「一条の建物は完璧」の反証5.束石は小さいと床束ははずれるか?他-一条工務店の浜松営業【9/ 】
[第696回]
【C】-8
「一条工務店の建物はすべての面において完璧にいい」「一条工務店の建物はどの部分においても問題点はまったくない」「一条工務店の建物は同業他社に比べてどの面においても格段に優れている」に対する反証です。 まったく馬鹿馬鹿しいことで、そんなことあるわけないだろうが・・と同社の従業員は思っています。但し、「すべての面において完璧にいい」とかなんとかかんとかそういうことを(株)一条工務店https://www.ichijo.co.jp/ の「研修」で愛知県地域の所長にならせてもらっていた近藤路夫が言うから、だから、そんなことないでしょということになるのであって、もし、「悪くないよ」という言い方をされたなら、「悪くない」かな? という視点で見ることになるので、部分部分において問題点が見えても、「悪くない」ものが見えてきたりするのですが、「完璧にすばらしい」とかそういうアホなことを言わないとおれない「ほとんどビョーキ」みたいな人の基準で見ると、「完璧じゃないでしょ」という反証はいくらでも出てきます。そんなものすごい高い基準に対する反証をあげることなんて、か~んたん♪
《10》 床束が載っている束石は「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でないと「床束の断面よりわずかに広い程度の平面積の立方体であるピンコロ」では地震の時に束石ははずれて落ちてしまうのか、そうではなく、ピンコロでも地震で床束がはずれるようなことはないのか? 浜松・掛川・名古屋では「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でないと地震の時にはずれるが、東京でははずれないのか?
(株)一条工務店は、住宅展示場に「間違いのない家づくり」という題名で、在来木造の構造についてのアルバム帳を何か所もに置いていた。 特に、上と下に「間違った施工」「施工ミス」の写真と「正しい施工」の写真を比較対象としても、掲載していた。
その中に、束石(つかいし)についてのものがあった。「間違った施工」「施工ミス」の方は、束石(つかいし)が「ピンコロ」と言われる小さい立方体のもので、断面は床束(ゆかづか)の断面よりほんのわずか広いというものである。 「正しい施工」の方は、束石が「マンホールのフタみたいなでっかいの」であった。私は(株)1992年に一条工務店に入社するまで、その「マンホールのフタみたいなでっかい束石」というのを見たことがなかった。家の束石は、「ピンコロ」というのが正式名称かどうかよくわからないが、職人は「ピンコロ」と言っているが一般人はその呼び方を知らない人の方が多いのではないかと思うのだが、それが普通だった。「ピンコロ」の束石は既製品が今もホームセンターでも販売されているはずだが「マンホールのフタみたいなでっかい束石」というのは「一条オリジナル」であってホームセンターで捜しても販売されていない。
↑左が多くの建築会社が施工していた「ピンコロ」の束石による施工です。 中ほどが(株)一条工務店の施工のうち、本来はこう施工するべきであったということだろうと思われる施工で、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の中央部に床束が載っている施工です。 右は(株)一条工務店の工事現場でしばしば見られた施工で、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」を使用しているけれども、床束がその「でっかい束石」の中央部に載っておらず、端っこに載っているため、片方にはまだまだ束石に余裕はあるけれども、他方には「ピンコロ」の束石と比較しても余裕はまったくない、という施工です。
「小さいピンコロの束石」と「マンホールのフタみたいなでっかい束石」とこの2つにどういう違いがあるのかというと、1992年、入社して2カ月目だか3ヶ月目だかの浜松での中途新入社員向けの「研修」の時に、浜松の営業所(展示場)に勤務していた古橋(男。当時、40くらい?)が、「地震で揺れた時のことを考えますと、こういう小さい束石(「間違いのない家づくり」というアルバム帳の上側に掲載されていた「ピンコロ」と言われる立方体の小さい束石)では床束がはずれてしまいますね。そういう場合のことを考えると、束石はこの下のような大きなものであれば、少々地震で揺れても束石から床束がはずれてしまうということはないわけです。ですから、束石はこの下のような大きなものでないといけない、上のような小さい束石では地震で床束がはずれてしまうことになり、施工ミスである、とこうお客さんに話してください」と述べたのだった。へ~え、そうなんだあ~あ・・・と思ったのだ。なにしろ、入社して2ヵ月目か3ヶ月目であり、(株)一条工務店に入社する前に同業他社に少しいたといっても、両方を通算しても住宅建築業にそれほど長く在籍したわけでもなく、(株)一条工務店のカタログに掲載されている基礎工事を終えたくらいの段階での写真を見て、このでっかいのは何だろうか・・・と思っていたのだが、そういうことなんだあ~あ・・・・と思ったのでした。
ところが。(株)一条工務店の「間違いのない家づくり」と称するアルバム帳には、小さいピンコロの束石は「施工ミス」「間違った施工」とされ、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」が「正しい施工」とされ、「研修」では、すでに相当の契約棟数を残しているという古橋が講師役に来て、「こういう小さい束石では、地震の時に揺れて床束がはずれ落ちてしまいますね」と言い、小さい「ピンコロ」の束石は「施工ミス」だと断定したのであり、かつ、(株)一条工務店のカタログには「マンホールのフタみたいなでっかい束石」での施工の写真が(株)一条工務店の工事現場の写真であるとして掲載されていたのであった。ところが、「な~じ~かは知~らねど~心わ~び~て~え・・・♪」〔⇒《YouTube-ローレライ 鮫島有美子 Die Loreley sung by Yumiko Samejima》https://www.youtube.com/watch?v=zbJy_EuY-mE 〕、東京圏で(株)一条工務店の工事現場を見に行くと、どこに行っても、古橋が「施工ミス」だと断定した小さい「ピンコロ」の束石で施工されていたのだった。え? えええ~え? これって、「施工ミス」なんじゃないのお? これって、「間違った施工」じゃないのお~お??? 「研修」で講師役の古橋さんが「施工ミスです」とはっきりと言ったんだけど、施工ミスだよねえ、違うのお~お???
その点について気づいたのは私よりも東京営業所(展示場)にいた他の入社1年目の誰だっけの方が先だったと思うが、私も自分自身で見に行って気づいた。なんで? これって「施工ミス」なんでしょ。 ほかでもない(株)一条工務店の「研修」で「研修」の講師役としてきた従業員が「こういうのは施工ミスですね」と断定したはずなんだけどお。これ、施工ミスじゃないのお? なんで、「間違いのない家づくり」の(株)一条工務店は「施工ミス」の施工をしてるのお???
(株)一条工務店の東京営業所に在籍した営業の誰だかが言い出した話によると、(株)一条工務店は浜松・掛川・名古屋などでは「マンホールのフタみたいなでっかい束石」で束石は施工しているけれども、東京圏では他の地域よりも施工費が高いから、だから小さい「ピンコロ」の束石で施工しているんだ・・・と。しかし、それはおかしい。 浜松・掛川が東京よりいくらか物価が安い・・・と言われると、なんかありそうな感じがしないでもないが、そもそも、鉄筋入りコンクリートの基礎を作るのに使用する鉄筋は鉄でできており、その鉄というのは外国から輸入されているものを使っているはずで、鰻とかスッポンとかだと浜名湖付近で養殖しているから東京都よりも浜松・掛川の方が浜名湖に近い分だけ安いとか言われるとそうかいなあとか思いそうだが浜名湖で鉄を養殖しているわけではないはずだ。鉄筋コンクリートの基礎や束石のコンクリートというのはセメントと細骨材(主として砂)と粗骨材(主として砂利)と水をまぜて作るわけだが、セメントの材料というと≪セメントは、石灰石や粘土などからつくられる。≫(青木博文ほか7名『基礎シリーズ 最新 建築構造入門』(2004.4.15.実教出版)ものであり、石灰石が浜松とか掛川とかで採れるわけでもないはずで、内田康夫の『萩殺人事件』『汚れちまった道』には山口県美祢市の石灰石採取場から宇部市の宇部セメントの工場へ石灰石が運ばれる話が出ているが、いずれにせよ、セメントの材料は鰻と違って浜松とか掛川とかの特産品とは違うわけであり、東京圏で基礎や束石を作る場合に使うセメントが浜松・掛川で基礎や束石を作る際に使うセメントよりも材料費が高いということは考えられない。
職人手間は都市圏の方が「地方」よりもいくらかは高いらしい。『積算手帳』などにも掲載されているが、それも、それほど無茶苦茶大きく差があるわけではないはずだ。 特に、名古屋なんてのは、これは東京・横浜・大阪に次ぐ4番目に人口が多い都市であり、中京圏は東京圏・関西圏に次ぐ都市圏のはずであり、『積算手帳』を見ても、名古屋は職人手間は東京よりほんのちょっぴり安くても「地方」に比べて高い方の金額が掲載されている(ほんまやで。わしは(株)一条工務店の「一条の土台を作ってきた人たちと自称している人たち」なんかとちごうて正直やからな。嘘つきは泥棒の始まり、もしくは(株)一条工務店の始まりやで。)。むしろ、その点で(株)一条工務店は静岡県西部・愛知県のみテレビ広告をやり、静岡放送で番組のスポンサーにまでなっていたのであり、静岡県中西部・愛知県には他地域よりも費用がかかっていたはずであり、本来、施工費用が安いわけでもないのに、他地域よりどかんと安い金額で販売していた浜松・掛川・名古屋の営業に対する評価は高い坪単価で販売させられていた地域の営業よりも低い評価でいいはずであり、それを同等以上の高い評価にしていた浜松・掛川・名古屋の卑怯者(静岡県中西部・愛知県の卑怯者)は許せないものである。
そもそも、1992年から1993年にかけて、(株)一条工務店では「セゾン275S1」というタイプを「施工面積」という延床面積にポーチ部分を加えてバルコニーと吹き抜けは半分の面積を加えた面積で東京圏では1坪あたり55万円と設定していたのに対して、浜松・掛川では坪48万円で超ダンピング販売、近藤路夫が勤務していた名古屋南営業所があった名古屋でも坪49万5千円でウルトラダンピング販売していたのであった。もしも、ダンピング販売している地域の方が安もんの施工だというのならまだしもわからんことはない。ところが、(株)一条工務店は、浜松・掛川では坪48万円、名古屋では坪49万5千円でダンピング販売して、そのダンピング販売している地域で高い費用がかかる方のでっかい束石で施工し、浜松・掛川で坪48万円、名古屋で坪49万5千円で売っているものを坪55万円で売らされている東京都・神奈川県で費用が安い小さい束石で施工をしていたのであった。こんなバカな話はない!
1992年、東京展示場に来場されて契約された人は、当然、自分の家にも「マンホールのフタみたいなでっかい束石」で施工されるものだと思っている。ところが、(株)一条工務店が「施工ミス」だ「間違った施工」だと言いまくっている「ピンコロ」の束石で施工をされ、「なんで、うちの家はこんな束石なんですか」と怒るのだ。怒って当然であろう。 「ピンコロ」の束石での施工は「施工ミス」「間違った施工」だと言ったのは他社ではなく(株)一条工務店なのだから。なんで、自分の家に「施工ミス」「間違った施工」をされなきゃならんのだ!?!
(株)一条工務店の遠州人は、「東京で施工単価が高いのは浜松・掛川・名古屋よりも東京は物価が高いから当然だ」と主張するのだが、「一条オリジナル」という名目で住宅設備メーカーから仕入れた設備機器は浜松・掛川・名古屋近辺で建てる人用に使う時と、東京圏で建てる人ように使う時とで「物価が違う」のか? そんなバカな話はないだろうが。 「一条工務店が使っている桧は東濃桧」と(株)一条工務店が作成したお客様に紹介するビデオでは女性ナレーターが話していたが、実際には、(株)一条工務店のプレカット工場に行くと、柱用の桧材には「東濃桧」とスタンプが押されたものもあるものの、「吉野桧」「美作桧」「博多桧」というスタンプが押されたものもあったので、実際には「東濃桧」でない桧も使っていたようだが、それら「東濃桧」であれ「吉野桧」「美作桧」「博多桧」であれ柱用の桧材は浜松・掛川・名古屋で建てる人用に使う時と東京圏で建てる人用に使う時とで「物価が違う」のか? そんなわけのわからん話はない! 「人件費が違う」などと遠州人はヌケヌケと言うのだが、「バカ言ってんじゃないわ♪」 東京圏の従業員はそんなに高い給料もらっていたか??? ちっとももらっとらんだろうが!!! 職人手間はいくらか違うかもしれないが、それにしても、それほど無茶苦茶大きく違うはずはない。
この自分達の地域には安い坪単価を設定することで自分達がほかの地域より売れやすくしてやろうという「遠州人の陰謀」はつくづく許しがたい、つくづく根性汚い、根性ババ!、びびんちょかんちょ!である、親の顔が見たい・・なんて言っても実物を見てもしかたがない・・・・が、つくづく根性汚い!!!
その坪単価のことはまたの機会にまわすとして、今は束石だ。なぜ、「施工ミス」だ「間違った施工」だと「アプローチブック」と称する会社が作成したアルバム帳に記載している施工を東京圏でやっているのだ?
なぜ、「一条工務店ではこのような施工をしています」とカタログに「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の写真をどかんと掲載しておいて、東京圏では小さい「ピンコロ」の束石での施工をするのだ??? なぜ、東京圏では「ピンコロ」の束石で施工しているのに、東京圏で来場客・見込客に配布していたカタログにあくまで浜松・掛川・名古屋などでの施工であって東京都では施工していなかった「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の写真を掲載するのだ??? これが「標準仕様での施工内容ですぅ」と言って「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の写真を掲載するから、客の側では東京都でもそういう施工がされるということだろうと思うと、東京都ではそうなっていない、というのはマイナスの印象になる。なぜ、そういうカタログの作り方をするんだ??? 「浜松・掛川・名古屋の人間にとってよければそれでよし!」という浜松中心主義・浜松独善主義か。自分達の所さえよければそれでよしというそういうのが「遠州人根性」なのか?
「東海を制する者は天下を制する」と(株)一条工務店の新卒社員向けの会社案内に書いてあったと思うが、その「東海を制する」ことができれば、他地域については他地域の人間が勝手になんとかしろということか。 会社全体の費用を使って静岡県中西部・愛知県の人間だけが得するようにはからうというのがそれが遠州人が他地域の人間より得することならどんなことでも「やらまいか」という遠州人の「やらまいか精神」なのか???
それで、実際に、小さい「ピンコロ」の束石を使用した場合と、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」を使用した場合で結果としてどういう違いが出るのか。古橋が「研修」で何か言ったとしても、もともと、いいかげんな男の言うことであり、実際にどうなのかを考える際には、むしろ、古橋の言ったことなんて気にしない方がいいだろう。
(株)一条工務店で仕事をしていた大工、特に東京圏で仕事をしていた大工に意見をきいてみたことがあるのですが、「そんなの、ピンコロでもはずれないよ」と言う人が多かったのです。・・・となると、(株)一条工務店の「研修」で古橋はウソを教えていたということなのか?
ハウスメーカーが「弊社は他社と違ってこういう工夫をしています。こうしておかないと・・・という問題が出てくるのです」と言っているもの、カタログに掲載しているものには、(株)一条工務店の「エアーフローシステム(壁体内換気)」みたいにやってないのにカタログに書いているというケースはこれは「一条オリジナル」であって、そこまでする会社は少ないと思いますが、嘘ではないけれども、けっこう誇張している、もしくは、かなり強調した言い方である、というケースがあるように思います。(株)一条工務店が「小さいピンコロの束石では、地震で揺れた際に床束がはずれてしまします。一条工務店が(浜松・掛川・名古屋などで)施工しているような(マンホールのフタみたいな)大きな束石であればはずれることはありません。そういう施工にしないといけません。」というのも、「嘘ではないが、かなり誇張」であった、ということは可能性として考えられます。
もし、地震が来ても簡単にはずれないのであれば、「ピンコロ」の束石でもいいことになりますが、それなら、(株)一条工務店の浜松・掛川・名古屋などの営業(静岡県中西部・愛知県の営業)は、「ピンコロ」の束石では地震がきた時に揺れてはずれてしまいますよお~お・・・と言いまくることで、「ピンコロ」の束石で施工している東京都の営業に対して必死で営業妨害やってきたことになります。
(株)一条工務店の営業、特に浜松・掛川・名古屋あたりの営業(静岡県中西部・愛知県の営業)には、「自分が契約を取った」みたいに思っている人がおり、はっきりとそう言う人がいますが正しくありません。住宅建築業において、契約してもらえるかどうかは、営業担当者の能力・努力も関係ありますが、その会社の評価、その会社の建物の評価に営業担当者の能力・努力が加わって契約になったりならなかったりしているのであって、営業の能力・努力だけで契約になっているのではありません。
2001年、私が1992年に東京営業所(展示場)に入社する前年に東京展示場に在籍してその後に浜松の本社に勤務していた西尾と話すことがあったが、西尾が「東京展示場にいた時には、なんらかの形で『地方』と縁がある人でないと契約できなかったですね」と言うので、もっともなことだと思いました。 1992年、私が東京都江東区潮見にあったウッディランド東京の中の東京展示場(その後、ウッディランド東京はなくなり、手前〔JR京葉線「潮見」駅に近い側〕がヤマダ電機になり、奥側がマンションになりましたが、その後、ヤマダ電機もなくなりました)にいた時、多くの来場客から「なに、これ?」「まるで、いなかの家みたい」「うち、浜松で建てるんじゃないですよ」「今どき、こんな家をいいと思う人なんてないでしょお」とかなんとかかんとか言いまくられましたが、かつ、こう言われたというと近藤路夫は「そういうことを言うからいかんのだあ~あ!」と言った人間にではなく言われまくってうんざりした人間に向かって怒鳴りつけるのでしたが、しかし、多数派か少数派かというと多数派ではないのですが、東京圏にも浜松・掛川付近(静岡県中西部・愛知県)出身の人というのもいて、静岡県中西部・愛知県出身で東京都で勤めてきたけれども、生まれ故郷に帰って家を建てようか、それとも、勤めてきた東京圏で建てようかと迷っているとかいう人も中にいるわけです。又、浜松・掛川とまったく同じというわけではないけれども、共通項がけっこうある「地方」から東京圏に出て来ていて、生まれ故郷である「地方」で建てようか勤めてきた東京圏で建てようか迷っているという人もいるわけです。そういう人が、生まれ故郷の方ではなく東京圏の方で建てるという場合には、「地方」型の家と都市圏型の家の中間型というのか融合型というのか、もともと、東京圏や関西圏で生まれ育った人の家よりは「地方」型の家を建てる場合があります。1990年代前半の(株)一条工務店の東京営業所(展示場)の営業にとっては、そういう人が「(株)一条工務店で契約してもらえる可能性がある人」であったのではないか、「もとから都市圏の住人」というのは、今は状況はかなり変わっているかもしれませんが、その頃の(株)一条工務店にとっては相当きつかった。1992年10月頃、江東区潮見の東京展示場に来場された、浜松出身で東京都で勤めているという見込客を、私は茨城県の土浦営業所の所長にならせてもらっていた田中義一に横取りされたが、そういう見込客を本来は何ら関係がないにもかかわらず、田中義一がかつて東京展示場にいたことがあるという点からインネンをつけて横取りされたわけですが、そういう見込客を横取りされたのでは東京展示場の営業は取れる契約がなくなってしまいます。
その「地方」から東京圏に出てきて働いてきたが、出身地の「地方」で建てるか東京圏で建てるか・・・ということで、結果として東京圏の方で建てることにしたというような人の場合、展示場は東京展示場と出身地の展示場の両方に一度は足を運んでいることが多いし、そうでなくても、出身地で(株)一条工務店の建物をある程度見ている場合が多いのです。そういう人に対して、浜松・掛川・名古屋など(静岡県中西部・愛知県など)の営業は、必死になって、「小さいピンコロの束石では地震が来た時にはずれてしまいます。こういうピンコロの束石での施工は施工不良です。一条工務店のような大きな束石で施工しないと地震の時に困ります」と何度も何度も言いまくり、東京圏で建てようという施主に(株)一条工務店の東京都・神奈川県での施工は施工不良ですよお~お!!! と言いまくるわけです。いったい、(株)一条工務店の浜松・掛川・名古屋の営業は東京の営業にいったい何の恨みがあるのか? 名古屋南営業所の近藤路夫は、東京都の営業にいったい何の恨みがあるのか???
(株)一条工務店の名古屋南営業所の所長にならせてもらっていた近藤路夫は、「研修」で、「一条工務店の建物はすべての面において完璧にいい」「一条工務店の建物はどの部分においても問題点はまったくない」「一条工務店の建物は同業他社に比べてどの面においても格段に優れている」と言いまくり、私に「そう思うか?」と言うので、私は「そこまで問題点がないとは思えないですね」と事実に即して答えたところ、「そんなことを言うからいかんのだあ~あ! なんで、この上もなくすばらしい、まったく何の問題点もないと言えんのだあ~あ!!!」と怒鳴りつけたのだが、「なんで、この上もなくすばらしい、まったく何の問題点もない」と言えん」のかというと、それは、これまで《1》からこの《9》までで述べてきたように、(株)一条工務店の建物は「この上もなくすばらしい」「まったく何の問題点もない」とは、少なくともそこまでは言えない建物・施工であったからです。もしも、近藤路夫が私が気づいたような点に気づくこともできずにいたということであるならば、近藤路夫は明らかに勤務態度不良であり、「真面目に仕事していない」ということになります。そもそも、こういう人間が「研修」の講師役として出てくるというのがおかしいのです。
まず、近藤路夫が勤務させてもらっていた愛知県においては、安い金額で契約した上で、↑の図の右2つのうちのどちらか、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の施工をしていたのであり、それに対して、私が勤務していた東京都においては、高い金額であった上に、↑の図の左のような小さい「ピンコロ」の束石で施工していたのです。もし、本社の「研修」や浜松・掛川・名古屋などの営業が展示場で来場客に言いまくっていたような、小さい「ピンコロ」の束石での施工は施工不良であり地震の時に床束がはずれてしまうということであれば、東京都での施工は施工不良であり、大いに問題があることになります。逆に、東京都・神奈川県での施工法であった小さい「ピンコロ」の束石でも、別に地震で揺れてもはずれることはないということなら、静岡県中西部・愛知県など「地方」においては、でっかい束石を作るために施主に無駄に費用をかけさせていたということになり、経済性という点において問題点があるということになります。
「マンホールのフタみたいなでっかい束石」であれば何の問題もないということでもなく、福島県いわき市の営業所に赴任して、いわき市及びその近辺の工事現場に足を運んで見てみると、福島県浜通り・茨城県北部においては束石は「マンホールのフタみたいなでっかい束石」で施工されてはいたのですが、しかし、床束がその「でっかい束石」の中央部になく、端っこに束石が立っているケースがけっこう多かったのです。 そうなると、束石自体は大きくても、その端っこに床束が載っていたのでは小さい「ピンコロ」の束石を使用した場合とそれほど変わらないことになってしまいます。
いわき市の工事現場にいわき市に古くからいる営業と一緒に行った時、その営業が「でっかい束石」を足で動かして移動させていたので、え? と思ったことがありました。束石というものは地面に固定されているものと思っていたら、そうではなく、動くのです。だから、その営業は、その「でっかい束石」を足で押して床束が束石の中央部にくるようにしていたのでした。なるほど、そうすることができるんだ・・・と思ったのでしたが、しかし、束石の場所を決めるのは、それは基礎屋がやることであって営業がやることではないはずでしたので、営業がやったのでは越権行為になってしまわないか、もし、最適でない場所に配置されていたら、工務課(工事担当)を通じて基礎屋に行って動かせてもらうべきではないのか・・とも思ったのですが、「工務課(工事担当)を通じて基礎屋に行って動かせてもらう」なんてことを期待したら、おそらく、100年経ってもそのままですから、だから、同業他社で工事課にいたこともあるというその営業は自分で適切と思える場所に動かしていたようでした。
なるほど、そうすれば、束石を適切な位置に動かせるんだと思って、私もその営業を真似て私が営業担当で契約していただいたお宅で押してみたのですが、標準布基礎」の場合は、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」は土の上に載っているだけなので押すと動いたのですが、「べた基礎」の場合は、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」はべた基礎の「べた」の部分にモルタルでくっついているため、足で押しても手で押しても動かない場合が多いようで、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でもその端っこに床束がくる位置にあって「ピンコロ」の束石の場合とたいして変わらない状態の家がけっこう多かった。
他にも、私が担当して契約いただいたいわき市内のお宅で、引き渡しの時、床下収納庫の箱を外して見ると、床束が束石から浮いているというお宅がありました。何年か住んだ後、束石が乾燥して縮んだ結果、床束と束石の間にすきまができたというのならまだわかりますが、竣工時からすきまがあいていたというのは、これは床束が乾燥して縮んだとかいう問題ではなさそうです。(株)一条工務店では「問題はない」と言うようでしたし、完成してからどうしようもなかったようですが、私が今住んでいる安物住宅でも、床下収納庫の箱をはずして見ても、床束は束石から浮いていません。 特に、床下収納庫の周辺くらい、床束が束石から浮かないように施工できんもんか・・・とも思うのですが、(株)一条工務店ではできんようです。
さらに言えば、1998年、栃木県佐野市の展示場に移った時ですが、佐野市浅沼町にあった佐野展示場の床下収納庫の箱をはずして下を見ると、べた基礎にクラックが入っていたのです。その程度のクラックが入っていても構造上、特にどうということはない程度のクラックと思えましたが、(株)一条工務店の場合は、基礎を高く取り、床下換気口を多く向かい合わせの位置にとることで床下の通風を良くして腐りや白蟻の被害を防いでいます・・・というのを「売り」にしており、キッチンの床下収納庫を開けてその箱をはずし、来場客に床下に手を入れてもらって床下の通風を自分自身の手で感じてもらう・・・ということをやっていたわけですから、そこでべた基礎の「べた」の部分にクラックが入っているというのは印象が悪い・・・と思い、工務課にきれいにしてもらいたいと私がお願いしたのです。私が佐野展示場に行くまで、佐野展示場にいた人間はそのくらいのことを対処していなかったのです。 で、私が工務課に言ったことでどうなったかというと、いかにも「後から塗りました」と誰が見てもすぐわかるように塗りやがった・・・・。 あのなあ~あ・・・、これでは余計にいかんだろうがあ・・・と思ったけれども、その程度しかできないようでした。 考えてみれば、1階の床下に入ろうと思えば、キッチンの床下収納庫から入るしかなかったのです。ですから、床下収納庫から遠い位置を補修したならば、床下収納庫から出れますが、床下収納庫の真下を補修した場合には、床下に入ってコンクリートのクラックを補修したのではその作業をした人間は床下から出れない。だから、1階の床の上から手を伸ばして補修したのではないでしょうか。だから、いかにも「後から塗りましたあ」て感じになったのではないか。・・・しかし、それならそれで、1階の床から手を伸ばして塗ったのでは、いかにも「後から塗りましたあ」て感じにしかできないが、他に作業した者の脱出口があれば、キッチンの床下換気口から見た範囲をきれいにできるということなら、たとえば、洗面所にも床下収納庫を設けるとか、和室に和室用の床下収納庫を設けるとかして、床下への出入口をキッチンの床下収納庫と別にもう1ヵ所作ってそこから出るようにするとか、やりようはあったと思うのですが、「塗ってくれ」と言われたから言われたように塗りましたあ・・・というだけですう・・・みたいな塗り方しやがった・・・。
さらに。(株)一条工務店の建物は、床下が汚い。
(株)一条工務店は在来木造であるが、木を構造材とする建物としては、腐り・白蟻に強い、というのを「売り」にしていたのですが、しかし、腐り・白蟻の被害に合いにくいようにするには、
(1) 腐り・白蟻に強い樹種の木を使う。
(2) できるだけ乾燥した木を使う。
(3) 床下の通風を良くする。
(4) 室内側から壁体内への湿気の侵入を防ぐとともに、壁体内換気により壁体内の湿気を解消する。
(5) 加圧注入の方法か表面塗布処理かの方法により、木材に適切な防腐防蟻処理をする。
・・というものとともに、もうひとつ、
(6) 床下や建物の近くに、木くず・木切れ・木粉などを置かない。
というものがあるはずなのです。ですから、床下に木くずが落ちたなら、床を貼るまでには掃除をして木くず・木粉は取り払うようにするべきです・・・・が、ところが、(株)一条工務店の建物の床下を見ると、完成して引き渡しの段階になった建物でも床下に木くずがい~っぱいあるという建物が大変多かった。
こういうのは良くないのではないかと思い、(株)一条工務店の建築現場に行った時、クルマのトランクから箒と塵取りを出して掃除すると、たいてい、大工が「後でそこ掃除するから」と言うのでしたが、しかし、床を貼る時までに掃除されているかというと、そうではなく、たいてい、木くずだらけの床下の上に床を貼っているのでした。1960年代後半に私の親が在来木造で建てていた時代の小堀住研(株)で建てた家で、和室の畳をはがして床下を見ても、今、私が住んでいる船橋市の安もんの家でキッチンの床下収納庫の箱をはずして床下を見まわしても、(株)一条工務店の建物のように床下が木くずだらけということはありません。 こういうことを(株)一条工務店で言うと、またもや、「そういうことを言うからいかんのだあ~あ!」と怒鳴りつけられるでしょうけれども、実際問題として、(株)一条工務店の建物は、大部分のものが同業他社の建物と比べて床下に木くずなどが大量にたまっているというのは事実でした。近藤路夫は「そういうことを言うからいかんのだあ~あ!」とひとに怒鳴りつけることで黙らそうとしたのですが、彼はまがりなりにも営業所長であったのですから、床下に木くずなどが散乱したまま床が貼られている状態などは、それに気づいて指摘する者を黙らせようとするのではなく、改善するべく努力するのがそれが所長の仕事と違うのか!?! それを改善しようとすることなく、「そういうことを言うからいかんのだあ~あ」などと言って黙らせようとするというのは、それは営業所長として職務怠慢と違うのか!?!
「一条工務店の建物はすべての面において完璧にいい」「一条工務店の建物はどの部分においても問題点はまったくない」「一条工務店の建物は同業他社に比べてどの面においても格段に優れている」を否定するための反証なんて、いくらでもあげられました。 束石の大きさが「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でないといけないのか、「ピンコロ」でいいのか、「でっかい束石」でも端っこに床束が載っているのでは良くないのか別にかまわないのか・・・。浜松・掛川・名古屋では「でっかい束石」でそれらの地域より高い価格で施工している東京都では小さい「ピンコロ」の束石というのは不公平ではないのか。 (株)一条工務店は、その後、鋼製束を使用するようになり、その際、束石の大きさの問題も無くなりました・・・が、ここで述べたような会社の体質というものは、そう簡単には変わらないように思えます。 「そういうことを言うからいかんのだあ~あ」と叫んで、問題点を改善しようとすることなく、黙らせようとする男の根性も簡単には変わりそうにありませんし。
続く・・
(2019.4.19.)
【C】-8
「一条工務店の建物はすべての面において完璧にいい」「一条工務店の建物はどの部分においても問題点はまったくない」「一条工務店の建物は同業他社に比べてどの面においても格段に優れている」に対する反証です。 まったく馬鹿馬鹿しいことで、そんなことあるわけないだろうが・・と同社の従業員は思っています。但し、「すべての面において完璧にいい」とかなんとかかんとかそういうことを(株)一条工務店https://www.ichijo.co.jp/ の「研修」で愛知県地域の所長にならせてもらっていた近藤路夫が言うから、だから、そんなことないでしょということになるのであって、もし、「悪くないよ」という言い方をされたなら、「悪くない」かな? という視点で見ることになるので、部分部分において問題点が見えても、「悪くない」ものが見えてきたりするのですが、「完璧にすばらしい」とかそういうアホなことを言わないとおれない「ほとんどビョーキ」みたいな人の基準で見ると、「完璧じゃないでしょ」という反証はいくらでも出てきます。そんなものすごい高い基準に対する反証をあげることなんて、か~んたん♪
《10》 床束が載っている束石は「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でないと「床束の断面よりわずかに広い程度の平面積の立方体であるピンコロ」では地震の時に束石ははずれて落ちてしまうのか、そうではなく、ピンコロでも地震で床束がはずれるようなことはないのか? 浜松・掛川・名古屋では「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でないと地震の時にはずれるが、東京でははずれないのか?
(株)一条工務店は、住宅展示場に「間違いのない家づくり」という題名で、在来木造の構造についてのアルバム帳を何か所もに置いていた。 特に、上と下に「間違った施工」「施工ミス」の写真と「正しい施工」の写真を比較対象としても、掲載していた。
その中に、束石(つかいし)についてのものがあった。「間違った施工」「施工ミス」の方は、束石(つかいし)が「ピンコロ」と言われる小さい立方体のもので、断面は床束(ゆかづか)の断面よりほんのわずか広いというものである。 「正しい施工」の方は、束石が「マンホールのフタみたいなでっかいの」であった。私は(株)1992年に一条工務店に入社するまで、その「マンホールのフタみたいなでっかい束石」というのを見たことがなかった。家の束石は、「ピンコロ」というのが正式名称かどうかよくわからないが、職人は「ピンコロ」と言っているが一般人はその呼び方を知らない人の方が多いのではないかと思うのだが、それが普通だった。「ピンコロ」の束石は既製品が今もホームセンターでも販売されているはずだが「マンホールのフタみたいなでっかい束石」というのは「一条オリジナル」であってホームセンターで捜しても販売されていない。
↑左が多くの建築会社が施工していた「ピンコロ」の束石による施工です。 中ほどが(株)一条工務店の施工のうち、本来はこう施工するべきであったということだろうと思われる施工で、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の中央部に床束が載っている施工です。 右は(株)一条工務店の工事現場でしばしば見られた施工で、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」を使用しているけれども、床束がその「でっかい束石」の中央部に載っておらず、端っこに載っているため、片方にはまだまだ束石に余裕はあるけれども、他方には「ピンコロ」の束石と比較しても余裕はまったくない、という施工です。
「小さいピンコロの束石」と「マンホールのフタみたいなでっかい束石」とこの2つにどういう違いがあるのかというと、1992年、入社して2カ月目だか3ヶ月目だかの浜松での中途新入社員向けの「研修」の時に、浜松の営業所(展示場)に勤務していた古橋(男。当時、40くらい?)が、「地震で揺れた時のことを考えますと、こういう小さい束石(「間違いのない家づくり」というアルバム帳の上側に掲載されていた「ピンコロ」と言われる立方体の小さい束石)では床束がはずれてしまいますね。そういう場合のことを考えると、束石はこの下のような大きなものであれば、少々地震で揺れても束石から床束がはずれてしまうということはないわけです。ですから、束石はこの下のような大きなものでないといけない、上のような小さい束石では地震で床束がはずれてしまうことになり、施工ミスである、とこうお客さんに話してください」と述べたのだった。へ~え、そうなんだあ~あ・・・と思ったのだ。なにしろ、入社して2ヵ月目か3ヶ月目であり、(株)一条工務店に入社する前に同業他社に少しいたといっても、両方を通算しても住宅建築業にそれほど長く在籍したわけでもなく、(株)一条工務店のカタログに掲載されている基礎工事を終えたくらいの段階での写真を見て、このでっかいのは何だろうか・・・と思っていたのだが、そういうことなんだあ~あ・・・・と思ったのでした。
ところが。(株)一条工務店の「間違いのない家づくり」と称するアルバム帳には、小さいピンコロの束石は「施工ミス」「間違った施工」とされ、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」が「正しい施工」とされ、「研修」では、すでに相当の契約棟数を残しているという古橋が講師役に来て、「こういう小さい束石では、地震の時に揺れて床束がはずれ落ちてしまいますね」と言い、小さい「ピンコロ」の束石は「施工ミス」だと断定したのであり、かつ、(株)一条工務店のカタログには「マンホールのフタみたいなでっかい束石」での施工の写真が(株)一条工務店の工事現場の写真であるとして掲載されていたのであった。ところが、「な~じ~かは知~らねど~心わ~び~て~え・・・♪」〔⇒《YouTube-ローレライ 鮫島有美子 Die Loreley sung by Yumiko Samejima》https://www.youtube.com/watch?v=zbJy_EuY-mE 〕、東京圏で(株)一条工務店の工事現場を見に行くと、どこに行っても、古橋が「施工ミス」だと断定した小さい「ピンコロ」の束石で施工されていたのだった。え? えええ~え? これって、「施工ミス」なんじゃないのお? これって、「間違った施工」じゃないのお~お??? 「研修」で講師役の古橋さんが「施工ミスです」とはっきりと言ったんだけど、施工ミスだよねえ、違うのお~お???
その点について気づいたのは私よりも東京営業所(展示場)にいた他の入社1年目の誰だっけの方が先だったと思うが、私も自分自身で見に行って気づいた。なんで? これって「施工ミス」なんでしょ。 ほかでもない(株)一条工務店の「研修」で「研修」の講師役としてきた従業員が「こういうのは施工ミスですね」と断定したはずなんだけどお。これ、施工ミスじゃないのお? なんで、「間違いのない家づくり」の(株)一条工務店は「施工ミス」の施工をしてるのお???
(株)一条工務店の東京営業所に在籍した営業の誰だかが言い出した話によると、(株)一条工務店は浜松・掛川・名古屋などでは「マンホールのフタみたいなでっかい束石」で束石は施工しているけれども、東京圏では他の地域よりも施工費が高いから、だから小さい「ピンコロ」の束石で施工しているんだ・・・と。しかし、それはおかしい。 浜松・掛川が東京よりいくらか物価が安い・・・と言われると、なんかありそうな感じがしないでもないが、そもそも、鉄筋入りコンクリートの基礎を作るのに使用する鉄筋は鉄でできており、その鉄というのは外国から輸入されているものを使っているはずで、鰻とかスッポンとかだと浜名湖付近で養殖しているから東京都よりも浜松・掛川の方が浜名湖に近い分だけ安いとか言われるとそうかいなあとか思いそうだが浜名湖で鉄を養殖しているわけではないはずだ。鉄筋コンクリートの基礎や束石のコンクリートというのはセメントと細骨材(主として砂)と粗骨材(主として砂利)と水をまぜて作るわけだが、セメントの材料というと≪セメントは、石灰石や粘土などからつくられる。≫(青木博文ほか7名『基礎シリーズ 最新 建築構造入門』(2004.4.15.実教出版)ものであり、石灰石が浜松とか掛川とかで採れるわけでもないはずで、内田康夫の『萩殺人事件』『汚れちまった道』には山口県美祢市の石灰石採取場から宇部市の宇部セメントの工場へ石灰石が運ばれる話が出ているが、いずれにせよ、セメントの材料は鰻と違って浜松とか掛川とかの特産品とは違うわけであり、東京圏で基礎や束石を作る場合に使うセメントが浜松・掛川で基礎や束石を作る際に使うセメントよりも材料費が高いということは考えられない。
職人手間は都市圏の方が「地方」よりもいくらかは高いらしい。『積算手帳』などにも掲載されているが、それも、それほど無茶苦茶大きく差があるわけではないはずだ。 特に、名古屋なんてのは、これは東京・横浜・大阪に次ぐ4番目に人口が多い都市であり、中京圏は東京圏・関西圏に次ぐ都市圏のはずであり、『積算手帳』を見ても、名古屋は職人手間は東京よりほんのちょっぴり安くても「地方」に比べて高い方の金額が掲載されている(ほんまやで。わしは(株)一条工務店の「一条の土台を作ってきた人たちと自称している人たち」なんかとちごうて正直やからな。嘘つきは泥棒の始まり、もしくは(株)一条工務店の始まりやで。)。むしろ、その点で(株)一条工務店は静岡県西部・愛知県のみテレビ広告をやり、静岡放送で番組のスポンサーにまでなっていたのであり、静岡県中西部・愛知県には他地域よりも費用がかかっていたはずであり、本来、施工費用が安いわけでもないのに、他地域よりどかんと安い金額で販売していた浜松・掛川・名古屋の営業に対する評価は高い坪単価で販売させられていた地域の営業よりも低い評価でいいはずであり、それを同等以上の高い評価にしていた浜松・掛川・名古屋の卑怯者(静岡県中西部・愛知県の卑怯者)は許せないものである。
そもそも、1992年から1993年にかけて、(株)一条工務店では「セゾン275S1」というタイプを「施工面積」という延床面積にポーチ部分を加えてバルコニーと吹き抜けは半分の面積を加えた面積で東京圏では1坪あたり55万円と設定していたのに対して、浜松・掛川では坪48万円で超ダンピング販売、近藤路夫が勤務していた名古屋南営業所があった名古屋でも坪49万5千円でウルトラダンピング販売していたのであった。もしも、ダンピング販売している地域の方が安もんの施工だというのならまだしもわからんことはない。ところが、(株)一条工務店は、浜松・掛川では坪48万円、名古屋では坪49万5千円でダンピング販売して、そのダンピング販売している地域で高い費用がかかる方のでっかい束石で施工し、浜松・掛川で坪48万円、名古屋で坪49万5千円で売っているものを坪55万円で売らされている東京都・神奈川県で費用が安い小さい束石で施工をしていたのであった。こんなバカな話はない!
1992年、東京展示場に来場されて契約された人は、当然、自分の家にも「マンホールのフタみたいなでっかい束石」で施工されるものだと思っている。ところが、(株)一条工務店が「施工ミス」だ「間違った施工」だと言いまくっている「ピンコロ」の束石で施工をされ、「なんで、うちの家はこんな束石なんですか」と怒るのだ。怒って当然であろう。 「ピンコロ」の束石での施工は「施工ミス」「間違った施工」だと言ったのは他社ではなく(株)一条工務店なのだから。なんで、自分の家に「施工ミス」「間違った施工」をされなきゃならんのだ!?!
(株)一条工務店の遠州人は、「東京で施工単価が高いのは浜松・掛川・名古屋よりも東京は物価が高いから当然だ」と主張するのだが、「一条オリジナル」という名目で住宅設備メーカーから仕入れた設備機器は浜松・掛川・名古屋近辺で建てる人用に使う時と、東京圏で建てる人ように使う時とで「物価が違う」のか? そんなバカな話はないだろうが。 「一条工務店が使っている桧は東濃桧」と(株)一条工務店が作成したお客様に紹介するビデオでは女性ナレーターが話していたが、実際には、(株)一条工務店のプレカット工場に行くと、柱用の桧材には「東濃桧」とスタンプが押されたものもあるものの、「吉野桧」「美作桧」「博多桧」というスタンプが押されたものもあったので、実際には「東濃桧」でない桧も使っていたようだが、それら「東濃桧」であれ「吉野桧」「美作桧」「博多桧」であれ柱用の桧材は浜松・掛川・名古屋で建てる人用に使う時と東京圏で建てる人用に使う時とで「物価が違う」のか? そんなわけのわからん話はない! 「人件費が違う」などと遠州人はヌケヌケと言うのだが、「バカ言ってんじゃないわ♪」 東京圏の従業員はそんなに高い給料もらっていたか??? ちっとももらっとらんだろうが!!! 職人手間はいくらか違うかもしれないが、それにしても、それほど無茶苦茶大きく違うはずはない。
この自分達の地域には安い坪単価を設定することで自分達がほかの地域より売れやすくしてやろうという「遠州人の陰謀」はつくづく許しがたい、つくづく根性汚い、根性ババ!、びびんちょかんちょ!である、親の顔が見たい・・なんて言っても実物を見てもしかたがない・・・・が、つくづく根性汚い!!!
その坪単価のことはまたの機会にまわすとして、今は束石だ。なぜ、「施工ミス」だ「間違った施工」だと「アプローチブック」と称する会社が作成したアルバム帳に記載している施工を東京圏でやっているのだ?
なぜ、「一条工務店ではこのような施工をしています」とカタログに「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の写真をどかんと掲載しておいて、東京圏では小さい「ピンコロ」の束石での施工をするのだ??? なぜ、東京圏では「ピンコロ」の束石で施工しているのに、東京圏で来場客・見込客に配布していたカタログにあくまで浜松・掛川・名古屋などでの施工であって東京都では施工していなかった「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の写真を掲載するのだ??? これが「標準仕様での施工内容ですぅ」と言って「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の写真を掲載するから、客の側では東京都でもそういう施工がされるということだろうと思うと、東京都ではそうなっていない、というのはマイナスの印象になる。なぜ、そういうカタログの作り方をするんだ??? 「浜松・掛川・名古屋の人間にとってよければそれでよし!」という浜松中心主義・浜松独善主義か。自分達の所さえよければそれでよしというそういうのが「遠州人根性」なのか?
「東海を制する者は天下を制する」と(株)一条工務店の新卒社員向けの会社案内に書いてあったと思うが、その「東海を制する」ことができれば、他地域については他地域の人間が勝手になんとかしろということか。 会社全体の費用を使って静岡県中西部・愛知県の人間だけが得するようにはからうというのがそれが遠州人が他地域の人間より得することならどんなことでも「やらまいか」という遠州人の「やらまいか精神」なのか???
それで、実際に、小さい「ピンコロ」の束石を使用した場合と、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」を使用した場合で結果としてどういう違いが出るのか。古橋が「研修」で何か言ったとしても、もともと、いいかげんな男の言うことであり、実際にどうなのかを考える際には、むしろ、古橋の言ったことなんて気にしない方がいいだろう。
(株)一条工務店で仕事をしていた大工、特に東京圏で仕事をしていた大工に意見をきいてみたことがあるのですが、「そんなの、ピンコロでもはずれないよ」と言う人が多かったのです。・・・となると、(株)一条工務店の「研修」で古橋はウソを教えていたということなのか?
ハウスメーカーが「弊社は他社と違ってこういう工夫をしています。こうしておかないと・・・という問題が出てくるのです」と言っているもの、カタログに掲載しているものには、(株)一条工務店の「エアーフローシステム(壁体内換気)」みたいにやってないのにカタログに書いているというケースはこれは「一条オリジナル」であって、そこまでする会社は少ないと思いますが、嘘ではないけれども、けっこう誇張している、もしくは、かなり強調した言い方である、というケースがあるように思います。(株)一条工務店が「小さいピンコロの束石では、地震で揺れた際に床束がはずれてしまします。一条工務店が(浜松・掛川・名古屋などで)施工しているような(マンホールのフタみたいな)大きな束石であればはずれることはありません。そういう施工にしないといけません。」というのも、「嘘ではないが、かなり誇張」であった、ということは可能性として考えられます。
もし、地震が来ても簡単にはずれないのであれば、「ピンコロ」の束石でもいいことになりますが、それなら、(株)一条工務店の浜松・掛川・名古屋などの営業(静岡県中西部・愛知県の営業)は、「ピンコロ」の束石では地震がきた時に揺れてはずれてしまいますよお~お・・・と言いまくることで、「ピンコロ」の束石で施工している東京都の営業に対して必死で営業妨害やってきたことになります。
(株)一条工務店の営業、特に浜松・掛川・名古屋あたりの営業(静岡県中西部・愛知県の営業)には、「自分が契約を取った」みたいに思っている人がおり、はっきりとそう言う人がいますが正しくありません。住宅建築業において、契約してもらえるかどうかは、営業担当者の能力・努力も関係ありますが、その会社の評価、その会社の建物の評価に営業担当者の能力・努力が加わって契約になったりならなかったりしているのであって、営業の能力・努力だけで契約になっているのではありません。
2001年、私が1992年に東京営業所(展示場)に入社する前年に東京展示場に在籍してその後に浜松の本社に勤務していた西尾と話すことがあったが、西尾が「東京展示場にいた時には、なんらかの形で『地方』と縁がある人でないと契約できなかったですね」と言うので、もっともなことだと思いました。 1992年、私が東京都江東区潮見にあったウッディランド東京の中の東京展示場(その後、ウッディランド東京はなくなり、手前〔JR京葉線「潮見」駅に近い側〕がヤマダ電機になり、奥側がマンションになりましたが、その後、ヤマダ電機もなくなりました)にいた時、多くの来場客から「なに、これ?」「まるで、いなかの家みたい」「うち、浜松で建てるんじゃないですよ」「今どき、こんな家をいいと思う人なんてないでしょお」とかなんとかかんとか言いまくられましたが、かつ、こう言われたというと近藤路夫は「そういうことを言うからいかんのだあ~あ!」と言った人間にではなく言われまくってうんざりした人間に向かって怒鳴りつけるのでしたが、しかし、多数派か少数派かというと多数派ではないのですが、東京圏にも浜松・掛川付近(静岡県中西部・愛知県)出身の人というのもいて、静岡県中西部・愛知県出身で東京都で勤めてきたけれども、生まれ故郷に帰って家を建てようか、それとも、勤めてきた東京圏で建てようかと迷っているとかいう人も中にいるわけです。又、浜松・掛川とまったく同じというわけではないけれども、共通項がけっこうある「地方」から東京圏に出て来ていて、生まれ故郷である「地方」で建てようか勤めてきた東京圏で建てようか迷っているという人もいるわけです。そういう人が、生まれ故郷の方ではなく東京圏の方で建てるという場合には、「地方」型の家と都市圏型の家の中間型というのか融合型というのか、もともと、東京圏や関西圏で生まれ育った人の家よりは「地方」型の家を建てる場合があります。1990年代前半の(株)一条工務店の東京営業所(展示場)の営業にとっては、そういう人が「(株)一条工務店で契約してもらえる可能性がある人」であったのではないか、「もとから都市圏の住人」というのは、今は状況はかなり変わっているかもしれませんが、その頃の(株)一条工務店にとっては相当きつかった。1992年10月頃、江東区潮見の東京展示場に来場された、浜松出身で東京都で勤めているという見込客を、私は茨城県の土浦営業所の所長にならせてもらっていた田中義一に横取りされたが、そういう見込客を本来は何ら関係がないにもかかわらず、田中義一がかつて東京展示場にいたことがあるという点からインネンをつけて横取りされたわけですが、そういう見込客を横取りされたのでは東京展示場の営業は取れる契約がなくなってしまいます。
その「地方」から東京圏に出てきて働いてきたが、出身地の「地方」で建てるか東京圏で建てるか・・・ということで、結果として東京圏の方で建てることにしたというような人の場合、展示場は東京展示場と出身地の展示場の両方に一度は足を運んでいることが多いし、そうでなくても、出身地で(株)一条工務店の建物をある程度見ている場合が多いのです。そういう人に対して、浜松・掛川・名古屋など(静岡県中西部・愛知県など)の営業は、必死になって、「小さいピンコロの束石では地震が来た時にはずれてしまいます。こういうピンコロの束石での施工は施工不良です。一条工務店のような大きな束石で施工しないと地震の時に困ります」と何度も何度も言いまくり、東京圏で建てようという施主に(株)一条工務店の東京都・神奈川県での施工は施工不良ですよお~お!!! と言いまくるわけです。いったい、(株)一条工務店の浜松・掛川・名古屋の営業は東京の営業にいったい何の恨みがあるのか? 名古屋南営業所の近藤路夫は、東京都の営業にいったい何の恨みがあるのか???
(株)一条工務店の名古屋南営業所の所長にならせてもらっていた近藤路夫は、「研修」で、「一条工務店の建物はすべての面において完璧にいい」「一条工務店の建物はどの部分においても問題点はまったくない」「一条工務店の建物は同業他社に比べてどの面においても格段に優れている」と言いまくり、私に「そう思うか?」と言うので、私は「そこまで問題点がないとは思えないですね」と事実に即して答えたところ、「そんなことを言うからいかんのだあ~あ! なんで、この上もなくすばらしい、まったく何の問題点もないと言えんのだあ~あ!!!」と怒鳴りつけたのだが、「なんで、この上もなくすばらしい、まったく何の問題点もない」と言えん」のかというと、それは、これまで《1》からこの《9》までで述べてきたように、(株)一条工務店の建物は「この上もなくすばらしい」「まったく何の問題点もない」とは、少なくともそこまでは言えない建物・施工であったからです。もしも、近藤路夫が私が気づいたような点に気づくこともできずにいたということであるならば、近藤路夫は明らかに勤務態度不良であり、「真面目に仕事していない」ということになります。そもそも、こういう人間が「研修」の講師役として出てくるというのがおかしいのです。
まず、近藤路夫が勤務させてもらっていた愛知県においては、安い金額で契約した上で、↑の図の右2つのうちのどちらか、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」の施工をしていたのであり、それに対して、私が勤務していた東京都においては、高い金額であった上に、↑の図の左のような小さい「ピンコロ」の束石で施工していたのです。もし、本社の「研修」や浜松・掛川・名古屋などの営業が展示場で来場客に言いまくっていたような、小さい「ピンコロ」の束石での施工は施工不良であり地震の時に床束がはずれてしまうということであれば、東京都での施工は施工不良であり、大いに問題があることになります。逆に、東京都・神奈川県での施工法であった小さい「ピンコロ」の束石でも、別に地震で揺れてもはずれることはないということなら、静岡県中西部・愛知県など「地方」においては、でっかい束石を作るために施主に無駄に費用をかけさせていたということになり、経済性という点において問題点があるということになります。
「マンホールのフタみたいなでっかい束石」であれば何の問題もないということでもなく、福島県いわき市の営業所に赴任して、いわき市及びその近辺の工事現場に足を運んで見てみると、福島県浜通り・茨城県北部においては束石は「マンホールのフタみたいなでっかい束石」で施工されてはいたのですが、しかし、床束がその「でっかい束石」の中央部になく、端っこに束石が立っているケースがけっこう多かったのです。 そうなると、束石自体は大きくても、その端っこに床束が載っていたのでは小さい「ピンコロ」の束石を使用した場合とそれほど変わらないことになってしまいます。
いわき市の工事現場にいわき市に古くからいる営業と一緒に行った時、その営業が「でっかい束石」を足で動かして移動させていたので、え? と思ったことがありました。束石というものは地面に固定されているものと思っていたら、そうではなく、動くのです。だから、その営業は、その「でっかい束石」を足で押して床束が束石の中央部にくるようにしていたのでした。なるほど、そうすることができるんだ・・・と思ったのでしたが、しかし、束石の場所を決めるのは、それは基礎屋がやることであって営業がやることではないはずでしたので、営業がやったのでは越権行為になってしまわないか、もし、最適でない場所に配置されていたら、工務課(工事担当)を通じて基礎屋に行って動かせてもらうべきではないのか・・とも思ったのですが、「工務課(工事担当)を通じて基礎屋に行って動かせてもらう」なんてことを期待したら、おそらく、100年経ってもそのままですから、だから、同業他社で工事課にいたこともあるというその営業は自分で適切と思える場所に動かしていたようでした。
なるほど、そうすれば、束石を適切な位置に動かせるんだと思って、私もその営業を真似て私が営業担当で契約していただいたお宅で押してみたのですが、標準布基礎」の場合は、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」は土の上に載っているだけなので押すと動いたのですが、「べた基礎」の場合は、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」はべた基礎の「べた」の部分にモルタルでくっついているため、足で押しても手で押しても動かない場合が多いようで、「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でもその端っこに床束がくる位置にあって「ピンコロ」の束石の場合とたいして変わらない状態の家がけっこう多かった。
他にも、私が担当して契約いただいたいわき市内のお宅で、引き渡しの時、床下収納庫の箱を外して見ると、床束が束石から浮いているというお宅がありました。何年か住んだ後、束石が乾燥して縮んだ結果、床束と束石の間にすきまができたというのならまだわかりますが、竣工時からすきまがあいていたというのは、これは床束が乾燥して縮んだとかいう問題ではなさそうです。(株)一条工務店では「問題はない」と言うようでしたし、完成してからどうしようもなかったようですが、私が今住んでいる安物住宅でも、床下収納庫の箱をはずして見ても、床束は束石から浮いていません。 特に、床下収納庫の周辺くらい、床束が束石から浮かないように施工できんもんか・・・とも思うのですが、(株)一条工務店ではできんようです。
さらに言えば、1998年、栃木県佐野市の展示場に移った時ですが、佐野市浅沼町にあった佐野展示場の床下収納庫の箱をはずして下を見ると、べた基礎にクラックが入っていたのです。その程度のクラックが入っていても構造上、特にどうということはない程度のクラックと思えましたが、(株)一条工務店の場合は、基礎を高く取り、床下換気口を多く向かい合わせの位置にとることで床下の通風を良くして腐りや白蟻の被害を防いでいます・・・というのを「売り」にしており、キッチンの床下収納庫を開けてその箱をはずし、来場客に床下に手を入れてもらって床下の通風を自分自身の手で感じてもらう・・・ということをやっていたわけですから、そこでべた基礎の「べた」の部分にクラックが入っているというのは印象が悪い・・・と思い、工務課にきれいにしてもらいたいと私がお願いしたのです。私が佐野展示場に行くまで、佐野展示場にいた人間はそのくらいのことを対処していなかったのです。 で、私が工務課に言ったことでどうなったかというと、いかにも「後から塗りました」と誰が見てもすぐわかるように塗りやがった・・・・。 あのなあ~あ・・・、これでは余計にいかんだろうがあ・・・と思ったけれども、その程度しかできないようでした。 考えてみれば、1階の床下に入ろうと思えば、キッチンの床下収納庫から入るしかなかったのです。ですから、床下収納庫から遠い位置を補修したならば、床下収納庫から出れますが、床下収納庫の真下を補修した場合には、床下に入ってコンクリートのクラックを補修したのではその作業をした人間は床下から出れない。だから、1階の床の上から手を伸ばして補修したのではないでしょうか。だから、いかにも「後から塗りましたあ」て感じになったのではないか。・・・しかし、それならそれで、1階の床から手を伸ばして塗ったのでは、いかにも「後から塗りましたあ」て感じにしかできないが、他に作業した者の脱出口があれば、キッチンの床下換気口から見た範囲をきれいにできるということなら、たとえば、洗面所にも床下収納庫を設けるとか、和室に和室用の床下収納庫を設けるとかして、床下への出入口をキッチンの床下収納庫と別にもう1ヵ所作ってそこから出るようにするとか、やりようはあったと思うのですが、「塗ってくれ」と言われたから言われたように塗りましたあ・・・というだけですう・・・みたいな塗り方しやがった・・・。
さらに。(株)一条工務店の建物は、床下が汚い。
(株)一条工務店は在来木造であるが、木を構造材とする建物としては、腐り・白蟻に強い、というのを「売り」にしていたのですが、しかし、腐り・白蟻の被害に合いにくいようにするには、
(1) 腐り・白蟻に強い樹種の木を使う。
(2) できるだけ乾燥した木を使う。
(3) 床下の通風を良くする。
(4) 室内側から壁体内への湿気の侵入を防ぐとともに、壁体内換気により壁体内の湿気を解消する。
(5) 加圧注入の方法か表面塗布処理かの方法により、木材に適切な防腐防蟻処理をする。
・・というものとともに、もうひとつ、
(6) 床下や建物の近くに、木くず・木切れ・木粉などを置かない。
というものがあるはずなのです。ですから、床下に木くずが落ちたなら、床を貼るまでには掃除をして木くず・木粉は取り払うようにするべきです・・・・が、ところが、(株)一条工務店の建物の床下を見ると、完成して引き渡しの段階になった建物でも床下に木くずがい~っぱいあるという建物が大変多かった。
こういうのは良くないのではないかと思い、(株)一条工務店の建築現場に行った時、クルマのトランクから箒と塵取りを出して掃除すると、たいてい、大工が「後でそこ掃除するから」と言うのでしたが、しかし、床を貼る時までに掃除されているかというと、そうではなく、たいてい、木くずだらけの床下の上に床を貼っているのでした。1960年代後半に私の親が在来木造で建てていた時代の小堀住研(株)で建てた家で、和室の畳をはがして床下を見ても、今、私が住んでいる船橋市の安もんの家でキッチンの床下収納庫の箱をはずして床下を見まわしても、(株)一条工務店の建物のように床下が木くずだらけということはありません。 こういうことを(株)一条工務店で言うと、またもや、「そういうことを言うからいかんのだあ~あ!」と怒鳴りつけられるでしょうけれども、実際問題として、(株)一条工務店の建物は、大部分のものが同業他社の建物と比べて床下に木くずなどが大量にたまっているというのは事実でした。近藤路夫は「そういうことを言うからいかんのだあ~あ!」とひとに怒鳴りつけることで黙らそうとしたのですが、彼はまがりなりにも営業所長であったのですから、床下に木くずなどが散乱したまま床が貼られている状態などは、それに気づいて指摘する者を黙らせようとするのではなく、改善するべく努力するのがそれが所長の仕事と違うのか!?! それを改善しようとすることなく、「そういうことを言うからいかんのだあ~あ」などと言って黙らせようとするというのは、それは営業所長として職務怠慢と違うのか!?!
「一条工務店の建物はすべての面において完璧にいい」「一条工務店の建物はどの部分においても問題点はまったくない」「一条工務店の建物は同業他社に比べてどの面においても格段に優れている」を否定するための反証なんて、いくらでもあげられました。 束石の大きさが「マンホールのフタみたいなでっかい束石」でないといけないのか、「ピンコロ」でいいのか、「でっかい束石」でも端っこに床束が載っているのでは良くないのか別にかまわないのか・・・。浜松・掛川・名古屋では「でっかい束石」でそれらの地域より高い価格で施工している東京都では小さい「ピンコロ」の束石というのは不公平ではないのか。 (株)一条工務店は、その後、鋼製束を使用するようになり、その際、束石の大きさの問題も無くなりました・・・が、ここで述べたような会社の体質というものは、そう簡単には変わらないように思えます。 「そういうことを言うからいかんのだあ~あ」と叫んで、問題点を改善しようとすることなく、黙らせようとする男の根性も簡単には変わりそうにありませんし。
続く・・
(2019.4.19.)
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