ペアガラス・強化ガラス等の特徴、及、人のせいにする営業(下)、窓ガラスの厚さ何ミリ?借金強制する会社

[第333回]
   《ペアガラス・二重サッシ・防音障子・強化ガラス・断熱雨戸等の長所短所、及、人のせいにするアホ営業》三部作の3回目です。 営業と会社の話(79)-3
   私が、1992年から1993年にかけて、一条工務店の展示場の事務所で、窓ガラスについて話したことがあるものとしては、松戸展示場ではなく、東京都江東区潮見にあった東京展示場で、1992年に来場した設計事務所をやっているというおっさんから、「一条工務店は、窓ガラス、薄いねえ~え」と言われたことがあります。 それまで、私は、窓ガラスの厚みなんて、あまり、気にしたことがなかったのですが、住宅を建てるために見に来ているのか、設計事務所という仕事の従事者として学習のために見学に来ているのかどちらの人なのかわからないけれども、どちらであっても、まがりなりにも来場客から言われたことなので、東京展示場の「展示場リーダー」で主任で1級建築士のM崎さんに、「住宅の窓のガラスって、普通、何ミリなのでしょう?」 と尋ねたことがありました。
   一条工務店の窓ガラスは、その頃、「標準仕様」では3mmの厚みの普通ガラスであるとM崎さんから教えてもらっていたのですが、その3mmというのが厚いのか薄いのか、私はわからなかったのです。 他の部分なら、知らなければ、目の前に実物の建物が展示場としてあるのですから、そこのものを計って、自宅のものも計れば、少なくとも、自宅の建物のものと一条工務店の展示場の建物のものを比較するということもできるのですが、窓ガラスの厚みというのは、なかなか計りにくいのです。 設計事務所をやっているというおっさんだけに、その方は、そうでない人なら気づかなかったり気にしなかったりするところに注意がいくようなところもあったかもしれませんが、そうであってもなくても、ともかく、来場者から言われたことについては、実際にどうであるのか把握しておくべきで、きっちりと事実を事実として把握しておいた方が、私にとっても同じ営業所のメンバーにとってもプラスになるはずですから、それで、「主任で展示場リーダーで1級建築士」のM崎さんにきいたのです。 私は一条工務店に入社する際、営業本部長のA野T夫さんから、「東京展示場では、主任で1級建築士のM崎くんというのがいるから、彼が何でも知っているから教えてもらって、M崎くんの指示に従ってやってもらいたい」と言われたのです。 だから、その「何でも知っている」「1級建築士のM崎」さんに質問したのですが、ところが、それまで、一条工務店のことでも、建築一般のことでも、何でも親切に教えてくれた「1級建築士のM崎さん」は、「『一条工務店の窓ガラスは薄いねえ』と言われたのですが、窓ガラスの厚みって、普通、何ミリなんでしょう」という私の質問に答えてくれないのです。 どうして答えてくれないのだろうと思ったのですが、知らなかったのでしょうか。 知らないなら知らないで、人間、誰しも知ってることもあれば知らないこともあるのだから、「それは、俺もわからないなあ」と言えばいいように思うのですが、どうして「知らない」と言わず、答えてくれなかったのだろうと思ったのですが、どうも「一級建築士の◇◇」と、いったん名のってしまうと、一級建築士族というのは「知りません」と言えないみたいですね。私だったら「人間誰しも、知ってることもあれば知らないこともある。 わかることもあればわからないこともあるなんて、当たり前じゃ~ん」という認識ですが、建築業界において「いっきゅうけんちくしい~い!」てヤツを水戸黄門の印籠みたいに出したが最後、「知りません」「わかりません」と言えなくなってしまうみたいで、M崎さんの場合は1級建築士と2級建築士を同時に受けて1級に通って2級に落ちたそうで、「1級建築士なんて簡単だよお。 2級は本当に難しいよお~お」と言っていたように、「1級建築士だから自分のいう事をきけえ」というような態度はない人だったのですが、それでも、知らないものを知らないと言うことができなかったのか、それとも、その頃の一条工務店において、窓ガラスの厚みは触れてはならないタブーだったのか?
   「何でも知ってる」「一級建築士の」M崎さんが答えてくれないもので、誰か知っている人はいないかと思って、「来場した設計事務所に勤めているという人から、一条工務店の窓ガラスは薄いと言われたのだけれども、薄いのでしょうか。 一般に、窓ガラスは何ミリのものを使っている場合が多いのでしょうか」と何人かにきいてみたのですが、結局、一条工務店の従業員で教えてくれる人は誰もなかったのです。誰も知らなかったか、答えてはならない秘密の掟があったのか?
   小堀住研の『営業マニュアル(知識編)』を見ると≪雨戸や面格子の入っている小窓には、S-3、F-4と呼ばれる透明の3mmや、型板(スリガラス)の4mm厚のガラス、大きな掃出し窓や、FIX窓に用いられるS-5 と呼ばれるテンパライト(タフライト)強化ガラスなどがあります。 また、防犯上や類焼防止の目的で、FW6. や SW6.というワイヤー入りのガラスもあります。≫と出ています。 FW、SW、の「W」はワイヤー入りのことのようで、「S]が透明、「F」がスリガラスで、3、4、5、6といった数字がガラスの厚みのようです。 ≪当社では、格子の付く窓や雨戸の付く腰窓(中連窓)にはS-3、F-4を採用してコストの無駄を省き、掃き出し窓には、お子様がぶつかっても安全なように強化ガラスを標準で使っております。≫と出ているので、小堀住研の建物の場合、その当時、腰窓には3mmの透明ガラスかスリガラスの場合は4mmで、掃出し窓は強化ガラスだったようです。 強化ガラスの厚みは何ミリなのかというと、「テンパライト」(旭硝子)・「タフライト」(日本板硝子)の「FL4(一般用)」が4mm、FL6が6mmと出ています。
   これから考えると、一条工務店では、掃出し窓に強化ガラスを使用したりはしていないけれども、3mmの普通ガラスというのは、小堀住研の建物の腰窓などで透明ガラスの場合と同じ厚さであり、特別に薄いということでもなさそうにも思えます。 それで、もしも、営業本部長のA野T夫さんが、東京展示場に来場した設計事務所をやっているという来場客のおっさんが「一条工務店は、ガラスが薄いねえ」と言ったが、一般の住宅では何ミリのガラスを使われていることが多いのだろうかと私が何人かに尋ねたが誰も答えてくれなかったというこの話を耳にしたのなら、きっちりと教えてくれればいいと思うのです。 一条で使用しているのは何ミリだが、一般に他社では普通ガラスは何ミリのものを使っているようだと何で教えてくれんのかいねえ? 知らなかったからか、A野さんに一条のガラスは薄いという意識があったからか?   

   それで。 営業本部長のA野T夫さんは、一条で使用しているガラスが何ミリで一般に住宅のガラスは何ミリのものを使っているのかは教えてくれず、かわりに「強化ガラスみたいなもの、使ったら、ガラス戸の開け閉めが重くってかなわんわ」と言ったのです。そうだろうか。 小堀住研の展示場の引違いの掃出し窓は強化ガラスを使用していましたが、強化ガラスを使用した引違いの掃出し窓は、いたってスムーズに開閉できたのです。 なぜ、A野さんは強化ガラスを使うと引違窓は重くてかなわないなどと言うのだろう? と思い、それで、他社の住宅展示場を見学にいって、ある会社の展示場でペアガラスを使用している所で開閉させてもらってわかりました。 天野さんは、強化ガラスとペアガラスを取り違えていたのです。 ペアガラスの場合、確かに、ひとつのサッシの中にガラスを2枚入れますから、引違戸で横に引く場合、1枚だけ入っている普通ガラスの引違戸と比べると重いのです。 最近ではペアガラスが普及してきて、「重い」というよりも、むしろ「がっしりしている」ペアガラスの引違戸が普及してきていますが、当時、ペアガラスの引違戸は、たしかに、普通ガラスのものと比較して開閉時、多少重かった。↑に出ている数字を見ても、強化ガラスである「テンパライト」(旭硝子)・「タフライト」(日本板硝子)のFL-4(一般用)は4mmで一条工務店が通常、使っていた普通ガラスの3mmと比べても特別に分厚いわけでもない。ペアガラスは2枚のガラスが入っているのでその分、重いのは不思議ではないが、強化ガラスは特に厚いわけでもないので重いということもないようです。しかし、なんとも嘘を言うのが好きな人だとあきれました。なぜ、この人は次から次へと嘘を言わないと気がすまないのだろうなあと思いました。 小堀住研の新卒社員向け研修では、「決してお客様に嘘を言ってはならない。」「自分がよく知らない事は、適当に言うのではなく、『その点についてはよくわかりません』」ときっちりと言った上、『次回までに調べてまいります』と言い、次回までに自分で調べるか営業課長なり設計なり、あるいは、専門の部署なりに質問して確かなことを確認して、その上で、次回にきっちりとしたことを話す」と教えられたのです・・が、その正反対の態度をとっていたのが一条工務店の営業本部長のA野T夫さんだったのです。 なぜ、そんな対応をするかなあと思いました。

   一条工務店の営業本部長のA野T夫は「強化ガラスみたいなもの、使わなくても、普通ガラスでも割って怪我することなんか、ないわ」などと私に言ってきた。なぜ、そんなこと言うかと不思議に思った。 普通ガラスを窓ガラスや屋内のドアに使用した場合に、割って怪我をすることがあるかないかというと、これは、交通事故にあうことがあるか、自宅が火災にあうことがあるかとか、そういう話と同様で、普通ガラスでも、しょっちゅう割るわけでもないし、私が今、住んでいる家の窓ガラスは普通ガラスで、割ったことは一度もないが今後もないとは限らない。今までに住んだ家では、小学生の時に隣家のバカ娘が庭でアーチェリーをやってその矢が飛んできて我が家の窓ガラスを突き破ったことがあった。私自身、家の前の道でトスバッティングみたいなことをやって、自宅の窓ガラスを割ったことがある。えらい怒られた。ガラスを割って怪我をした人というと、小学生の時、同級生が教室と隣の部屋の間の引き戸にぶつかって上半分についていたガラスを割り怪我をした。窓ガラスとしては電車での遠足で山陽電鉄の窓ガラスを押し破ったやつがいた。ガラスではないが私は幼稚園児の時に陶器の皿を割って足を怪我したことがある。 だから、ガラスを割って怪我をするということは「ないことはない」。 その頻度はそれほど高くはないだろうが、これは生命保険に入ってよかったかどうかみたいな話で、入ってたいして経たないうちに亡くなるなり半身不随になるなりして保険金がでて良かったという人もあれば、終わってみれば要らなかったかという人もあるだろうけれども、強化ガラスにして普通ガラスよりも高い分を払うというのは、いわば、そんなものだ。 普通ガラスで、その費用は他に使用した方がいいというのもひとつの判断で、安全対策のためにその費用は強化ガラスにする分に使うべきだというのもひとつの判断であり、どちらが絶対に正しいというものではない。 そのあたりを踏まえて、顧客とコンサルティングができるのが営業であり、なぜ、「強化ガラスみたいなもの、使わなくても、普通ガラスでも割って怪我することなんか、ないわ」などと決めつけたがるのか、不思議である。

   住宅に利用されるガラスとしては、ガラスブロックなんてものもあります。 小堀住研の自由が丘展示場では、駐車場スペースと道路側との間にガラスブロックを設置することで、「光は入れて視線は防ぐ」という処理をしていました。 道路の脇の駐車スペースで「光は入れて視線は防ぐ」ようにしたい場合など、ガラスブロックはなかなかおしゃれです。
   「建築家」のビッグネーム・槇 文彦 先生はガラスブロックが好きだそうで、慶應義塾大学の日吉新図書館にも使用されていましたが、ガラスブロックは使い方によっておしゃれでもありますが、光を散乱させるという性質もありますから、図書館のような所で使うのはどうでしょうか。
※ 槇 文彦 設計の慶應義塾大学日吉新図書館 と ガラスブロック については、
[第293回]≪図書館の建築。 槇文彦「慶應義塾大学 日吉(新)図書館」を考える。 私が好きだった入新井図書館。他。 ≫https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_17.html
[第303回]≪そっくりさんシリーズ・交番と公衆便所(3)朝霞台(朝霞市)・御茶ノ水(千代田区)・本郷(文京区)≫ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201412article_2.html 


    まず、営業のやり方というものは、基本的には自分で考えるもので、会社として、こうやればある程度以上、売れるというものがある場合には、新人はとりあえずはその指導を受け入れてやった方がいいと思いますが、1993年頃の一条工務店では、「浜松流」はあっても、東京など都市圏でどうやって売るかについてのノウハウは確立されていなかったのであり、ないものはしかたがないので、自分で考えるしかないのです。
    その頃の一条工務店は、東京都で55万円/坪、千葉県で52万円/坪の値段をつけていたものを、浜松・掛川では48万円/坪、名古屋では49万5千円/坪の値段で売っており、かつ、静岡県西部・愛知県のみ、ドカンドカンとテレビ広告をやり、カタログや販促ビデオも浜松中心のものであり、その点で、静岡県西部・愛知県の人間の言うあつかましい文句にはむかつくこと限り無いものでしたが、それはそれとして、東京圏で仕事をするのなら、そこで販売する方法を考えないといけないわけです。 それを、「標準仕様」で入っているガラスがペアガラスじゃない、強化ガラスじゃないから売れないとかなんとかアホくさい寝言を言っているようでは、売れないなら辞めろよとでも言うしかなくなってくるのです。 もっと根本的に、売りにくい事情があってそれを指摘するならわかります。 「標準仕様」が「普通ガラス3mmと防音断熱雨戸」になっているのが、今一つ、お客様の受けが良くないというのなら、オプションでペアガラスにするなり強化ガラスにするなりしてもいいわけですし、防音断熱雨戸についてきっちり説明しているのかという問題もあります。
    ましてや、それを、自分の責任で言うのならまだしも、絶対にそんなことを言うわけがない私に言われたなどと、あさっての方角をめがけて攻撃するようなアホは、どうしようもない。 
    A野さんは、営業本部長なら、もしも、そういうアホの話をきいたのなら、A山に、まず、私に謝りなさいと言うべきでしょう。 それが営業本部長の仕事のはずです。 ところが、私に向かって、「A山くんが、おまえのおかげで売れないと言っていたぞ。反省しろ」などと私に攻撃してきたのです。 「反省しろ」と言われても、一言も言っていないようなことを「反省」のしようがありません。
    むしろ、A山には、[第328回]≪営業の大事な能力「黙っている力」(1)、及び、連れて行きたくない新人と、避けたい契約客同行の経験。≫https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201504article_6.html  の【2】、再度【2】、再再度【1】と再再度【2】 、[第329回]≪「他の営業への電話はガチャンと切れ」・「労基法は守らないのが方針」他―会社による違いと認めて良いか? ≫https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201503article_3.html  の【9】で述べたように、とても、新人を連れて行く余裕なんかない見込客のお宅に無理矢理つれて行かされたあげく、競合メーカーの営業と鉢合わせをするようにクルマを運転され、お客様宅では、横から、突如、とんちんかんなことを口出され、私が黙るように合図をしても気づかず、また、A山にかかってきた見込客からの電話を中継ぎしてあげたためにA野から「他の営業にかかってきた電話は、『いません』とだけ言って、ガチャンと切れえ。ガチャンとだぞお。 わかったなあ。ガチャンとだぞお」と怒鳴りつけられたり、その他、ずいぶんと迷惑を蒙ってきたにもかかわらず、新人は我慢してあげないとしかたがないと思って我慢してきてあげたのです。 A野は、いったん、会社の上役になれば、何を言ってもいいと思っているのかもしれませんが、そういうものでもないと思いますよ。



  さらに。 一条工務店は1993年の途中まで、柱はオール4寸で1階天井高275センチの「セゾン275S1」「百年275S1」と、その内部の造作をムク材からランクの低いものに落とした「見せ球」のような「セゾン275E2」「百年275E2」、それに洋風高級住宅という概念で作られたがその契約を取りたいと思っても本社の積算部から「やめた方がいいですよ」と言われてしまう「ロワイヤル」しかなかったのを、通し柱が4寸で管柱は3寸5分で天井高は250センチで「S1」より一回り安い「セゾン250M1」「百年250M1」を作ったのですが、A山は私から「Mタイプはお風呂が良くないからとても売れるしろものじゃない」と教えられたために一条の家を売ることができなくなった、私のせいで一条の家が売れないと営業本部長に言ったというのです。
   私はそんなことを、A山に言ったことは一度もない。 他の人間にも言ったことはない。 それまで、一条工務店の主要商品である「セゾン275S1」「百年275S1」のカタログは、どう見ても、「いなかくさい」「あか抜けない」「じじむさい」ものだった。 一条工務店の初代の社長の大澄賢次郎さんが、他の工務店の社長との鼎談だかで、「一条さんは、あそこまでものすごいカタログを作って大丈夫ですか」と言われ、「それだけのものを作ることで、それ以上のものがかえってきます」だか答えていたと思いますが、そこで言う「ものすごいカタログ」というのは、あくまでも、浜松地域限定かせいぜい静岡県内程度の地方工務店としては「ものすごいカタログ」、そのくらいの規模の工務店が見て「ものすごいカタログ」であって、全国メーカーとして「ものすごいカタログ」であったわけではないのです。 そして、浜松地方限定、もしくは、静岡県内程度の工務店としては「ものすごいカタログ」であっても、全国規模の会社となってきて、全国メーカー、大手メーカーとの競合になってくると、それは決して「ものすごいカタログ」ではなく、「じじむさい」「いなかくさい」「あか抜けない」「ぱっとしない」カタログであったのです。 福沢諭吉は「『田舎者』という言葉には2通りの意味がある。 田舎出身という意味での『田舎者』は悪いことはないが、『精神面が田舎者』というのは、それはいけない」と語ったというのですが、一条工務店のカタログは、全国規模の会社となってきた時、それは、マイナスの意味での「田舎者」のカタログ、「じじむさい」「あか抜けない」「センスが悪い」という意味での「田舎者カタログ」になってしまっていたのです。
   それが、浜松など「地方」においてはそれほどはその「田舎くささ」を感じないかもしれないけれども、東京圏においては、相当感じるものだったのです。(「セゾン275S1」「百年275S1」のカタログの「いなかくささ」「じじむささ」「センスの悪さ」は私以外にも感じる人があったようで、この1年後か2年後、少なくともそれまでよりはよっぽど良いものに表紙だけつけ替えられました。) ところが、それを感じるのは私だけではなかったようで、1993年に新しくできた「セゾン250M1」「百年250M1」(「Mタイプ」)のカタログは、表紙に木の木目を大写しにして、木の魅力を大きくアピールし、決して「田舎くさくない」、都市圏の住人にも悪くない印象を与えるものと思えました。 それで、その「Mタイプ」のカタログが届いた時に、一通り見て、「これは、なかなかいいね」と口にしたことがあります。 誰に言ったかというと、それもA山には言っていません。 私より1か月ほど後で東京展示場に入社して私と一緒に松戸展示場に移った一条工務店では私と同じく2年目のS藤とG藤に言ったのです。
   又、一条工務店は「柱オール4寸」と「1階天井高275センチ」を「売り」にしていましたが、「地方」では、「柱は太い方がいいに決まっている」という感覚の地域が多いのですが、東京圏では「4寸の柱を使うと家が狭くなりますよねえ」と言われたりすることもあり、又、親世帯が1階、子世帯が2階に住む二世帯住宅を検討しているような人では、1階天井高が2メートル75センチ、2階天井高2メートル50センチの「セゾン275S1」は、若夫婦の方が「どうして、私たちの方が低い天井高の方に住まないといけないの」「一条工務店で建てたのでは、私たちのスペースの方が親のスペースより天井が低くなって損だ」と言われたこともありました。 旭化成が新しいタイプの「二世帯住宅」を「売り」にして注目されたけれども、そういう物を木造で建てたいという人もあったのですが、1階と2階で天井高が異なり、水回りを2階に設置するのを嫌がる一条工務店は、都市型の「二世帯住宅」を検討する人からすれば、「うち、田舎の家じゃないですから」と言われてしまう要素があったのですが(実際に、私は見込客から「うち、田舎の家じゃないですから」と言われたことがあったのです)、1階2階の天井高が同じ「Mタイプ」は都市型の二世帯住宅を考える人にはそれまでより近づいたとも言えました。 
   「なんで、私たちの方が親より低い天井高で住まないといけないの」「うち、田舎の家じゃないですから」「4寸の柱なんて使ったら家が狭くなってしまいますねえ」「野物(松丸太梁)なんて、そんなの要らないよね~え」と言われ続けてきた、そういう経験を1年間、積んできた者として、「Mタイプ」のカタログを見て「これは、東京圏ではけっこういいかもしれない」と私は正直に思ったことを口にしたのです。 それで、その新しく届いた「Mタイプ」のカタログを見て、「これ、なかなかいいね」とひとつひとつ見ながら口にし、「もしかすると、東京圏では、Mタイプの方が275S1より魅力的かもしれない」とも言ったのですが、ユニットバスについては、「ユニットバスは、これは、Sタイプのユニットバスの方がいいな。 これは、今一つかな」と言い、そして、ユニットバスは上級グレードの「Sタイプ」で「標準仕様」とされているものを低価格グレードの「Mタイプ」では「オプション」で差額を出すことで取り付けることができるということで、「Sタイプ」の「標準仕様」のユニットバスはユニットバスとしては悪いものではなく、かつ、差額はそれほど大きくなかったので、「もし、俺が建てるなら、Mタイプでも、ユニットバスはオプションでSタイプのユニットバスに変更したいな」というようなことを、何気なしに口にしたことがあったような気がします。 「Mタイプ」でもユニットバスに関しては上級グレードの「Sタイプ」の「標準仕様」のものにした方がいいと思う営業は私以外にも少なからずいたようで、福島県いわき市に転勤した後、いわき市の営業が担当したお宅を見に行くと、「Mタイプ」でユニットバスに関しては「Sタイプ」の「標準仕様」のものになっていたという家を何軒も見ました。 担当営業にきくと、「俺がSタイプのものにした方がいいと言って変えさせた」と言った人がおり、「ユニットバスは絶対にSタイプのユニットバスの方がいいよ」と言う人は複数いました。実際、その時の一条工務店の「Sタイプ(スタンダード タイプ?)」の「標準仕様」のユニットバスと「Mタイプ(マイルド タイプ?)」の「標準仕様」のユニットバスでは、差額の金額以上に内容に差があると思えたので、その点については「Mタイプ」で建てる場合でも差額を出して「Sタイプ」の「標準仕様」のものに変更するのは、十分にその差額金額分の価値はあると思えました。 私が何気なしに口にした時、その近くにA山がいたかどうかも覚えていないし、A山がいたかどうかなどまったく気にしていなかった。ところが、そのアホは、私が何気なしに日常会話のようにつぶやいただけの話をスパイした上で話の内容を完全に作り変えて、「○○さんから、『Mタイプはお風呂が悪いから、売れるものじゃない』と教えられましたので、そのために、一条工務店の家を売ることができません」と営業本部長に「報告」したというのです。 よくもよくも、まあ、そこまで言ってくれるものです。 恩を仇で返すのもたいがいにしろ、というのか、A山には何も話していないのに、人が東京展示場で同じころに入社して、地方向けの商品で苦労してきた同じ頃に入社した他の人間と日常会話としてつぶやいたようなことを、自分はその会話の当事者でもないのに、「盗聴」のように聞き耳をたてたあげく、話の内容をまったく違うものに改変して、営業本部長に「報告」したというのですから、A山は駅弁とはいえ国立大学卒だといってもアホだというだけでなく、人間性に問題があるのではないのか、という感じがしてきます。

   但し、A山が本当に、私から言われたから売れないなどと言っていたのかどうかは、よくわからないところもあります。 なぜなら、営業本部長の天野さんが「◇◇さんもこう言っていた」と私に話したことを、その◇◇さんに、「◇◇さんは・・・・と言われたそうですね」と言ったところ、当人は「言ってないよ。そんなこと。そんなこと、まったく言ってないよ」と言ったものもあったのです。 だから、一条工務店の営業本部長のA野さんが「▽▽が・・・・と言っていたぞ」と言ってきた時、はたして、それは本当かどうかわからないのです。
   ・・・・・元・外務省の佐藤優氏がモデルの佐藤優原作・長崎尚志脚本・伊藤潤二作画『憂国のラスプーチン』(小学館)という漫画で、佐藤優氏がモデルという憂木 衛(まもる)という男性の弁護を担当する女性弁護士が、憂木の話をきいて、「しかし、なんだか、男性の嫉妬って・・・」とあきれる場面があり、そこで、憂木が「そうですよ。 『女の腐ったの』は男にしかいませんからね」と言う場面があったと思います。 実際、職場に勤めてみると、「女性のいやらしさ」として言われるものは、実は、女性以上に男性にあり、「女の腐ったの」は、まさしく、佐藤優氏が言うように、女性ではなく男性にいるのを実感します。
   本当に当人が言ったわけでもないことなら、本当に当人が言ったわけでもないことを、ひとに「◇◇が・・・・と言っていたぞ」などと言う営業本部長、もしも、本当に当人が言ったのであっても、営業本部長なら、「営業はそんなこと言うものじゃないだろ」とたしなめるべきものであるものを、たしなめず、見当違いの攻撃を受けた者に向かって攻撃を加える営業本部長。 こういう「女の腐ったの」みたいな営業本部長て、どんなものでしょうね。 そんな人が営業本部長をやっていた会社に、よく11年も勤めたものだ、と感心します。 エライかどうかわからないが、よく、そんな会社で11年も頑張ったものだと、その頑張りについては「ほめてあげたい」ような気がします。

    A山が私から、「一条工務店の家はガラスが良くないから売ることができない」とか「一条工務店の『Mタイプ』はユニットバスが悪いから売れるしろものじゃない」とか教えられたと私に対して、恩を仇で返す中傷をおこない、事実に反する内容で、営業本部長に告げ口をしたらしい、というのは、仮に営業本部長が話した内容が正しくなくても、営業本部長という役職の人間が入社して1年半も経っていないヒラの従業員に言ったことである以上、もしも、その内容が間違っていたなら、営業本部長が言ったことを鵜呑みにした人間が悪いのではなく、従業員に嘘を言う営業本部長が悪いことになるでしょう。 たとえ、本当にA山がその通り、言ったとしても、営業本部長なら、そのまま聞いて私に攻撃を加えてくるのではなく、「そういうものじゃないだろう」とたしなめるもののはずで、それを私の方に攻撃を加えてきたのは、営業本部長という立場の人間として不適切と言わざるをえません。

   先輩社員から言われたことが原因で、この会社で働いて良いのだろうかという気持ちにならされたというのなら、それは、むしろ、私の方が言いたいことです。
(1)-1   入社2年目に入った時、本社での「研修」で、名古屋の営業所の所長だというK藤ローオという男が、「一条工務店の建物はすべての面にわたって絶対的にいい。」と言い、「そう思えない所があるか」と言うので、「実際問題として、一条工務店の建築現場を見ると、決して施工がいいとは言えない所もあるので、絶対的に悪いということはありませんが、『絶対的にいい』とまで言える状態ではないと思います。」と事実に即して述べたところ、「そういうことを言うからいかんのだあ。 一条工務店の建築現場に行って、もしも、良くない所があったら、見なかったことにする。 それは、なかったということにする。他社の建築現場に行って、いい所があったら見なかったことにする。 そういうようにすれば、一条工務店の建物は絶対的にいいということになる。 そういうように見ないといかんのだあ。」と怒鳴り付けられたのだ。 さらに、「お客さんを連れて他社の建築現場に行けば、悪い所ばっかり見せる。一条工務店の建築現場に連れて行けば、いい所だけ見せる。良くない所があったら、なかったことにする。 そういうようにしないといけない。そういうように見れば、一条工務店の建物は、絶対的にいいということになる」などと発言した。 あきれた。 そんなことをすれば、どんな会社でも、どんな建物でも「絶対的にいい」ということになるではないか。 なんだ、こいつ!  こんな詐欺師を一条工務店は営業所長にしていたのか。そもそも、「一条工務店の建築現場に行って問題点があったなら、それはなかったことにする」と近藤路夫は言うのであるが、「なかったことにする」ということをしたとしても、それでもやっぱり、あるのだ。問題点は。 「なかったことにする」のではなく、問題点があったら、早急に対策をとるべきではないのか!?!  こんな程度の低い人を一条工務店は営業所長にしているのか。 なんて、非常識な人事をしている会社なのかと、びっくりした。
   「どのような賞を受賞しているかで人の値打ちが決まるのではない。どのような人が受賞しているかでその賞の値打ちが決まる」と、なだ いなだ が『娘の学校』(中公文庫)で述べていたが、会社の役職も「どのような役職についているかで人の値打ちが決まるのではない。どのような人がついているかでその役職の値打ちが決まる」。一条工務店の営業所長という役職は、近藤ローオさん程度の人がなっているということは普通の会社なら主任か副主任ということだ。 ある会社で役員までならせてもらった父なら「この人はせいぜい主任どまりの人」と言うであろう人を一条工務店は「営業所長」にならせていた、というより、こんな詐欺師を所長にならせるべきではないはずだ。私は、このおかしな「研修」を聞かされて一条工務店という会社に対し相当なショックを受けた。
(1)-2   さらに。 K藤ローオは、「借金すると売れるようになる。 だから、私は、私の営業所の人間には、全員に強制的に借金させた。」などと非常識な発言をおこなった。 会社・使用者は、いったん、支払った給料の使い道について発言するようなことは絶対におこなってはならず、営業所長という立場において、所属の従業員に「強制的に借金させた」のなら、その分の金額は、会社は給料を払っていないことと同じになる。 名古屋南営業所の営業所長だという近藤路夫がおこなったことは、労働基準法違反の犯罪であり、近藤路夫は犯罪者である。 こんな異常な人間は、当然のことながら、「せいぜい主任どまり」であり、決して「営業所長」といった役職につけるようなことはあってはならないものである。 一条工務店という会社は、こういう非常識で反社会的な人間を営業所長という役職につかせているのか、と私は大変なショックを受けた。
   「借金すると売れるようになる」かというと、そんなもの、なるわけがない。 何らかの事情で家族が借金をして、自分がそれを返さないといけない立場になってしまったというような人が、「いくら稼ぎたい」ではなく、「いくら稼がないと困る」という立場で、歩合制の営業の仕事についた場合、住宅建築業の営業がどれだけ売れるかは、住宅・建築等の知識・営業技術・意欲の3つから決まると仮定した時、 「意欲」の部分が、「できれば売れた方がいい」とか「売れるとうれしい」という程度の意識の人よりも、「いくら稼がないと困る」という意識の人の方が「意識」が上であることから、より多く売れる、ということはあるかもしれません。 しかし、そうではなく、「入るを量って出ずるを制す」ということをせず、「入る」の量を考えずに、後先考えずに借金して使うような計画性のない人間が売れるか? というと、売れないと思いますよ。 その前に、いわき市の営業所にいた時、同じ営業所にいたM上が、近藤路夫の主張に従って借金して、その結果として、給料日になると、営業所の電話に朝から晩までひっきりなしにサラ金から催促の電話がかかってきて、当人はそれがわかっているから給料日になると会社に出てこないが、普通に出勤しているこちらは、サラ金で借金したわけでもないのに、ひっきりなしに催促の電話を取らされて、迷惑このうえなかった。 いいかげんにしてもらいたい。 「借金すると売れるようになる」などとバカなことを主張するなら、営業所長という立場でそういうことを主張した結果についても責任をとってもらいたい。 はっきり言うが、私は一条工務店から、サラ金から借金しまくって返さない男にかかってくる催促の電話をとる給料はもらっていないし、そのような電話をとる労働契約は一条工務店と結んだ覚えはない。 「借金すると売れるようになるから借金しないとだめだ」などとおかしな主張をするのなら、借金して返せないで給料日になると会社に出てこない男の借金を肩代わりして払うなりして、同じ営業所にいる人間が被害を受けないように対処してもらいたいものだ。 さらに、いわき市の営業所にいた自称「暴力団住吉連合系小名浜一家の組長の息子」のM(実際は、組長の息子ではないらしいが)は、私にカネを貸せと強要し、私が断っているのに自宅まで押しかけ、「カネだせえ」と暴力を振るい、私は怪我させられたのだが、近藤路夫とこのような人間を営業所長にならせた一条工務店はその点についても使用者責任として賠償してもらいたい。 又、「いくら稼がないと困る」という意識の人が、「できれば多く稼ぎたい」「多く稼げたらその方がいい」というくらいの意識の人より、意識が上だから多く売れる可能性があるというのは、あくまで、知識と営業技術がある程度以上ある人の話である。 知識と営業技術がない人が、意欲だけあっても、売れない。 どうも、「体育会系」の人は、「やる気だせえ」と「やる気」で片づけたい人が多いようだが、知識と営業技術がある人で「やる気」のなかった人が「やる気」を出したならそれまでより売れるようになるということはありうると思うが、知識と営業技術のない人が意欲だけあっても売れない可能性が高く、そういう場合は、まず、知識と営業技術を身に着けるしかないと思う。 K藤ローオさんは、営業所長であるなら、こういったことはわかっていても悪くないようにも思うのだが、一条工務店の古くからいる営業には、ある程度以上、その仕事をしてきたというわりには、わかっていないのか? というような人が時々いた。
   一条工務店の営業本部長(その時点での役職名は「次長」)のA野T夫は、入社して3か月目くらいのA山が、私から、「一条工務店の建物はガラスが良くないから売れない」「『Mタイプ』はお風呂が良くないから売れるしろものではない」と教えられた、と言って、私のおかげで一条工務店の家を売ることができないと言ったじゃないか、と私に攻撃してきたが、↑に述べてきたように、私はそのようなことをA山に「教えた」ようなことはないし、そもそも、私自身がその時点で入社2年目にさしかかったばかりであって「教える」というような立場ではないし、そんなおこがましいことをした覚えもない。 「教える」のでなくても、「一条工務店の建物はガラスが良くない」とも、だから、「売れない」とも言ったことは誰に対してもないし、そもそも、一条工務店が「標準仕様」としているものよりもグレードの高いガラスを入れれば売れるのなら、オプションとしてグレードアップすればいいだけのことではないか。 その程度のことも考えられないアホを増長させるだけでなく、恩を仇で返すように人を中傷する卑怯者に教え諭すこともせず、中傷された人間の方に攻撃してくるというのは、営業本部長という立場の者としてあるまじき態度である。
    それに対し、名古屋南営業所の営業所長であったというK藤ローオの場合は、ペテン師でしかない程度の低い男であるが、そんな人間を一条工務店は「営業所長」にしていたのであり、在籍年数はけっこう古い人間のはずである。 ある程度以上の在籍年数の人間で、ある程度の役職を会社からもらっている人間は、発言にも責任があるはずだ。

(2)[第289回]《「飛騨民族考古館」3。及、「できます」と言って契約して「適当に建ててしまえ」営業は良いか? 》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_13.html で述べたが、一条工務店の営業本部長の天野隆夫は、松戸営業所において、私が契約客の希望に沿って暖炉をとりつけるべく暖炉のカタログを取り寄せていたところ、「何やってんだ」と文句を言ってきたことがあった。 契約前に、「暖炉をリビングルームに取り付けたいが一条工務店ではできますか」ときかれ、それで、本社の設計部まで電話をして確認し、「できます」と返事をもらった上で返答して契約してもらった。 かつ、小堀住研なら、暖炉をとりつけたいという要望が顧客からあれば、設計や工務課(積算)の係の方でカタログなどもあらかじめ用意しており、設計課・工務課の方で、このようなものはどうかと提案することになるが、一条工務店の場合はそうではなく、営業担当者がカタログを取り寄せた上で、こういうものと指定して本社の積算部に提出すれば、積算部でお客様に出す金額を出すというシステムだということなので、それで、私は会社の担当部署からの指示に従ってカタログを取り寄せていたのだ。 会社の責任ある部署の指示にしたがってやっていたのであって、会社の指示・規則に反してやっていたのではない。 それで、きっちりとその点を説明した。 ところが、営業本部長で松戸営業所長を兼任していたA野T夫は、「だから、契約前に、『暖炉はできますか』ときかれたんだろ。 それで、「できます」と答えて契約してもらったんだろ。 それはいいじゃないか。 だけど、今は、もう、契約してもらって、契約金として100万円、振り込んでもらったんじゃないか。 だったら、『うちでは暖炉はできませんから』と言って、適当に建ててしまえばいいだろうが。 それでは気に入らないというなら、契約金として100万円振り込んでもらってるんだから、その100万円をうちでもらえばそれでいいことだろうが。 何、考えてるんだ、おまえはあ~あ!」と言って、怒鳴りつけられたのだ。 「何、考えてるんだ」とは、こちらが言いたい文句である。 それでは詐欺ではないか。 それではペテンではないか。 それは「振り込め詐欺」と違うのか?  「そんなわけにはいきませんでしょ」と言うと、営業本部長(その時点での役職名は「次長」)のA野T夫は、「なんで、そんなわけにいかんのじゃ。 なんで、できんのじゃあ。」と言ってさらに怒鳴りつけたのだ。
≪ 「それで、決着はついたんか?」
「え?」
商いでな、一旦売ると言うたら、どんなことしてでも品物を渡さんならんし、又買わんならん。 それを決着と言うんや。・・・」≫(花登 筺『鮎のうた (上)』1979.10.20. 日本放送出版協会)
私は、最初、A野の言っている意味がよくわからなかった。 又、そういう商道徳に反することをするにしても、もしも、それによって何か利益が出るというのなら、まだ、わからないこともない。 それに対して、この場合は逆である。 暖炉を取り付けたいという希望に沿って、普通に、誠意をもって対応すれば、喜んでもらえてきっちりと代金も払ってもらえる人であり、そして、建築地の地域は土地区画整理事業がおこなわれている地域で、「うちの周りの家は、これから順々に建替えていくから、一条さんも営業するといいよ。 近所の人間と会うたびに、一条さんのことをアピールしてあげてるからね」と言ってもらっていたのに、そういう相手に、「契約前に『暖炉はできます』と言って契約したんだろうが。 それはいいじゃないか、契約前なんだから。 今は契約書に署名・捺印してもらって契約金の100万円を振り込んでもらったんじゃないか。 だったら、『うちでは暖炉はできませんから』と言って、適当に建ててしまえばいいだろうが。 何、考えてるんだ、おまえはあ~あ!」というような、そんなおかしな真似をしたのでは、わざわざ、会社の評判を落としにいくようなものではないか。 「何、考えてるんだ、おまえはあ~あ」というのは、それは、こちらがA野さんに言う文句である。
   私は、このA野さんの言いぐさを聞いて、恐ろしい会社だ、とんでもない会社に入ってしまったのではないかと思い、大変なショックを受けて、そして、その直後、ある見込客のお宅にアポなしで訪問しようとして家の前まで行ったけれども、とても、この非常識・反社会的な会社を売り込む気持ちになることができず、家の前まで行ったものの、訪問せずに帰ってきたということが一度あった。
   A野は、私のおかげで、入社して3か月目くらいのA山が一条の家を売ることができなくなったと不当な言いがかりをつけてきたが、A野が私がA山に「教えた」などというようなことを私はA山に言ったことはないし、そもそも、「教える」というような立場でもない。 おかしな言いがかりをつけられて迷惑千万である。
   むしろ、A野隆夫の言動によって、私は精神的に傷つき、「契約前なら、見込客から、何々はできますかと聞かれたなら、実際にどうであれ『できます』と言えばいいだろうが。 契約書に署名捺印して契約金の100万円を振り込んだ以上は、『うちではそれはできませんから』と言って適当に建ててしまえばいいだろうが。 それでは気に入らないと言うなら、契約金の100万円をもらっておけばおしまいだろうが。 何、考えてるんだ、おまえはあ~あ!」という主張を聞かされて、そういう非常識・反社会的な会社の商品を売るという行為に罪悪感を覚え、私が、一条工務店の営業の仕事に抵抗を感じてしまったのだ。 「おまえのおかげで、新人が一条の営業の家を売る自信がなくなったじゃないか」という文句は、それはA野さんこそが言われるべき文句である。



   千葉市中央区鵜の森町 の 新華ハウジング有限会社(建設業)・ビルダーズジャパン株式会社(不動産業。 専任宅建主任者はいかさま。)・ジャムズグローバルスクエア株式会社(不明業)で、自称「工事責任者」で工事現場を見に行かない工事現場に責任を持たないU草A二(男。当時、30代なかば。)が、「ぼく、営業やったことないですけど、営業できますから」などと、厚かましい文句を何度も何度も大きな声で口にしていたのだが、「営業できる」とか「営業やる」というのは、社長の義理の弟とかいうような人が特別扱いの営業をちょろっとやることを言うのではなく、この↑A山みたいなヤツから、恩知らず、恩を仇で返すようなことをされても、雨ニモ負ケス、風ニモ負ケス、ホメラレモせス、A山のようなアホにも負けず、バカにも負けず、A野営業本部長のようなボケにもめげず、働き続け実績を残すことを言うのであり、据え膳で契約を取らせてもらうことを言うのではない。
   ボケの多い会社はけっこうあるようで、疲れる・・・・・・。


   高層ビルの窓ガラスというのは、中規模以上の地震があった場合にどうなるのだろう、と不安を感じたことがある。 高層ビルというのは、柔構造で、「柳に雪折れなし」というように、ぐらぐら揺れながら持ちこたえるというものらしく、地震にはけっこう強いというのだが、強いけれども、高層階においては相当に揺れるので、建物自体が倒壊する可能性は低いが、その中にいる人間がどうか、中に置かれている物がどうかは別の問題とも言われる。 高層階の窓ガラスが地震で割れるということはないのだろうか、もしも、割れたとしたならば、たとえ、強化ガラスを使用していて、粒状になったとしても、何十階もの上から落下してきた場合、前の道路を通行している人間の上に落下すると、高層階から落下してきた粒状のガラスを頭上から受けた人間は相当のダメージを受けるのではないのか・・と思ったのだ。
   で・・・、ある情報によると、高層ビルの高層階の窓ガラスは、地震で割れて落下すると大変、危険であることから、防弾ガラス並の強度のものが使用されているそうで、並みのライフル銃の銃弾では貫通しないそうだ。 ・・・で、どういう「情報」によるとかというと・・・・・。 まあ、『ゴルゴ13』なんだけどね・・・・。


   最後に、
  「 ゆっくりだ。 」 
 俺のブログは、どうか、ゆっくり、腰を落ち着けて読んでくれ。

☆《ペアガラス・二重サッシ・防音障子・強化ガラス・断熱雨戸等の長所短所、及、人のせいにするアホ営業》は、
[第331回](上)https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201505article_2.html 
[第332回](中)https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201505article_3.html
と三部作として作成しました。 上・中 と合わせてご覧くださいますよう、お願いいたします。
       (2015.5.19.) 

この記事へのコメント

ヤリガンナ
2015年07月08日 01:54
初めまして。

建築関係の記事を散歩していて、新華ハウジング(笑)を見付け、少し読ませていただきました。

ヤリガンナ(仮名ですみません)と申します。
30数年、建築業界で食べさせていただいております。
その内、数年前までの10年ほど、その会社とも取引をさせていただいておりました。
まぁ、最後まで信用はしませんでしたが・・・。
H川をはじめ、特にK峰やU草などは、単なるクソガキ(暴言でしょうか?)としか・・・。
依頼が来る度に、約束の内容や日時を記録し、時には録音をし、急な変更や違約も内容や日時を記録し・・・それは何故か?
道義的にも法的にも、私と家族を守るためであります。
何故そうなったか?
連中は人を騙し欺き、棄損し侮辱するからに他なりません。
私は単に仕事として、独自に保険を掛けながら対応しておりましたが・・・。

私の目には2011年頭の時点で彼らの倒産も明白でした。
目に余る酷い侮辱にもあいましたので取引は止めましたが。
ヤリガンナ
2015年07月08日 03:07
もう少しだけ・・・。

たまたま辿り着いて、いきなりネガティブな書き込みをしておりますが、どうかお許しを。

カーブした道を挟んだ大きなマンション、向かいの青果店(でしたか?)や美容室、カーブを登るとカインズホーム、交差点を左に行くと千葉駅方面。

やはり懐かしくもあります。
それと同時に、連中の下で歪な仕事を覚え社会を見てしまった、あの若い社員たちが可哀想でなりません。
フレッシュで、覇気と才能溢れる若者が、年数を重ねる程に変にズルくなり、誤魔化し、気位ばかりが高くなり、溺れていく様を見るのは、辛い事でありました。


一昨年、ある人物から、K峰が龍ヶ崎のパネル工場を引き継ぐ(?)事を聞きました。
工場の人たち(顔も名前も忘れられません)の事を思えば、どうか謙虚に真摯に正直に失敗から学び、長としてあの人たちの傘となり盾になって、健全な雇用と安全の徹底を願うばかりです。

しかしながら、あの論理のままだとすれば、今直ぐに業界を去ってほしいのも、私の本音であります。


長々とすみませんでした。

また、書き込みさせていただいて宜しいでしょうか?

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