの皮も剥けなくなってしまいます。 「マンションの駐車場部分に自家用車で進入して、自分のクルマのトランクを開けて中の物を出した」ということで、「不法侵入罪」だ・・・・て、たしかに、人さまの所有地に無断で入ったということになるのかもしれないけれども、不法侵入罪だとして逮捕する・・・・て、そこまでやらなきゃならないものか? 

  かつては、集合住宅の敷地内に入るのをとがめられることはあまりなかった。 私が小学生くらいの頃、1960年代後半から1970年前後、集合住宅の場合、1戸あたりの所有地は戸建住宅より狭いとしても、建物が建っていない場所が固まってあるので、戸建住宅の庭よりも広い場合が多く、集合住宅に住んでいる友人を訪ねて訪問したが不在だった時など、戸建住宅の住人の子供同士で、そこでボール投げなどして遊んだ経験もある。 最近、そういうものをとがめるマンションが多くなってきた。 かつては、個室内に立ち入るなら不法侵入であろうけれども、廊下・階段などの共有部分に立ち入るのをとがめる集合住宅は少数派で、まして、敷地内に立ち入るのをとがめる集合住宅は少なかった。 ところが、最近のマンション管理人は、敷地内に立ち入ったというのをとがめたり、集合ポストに近隣の商店が案内のチラシを入れたいと思って集合ポストの場所まで行ったというのを「不法侵入罪」だと主張して警察に通報したりする者がいる。 そういう行動をとる人間が、広くない公道を通っている際に、向こうからクルマが来たという時に、我が家のカーポートなどに一歩二歩立ち入ってよける等のことをしたことがないかというと、あると思うのだ。たいてい。 船橋市は東京都23区などに比べて、用途地域などの割り振りがおおざっぱらしく、その為に、これまで、細かく規制しなくてももめることは少なかった場所で、中高層のマンションを建てるという話が突然に起こって、近隣の戸建住人と軋轢を起こすことがしばしばあるようだ。 その原因のひとつとして、かつては、近隣に中高層の集合住宅ができれば、集合住宅の敷地で近隣の戸建住宅の住人の子供が遊んだりすることもあり、近隣の戸建住人にとってもプラスのものもあったし、近隣の商店にとっては見込客がそこにできるのでもあったのだが、最近のマンションは、近隣の戸建住人から眺望・景観・日照を剥奪するだけで、近隣戸建住人の子供がマンションの敷地を利用して遊んだり、近隣戸建住人がマンションの敷地内を通った方が近道だと通ったりするのを妨げることは少なかったのが、最近のマンション管理人は、近隣戸建住人やその子供がマンションの敷地内に立ち入ること自体を不法侵入罪だと通報し、近隣商店が近くの住人なんだからと思って、チラシを入れて案内させてもらおうとすると不法侵入罪だと警察に通報し、「警察は敷地内に一歩でも立ち入れば不法侵入だ」とか言ったりするので、それでは、近隣戸建住人にはメリットは何もないことになる。 それが、マンションと近隣戸建住人との間で軋轢が生じる原因のひとつでもあると私は思っている。 
   空は誰のものだろう。 戸建住宅ばかり建っている所では、2階建ての家の屋根のすぐ上の空はその家のものだろう。 しかし、それよりずっと上は国民共有のものではないか。 それまで、4階建てくらいの集合住宅が建っていた所に、10階、12階というマンションを建てられたのでは、近接した戸建住人にとってはうれしくない。その10階、12階の住人はカネを出してそこを買った自分たちの所有地だと言うかもしれないが、近接した戸建住人からすれば、その場所は「空」であり、市民共有の場所であったはず という感覚である。 さらに、近接した戸建住人がマンションの敷地内を通った方が近道だと思って通ろうとすると不法侵入罪だとして警察が取り締まりに来るが、マンションの高層階の住人は、平気で近隣住人の家の庭を見下ろしており、戸建住宅の窓から中が見える場合もある。警察はそれは取り締まらない。 おかしくないか?
   私は、「建築もおこなっているが売買の不動産業の方が中心」という会社(千葉県)にいた時、警察官に言ったことがある。 「集合ポストの所まで行ったら、不法侵入罪だと言うのなら、新聞屋も郵便局も不法侵入罪になりますね」と。 それに対して警察官が何と言ったかというと、「新聞屋とか郵便局とかは、頼まれて入れているわけでしょ。頼まれて入れているのだから、不法侵入罪にはならないんです。 チラシはそこのマンションの住人に頼まれて入れているのではないでしょ」と。 しかし、新聞屋は、新しく入居者があった時には、頼まれなくても、あらかじめ何日間かサービスで入れて、その後、訪問して契約をもらおうという拡張活動をしているのだ。 となると、契約をもらうまでの何日間かは不法侵入罪を犯しているということになってしまう。 大阪府の北摂地域に住んでいた時、産経新聞社が「サンケイリビング」という「新聞」を無料でその地域の住人に入れてまわっていた。 これは頼んで入れてもらったのではなく、どうしても入れてほしくないという意思表示をすればそれでも入れるということはしなかったであろうけれども、しかし、いちいち、すべての家にあらかじめ、入れていいですかと質問した上で入れていたのではない。 郵便局は頼まれて郵便物を入れていると警察は思っているかもしれないが、郵便局に頼んだのは発信側であって、受信側、そのマンションの住人が頼んだのではないはずだ。 実際問題として、送ってもらってうれしい郵便もあれば、送られてうれしくない郵便もある。 そこの住人からすれば、こんなもの、送ってくれなんて頼んでいないというものが送られてくる時もある。 そして、郵便局は、「地域指定郵便」として、その地域の住人全員宛てとして、依頼者である会社・商店などからの広告が入った封筒を入れてまわっている。 郵便局は、今は、少なくとも形式上、ひとつの企業になった。 日本郵便という会社が「地域指定郵便」として広告のチラシを封筒に入れて郵便受けに入れれば、問題は何もなくて、個々の商店が近隣のマンションに案内を入れたいと思って、マンションの集合ポストまで行けば不法侵入罪だ、というのは、どうも理解できない話だ。 今は、郵便局以外でも、ヤマト運輸が「メール便」を扱ったりしているのだから、そうなれば、郵便局員みたいな服を着た上で、「関東郵便」とか「アジア郵便」とかいう名前を名のって「地域指定郵便」ですということでやれば、「郵便局」と同じで頼まれてしているということになりそうだ。 
  そもそも、だ。 政治的見解を訴えるチラシについて、うちは入れてほしくないと個々の住人が言うのはかまわないだろうけれども、マンション管理人、あるいは、マンションを管理していると称している不動産屋のおっさん が入れるなというのは、民主主義を否定する動きである。 政治関係のチラシではなく、商店の広告類のチラシは管理人が入れさせないというのは関係ないだろうというのもおかしい。 そのチラシが政治関係のものか商業関係のものかという判断を、マンション管理人 や マンション管理者だと称する不動産屋のおっさん がおこなっているということがおかしいのだ。
  マンションによっては、商業関係のチラシの場合、マンション管理人が、マンション管理会社とコネクションがある会社、あるいは、マンション管理人とつながりのある業者の場合は、入れていいですよ、と言い、近隣商店の場合は断る、ということをしている所もあるようだ。 政治関係の場合、日吉台学生ハイツのように、共産党・社会党や民青同盟のチラシは入れさせないようにして、自民党のものは、管理者自ら宣伝してまわる ということをやる所も、十分、出てきそうである。

  それで、だ。 警察が言うには、だ。 実際に言ったのは、千葉県の警察官だ。 個々の住人の部屋に入らなくても、たとえ、1歩でもマンションの敷地に入ったら、不法侵入罪だ、と言うのだ。 
(マンションの住民も我が家の前の道を通ることはあると思うし、その際、向こうから自動車が来たという時に、我が家の敷地内の車庫部分に無断で、1歩や2歩、立ち入ってクルマをよけるということもしていると思うのだが、もし、そういう場合に、110番通報して不法侵入罪ですと訴えても、警察は、「そのくらい~」とか言って受けつけてくれないであろうし、そもそも、110番通報したとして、来てくれるかどうかもわからない。)
  それならば、だ。 ↑ の写真の船橋整形外科病院の通路は同病院の敷地のはずだ。 そこに、その病院に用事があったわけでもないサイレンならしていないパトカーが進入して通り抜けた というのは、不法侵入罪に該当するはずだ。 違うか?!?

  この場所には、「右折で出ないでください」という表示は出ていない。 しかし、この少し西に、通称「ふなとり線」(県道船橋我孫子線)の「吹上」交差点があり、↑の写真で見てもわかるように、けっこう渋滞する場所なのだ。 そのミニパトが右折する時は、それほど困らずに右折できたようだが、船橋整形外科の北側の道からこの通路に進入する時点では、南側の道に右折で出ようとする場合に困難でないかどうかはわからないはずなのだ。 ↑の写真の時などは、右折で出ようとするのは困難で、無理に右折で出ようとすると、その分、クルマの流れを妨げることになる場合もある。  なにゆえ、そのミニパトは、わざわざ、そんな所を通り、わざわざ、右折で出たのであろうか。 他にも経路はあるのに。
   なぜ、ミニパトはそんなことをしたのか?
「 だって、取り締まってるの、俺だもん 」 てところか???

   足を骨折してわかったことだが、「腰から上は病人ではない」はずなのだが、そうであっても、体の一部分を骨折したりすると、精神的にまいることもあり、悪くない部分でできるものまでも、動きが悪くなってしまったりもするものだ。 整形外科に来る人間というのは、足に損傷を負った者もおれば、足腰以外で来ている人もいるだろうけれども、足腰と関係のない部分で来ていても、それでも、どこも悪くない時と同じというわけにはいかないものだ。 そういう所の通路を、その場所に用事があるわけでもないのに、あえて、クルマで通るというその神経。 あまりご立派なものだとは思えない。

☆  今回、千葉県船橋市における警察の「不法侵入」と、東京都千代田区の警察の「不法侵入」を合わせ述べるつもりでしたが、千葉県船橋市の警察の方の話だけで字数がけっこう多くなりましたので、東京都千代田区の警察の「不法侵入」の話は別稿で述べることにいたします。
     (2014.12.4.)
[第312回]警察官の不法侵入。法務省庁舎の場合―警察は不法侵入しても免罪か(2) 東京都千代田区の警察(1) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201501article_4.html を公開いたしました。 合わせご覧くださいませ。 (2015.1.18.)


☆ 警察の恐怖 シリーズ
(1) 落し物は届けるな、犯罪捜査に協力するな! ~ 警察の恐怖(1)―川崎市幸区の警察と 福島県いわき市の警察  https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201204article_7.html
(2) 日中、男性でも非常ベル携帯は必要かも~警察の恐怖(2)~東京都目黒区の警察、及、営業の安全  https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201206article_9.html
(3) 警察が暴力をふるう相手は暴力団関係者だけ、警察で暴力をふるうのはマル暴担当刑事だけ、と思いますか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_2.html
(4) 脅迫による強制でも“任意の「巡回連絡」”だと主張する警察―栃木県佐野市の警察(1) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_4.html
(5) 110番通報すると警察は来てくれると思いますか? 何分以内に来れば「来た」と言えると思いますか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201209article_4.html
(6) 軽微な盗難ならば警察には届けない方がよい。 警察が個人情報を探る口実を与えるだけ。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201209article_6.html
(7) 警察の辞書に「すいません」はあるか? 及、電柱に看板取り付ける者と見物するおまわりはどちらが問題か? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201211article_6.html
(8) 「警察の調書」て、どういうものか知っていますか? 信頼できると思いますか?(1)、及、会社の困った人  https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201301article_1.html
(9) 「誤認逮捕」で警察が「謝罪した」ケースと謝らないケースはどこが違うの? 及、職場の「ひまわり」の傲慢 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201303article_6.html
(10) セコム警備隊員の皆さんへ、老婆心ながら忠告いたします。 泥棒さんに暴力ふるうのは慎みましょう。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201303article_7.html
(11)-1 私が体験した取り締まりのための交通取締 [1]千葉市。 取り締まらない労基署、取り締まる警察。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201306article_3.html
(11)-2 私が経験した取締の為の交通取締 [2]栃木県佐野市 「警察なんて要らない」て気持になりませんか?  https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201306article_4.html
(12)“良心的”な船橋東警察・船橋警察の交通取締、交通違反取締感知レーダーはスグレモノ。船橋の取締ポイントhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201402article_2.html 
(13)女性巡査の「巡回連絡」に警戒せよ!―男性の気持・思いやりを土足で踏みにじる女【中】 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201406article_4.html
(14)福島県浜通りの警察。夜道でひとのクルマの中を懐中電灯で執拗に覗くやつら、他。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201408article_1.html
  自分自身が体験したもの、自分自身が目撃したものを、警察の恐怖 シリーズ として公開してきましたが、一通り述べようと始めたものの、いっぱいあるし、はじめてから以降にも発生するので、とても終わりそうにありません。 まだまだ続くと思いますので、どうぞ、よろしく。(2014.12.4.) 

警察と暴力団 癒着の構造 (双葉新書)
双葉社
稲葉 圭昭

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 警察と暴力団 癒着の構造 (双葉新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



「捏造」する検察 (宝島社新書)
宝島社
井上 薫

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 「捏造」する検察 (宝島社新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


≪ 検事が証拠を捏造したら、国民はいつ逮捕されるか、いつ無実の罪で死刑や懲役に処せられるかわかったものではありません。 もし読者がそんな目にあってないとしたら、たまたま、検事の標的にされなかったからにすぎません。 ・・・≫
(↑ 井上 薫『「捏造」する検察』2010.12.17. 宝島社新書)

絶望の裁判所 (講談社現代新書)
講談社
瀬木 比呂志

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 絶望の裁判所 (講談社現代新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


≪  単なるポスティングを住居侵入罪で処罰するといった事態は、たとえばヨーロッパの民主国家であれば、人権侵害として人々の間に大きな危機感を引き起こす事柄ではないかと思う。 しかし、日本人の一般的な意識は、「あれは左翼の過激な人たちに起こることであって、自分には関係ないから、かまわない」ということのようである。
   しかし、実際には、そうではないのだ。 明日は、あなたの息子や娘がたまたま市民運動に共鳴してポスティングを手伝ったとたんにつかまるかもしれない。 また、同じような事態の進行により、あなたの親しい隣人であるジャーナリストや思想家(左翼とは限らない)がフレームアップ(でっち上げ)、あるいは通常であれば起訴も処罰もされないような形式的な行政法規違反によって逮捕、長期勾留され、ライターとしての生命を絶たれるかもしれない。 要するに、自由や権利については、「誰か」のそれが今日侵されたなら、「明日は我が身」であることをよくよく認識しておかなければならないのである。
   法律専門家からみると、こうした意味では、日本の国民、市民は、がけっぷちの空き地で無邪気に遊んでいる子どもたちのように見える。・・・・
   また、いずれにせよ、私が衝撃を受けたのは、前記の判決文を見ても、憲法上の論点につき判事たちの誰一人として本気で考慮した形跡がなかったことである。 結論はおろか、まともに憲法問題に取り組んで判断しようという姿勢すらないのだ。 ≫
(瀬木 比呂志『絶望の裁判所』2014、2.20. 講談社現代新書 ↑ ) 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック