腰痛になる持ち方を強要する安全衛生管理者。鉱物繊維が剥落飛散の工場―機械プレカットは信用できるか4

[第429回]機会プレカットの長所と問題点、プレカット工場を異常に信用する男[4]  機械プレカットは信用できるか[4]
【1】-4 機械プレカットの長所と問題点(続き)
(ケ) 「工場見学会」(「工場研学会」)の弊害
   私は、(株)一条工務店の「西東京工場」(山梨県上野原市)で、朝8時過ぎから夜12時過ぎまで、40㎏ほどあるタイルや御影石などを運ばさせられ、腰と肘を痛めました。 どちらも、それから10年以上経った今も治りません。 整形外科医に話すと、「そりぁ、そんなことしたら、傷めますねえ」と言われました。  こういうことをすると、体を壊すということを、(株)一条工務店・日本産業(株)は承知の上で、私に意図的にさせたのです。私が、このようなことをしたのでは、体を壊すおそれがあるので考えてもらいたいと言っているのにさせた。 私が、総務部長の天野雅弘に「もしも、会社として、何ら対応しないなら、労働基準法上、1日8時間、1週40時間を超えて働かせてはならないという規定がありますから、1日8時間を過ぎた時点で、仕事が残っていようがいまいがやめて帰りますよ。いいですか」と言ったところ、総務部長の天野雅弘は「1日8時間を超えて働かないというなら、懲戒解雇だあ」と言いました。「そうですか。それなら、それを文書にして渡してもらえませんか。『健康と安全の維持のために、労働基準法の規定により1日8時間を超えては働きませんと言うので、懲戒解雇にします』と文書にして渡してもらえませんか」と言うと、「わかった。文書にして渡す」と天野雅弘は言いました。「いつ、もらえますか」と言いましたところ、「すぐに渡す」と言い、私が「すぐ、というのはいつですか。1週間以内にはいただけますか」と言うと、天野は「いや、きょう、あす中には渡す」と言いましたので、渡されたらその日のうちに、それを労基署に持って行こうと思って楽しみに待っていたのですが、いつまで経っても渡してもらえませんでした。「まだ、届きませんけれども、どうなってるのですか」とこちらから言ってやったことがありますが、天野雅弘は「渡す、渡す、すぐに渡す」と言って、いつまで経っても渡しませんでした。そして、その後も、長時間の健康を害する労働を強制し、その結果、私はそこで痛めた腰と肘が今も治りません。 (株)一条工務店・日本産業(株)のその時の代表取締役社長の山本庄一、総務部長の天野雅弘、工場部門(生産事業部)の「責任者」高橋、その下らしい石川、「工場長」の渡邊、彼らは労働基準法違反であるとともに、こういうことをさせたのでは体を壊す、壊したってかまわない、健康を害させてやろうという意図をもって私にさせたのであり、傷害罪の故意があると考えるべきであり、彼らは傷害罪の犯罪者です 私が(株)一条工務店の「西東京工場」(山梨県上野原市)で怪我をさせられたのは、これは労災(労働災害)かというと、労災というよりも、むしろ、意図的に怪我させようとしてさせたのですから、傷害罪の構成要件に該当し違法・有責な行為であると考えるべきです。
    「工場長」の渡邊は、工場の問題点について、ここをこのようにしてもらえませんかと言うと、「そんなことぼくに言われたって、ぼくは高卒だからわかるわけがない」と言ってごまかすというのを得意技 にしていましたが、これも「ぼくは高卒なんだから」と言えば免責にされると信じているかもしれませんが、「安全衛生管理者 渡邊なにやら」と書いた札が工場の壁に貼ってありますから、「安全衛生管理者」が高卒であろうが何であろうが免責にはならないでしょう。彼は私と一番最初に会った時には「専門学校卒」で2級建築士の資格を持っていると自分で言ったはずなのですが、責任を問われる時になると、「専門学校卒」ではなく「高卒」だと言い張るあたりはずるい。厳密には 「学歴」というのは、中学校・高校・大学・短大・大学院のことを言い、専門学校というのは、浪人して予備校に行ってどんなに頑張って良い成績を残しても大学の入試に通らなければ予備校は学歴にならないのと同じで、建築の専門学校で学習して何かを学んでも「学歴」ではないのですが、最近では、建築関係の会社では「学歴に準ずる扱い」にされることが多くなってきたようです。しかし、ずるいと思うのは、自分を高く評価してもらいたいと思う時には「建築専門学校卒」だと言いながら、責任を問われる時になると「高卒だ」と主張する“二刀流”を使う人が時々いるという点です。 (株)一条工務店の営業本部長の天野隆夫は、「学校でてないから人間性が優れてるんだ」「学校でてないから気さくで人間味があるんだ」と言ったことをしばしば口にしましたが、そういった、一方で、自分を高く評価してもらいたい時には「専門学校卒」で2級建築士だと言い、責任を問われる時になると「ぼくは高卒だから、そんなこと言われてもわかるわけがない」と言って胸を張ってふんぞりかえる人間というのが、「気さくで人間味がある」でしょうか。「人間性が優れている」でしょうか。 ちょっと違うように思います。こういったことを言うと、総務部長の天野雅弘は「ほら、おまえの言うことはすべて筋が通っている。 それが腹立つんじゃ。俺らは高卒じゃい。だいたい、何が腹立つと言って、おまえが慶應でてるというのが、それが何よりむかつくんじゃ。何が腹立つと言って、おまえが慶應でてるというのが何より気にくわんのじゃ。」と言うのですが、そもそも、会社の運営というのは気に食うとか食わないとかそんなことで運営するものではないし、気に食おうが食うまいが、人に健康を害させるような労働条件で会社を動かしてはいけないはずなのです。高卒であろうが大卒であろうが、いったん、総務部長という役職についたなら、総務部長として従業員の健康安全衛生についてきっちりと対策を立てなければならないのであり、それを、逆に、意図的にひとに怪我させるようにしむけたのですから、「俺らは高卒じゃい」と言っても免責にはなりません。
   その際ですが、私は、整形外科医から言われたのです。 ある程度以上の重さの物を持つ場合には、立った状態で手を伸ばして、手と腕だけで持とあげるのではなく、[1]腰を下ろして、[2]手だけで持つのではなく、体に荷物を接するようにして、体全体で抱えるようにして、持ちあげるようにしてください、と。 これは、その整形外科医だけが言うことではなく、腰痛に関しての本を読めば書かれていることです。
   ところが、そうしていたところ、「西東京工場」(山梨県上野原市)の「工場長」であった渡邊が、「○○さん、物を持つ時は、体に触れないように、手だけで持つように気をつけてください」と私に言ってきたのです。 「どうしてですか?  ある程度以上の重さの物を持つ場合は、手だけで持ったのでは腰を痛めやすく、体全体で抱えるように持つべきと違うのですか」と私は言いました。 すると、渡邊は「体全体で抱えるように持ったのでは、荷物が作業服に触れて、作業服が汚れるでしょう」と言うのです。 「作業服が少しくらい汚れてもかまわないのと違いますか。 冠婚葬祭とかフォーマルな儀式とかに出席するためのモーニングとかタキシードとか略礼服とかなら汚れないようにというのもわかりますが、作業服というのは作業をするための服装ですから、むしろ、まったく汚れないという方がおかしいくらいと違いますか。 工事現場で働く大工さんそのほかの職人さんだって、どうしても服は汚れますでしょ」と言いました。 すると、「工場長」で2級建築士の渡邊は、「作業服は汚さないように気をつけてください。 工場見学会の時に、工場の従業員の服装が汚れていたのでは、お客さんの印象がよくないですから、作業服に触らないように体から話して持つように常に心掛けてください」と言うのです。 こいつ、アホか、と思いました。
   私が「工場長」なら、工場の従業員に、「ある程度以上の重さの物を持つ時には、立った状態で、手だけで持つのではなく、腰を下ろしてから、荷物を体に密着させて体全体で抱えるようにして持つようにしてください」と言います。 それが労務管理というものです。 それが工場長の仕事であるはずです。「西東京工場」(山梨県上野原市)の「工場長」の渡邊はそれに逆行することをしていたのです。
   (株)一条工務店は、工事現場の「構造見学会」(「構造研学会」)とプレカット工場の「工場見学会」(「工場研学会」)とを、契約までにおこない、それで契約してもらうというのを、営業の作戦としていたのですが、その為に、工場の従業員に、従業員の健康を損なうような作業の仕方をさせようとしたのです。 本末転倒もいいところです。 「木造のプレカット工場の最先端のものをお見せしますから」などと見込客に言う営業がいたようですが、どこが「最先端」でしょうか。 従業員の健康を破壊するような作業のさせ方をさせようと「工場長」が言ってまわるような、そんな非常識な工場のどこが「最先端」でしょう。 もしも、「工場見学会」というものを、やっていなければ、こういった問題は発生しなかったかもしれません。 もしくは、会社の誰やらから、「工場見学会の時に、見学に来た人から見た目がいいように、工場の従業員が作業服を汚さないように、荷物は体から離して、手だけで持つように心掛けてください、と言え」と言われたなら、渡邊のように、そのまま言いに行くアホ、従業員の敵ではなく、私のように「それは違いますよ。工場で働く人間というのは、荷物を運んだりする際に、作業服は多少は汚れるものです。 多少は汚れるものだから、だから、作業服を着ているのです。 もしも、モデルとかタレントとかの仕事をしている人なら、少しでも汚れないように気をつけないといけないでしょうけれども、工事現場であったり工場であったりする場所で作業する人の作業服が少し汚れていたとしても、それは作業をしている以上、当然のことであって、むしろ、まったく汚れていないという方がおかしいのです。 サッカーの選手に、ボールを胸で受けたらユニフォームが汚れますから胸でボールを受けないようにしてくださいなどと言いますか? 水泳選手に水につかったら水泳着が濡れますからプールにつからないようにしてくださいて言いますか?工場や工事現場で作業する人の作業服というのは、物を持ったりする際に多少は汚れるということで作業服を着ているのですから、少々、汚れていたとしても、それがいけないという人がいたなら、その人の認識の方が間違っているのですから、もしも、工場見学会に見に来た見込客で、工場で働いている従業員の作業服が少々汚れていると言って文句を言う人がいたならば、それは文句を言う人の方が間違っているのですから、その人の担当営業は、その見込客に、『それは違うのですよ』ときっちりと説明しないといけないし、それを説明するのが営業の仕事ですね」と言える人間が「工場長」になっていたならば、私のように言うべきことを言える人間を「工場長」にならそうという頭の経営者であったならば、発生しない問題だったでしょう。 ところが、(株)一条工務店・日本産業(株)はそうではないのです。自分自身で考える頭のない人間で、なおかつ、会社の上の人間から言われると、工場の人間の立場からすれば、それは受け入れがたいと思っても、はいはいと聞く人間を「工場長」にならせる会社であり、そういうアタマの経営者の会社だったのです。
   しかし、考えてみると、(株)一条工務店というのは変な会社です。 私は、少なくとも、営業なら、革靴というものは、靴ベラを使って履くものだと思いますし、お客様のお宅に訪問して、どうぞお上がりくださいと言われたならば、框を上がったなら、そこで向き直って自分が脱いだ靴を自分で向きを直して置く、というそれが常識であり、それが営業だと思ってきました。 ところが、(株)一条工務店のベテランの営業は「そんなおかしな靴の履き方があるか!」と言うのです。 「革靴というものは、あらかじめ、かかとを踏んでスリッパのように履くもんだ。 こんなかんじでスリッパのように履いておけば、靴ベラなんてそんなものは必要ないんだ。靴ベラを使って革靴を履くなんて、そんなおまえみたいなおかしな革靴の履き方をする人間、生まれて初めて見た。 靴ベラを使って革靴を履くなんて、そんな非常識なことがあるか!」と言って怒られたのです。 さらに、「框を上がって、そこで向き直って自分の脱いだ靴をそろえて置くなんて、そんなおかしな営業があるか!!! 靴というものは、そこの家の奥さんがそろえるもんだ! おまえみたいなおかしな框の上がり方をするような、そんな非常識な営業があるか。 営業というものは、靴は脱いだら、その家の奥さんにそろえさせるというのが常識だ! 今後はよく気をつけろ!」と、そう言って怒鳴りつけられたんです。「そんなもの、靴ベラを使って革靴を履くだの、框を上がってから自分の靴を自分でそろえるだの、そういうのは、レベルの低いプレハブの営業がやることだ! レベルの高い木造の営業は、革靴はかかとを踏んでスリッパのように履くもんだ。框を上がったら、靴はその家の奥さんにそろえさせるもんだ。それが木造の営業というもんだ。木造の会社に勤めたら、木造の靴の履き方をするもんだ」と怒鳴りつけられたんです。 どうも、それが「一条流 木造の革靴の履き方」、「一条流 木造の框の上がり方」というものらしいのです。 で、営業はそういう営業らしいのです、(株)一条工務店という会社は。 背広上下なんて着ないで、「ジャンパ、ジャンパ、ジャンパ」と言って、すりきれた汚いジャンパーとかがいいそうなんです。 それに対して、工場で物を持ったりする作業をする人間は、物を持つ時に、体で抱え込むようにして持つようにした方が腰を痛めたりしないということで、体で抱え込むようにして持つと、作業服に荷物が触れるために、いくらか服が汚れるので、汚れないように、腰を痛めても、怪我をするのは従業員であって経営者ではないので、いくら怪我してもかまわないし、後遺症が残っても知ったことじゃないから、たいして高くもない作業服が汚れないように、腰を痛めやすい持ち方である、体から荷物を話して手だけで持つようにしてください」と、それが「木造の荷物の持ち方」「木造の工場のやり方」だと。 そういう指示をしているわけですから。 逆じゃないか、と私は思うのですけれどもね。 工事現場や工場で作業をする人というのは、ある程度は服が汚れるのは当然のことであって、まったく汚れていないなら、それは作業をしていないということでしかないはずです。 営業はそうではないので、特に、お客様のお宅に訪問する場合は、失礼のない服装をしていくべきだと私は思うのです。 ところが、(株)一条工務店という会社は、どうも、言うことが逆なのです。 変だと思いますが、それを言うと、「そんなこと言うなら、他の会社に行けよお」とか言われることになります。 そういう会社なのです。
   いずれにせよ、(株)一条工務店とその工場部門である日本産業(株)では、 「工場見学会」というものがあるために、「工場が本来の姿として、効率もよく、作業員の健康も損なわないで運営されるため」と「工場見学会のため」という2つが矛盾するようになってしまい、そして、、「工場が本来の姿として、効率もよく、作業員の健康も損なわないで運営されるため」よりも、「工場見学会のため」の方が優先されてしまうようになっていたのです。
   「西東京工場」(山梨県上野原市)の「工場長」の渡邊は、「出荷するための荷物は、見た目がいいように、平行に置くように気をつけてください」とか、そういうことを言うのですが、おまえ、そんなことよりも、もっと他に気をつけるべきことがあるだろうが、と思うのですが、「工場の梁などに長年に渡って埃がたまりにたまっており、粉塵が舞っているので、一度、プロの清掃屋に依頼して掃除してもらってください」と私が言っても、生産事業部の石川が、「そんなことしたら、お金がかかるじゃないですか」と、自分は工場で働かないものだから言うし、渡邊は工場で働く従業員のために、「たとえ、お金がかかっても、必要な経費ですから、その費用はかけてやってください」と言うことができない人間であるし、そして、鉄骨造の工場の躯体の鉄の柱や梁に防火材として吹きつけられている「ロックウール」かと思われる吹き付け鉱物繊維が、はがれて落下してきているが、それが粉状になっているのは、そこで働く従業員の健康に良くないとともに、防火材として鉄骨に吹きつけられているものが落ちてしまっているということは、防火性能が低下しているわけであり、それだけ危険な状態であるのだから、落下したり飛散したりしないように固めるべきであり、落下したり飛散したりしないように固める措置をしてください」と私が言っても、「大丈夫です。 これ、落ちてきたんじゃなくて、物をぶつけた時に落ちたものですから」と最初は言ったのです。落ちてきたのでも物をぶつけた時に落ちたのでも、それが粉状になってたまったり飛散したりしているわけですから、吹きつけたものが接着が弱くて落ちたのでも物をぶつけた際に落ちたのでも変わりはありません。実際、まったく何もしていないのに、いきなり、ボタッと落ちてきたりすることもあり、工場の少なくない従業員がそれを目撃しているのです。そのうち、「これ、石綿じゃなくて、他のものですから、吸い込んでも大丈夫です」などと言いだした。あきれた男です。 アスベスト(石綿)は、その繊維を吸い込むと、人の肺の壁につきささり、中皮腫・肺がんの原因になります。 その為、アスベスト(石綿)は今では使用禁止になりました。 (株)一条工務店・日本産業(株)の「西東京工場」(山梨県上野原市)は建設がそれほど古くなく、建築時において、すでに、石綿は使用されていない時代であった可能性が高く、石綿の代替材として、ロックウール(岩綿)などが吹き付け鉱物繊維として使用されていた時代だったたと思われます。 だから、「石綿じゃないから吸い込んでも大丈夫ですよ」などと渡邊は言ったのです。 「石綿じゃないから、吸い込んでも大丈夫」ですか?  違いますよ。 鉄骨造の建物の躯体への防火材として吹き付けで使用する石綿(アスベスト)の代替材として、ロックウール(岩綿)などが吹き付け鉱物繊維として使用されるようになりましたが、今度は、その代替材も、作業員が吸い込むことでの健康被害の不安が言われてきているのです。 石綿(アスベスト)よりは問題性は低いとしても、全く問題がないわけではないし、そもそも、「普通のホコリ」であっても、吸い込んで健康にいいわけないのです。 それを、渡邊は「石綿じゃないから、吸い込んだって大丈夫です」などと、ヌケヌケと発言したのです。 (株)一条工務店・日本産業(株)の「工場長」は。
   そして、「そんなこと言われたって、ぼくは高卒なんだから、そんなこと、ぼくにできるわけないでしょうが」と私に言ったのです。 「でも、工場長になられているのでしょ。 工場長ですよね」と私は言いました。 すると、渡邊は「なりたくてなったんじゃないですよ。 ぼく、工場長にならせてほしいなんて言ってないですよ」と言うのです。 「でも、なってくれと言われて、断らなかったんですよね。断ったんですか」と言いました。 「一条工務店は、今は一流大学でた人がけっこう入って来てるのに、どうして、ぼくみたいな高卒の人間に工場長をさせるんでしょうねえ。一流大学でた人にさせればいいのに。おかしな会社ですねえ」と彼は言うのですが、たしかにおかしな会社だと思いますが、おかしな会社であろうがなかろうが、ともかく、「工場長」になっていて、「安全衛生管理者 渡邊なになに」と書かれて工場の壁に張り出されている以上、「高卒」であろうが「なりたくてなったんじゃないですよ」であろうが、もしも、そこで事故がおこって人が死んだり怪我したりすれば、業務上過失致死罪・業務上過失傷害罪に問われるのは、「安全衛生管理者」として名前が壁に書かれている人間のはずなんです。 彼は、自分の名前が壁に書かれているという点についても、「そんなの書かれていたって、ぼくは高卒なんだから」と言うつもりなのでしょうか。 私が経営者なら、中卒高卒の人をある程度の役職につけては絶対にいけないとは考えないが、壁に「安全衛生管理者 ××◇◇」と自分の名前が書かれているのに、「ぼくは高卒なんだから、わかるわけないじゃないですか」と言って逃げようとする卑怯な男を、「工場長」にならせたりはしないですね。 高卒であるか大卒であるかにかかわらず。その程度の人なんですから、その人は。

   (株)一条工務店は、工場勤務の従業員の作業服は、夏服は半袖の服を支給していましたが、私が工場長なら、夏服でも長袖の服を用意してくださいと会社に言います。 高校の時、少しの間だけ、野球部に入っていた時があったのですが、最初、ユニフォームを持っていないので、体操服を着ていたのですが、先輩部員から、体操服でも半袖半ズボンの服ではなく、長袖長ズボンにした方がいいと言われたことがありました。なぜなら、野球の硬球があたった時、たとえ、布1枚でもあった場合とない場合ならあった方が怪我をしにくいからだというのです。工場勤務の従業員にも同じことがあてはまると思います。だから、私は自腹で長袖の服を買って夏場でも長袖を着ていました。そういうことに気づかない人は半袖の服で作業していましたが、健康に良いとは言えないものも扱うわけですから、夏でも長袖の服を着用して体を守るべきです。 「(株)一条工務店は、防腐防蟻処理は一条では加圧注入の方法でおこなっており、表面塗布処理はしておらず、表面塗布処理で使うような有害な薬品は使用していません」と言っていましたが、実際には、大黒柱の木口面には、猛毒マークが容器に表記されている表面塗布処理の透明の薬剤を刷毛で塗っていました。〔本当のことですよ。私がこの手で塗ったんですから。私は「中傷」だの「誹謗」だのなんてしてませんからね。いいですか。〕〔入居者にとって、表面塗布処理の薬剤を塗らない方がいいというわけでもありません。桧の「大黒柱」でも、木口面というのは、腐り・シロアリに弱い部分で、赤身(芯材)だけでなくシラタ(辺材)部分もありますから、猛毒のものですから健康にいいかどうかというなら塗布しない方が良いのでしょうけれども、木材を長く傷めずに家屋を利用したいという点では木口面に表面塗布処理をした方がよいことになります。 私が営業担当で契約いただいた方で、和室の役柱の裏面を表面塗布処理してもらうことはできないかと言われた方があり、営業所の「リーダー」に尋ねたら、「できない。桧の柱に表面塗布処理の薬の橙色がついたらまずいから」と言われたことがありましたが、表面塗布処理で防腐防蟻をしている建築会社の建築現場をのぞくと、たいてい、橙色の薬剤が塗られていますが、あの色は塗ったところがわかりやすいように着色しているのであって、透明な防腐防蟻剤もあるわけですから、技術的にできないということはなかったはずです。実際は、役柱の裏側を表面塗布処理するということは普段やっていないので、そういう手間をかけたくないということ・・というより、その時に返答した「1級建築士」が表面塗布処理の防腐防蟻剤は必ずしも色がついているものではないということを知らなかったのでしょう。〕 体につけなきゃいいと思うかもしれませんが、人間のやることである以上、絶対失敗しないということはありません。プレカット工場は木材を工事現場より前にカットする工場だということで「プレカット」と言うわけで、切る機械、刻む機械があります。長袖を着ておれば、服を切っても体は切らないというケースだってあるはずで、素肌が表に出ておればそれだけ怪我をする確率が高くなるはずなのです。作業服というものが何のためにあるのかということを考えるべきです。 「工場見学に来た見込客に見られた時のことを考えて、作業服が汚れないよう、物は服に接して持たないよう、手だけで持つようにしてください」とは本末転倒も甚だしい発言で、彼は意図的に本来の安全衛生管理者がとるべき態度に逆行する言動をとっているのですから、工場で怪我をする人、病気になる人があれば、彼は業務上過失傷害罪で有罪とされなければなりません。
  そもそも、鉄骨造の建物の鉄骨の柱や梁に吹きつけられている鉱物繊維が剥落飛散していたのですが、アスベスト(石綿)ではなくロックウール(岩綿)であったとしても、 (株)一条工務店が建てている戸建住宅に使用している鉱物繊維系断熱材グラスウールを梱包している袋にはグラスウールのメーカーが「吸引しないように気をつけてください」と印刷していたはずなのです。それを「工場長」「安全衛生管理者」で「2級建築士」の渡邊は「石綿じゃないから吸っても大丈夫です」と発言したのです。〔住人が入居してからについては、壁や床・天井に入れるグラスウール(ガラス繊維)・ロックウール(岩綿)といった人口鉱物繊維系断熱材は、グラスウール・ロックウールの両面に紙が貼られており、壁の中・床下や天井裏に入っていて部屋中にあるわけではないので、室内で生活する人には特に問題はないはずですが、工事現場で作業する人が、グラスウール・ロックウールの断熱材を切断したりする際に繊維が飛散して吸引することになる可能性があり、そういったことがないように気をつけてくださいと断熱材のメーカーは梱包袋に記載しているのです。〕そういうものを体につけて帰って自宅内に持ち込めば、自宅内でも吸引する可能性が増えます。体についただけなら洗い落とせばよいではないかと思う人もあるかもしれませんが、農家の人の爪を見せてもらうと、爪の間に土が入っていることがあります。サラリーマンが趣味で「庭いじり」をした時に爪の間に土が入ったという程度なら、いずれはとれるのですが、農家やってる人にきくと「百姓やってる者はとれなくなるんだ」と言うのです。たまになら体についたものは洗えばいいかもしれませんが、毎日のように皮膚につけていると洗ってもとれなくなってしまうおそれがあります。毎日そこで作業する人は、作業が終わった後で洗い落とすだけでなく、できるだけ体につかないようにする工夫も必要でしょう。ホームセンターで作業服を求めると、長袖のものは冬服扱いで分厚いものが多く、私が工場長か生産事業部(工場部門)の責任者なら、長袖で薄手のものをあつらえます。工場の従業員の人数はそれなりにいますからあつらえてもそう高くならないと思います。そういったことを考えるのが「工場長」「安全衛生管理者」や「生産事業部の責任者」の仕事のはずです。
   私は、大学を人より年齢をいって卒業したため、新卒時の就職において有利ではなかったことから、外資系の企業ならどうかといったことを考え、慶應義塾大学の4年の時、ある外資系の銀行に会社訪問に行ったことがあります。その際、会っていただいた方は、三井銀行から「顧問」としてその外資系銀行に来ておられた方でしたが、慶應義塾大学の経済学部を卒業された方で、同じ大学の出身者だからということでその会社とは直接関係のない話も聞かせていただいたりもしました。その方が三井銀行に入社された後、「会社の為を思って発言してかえって嫌われた」ということもあったそうで、「『おまえ、どうせ、ちびっとしか給料もらってないんだから、会社のためを思って言って嫌われたのでは馬鹿くさいだろう。どうせ、ちびっとしか給料もらってないんだから、これはおかしいと思っても黙ってればいいだろうが』と言う人もあったけれども、私はそうではなく、逆に、どうせ、ちびっとしか給料もらってないんだから、だから、仕事をする上で、これは違うぞと思うことは言わせてもらおうではないかと考えた」と言われたのです。「その結果、嫌われもすれば左遷もされましたよ」と言われたのですが、一時的に嫌われて左遷もされたとしても、結果としてはけっこう出世されたようで、その外資系銀行にも、外資系銀行の方から頼まれて「顧問」として来ておられたようです。だから、(株)一条工務店などの一流とは言えない会社に勤めてきた私が思ったのは、三井銀行という会社においては、「会社の為を思って言ってかえって嫌われ左遷される」ということが一時的にあっても、全体としてはやっぱりそうやって努力した人はある程度以上評価されたということで、(株)一条工務店みたいな三流以下の会社では、せっかく会社の為を思って言っても、ドバカ経営者からかえって恨まれてしまうだけでしかない、恩を仇で返される、ということであり、そこが「一流企業」と三流以下企業の違いなのかなという気持ちになりました。 私が経営者なら、私がここで述べてきたような点について気づき改善しようと努力する者はその点において高く評価するし、それができない人はその点においてその分だけ低い評価しかできませんが、(株)一条工務店の経営者は逆ですから。

   防火材として鉄骨の躯体に吹きつけられているものが剥がれて落下してしまったなら、その部分は防火材がないことになり、防火上、不安があることになります。  ロックウール(岩綿)が粉状になって飛散する状態であると、アスベスト(石綿)とは物質の状態が違う(具体的には、繊維の太さが違うようです)が、それでも、吸い込んで健康に良いものではないので、飛散しないように対策をとらないといけません。 「工場長」ならそういった点について、対応しなければならないはずで、「工場見学会」について考えても、私が「工場見学会」に参加して見に来た見込客なら、鉄骨造の建物の躯体に吹きつけられていた吹き付け鉱物繊維が剥落して落下し、粉状になって飛散しており、かつ、それを放置している、というのは、どう考えても、十分にレベルの高い工場とは言えない、と考えますし、工場で作業をする際に、上に出荷するものが載せられたパレットが、すべてが厳密に平行におかれているか、わずかに歪んでいるかなどは、そんなことは、工場で作業をする上においても、安全衛生においても、出荷された物が建築現場で使われるにおいても、まったく関係がないことであり、「厳密に平行になるように」とかそういった「どうでもいいこと」に作業する人間に気を使わせるということは、その分、本来、気を配らなければならない部分への注意が欠けることにつながりかねないということです。
    洋家具の(株)ダニエルhttp://www.daniel.co.jp/ という会社の工場を見学させていただいた時に、会長さんから聞かせてもらった話ですが、何十年か前、アメリカ合衆国の家具工場に見学に行かれた時、今よりも人種差別が解消されていない時代だったようで、黒人が作業している工場と白人が作業している工場が分かれていたそうで、黒人が作業している工場では、作業員が家具を接着する際に、接着剤を指でつけていたのに対し、白人が作業している工場では、作業員はヘラを使って接着剤をつけていたそうで、できばえを見ると、ヘラを使ってつけていた工場の方が家具のできばえは良かったというのです。「やっぱり、指で接着剤をつけるようなことをしているようでは、作業する人間の健康にだけでなく、できる物もいいものができないようです」と言われたのですが、(株)一条工務店・日本産業(株)の経営者にその話を聞かせてやりたい気持ちになりますが、(株)一条工務店・日本産業(株)の経営者言ってやってもきかない人間ですね。
    「AQ認証」「JAS認定」「ISO9001」といった、形だけ整えて称号だけ獲得するという、非本来的な態度とともに、「工場見学会」でよく見せるという目的を、「工場としてあるべき姿として稼働させる」という目的より優先してしまうことで、「工場見学会」のために、工場の質が低下してしまうという事態になっていたのです。

  次回、日本人労働者の労働条件を引き下げる「スト破り」外国人労働者 他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_6.html

    (2016.7.11.)

☆ 機械プレカット工場は信用できるか+プレカット工場を異常に信用する男2例
1.寸法違いの丸太梁、ホゾ穴のない土台、上下逆加工の梁、鉋掛けのできていない役柱 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_7.html
2.真っ二つに割れた梁、玄関正面の大黒柱に大きな節。いいかげんそうなISO9001 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_8.html
3.公道を駐車場代わりに。ナンバー非取得のフォークリフトで公道走行、溝なしタイヤのフォークリフトにISO9001  https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_9.html
4.工場見学会の弊害。腰を痛める持ち方を要求。耐火材の鉱物繊維が剥落飛散 〔今回〕
5.日本人労働者の労働条件を引き下げる「スト破り」外国人労働者、従業員元従業員をバカにする浜松市長、「資本の論理」 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_6.html
6.「打撃音から梁の強度を検査する機械」は有効か? 「カスケード」「セミカスケード」のはずが「セミカスケード」「コースト」。 ソロモンマホガニーは、実はマトア。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_11.html
7.移動式棚の非常停止装置は実は止まらない。移動式棚を買うより地べたを買った方が・・。立地条件を考えない工場用地の選択。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_12.html
8.工場に来て、ゴムまりでキャッチボールする「東京大学」学生と注意しない新人類教員による木材の乾燥状態の検査は役に立つか? ノミの使えない「大工」の出現 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_13.html
9.プレカット工場が大丈夫ですと言えば、逆向きの筋交いでも大丈夫か? 工事現場を見に行かない自称「工事責任者」(新華ハウジング) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_14.html
10.在来木造の構造の基本を崩すことに理由を求めず、構造の基本について「絶対の証拠」を求める男。 「建築の美は構造の美」か「『こんなことする人あんまりないぞ』が『世界でただひとつの家』か」(フリーダムアーキテクツデザイン) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201607article_15.html 


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