そっくりさんシリーズ・交番と公衆便所(3)朝霞台(朝霞市)・御茶ノ水(千代田区)・本郷(文京区)

[第303回]
   交番 と 公衆便所 の建物は、じつ~に よく似ている、 そっくり! という話があるわけだ。 今は昔、新聞配達の仕事をやった時、その販売店にいた けっこう長く新聞屋の経験があるらしい (にいさん+おじさん)÷2 が教えてくれたのだ。
   それまで、あんまり気にしなかったのだが、 そう言われて、見てみると、 たしかに、よ~く似ているんだわ、これが。 ほんとに。

【1】   で。  今回、 埼玉県朝霞市の 東武東上線「朝霞台」・JR武蔵野線「北朝霞」駅の駅前にある  交番を見て、 「そっくりだわ。 ウ○コどころ に」と思ったんだわ。 それが↓
画像

↑  ね♪  そっくりでしょ、 ウ○コどころ に!
「KOBAN  朝霞警察署 北朝霞駅前交番」と書いてある。 東武東上線の「朝霞台」とJR武蔵野線の「北朝霞」は同じ場所に駅があるのだけれども、駅名は東武とJRで違う。 東武東上線に、「朝霞台」のひとつ池袋よりに「朝霞」という駅がある。 東武東上線の「朝霞」より北でJR武蔵野線が東武線と交差する場所に作った駅が、東武東上線の「朝霞」より北にあるから「北朝霞」と命名した・・ということかな? と思うのだが、東武はそれに合わせて「北朝霞」にせず、「朝霞台」にしたというのは、「朝霞」あっての「北朝霞」て感じの駅名よりも、「朝霞」は朝霞で、「朝霞台」は朝霞台として、「朝霞台」を補助的な駅ではなく、「朝霞」と並ぶ駅にしたいという主張からJRと別の駅名にしたのか? とも思えるが、東武東上線に「朝霞」から「朝霞台」に向けて乗って「朝霞台」の手前から外を見ていると、たしかに「朝霞台」の駅のあたりが、その手前よりも少し高くなった台地のようになっているのがわかるので、でたらめにつけた駅名でもないというのがわかります。 この交番があるのは、東武「朝霞台」駅としては北口、JR「北朝霞」駅としては南口の前の広場というのかロータリーというのかですが、交番はJRの駅名の方をとって「北朝霞駅前交番」らしい・・が、場所としては東武の「朝霞台」駅の入口の方により近い場所にあります。

   「KOBAN」(こばん) と書いてあるから、 「猫に小判」の「こばん」だな・・・・と思うだろうけれども、 もし、それが書いてなければ、 「公衆便所みたいだな♪」と思って、 ウ○コしに入る人、絶対いると思うな。
   そっくりでしょ。 公衆便所と。  一回、入って、ウ○コしてこましたろか♪  とがめられたら、「公衆便所でしょお。ここはあ~あ・・・」て言おうか・・・。  「公務執行妨害」とか言い出しよるやろか? 別に妨害なんかしてへんでえ。 ただ、ウ○コしたいだけや。 ウ○コを。  ウ○コどころ みたいな建物やもん。 ウ○コしとなるがな。 そうでしゃろ。 



 ☆ひとつ、「日光の手前」=イマイチ!
※《埼玉県警 朝霞警察署 9つの交番》http://www.police.pref.saitama.lg.jp/kenkei/policestation/asaka/ps-asaka-kouban.html に 北朝霞駅前交番の住所・電話などは載っています。


   それで、だ。 ↓ が、
画像

↑ こいつが、北朝霞駅前第2交番・・・・かな? 
というと、 実は、 これこそ、正真正銘の 公衆便所なんだわ。 おしゃれでしょ♪
  で。 たしかに、両方を見比べると、正真正銘の公衆便所の方は、出入口の前に ガラスブロックでのついたてがある以外は窓がないのに対し、 交番の方は、一応、窓があるので、両方を見た上で、どちらがより公衆便所か? というと、 やっぱり、後の方かな・・て感じがしないでもないのだが、 でも、先の方だけ見ると、
 「 公衆便所みたい♪ 」 て感じするわなあ・・・
  ~(^○^)~ ・ ~(^○^)~ ・ ~(^○^)~
むしろ、こっちの方がおしゃれなデザインで、交番の方がむしろ「便所的デザイン」て感じがしないでもないよね
  ~(^6^)~ ~(^6^)~ ~(^6^)~


  ちなみに、この「ガラスブロック」という素材ですが、 「光は入れて視線は遮る」という性質があるので、住宅でも車庫の壁面とかに使われることがけっこうあって、けっこうおしゃれな素材です。 
  「東京大学の建築学科を卒業されて、東大の教授で慶應でも教えてこられた槇文彦先生」は、このガラスブロックという素材がけっこうお好きだそうです。 どこに書いてあったかというと、《東西アスファルト事業協同組合連合会 講演会 建築空間と物質性について 物質が作り出す新しい感性 》http://www.tozai-as.or.jp/mytech/87/87_maki05.html のところで、≪ 再びガラスブロックなんですが、今度は内側から見たガラスブロックでして、YKKゲストハウスの二階の図書館へ行くところの階段室です。≫と、YKKゲストハウスの階段室のところで使用したガラスブロックについて述べ、又、《東西アスファルト事業協同組合連合会 講演会 建築空間と物質性について 慶応義塾三田図書館・デンマーク大使館/YKKゲストハウス/図書室への階段室/慶應義塾日吉図書館 コア部分の十字路 》http://www.tozai-as.or.jp/mytech/86/86_maki12.html のところで、≪それから(慶応義塾日吉(新)図書館の)閲覧室の照明器具とか、椅子ですが、大体こういう場所では黒とか濃いエンジとか、そういう強い色を使っています。しかしガラスブロックを使うという発想から、あくまで空間をリードしているのはガラスブロックで、ほかのマテリアリティは何となしに決まってくるわけです。≫と述べるなどしておられます。 しかし、ですねえ。 ビッグネームのおっしゃることにたてつくようでなんでございますが、ガラスブロックという素材は、「光は入れて視線は遮る」という性質とともに、「光を散乱させる」性質もございますから、図書館という施設での利用は、わたくしであれば、あんまり積極的に推し進めたいとは思いませんね・・。 閲覧用の机の脇ではなく、1階から2階に上がる階段の脇で使われるなどしている箇所があるということもあるでしょうけれども、そうであっても、読書や学習をおこなう施設である図書館で、あえて、使わなければならない部材だろうかという気がいたします。 ビッグネームのなさることに文句を言うようで申し訳ございませんし、慶應の図書館とかそういった建物は財界の寄付でできているのであって、決して、大学から入学したような「フツーの会社員の息子」の学費でできた建物ではないので、発言権があるのは財界であって一般人ではないのかもしれませんけれども・・・・。 
画像

画像

↑ 慶應義塾大学 日吉(新)図書館 (「東京大学の建築学科を卒業されて慶應でも教えてこられた槇文彦先生」の設計 だそうです。)で使用されている「ガラスブロック」
(写真はクリックすると大きくなるので、大きくして見てください。)


【2】 さてさて。 東京都千代田区。 JR中央線・総武線の「御茶ノ水」駅には東西に改札口がありまして、東の改札口を出て東側に聖橋(ひじりばし)が神田川にかかっておりますが、西の改札口を出ますと、こちらで神田川にかかっている橋はお茶の水橋と言うようです。
   その西口を出て正面付近にあるのが、↓の
画像

↑ これ。 御茶ノ水駅前公衆便所・・・・・みたいだけど、そうじゃなくて、KOBAN 。 写真はクリックすると大きくなるので、大きくして見てください。 「警視庁 神田警察署 御茶ノ水交番」と書いてあります。
でも、 「公衆便所みたい♪」でしょお~お!!!  でしょ、でしょ、でしょお~お~(^●^)~ ~(^●^)~ ~(^●^)~



 ☆ひとつ、「日光の手前」だよ!
※《神田警察署 神田警察署ふれあい交番》http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/1/kanda/policebox/pbox.htm に、御茶ノ水交番 の住所は載っています。 もっとも、交番にいる「ガラの悪そうなの」「陰湿そうなの」「スケベそうなの」「見るからにヤクザみたいなの」と「ふれあい」なんか、けーさつ関係者、たとえば、内田康夫の「浅見光彦シリーズ」の浅見光彦さんのように、兄さんが警察庁の刑事局長とかでもない限りはしない方が身のためと思いますけれども・・・・。


【3】 さらに、さらに。 東京都文京区本郷。 東京メトロ丸の内線の「本郷三丁目」駅を出て、東大の本郷キャンパスの方に向かうとすぐに出くわす「本郷三丁目」交差点の北西の角にあるんだけど、↓ 見て、見て、見てえ~え↓
画像

↑ これ、本郷三丁目公衆便所・・・・ じゃなくて、 「本富士警察署 本郷交番」 だそうです。 そっくりて感じするでしょ、公衆便所に♪
↑ なんか、この外観みると、それまで、便意なんかなかったのに、なんだか、ウ○コしたくなってくるよね♪



 ☆ひとつ、今市だよ!
※《本富士警察署 交番案内》http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/5/motofuji/koban/koban_pb.htm に 本郷交番の住所は出ています。 

  で、「本富士警察署」は「ほんふじ」じゃなくて「もとふじ けいさつしょ」と読むそうです。 東大に潜入してスパイ活動をおこなっていた「 ポポロ事件 」とかで有名な 本富士(もとふじ)警察署 だよ!

   「本富士(もとふじ)警察署」は本郷交番が北西の角にある本郷三丁目 交差点から東に行ってすぐの北側にある。↓
画像

↑左の手前が 東京消防庁本郷消防署 で、 その向こうが「ポポロ事件」などで有名な 警視庁 本富士警察署。 もっとも、私の記憶では、30年ほど前は、この場所ではなく、東大の竜岡門から南下した突き当りの付近にあったような気がするのだが、千葉県の県警本部も県庁の前にあったのが、その斜向かいの場所に移転して新しい建物になったように、本富士警察署も新しい建物を建てて場所を移ったのでしょうか。 (けーさつ て もうかるんやろか・・・)

≪  昭和27年(1952年)2月20日、東京大学構内におこったいわゆるポポロ事件は、教育・研究にたずさわるひとびとに大きな衝撃をあたえた。 これは、東京大学法文経25番教室でおこなわれた同大学公認団体の一つである劇団ポポロ主催の演劇発表会に、本富士署の警備係警察官四名が私服で入場券を買って入場し、会の模様を監視中、学生たちに発見され、逃げ去ろうとしたところを、そのうちの三名が学生たちに捕えられ、警察手帳を奪い取られた事件である。 のちに学生たちによって内容を公表された警察手帳にもとづく東京地裁の事実認定によると、「東京警視庁管下本富士警察署警備係員は久しき以前より(・・・・少なくとも昭和25年(1950年)7月末頃以降)その管内にある東京大学の構内において、警備情報収集のための警察活動を続けて来たものであって、その警察活動たるや、私服の警備係員数名が殆ど連日の如く大学構内に立入って、張込、尾行、密行、盗聴等の方法によって学内の情勢を視察し、学生、教職員の思想動向や背後関係の調査を為し、学内諸団体並びに団体役員の動向、学内集会の模様、状況等について常時広汎、刻明な査察と監視を続けて来た」(第一審の事実認定)ことがあきらかになった。 このように長期間にわたっておこなわれた私服警察官による警備活動のための学内立入りは、日本国憲法の保障する思想の自由と学問の自由にたいする真向からの挑戦であり、おおくのひとびとを憤激させることになった。 この事件の真相と責任の所在が究明され、将来にたいする保証があたえられるように、わたくしたち国民が希求したことは当然のことであった。
   ところが、この事件の裁判は、加害者と被害者が逆になるという奇妙な形ではじめられることになった。  というのは、警察官の会場潜入の抗議行動に参加した学生のうち、経済学部学生の千田謙蔵、福井駿平の両名が、「東京大学法文経25番教室内に於て東大劇団ポポロ主催の演劇を観覧中の本富士警察署員柴義輝に対し同人の右手を抑え手拳で腹部を突き或は同人の洋服内ポケットに手を入れオーバーのボタンをもぎとる等の暴行を加え、・・・・同様演劇観覧中の同署員茅根隆に対し同人の両手を抑え洋服のポケットに手を入れボタン穴に紐でつけてあった警察手帳を引張って其の紐を引きちぎる等の暴行を加えた」として、暴力行為等処罰ニ関スル法律第1条第1項違反にとわれ、起訴されるにいたったからである。
  この事件の裁判事件としての出発点は、こうして、現実におこった事件のなまの問題状況とはかなりことなることになった。 ポポロ事件の核心は、前記の警察手帳によって暴露されたような警察による大学構内での警備情報活動は、だれの責任と命令のもとに、いかなる理由で、なんの目的のためにおこなわれたのか、そして、そのような活動は憲法のもとで許されてよいのか、かりにそれが許されてよいというのであれば、学問の自由および大学の自治は果たして存立しうるか、もし反対にこれらの行為が憲法に抵触するのであれば、だれがどのような責任をとり、将来の憲法にたいする忠誠の保証はいかにあたえられるのか、といった諸点にあるといわなければならない。
・・・・ ≫
(潮見 俊隆『法律家』1970.5.20.岩波新書)

  ほんと、けーさつ て怖いねえ~え・・・、 ほんと、怖いねえ~え・・・・。
 くわばら、くわばら・・・・。 ほんと、おそろしいねえ~え・・・・。


  しかし、・・・・、まあ・・・・、なんだ。 
それはそれとして、だ。 交番てのは、本当に、公衆便所とよく似てる・・・・。 本当に。
↑ の3つの交番見ても、わかるわな。 「公衆便所みたいや」て。

 ということで、今回はここまで。
     (2014.12.8.)

  ところで。 交番というのは、見てくれが公衆便所とたいへん良く似ている・・にもかかわらず、市民が、「おしっこ もれそう」「ウ○コでそう」て緊急事態の時に、「すいませ~ん。トイレ貸していただけませんかあ」とお願いしても絶対に貸してくれない(私自身はお願いした経験はないのですが、新聞屋のベテラン配達員の皆さんの共通する御意見でした)のは、なぜか? ↓
ー・-・-・-・-・-・-・-
(YAHOO!ニュース)
警視庁のワンオペ交番で女性警察官が情事 週刊ポストが報道
NEWS ポストセブン 11月17日(月)7時6分配信  
   首都・東京の治安を守る警視庁。同庁が設置する1084か所の交番の一つで、女性警察官が情事にふけったという前代未聞の醜聞が浮上した。ジャーナリスト・時任兼作氏が11月17日発売の週刊ポスト(11月28日号)でレポートしている
・・・・(略)・・・・
  記事によると、犯罪多発地帯としても名前が挙がるエリア、若い男性警察官が1人で勤務している交番に20代後半と思しき女性が訪れたという。男性警察官と女性は交番のバックヤードにある宿直用の休憩室へと消えていった。その女性は非番の女性警察官だった、というのである。
 この一件は間もなく本庁の監察担当(警察内の不祥事を取り締まる内部調査機関)の知るところになったようだ。同誌では、問題発覚の背景、この女性警察官の普段の様子や印象についても詳報している。
(NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20141117_287272.html )
ー・-・-・-・-・-・-・-
↑ 「バックヤード」でこういうこと やっとるもんやから、貸しようがない、ということだったのだろうか?

☆ そっくりさんシリーズ・交番と公衆便所
(1)交番 と 公衆便所―そっくりさんシリーズ(1)―東京都江東区にて。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201208article_8.html
(2)そっくりさんシリーズ 交番 と 公衆便所 その2 兵庫県西宮市 にて。 腐敗臭が漂うのはどっち? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201407article_3.html
も、どうぞ ご覧くださいませ。


法律家 (1970年) (岩波新書)
岩波書店
潮見 俊隆

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 法律家 (1970年) (岩波新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル



警備公安警察の素顔 (新日本新書)
新日本出版社
大野 達三

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 警備公安警察の素顔 (新日本新書) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック