日下部民芸館6-雪景色の庭と雪のない庭。和風も考えられるシャンデリア。棟木の丸太梁。思いのほかごつい土蔵の扉。
[第740回]高山シリーズ6回 日下部民芸館6
日下部民芸館(高山市)、6回目です。



↑ 高山は夏休みの8月頃が人は多いように思うのですが、11月頃、少々寒いが紅葉の時期も美しいし、そして、2月の雪の高山も風情があります・・・が、雪が降った翌日、地面に雪があり樹々に雪が積もっているが雪は降っていないという時ならいいのですが、まさに雪が降っているという時は、建築探偵団としては、肉眼では見えているものの、写真に撮ると、建築の写真を撮っているのか雪の写真を撮っているのかわからなくなってしまいます。
それと、↓ は、大雨の時でも大丈夫なように、日下部民芸館の南側の江名子川をこれまでより深く掘り下げる工事をおこなっているところなのですが、↓

↑ 雪の日に写真を撮ると、せっかくカラーで撮っているのに、なんだか、白黒写真みたいでしょ・・・。
↓ は、日下部民芸館(日下部家住宅)の主屋の西側、土蔵との間の庭ですが、

↑ これだと、いかにも、カラー写真だなて感じがしますでしょ。左の方の松は幹の色が赤い・・ということは黒松ではなく赤松でしょうね。カラー写真だとそのあたりがくっきり(^^♪ ところが、

↑ 同じ庭も、雪が降っている日に撮ると、白黒写真てことはないけれども、上の方の写真に比べるとカラーで撮った価値が小さいみたいに思いませんか。 雪の高山も悪くない。雨の高山より雪の高山の方がずっといい、雪は体に雪が落ちても払えばおしまいですが、雨は濡れます。道に雪が積もっていても、降った直後はそれほど滑らないし、靴の中に水も入りにくい。雨の日の方が足が濡れるし、雪と違って雨に濡れるとはらたって落ちない。だから、雪の方が雨の日よりいいのですが、写真に撮ると、カラー写真なのに白黒みたいになってしまうというのが欠点でしょうか。
まあ、《「浜松という後進国の外資系企業」である(株)一条工務店で》は「遠州人」が「雪は黒い」と言えば、非遠州人は「はいはい、雪は黒うございます」と言わないと、何かといじめられる、「太陽・月・星といった宇宙の天体は浜松を中心として回転している」と言われると、「はいはい、誠にさようでございます」と言わないと何かとうるさいので、「雪は黒い」と言い、「宇宙の天体はすべて浜松を中心として回転しております」と言い、《「中卒高卒優先主義」の(株)一条工務店》では、中卒か高卒の人が「雪は黒い」と言えば「はいはい、誠に誠に雪は黒うございます」と言わないと営業本部長に怒られる。難儀な会社やでえ、ほんまあ・・・て会社によくも10年超も勤めたもんだ。えらいというのかアホというのか・・、アホかもしれんが、それにしても、よくそんな所であそこまで頑張った、と思う・・・が、↑ 見ていただくとわかるように、雪は白い( ^)o(^ ) 「それでも、地球はまわっている」とか言うといかんいかんと思いつつ・・・、どうも、何かの拍子に、百回に一回くらい、ぽろっと言いそうになる・・というあたり、やっぱり、私は生まれながらにして正直なんだなあ・・と思うが、それにしても、1993年5月、「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」と(株)一条工務店の名古屋南営業所の所長だった近藤ローオさんというお方(男。当時、50くらいかな?)がのたまわれたのだが、この発言を東京圏在住の友人知人何人かに話してみたのだが、全員が「その人、ちょっと頭おかしいんじゃないのお~お」とか「その人、酔っ払いか何かなのお~お」と言うのだったが、「遠州人」にとっては真剣であり、「遠州人」としては「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」という思想・認識が「正常」であり「常識」だったのだ。だから、「遠州人中心主義」「遠州人優先主義」の(株)一条工務店においては、「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」という思想が「正常な思想」だということになるらしいのだ。・・・「それでも、地球はまわっている」と言いたくなるけれども、ガリレオ=ガリレイみたいに迫害されることが十分に予想される・・が、「それでも、地球はまわっている」と言いたくなるのは、「人間ができてないから」なのか「未成熟」だからか「甘ったれとる」からか「モラトリアム人間病にかかっている」からなのか、それなら、「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」と何人もを前にして叫ぶ人というのが「正常」なのか、そういう人は私の友人知人は誰もが「その人、ちょっとおかしいのと違うのお~お」と言うのだったが、そっちが「ほとんどビョーキ」なのか「精神医学」上の「病気」なのか・・ではなく、それが「正常」なのか? 考えれば考えるほど、わけわからんようになってくる・・・。・・「遠州人」「中卒高卒の人」が「雪は黒い」と言えば、「はいはい、誠に誠に雪は黒うございます。おっしゃる通りでおじゃりまする。へえへえ」と言った方が(株)一条工務店という会社で生きていくにはいいのでしょうけれども・・・・、もう辞めたことだから、ここではっきりと言う。「雪は白い」。
※ 《ウィキペディア―ガリレオ・ガリレイ》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%A4
↓ は日下部民芸館の主屋の南東側の庭と庭側から見た主屋ですが、

雪が降ると、↓ のごとく・・・、

雪のない高山と雪のある高山は、表情がずいぶんと違う。
「なかのどうじ」から奥に行き、屋外の「どうじ」を経た向こうに土蔵が建っている。↓

私は、何と言いましても、「建築探偵団」ですから、建築の方を主として見学させていただくつもりで訪問したのですが、「日下部民芸館」というだけあって、「第二展示場」である土蔵の展示も、ちょっとした美術館に劣らないものがあります。恥ずかしながら、ここに来るまで私が知らなかったものとして、「小鹿田焼」と書いて「おんだやき」と読むそうです。大分県日田市 で開窯されたものらしい。
前からよく知っていたものとしては、柳宗理(やなぎ そうり)の「バタフライスツール」。これ、最近、リプロダクション品が販売されてるようですね。↓

天童木工 バタフライスツール ローズウッド S-0521 RW-ST
↑ フリーダムアーキテクツデザイン(株)https://www.freedom.co.jp/ の入居者というのは、こういうのを揃えるのが好きな人が多く、お邪魔した時に、「おっ、これは・・」、かの有名なバタフライスツールではないか、と対面したことがあり、「ブランドもんですね」なんて口にしたことがありましたが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)も、もうちょっと、構造をまともに考えて、建築と住宅の基本・基礎をおさえて、住む人の生活を考えて計画すれば、設計事務所として細かいものでもお施主さんとつきあってやっていこうという姿勢が生きてくると思うのですが、建築と住宅の基本・基礎が理解できていない自称「設計士(さま)」が多すぎ! そもそも、「設計士(さま)」とか名のることで「ひとに言うことをきかせよう」というその態度を発揮しだすと、仕事の内容がお粗末になる。もうひとつ、「髭はやしたら建築家」とかその発想やめた方がいいと思う。とりあえず、ヒゲ、それ、ヒゲを!!! これを理解させてあげようとしても、それはなかなか難しい。「無試験ヨーコーで入れる建築専門学校」で教えられたことがまずおかしい、ということを自覚するべきではないかと思う・・・が、なかなか、自覚できんだろうなあ・・・と思う。日本の「建築専門学校」というのは、全部ぶっつぶした方が世のためではないのかという印象を私は受けている。日本の「建築専門学校」というのは、教えている人間自体が基本がわかっていない人間が多いように思う。「盲人の手引き」みたいな「建築専門学校」が多いのではないか。
※ 《ウィキペディア―柳宗悦(やなぎ むねよし)》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%97%E6%82%A6
《ウィキペディアー柳宗理》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%97%E7%90%86
『家庭画報が選んだ 欲しい「木の家具」550点』(2002.11.20.世界文化社)の掲載記事によると、バタフライスツール(天童木工)は、
デザイナー:柳宗理
材質・仕上げ:ローズウッド材・ウレタン塗装
寸法:W420×D310×H387・SH340
(H:高さ、SH:座の高さ )
価格:35,000円
メーカー名:天童木工
主な特徴:2枚の成型合板を組みあわせたシンプルな構造はあたかも蝶が飛んでいるイメージのデザイン。ルーブル美術館、ニューヨーク近代美術館に収蔵。ローズウッド材の他にメープル材のものもある。「Gマーク」受賞。
・・とある。そんなに高いわけでもないんだね。同署に掲載の椅子だと、ハンス=ウェグナーの「ピーチコックチェア」なんて、487,000円 と470,000円と出ているのに比べれば、ずいぶんと安い♪ ・・・が、装飾性はあるけれども、椅子として使うのに使いやすいかどうかというと、そう実用的でもないかもしれないが・・・・。 アマゾンでは、今、52,222円で、形状は同じでローズウッドとメープルの2種類あるらしい。↑の写真はローズウッドの方。
柳宗理の「バタフライツール」には、ローズウッド材によるものとメープル材によるものがあるというが、
ローズウッド材とは、
《 バラの香りがする、高価で貴重で美しい木を、総称してローズウッドと呼ぶ。家具に使われる木材の王様といわれている。
ローズウッドは硬く、粘りがあり、狂わず、虫にも強い。何より木味が美しい。
この種の木味をもった木はほかにもある。ただし株に使える大径木(だいけいぼく)ということになると、このローズウッドを除いてはほとんどない。艶もあり、からぶきするだけで光沢が出る。木に色むらがあるので、塗装や着色で色合わせをするしかないが、塗りつぶすとせっかくの模様が台無しになり、色をつけると本来のよさが失われる。つまり、この辺に職人の腕の見せどころがある。
8科20属に及ぶ広範囲な木材が、ローズウッドと称されているので紛らわしい。代表的なものをあげると、ブラジリアンローズ、インドローズ、パオロッサ、ソノケリン、テチガイシタンなど。どれが本物か偽物かというわけではなく、いずれも本物のローズウッドであり、それぞれに特徴がある。・・・・》
( 宮本茂紀編『原色 インテリア木材ハンドブック』1996.9.25.建築資料研究社 )
メープル材とは、
《 カエデ科カエデ属の落葉広葉樹は、日本には百余種、世界中では2~3百種の仲間があるという。メイプルは欧米では古くから家具に多用され、とくに鳥眼杢(ちょうがんもく)のあるものはバーズアイと呼ばれて珍重されてきた。現代でも高級感を出すときには、しばしばバーズアイメイプルが利用されている。一方、日本ではついこの間まで、カエデは主に建築の方で柱材や角材として使われ、縮(ちぢ)み杢や珠(たま)杢など特別な杢のものが指物(さしもの)に使われる程度だった。家具材としての用途は最近のことである。
現在、メイプル材は北米からかなりの量が輸入されている。米国では植民地時代の米国の建具屋にとって、マホガニーは輸入しなければならなかったが、メイプルは地元から容易に得ることができた。そのことが人々に長らく愛用される理由のひとつになっている。
メイプルはその硬さかの具合から、木材の名称としてハードメイプルとソフトメイプルという呼び分けをされる。概して水はけのよい日当たりで育ったものはハードになり、ソフトはハードより25%ほど柔らかいとされる。北米産のメイプル13種類のうち、用材として重要なものは5種類。そのなかで2種がハードメイプル、3種がソフトメイプルの部類に分けられる。輸入材はハードメイプルの方である。
北米材は国産材に比べると、一般にやや軟らかい。また、国産のイタヤカエデがやや茶色がかっているのに対して、ハードメイプルは白く長い材がとれる。国産材はせいぜい枝下が3mだが、北米では10mのものがある。 ・・・》
( 宮本茂紀編『原色 インテリア木材ハンドブック』1996.9.25.建築資料研究社 )
『インテリアコーディネーター ハンドブック 販売編』(1994.1.10.インテリア産業協会)では、椅子を、ダイニングルーム用の「スツール」と「ハイスツール」「ダイニングチェアー」、リビングルーム用の「イージーチェアー」「ソファー」「カウチ」「フロアチェアー」「パーソナルチェアー」「デスクチェアー」、オフィス用の「オフィスチェアー」、それに「ロッキングチェアー」「リクライニングチェアー」「フォールディングチェアー」「スタッキングチェアー」「回転いす」に分類しているが、そのうち、「スツール」の例としてバタフライスツールの絵が描かれている。もっとも、バタフライスツールというのはダイニングルーム用なのだろうか。和室に置いても使えそうにも思えるが、リビングルームなら、床の上の部分敷きした絨毯に直接座ってすごすような過ごし方の家で、そのあたりに置いて座って使うという使い方ならできるか、という感じだが、装飾としては魅力的ではあるものの、必ずしも実用的ではないような感じで、私はダイニングルーム用という印象は受けていない。
「スツール」と「ハイスツール」はどう違うかというと、SH(シートハイ;座面までの高さ)の高いものを「ハイスツール」と言い、「カウンタースツール」「バー スツール」ともい言うらしい。バタフライスツールは高くないので「ハイスツール」ではなく「スツール」の方に分類されるようだが、私が中学校の技術家庭の木工で作った4本足のスツールを母は、長年、高い所の物を取るのに使う台にして使い、「これ、便利いいわ」と言っていたのだが、バタフライスツールは装飾性はいいとしても、そういう使い方ができるものではなく、そう考えると、あまり実用的ではないようにも思う。
この柳宗理の「バタフライスツール」は《2枚の成型合板を組みあわせた》ものだそうだ。1993年、(株)一条工務店の名古屋南営業所の近藤ローオさんという方(男。当時、50くらい?)から「何でもムクが絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識もわからんのかあ!」と怒鳴りつけられたのだが、「わからんのかあ」と言われても、わかってたまるか! ムクのものがいい場合もあるが、最近では昔はなかった木質建材も出てきており、それらにもまた特色があり、ムクのものでは実現できないものを最近の木質建材であれば実現できるという場合もある。ムクのものが悪いということではないが、「何でもムクが絶対にいいに決まってるんだ。」というのはそれは常識ではないはずだが、それを教えてあげようとすると、また、怒り出すし、そういう「ほとんどビョーキ」みたいな人に教えてあげる給料は(株)一条工務店でもらっていなかったので、教えてあげる必要もないだろう・・が、それにしても、(株)一条工務店という会社はつくづく「ほとんどビョーキ」みたいな人に苦労させられる会社だった。
柳宗悦と柳宗理はどういう関係なのだろう・・と思ったのだが、柳宗悦(やなぎ むねよし)が父親でその息子が柳宗理(「そうり」)で本名では「むねみち」と読むらしい。
土蔵が奥に配置されているのは、外も中も木造の主屋と違って土蔵は外壁が火に強いことから、裏側の家で火災が発生した場合に延焼を防ぐということから奥に配置されているという理由もある、と宮地家住宅に見学に行った際、係員の方から教えてもらったことがありました・・・が、土蔵の扉というのが ↓ ほど、ごついものだとは知らんかった・・・。


池波正太郎 原作・さいとうたかを 画『鬼平犯科帳』を見て思ったことが2つ。まず、『鬼平犯科帳』の盗人て、みんな、盗人のユニフォームに着替えて盗みに行くけれども、あれでは、いかにも、「盗人ですよお」と言ってるような気がするんです。セコムの人から聞いた話では、今の盗人というのは、「泥棒装束」なんてしていない、ヒゲはやして「いかにも泥棒」て格好で風呂敷背負ってなんてしていないというのです。今の空き巣は、リフォーム屋か植木屋かセールスマンみたいな格好して入って、出る時は玄関から中に向かって、「どうも、ありがとうございました」と大きな声で礼儀正しく挨拶して帰るそうで、その時点で、近所の人が見ても、泥棒には見えないらしい。 それから考えると、『鬼平犯科帳』に出てくる泥棒てのは、なんで、「盗人のユニフォーム」来てるんだろ。中には、家紋みたいにチームのロゴかトレードマークが入ってたり。
もうひとつは、鍵開けの名人なんてのが登場して、土蔵の鍵を見事に開けてみせる・・なんて場面があるけれども、土蔵の鍵を開けるのにそこまでものすごい技術が必要なら、いっそ、土蔵の扉をぶっこわしたらどうなんだろ・・なんて思ったのだが、↑ の扉を見てわかった。これは、そう簡単には打ち破れんわ。
『鬼平犯科帳』では、「命は取らない。女をかどわかさない。盗られて生活できなくなる者からは盗らない。」という「つとめ(盗み)の3箇条」なるものを必ず守る「本格の盗賊」というのが登場するが、中国の八路軍・新四軍から人民義勇軍において、「三大規律・八項注意」なるものがあって、「殴らない。怒鳴らない。婦人をからかわない。捕虜を虐待しない。人民からは針一本・糸一本盗らない。敵から奪ったものは必ず公共のものとするか分配する。壊したものは必ず直すか弁償する。・・」といったものがあったはずだが、なんか、似ているような・・・。
土蔵の壁というのはかなり分厚いと思うのです。2011年に福島第一原発事故があった直後、福島県の人たちに、「自宅退避」などという指示がされた時がありましたが、福島県の戦前あるいは江戸時代から建っているような家に住んでいる人に「自宅退避」なんてしてもらっても、隙間だらけの家で、板壁だったりするような家に「自宅退避」したとして、どれだけの効果があるのだろうか、と思いました。むしろ、けっこう大きな農家だと、土蔵のある家があると思うので、そういう家は原発事故からしばらくは土蔵で暮らすようにすれば、隙間だらけで壁も板塀とかいうような家に「退避」するよりはよほど良かったのではないか。土蔵というのは物入にはなってもそこで生活できるものか・・とも思いましたが、井上靖『しろばんば』では、井上靖がモデルである洪作が小さい頃、ばあちゃんと一緒に土蔵に住んでいたという話が描かれており、すべての生活を土蔵の中でこなすことはできなくても、少なくとも、寝泊まりくらいはできるでしょうから、隙間だらけの家に「退避委」するよりは、できるだけ、土蔵にいるようにした方が、放射線は遮ることができたのではないか。放射性物質の侵入を防ぐことができるかどうかという点でも、土蔵の方が一般の家より良いということはないか。放射性物質の侵入を防げるかという問題はともかく、放射線を遮断できるかできないかという問題では、一般の家屋よりも土蔵の方が効果はあるのではないか、と思ったのです。誰も言わないのか? 福島県の役所関係の人は言わないのか? と思ったのですが、新聞・雑誌やインターネットでもそういう記事は見ませんでしたが、放射線にも何種類かあって、桜井淳(きよし)監修『緊急改訂版 〔原子力事故〕自衛マニュアル』(2011.4.15.青春新書)によると、
1.紙・・・アルファ線を止める。
2.アルミニウムなどの薄い金属板・・・ベータ線を止める。
3.鉛や厚い鉄の板・・・ガンマ線、エックス線を止める。
4.水やコンクリート・・・中性子線を止める。
・・ということで、
表現のしかたを変えると、
1.アルファ線・・・紙で止まる。
2.ベータ線・・・紙では止まらないが、アルミニウムなどの薄い金属板で止まる。
3.ガンマ線、エックス線・・・紙では止まらない、アルミニウムなどの薄い金属板でも止まらないが、鉛や厚い鉄の板で止まる。
4.中性子線・・・紙では止まらない、アルミニウムなどの薄い金属板でも止まらない、鉛や厚い鉄の板でも止まらないが、水やコンクリートで止まる。
・・ということになります。これから考えると、多くの木造家屋に「退避」しても、中性子線などは止めることはできないでしょうし、ガンマ線、エックス線も止めることはできなかったでしょう。アルファ線は止めることはできたとして、ベータ線を止めることができたかできなかったかというくらいではないか。その点、土蔵というのは相当壁が厚いはずで、都市圏のサラリーマンの家に土蔵なんてありませんが、福島県の農家なら土蔵のある家は時々あったはずですから、そういう家では土蔵に「退避」すればある程度以上効果はあったのではないのか、と思います。
シャンデリア・・・というと、洋風のもの・・と思っていたのです・・・が、この日下部民芸館の土蔵(第二展示場)の ↓ を見て、そうでもないか・・と思ったのです。


↑ 和のシャンデリア・・というのも、考えられそうですね・・・。そう思いませんか。


↑ 日下部民芸館(日下部家住宅)の土蔵でも、2階の上の梁は角材ではなく丸太梁が使われています・・・が、(株)一条工務店では、「野物」「丸太梁」は「しばりに入れる」と言って、十字に交差して入れないと意味がない、十字に交差して入れることで、屋根の荷重が四方に分散されるのであって、単に丸太梁を入れるだけではあまり意味がない・・などと言っていましたが、それは、自分の所がそういう入れ方をしていたから、そう言っていたのであって、「しばりに入れる」という入れ方でなくても、
1.上に凸になるように入れることで上からの荷重に対して強い抵抗力を発揮し、
2.角材の梁と違って「繊維がとぎれていない」ことで強い強度を発揮するということが期待できるのではないか。
むしろ、
ア.「しばりに入れる」という交差させる入れ方では、交差する部分で丸太梁を削ることになるのでその部分が弱くならないか。丸太張りは角材の梁と違って「繊維が途切れていない」という点から強いはずが、「しばりに入れる」と交差させる部分で削ることで繊維が途切れることになるのではないか。又、
イ.「しばりに入れる」際に上側になる丸太梁は、角材の梁との仕口が浅くなるという問題点が出てくるのではないか・・
とも思えたのです・・・が、「質問するとよくない(株)一条工務店」ではうかつなことは口にできませんから、口に出して言わない方がいい、「見ても見ざる、聞こえても聞かざる、言うべきことでも言わざる」「目立たず騒がず」「雨にも負けず風にも負けず」「堪え難きを堪え、忍びがたきを忍び」「韓信の股くぐり」が(株)一条工務店で生きていく道でしたから・・・、そもそも、質問しても相手に応える能力があるかどうかというと、そういう能力のない人がえらそうな口ばっかりきいているケースが多く、自分に答える能力がない人は質問されると自分が答えることができないもんだから、自分が「わかりません」と言えばよいところを、そうではなく、相手を攻撃する、という選択をする場合というのがあるようだった。
日下部民芸館(日下部家住宅)とか他の高山の民家の土蔵の丸太梁というのは、切妻になった一番上の棟木ですから、もとより、「しばりに入れる」というわけにもいかないわけです。
ただ、ここでも、思ったのですが、↑ の写真で見ても、丸太梁の仕口が、少々浅いということはないのか、丸太梁を使う長所はあるとしても、仕口が浅いという点は短所ということはないか・・などと考えたりしました。
そういえば・・・、私が小さい頃、1960年代、住んでいた家に ↓ みたいの、ありました。

↑ あれ、何て言うんだっけ? なんだか、懐かしい思いがします。

(2020.2.17.)
次回、日下部民芸館7 飛騨地方の神棚は、その下を通るのが一般的なのか。及、施主の希望を無視して神棚もどきをつけた(株)一条工務店の東京の営業。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_6.html
☆ 高山シリーズ
☆高山シリーズ第6回 2020年
1.雪山が車窓から見える東京から高山へのバス。長良川が見える高山から大阪へのバス。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202001article_5.html
2.日下部民芸館1 吉島家住宅に比べて「男性的」とは? 「せがい造」とは? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202001article_9.html
3.日下部民芸館2 床の間と付書院。付書院は床の間のすぐ横からか手前からか。付書院部分の広縁はどうなるか。縦格子は良くても横桟は不衛生・・て飲食店経営者はわからんのか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_1.html
4.日下部民芸館3 7か所それぞれ特色のある日下部民芸館の床の間。廊下が垂直に交差する部分の床板の施工 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_2.html
5.日下部民芸館4 欄間・釘隠し・仏間、魅力的な窓からの雪景色。「いなか」と「いなかくさい」は同じでない。会社の新人類・会社のビョーキ人間。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_3.html
6.日下部民芸館5 榑葺屋根と金属材屋根。「金属屋根+雪止め+樋」の家。頑丈なアーケード。高山駅の平な屋根。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_4.html
7.日下部民芸館6 雪景色の庭と雪のない庭。和風も考えられるシャンデリア。棟木の丸太梁。思いのほかごつい土蔵の扉。〔今回〕
8.日下部民芸館7 飛騨地方の神棚は、その下を通るのが一般的なのか。及、施主の希望を無視して神棚もどきをつけた(株)一条工務店の東京の営業。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_6.html
9.吉島家住宅1 杉玉があるのが吉島家。じっくり見ると日下部家住宅より「女性的」かもしれない・・かな。卯建と似てるが異なる火垣。男が雪かきすると部屋中に入って座ってコーヒー飲む「おばさん帝国主義」。
https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_7.html
10.吉島家住宅2 「女性的」は架構でけでない。床の間。長押が床脇の内部まで周っている床脇。みやびな色の釣り床。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_8.html
11.吉島家住宅3 「茶室風」「数寄屋風」「京風」な感じが全体に感じられる吉島家住宅。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_9.html
12.高山別院の方の光曜山照蓮寺。 農家の家の部材を利用して建築した庫裏。高山風を考慮した耐震補強。落雪注意と水道管の断熱材は寒冷地を思わせる。三流以下企業の経営者は普通ならわかるだめな原因を理解しない。他。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_10.html
13.高山別院でない方の光「耀」山照蓮寺。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_11.html
14.護国神社+『まれに見るバカ女との闘い』、雪かきする女性に敬意を表したい。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_12.html
15.筏橋、中橋、「高山の夜」碑、山岡鉄舟立像、高山陣屋 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_13.html
16.高山駅から飛騨の里までの前半。西小学校、苔川。「木の国 飛騨」「古い町並み 高山」を売りにしつつ「新しい木質建材」も利用。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_14.html
17.高山駅から飛騨の里までの後半。飛騨民俗村から文学の小径を通り、飛騨の里へ。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_15.html
18.飛騨の里1-凍った五阿弥池と鳥。六地蔵、馬頭観音。不明な動物。「子供」を名分に定時に帰りオットと妊活やって3人目産んだ女とそのオットに殺された水子を供養する。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_1.html
19.飛騨の里2-旧田中家住宅。土間の「おえ」、板貼りの「でい」。「捕手の力」を無視する営業本部長。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_2.html
20.飛騨の里3-旧若山家住宅(1)迫力ある巨大な合掌造。「えん」はベランダ? ではないが・・。「まやどうじ」「こうまや」「どうじ」「えん」。命名にセンスのない経営者の会社。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_3.html
21.飛騨の里4-旧若山家住宅(2)「おえ」「すえのでい」「なかのでい」。仏間と神棚。「やったことない」ことはできるか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_4.html
22.飛騨の里5ー旧若山家住宅(3) だいどこ・うすなか・みんじゃ・ちょうだ。「水屋」には3通りの意味があった。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_6.html
23.飛騨の里6ー旧若山家住宅(4) 荘川村様式の合掌造の特徴とは。「せがい造」とは。上座・下座ができてしまう「和風」の家。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_7.html
24.飛騨の里7ー旧田口家住宅 縁側の内側に雨戸、長方形の囲炉裏、続き間にできる柔軟性のある間取り。奥に仏間のある部屋の右手に床の間。「両親が離婚した」などと自慢する高校教諭ははた迷惑。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_8.html
25.飛騨の里8ー旧吉真家住宅 入母屋の妻面を大きく取る萱葺の家。車田。雪をかぶった山脈がきれい。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_9.html
26.高山の町並にて(1)—「和風のドーマー」は違和感なく存在する。高山警察署は新社屋にて営業中。重要伝統的建造物群保存地区の周囲に「市街地景観保存区域」を設定する高山市の姿勢を評価する。用途地域の趣旨を踏みにじる千葉県習志野市の態度は不適切。千葉工大名誉教授山本明氏の権威主義を笑う。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_10.html
27.高山の町並にて(2)—高山の雪景色・無人の駅前交番・さるぼぼ・冬ならでは、吊るされた柿。入居者が引越する日に中を見せろと言う非常識な営業を指導しない所長。「指名手配犯」と似ている男というのは通報すべきか否か・・ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_11.html
28.高山の宿泊施設。 最新のホテルは、もう一回り低い高さにできないか。浜松に本社のチェーンは利用に抵抗を感じる。フィレオフィッシュはミラノにもパリにも高山にもある。研修に一人だけ遅刻してきて平気な浜松営業。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_12.html
29.高山の食堂数か所。飛騨牛重は後で「食べた」感が出てくる。降雪時、平湯付近の道路は雪が積もる。保護義務違反の会社に尽くしたバカの話。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_13.html
☆ 高山シリーズ第1回 2013年
上 [第202回]飛騨天満宮、松本家住宅他https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_7.html
中 [第203回]「天神」考察。居酒屋はいいかげんhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_8.html
下 [第204回]高山市の白山神社。高山市役所https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_9.html
☆ 高山シリーズ第2回 2014年
(1)国府町村山天神参拝(1)上枝駅から宮川沿い https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_2.html
(2)同(2) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_3.html
(3)同(3)浸透桝で雨水処理 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_4.html
(4)あじめ峡、あじか、廣瀬神社、国府小学校https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_5.html
(5)国府大仏、阿多由太神社https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_6.html
(6)飛騨国府駅周辺。「耳付片流れ屋根」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_7.html
(7)松本家住宅上・ヒラノグラーノhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_8.html
(8)松本家住宅下・宮地家住宅上https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_9.html
(9)宮地家住宅下・平田記念館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_10.html
(10)飛騨民族考古館1 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_11.html
(11)同2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_12.html
(12)同3 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_13.html
(13)同4 喫茶ばれん、質屋の入口から逃げる裁判官 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_14.html
(14)飛騨高山まちの博物館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_15.html
(15)東西反転プランでは玄関だけ移動するのかhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_16.html
〔(16)~(20)の前提、権威主義的パーソナリティーの「デザイナー」が「建築家」の名前で敬意を表した慶應日吉(新)図書館について https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_17.html 〕
(16)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 1 JR日光駅はライトの設計でなければ価値はないか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_18.html
(17)同2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_19.html
(18)同3 マーケティング的発想のない店 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_20.html
(19)同4 店のコンセプトが理解できない建設部長 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_21.html
(20)同5 「酒が飲めない人にも飲める酒」を勧められない「日本酒ソムリエ」 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_22.html
(21)飛騨総社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_23.html
☆高山シリーズ第3回 2015年
1.藤井美術民芸館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_1.html
2.高山陣屋[1]床の間、釘隠し・・ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_2.html
3.高山陣屋[2]白洲、土縁庇・・ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_3.html
4.高山市政記念館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_4.html
〔番外 宮川にかかる欄干に加圧注入木材使用の橋と 防腐防蟻剤について。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_5.html 〕
5.桜山八幡宮 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_6.html
6.桜山八幡宮 摂社 天満神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_7.html
7.山桜神社、古い町並美術館、手長足長 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_8.html
8.宮川交番、高山警察署、高山市役所 他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_9.html
9.飛騨国分寺、「和風ドーマー」、二重サッシ他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_10.html
10.新宿‐高山のバスの予約をインターネットで「後部」を希望すると。「労災」のおかげで歩行困難にされた話 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_11.html
☆高山シリーズ第4回 2016年
1.日の出天満神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_13.html
2.大八賀神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_14.html
3.東山遊歩道(1)高山別院照蓮寺から東山白山神社へ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_15.html
4. 〃 (2)東山白山神社・大雄寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_16.html
5. 〃 (3)雲龍寺・久昌寺・栄鏡院 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_17.html
6. 〃 (4)洞雲院・素玄寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_18.html
7. 〃 (5)東山神明神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_19.html
8. 〃 (6)天照寺・法華寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_20.html
9. 〃 (7)善応寺1.本堂 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_21.html
10.〃 (8)善応寺2.地蔵堂 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_22.html
11.〃 (9)宗猷寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_23.html
12.〃(10)町年寄川上家別邸跡 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_24.html
13.煥章館と煥章館2階から見た東山 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_25.html
14.十六銀行 高山支店、早朝は無人の安川交番 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_26.html
15.新装「高山駅」 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_27.html
16.片流れ屋根のモデルハウス https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201611article_4.html
☆高山シリーズ第5回 2017年
1.内田康夫『風の盆 幻想』と巡る高山(1)喫茶店「ロスト」を探す https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_5.html
2. 同 (2)高山ラーメン https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_6.html
3. 同 (3)「K病院」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_7.html
4. 同 (4)高山市役所 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_8.html
5.旧 野首(のくび)家住宅 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_9.html
6.旧 新宮村 郷倉 ほか https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_10.html
7.山岳資料館(旧 高山測候所)、飛騨民俗村とは https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_1.html
8.飛騨合掌苑 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_2.html
9.「飛騨民俗村 文学散歩道」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_3.html
10.飛騨高山美術館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_4.html
11.名古屋から高山へ「ワイドビュー飛騨」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_5.html
12.高山駅から飛騨民俗村へ[上]https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_6.html
13. 同 [下]https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_7.html
14.新上野橋から三福寺橋、山小屋て、なぜ洋風なの? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_8.html
15.「旧 吉城郡細江村の民家」(熱田神宮内) http://shinkahousinght.at.webry.info/201711/article_9.ht

欲しい「木の家具」550点―家庭画報が選んだ (別冊家庭画報) - 正, 稲本, 知子, 沢田, 健一, 山崎

原色インテリア木材ブック (コンフォルトライブラリィ) - 茂紀, 宮本

政治と精神医学―ソヴェトの場合 - S.ブロック, P.レダウェイ, 秋元 波留夫

告発する!狂人は誰か―顛狂院の内と外から (1977年) - ロイ・メドヴェーデフ, 石堂 清倫

緊急改訂版 〔原子力事故〕自衛マニュアル (青春新書プレイブックス) - 事故・災害と生活を考える会, 桜井淳
日下部民芸館(高山市)、6回目です。


↑ 高山は夏休みの8月頃が人は多いように思うのですが、11月頃、少々寒いが紅葉の時期も美しいし、そして、2月の雪の高山も風情があります・・・が、雪が降った翌日、地面に雪があり樹々に雪が積もっているが雪は降っていないという時ならいいのですが、まさに雪が降っているという時は、建築探偵団としては、肉眼では見えているものの、写真に撮ると、建築の写真を撮っているのか雪の写真を撮っているのかわからなくなってしまいます。
それと、↓ は、大雨の時でも大丈夫なように、日下部民芸館の南側の江名子川をこれまでより深く掘り下げる工事をおこなっているところなのですが、↓

↑ 雪の日に写真を撮ると、せっかくカラーで撮っているのに、なんだか、白黒写真みたいでしょ・・・。
↓ は、日下部民芸館(日下部家住宅)の主屋の西側、土蔵との間の庭ですが、

↑ これだと、いかにも、カラー写真だなて感じがしますでしょ。左の方の松は幹の色が赤い・・ということは黒松ではなく赤松でしょうね。カラー写真だとそのあたりがくっきり(^^♪ ところが、

↑ 同じ庭も、雪が降っている日に撮ると、白黒写真てことはないけれども、上の方の写真に比べるとカラーで撮った価値が小さいみたいに思いませんか。 雪の高山も悪くない。雨の高山より雪の高山の方がずっといい、雪は体に雪が落ちても払えばおしまいですが、雨は濡れます。道に雪が積もっていても、降った直後はそれほど滑らないし、靴の中に水も入りにくい。雨の日の方が足が濡れるし、雪と違って雨に濡れるとはらたって落ちない。だから、雪の方が雨の日よりいいのですが、写真に撮ると、カラー写真なのに白黒みたいになってしまうというのが欠点でしょうか。
まあ、《「浜松という後進国の外資系企業」である(株)一条工務店で》は「遠州人」が「雪は黒い」と言えば、非遠州人は「はいはい、雪は黒うございます」と言わないと、何かといじめられる、「太陽・月・星といった宇宙の天体は浜松を中心として回転している」と言われると、「はいはい、誠にさようでございます」と言わないと何かとうるさいので、「雪は黒い」と言い、「宇宙の天体はすべて浜松を中心として回転しております」と言い、《「中卒高卒優先主義」の(株)一条工務店》では、中卒か高卒の人が「雪は黒い」と言えば「はいはい、誠に誠に雪は黒うございます」と言わないと営業本部長に怒られる。難儀な会社やでえ、ほんまあ・・・て会社によくも10年超も勤めたもんだ。えらいというのかアホというのか・・、アホかもしれんが、それにしても、よくそんな所であそこまで頑張った、と思う・・・が、↑ 見ていただくとわかるように、雪は白い( ^)o(^ ) 「それでも、地球はまわっている」とか言うといかんいかんと思いつつ・・・、どうも、何かの拍子に、百回に一回くらい、ぽろっと言いそうになる・・というあたり、やっぱり、私は生まれながらにして正直なんだなあ・・と思うが、それにしても、1993年5月、「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」と(株)一条工務店の名古屋南営業所の所長だった近藤ローオさんというお方(男。当時、50くらいかな?)がのたまわれたのだが、この発言を東京圏在住の友人知人何人かに話してみたのだが、全員が「その人、ちょっと頭おかしいんじゃないのお~お」とか「その人、酔っ払いか何かなのお~お」と言うのだったが、「遠州人」にとっては真剣であり、「遠州人」としては「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」という思想・認識が「正常」であり「常識」だったのだ。だから、「遠州人中心主義」「遠州人優先主義」の(株)一条工務店においては、「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」という思想が「正常な思想」だということになるらしいのだ。・・・「それでも、地球はまわっている」と言いたくなるけれども、ガリレオ=ガリレイみたいに迫害されることが十分に予想される・・が、「それでも、地球はまわっている」と言いたくなるのは、「人間ができてないから」なのか「未成熟」だからか「甘ったれとる」からか「モラトリアム人間病にかかっている」からなのか、それなら、「浜松でいいものは、東京でも大阪でも、日本国中、どこでもいいに決まってるんだ。二間続きの和室は20坪の敷地でも30坪の延べ床面積の家でも絶対に必要なんだ。八寸角の大黒柱は東京でも大阪でも延べ床面積20坪の家でも絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識がわからんのかあ!」と何人もを前にして叫ぶ人というのが「正常」なのか、そういう人は私の友人知人は誰もが「その人、ちょっとおかしいのと違うのお~お」と言うのだったが、そっちが「ほとんどビョーキ」なのか「精神医学」上の「病気」なのか・・ではなく、それが「正常」なのか? 考えれば考えるほど、わけわからんようになってくる・・・。・・「遠州人」「中卒高卒の人」が「雪は黒い」と言えば、「はいはい、誠に誠に雪は黒うございます。おっしゃる通りでおじゃりまする。へえへえ」と言った方が(株)一条工務店という会社で生きていくにはいいのでしょうけれども・・・・、もう辞めたことだから、ここではっきりと言う。「雪は白い」。
※ 《ウィキペディア―ガリレオ・ガリレイ》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%A4
↓ は日下部民芸館の主屋の南東側の庭と庭側から見た主屋ですが、

雪が降ると、↓ のごとく・・・、

雪のない高山と雪のある高山は、表情がずいぶんと違う。
「なかのどうじ」から奥に行き、屋外の「どうじ」を経た向こうに土蔵が建っている。↓

私は、何と言いましても、「建築探偵団」ですから、建築の方を主として見学させていただくつもりで訪問したのですが、「日下部民芸館」というだけあって、「第二展示場」である土蔵の展示も、ちょっとした美術館に劣らないものがあります。恥ずかしながら、ここに来るまで私が知らなかったものとして、「小鹿田焼」と書いて「おんだやき」と読むそうです。大分県日田市 で開窯されたものらしい。
前からよく知っていたものとしては、柳宗理(やなぎ そうり)の「バタフライスツール」。これ、最近、リプロダクション品が販売されてるようですね。↓

天童木工 バタフライスツール ローズウッド S-0521 RW-ST
↑ フリーダムアーキテクツデザイン(株)https://www.freedom.co.jp/ の入居者というのは、こういうのを揃えるのが好きな人が多く、お邪魔した時に、「おっ、これは・・」、かの有名なバタフライスツールではないか、と対面したことがあり、「ブランドもんですね」なんて口にしたことがありましたが、フリーダムアーキテクツデザイン(株)も、もうちょっと、構造をまともに考えて、建築と住宅の基本・基礎をおさえて、住む人の生活を考えて計画すれば、設計事務所として細かいものでもお施主さんとつきあってやっていこうという姿勢が生きてくると思うのですが、建築と住宅の基本・基礎が理解できていない自称「設計士(さま)」が多すぎ! そもそも、「設計士(さま)」とか名のることで「ひとに言うことをきかせよう」というその態度を発揮しだすと、仕事の内容がお粗末になる。もうひとつ、「髭はやしたら建築家」とかその発想やめた方がいいと思う。とりあえず、ヒゲ、それ、ヒゲを!!! これを理解させてあげようとしても、それはなかなか難しい。「無試験ヨーコーで入れる建築専門学校」で教えられたことがまずおかしい、ということを自覚するべきではないかと思う・・・が、なかなか、自覚できんだろうなあ・・・と思う。日本の「建築専門学校」というのは、全部ぶっつぶした方が世のためではないのかという印象を私は受けている。日本の「建築専門学校」というのは、教えている人間自体が基本がわかっていない人間が多いように思う。「盲人の手引き」みたいな「建築専門学校」が多いのではないか。
※ 《ウィキペディア―柳宗悦(やなぎ むねよし)》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%97%E6%82%A6
《ウィキペディアー柳宗理》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%97%E7%90%86
『家庭画報が選んだ 欲しい「木の家具」550点』(2002.11.20.世界文化社)の掲載記事によると、バタフライスツール(天童木工)は、
デザイナー:柳宗理
材質・仕上げ:ローズウッド材・ウレタン塗装
寸法:W420×D310×H387・SH340
(H:高さ、SH:座の高さ )
価格:35,000円
メーカー名:天童木工
主な特徴:2枚の成型合板を組みあわせたシンプルな構造はあたかも蝶が飛んでいるイメージのデザイン。ルーブル美術館、ニューヨーク近代美術館に収蔵。ローズウッド材の他にメープル材のものもある。「Gマーク」受賞。
・・とある。そんなに高いわけでもないんだね。同署に掲載の椅子だと、ハンス=ウェグナーの「ピーチコックチェア」なんて、487,000円 と470,000円と出ているのに比べれば、ずいぶんと安い♪ ・・・が、装飾性はあるけれども、椅子として使うのに使いやすいかどうかというと、そう実用的でもないかもしれないが・・・・。 アマゾンでは、今、52,222円で、形状は同じでローズウッドとメープルの2種類あるらしい。↑の写真はローズウッドの方。
柳宗理の「バタフライツール」には、ローズウッド材によるものとメープル材によるものがあるというが、
ローズウッド材とは、
《 バラの香りがする、高価で貴重で美しい木を、総称してローズウッドと呼ぶ。家具に使われる木材の王様といわれている。
ローズウッドは硬く、粘りがあり、狂わず、虫にも強い。何より木味が美しい。
この種の木味をもった木はほかにもある。ただし株に使える大径木(だいけいぼく)ということになると、このローズウッドを除いてはほとんどない。艶もあり、からぶきするだけで光沢が出る。木に色むらがあるので、塗装や着色で色合わせをするしかないが、塗りつぶすとせっかくの模様が台無しになり、色をつけると本来のよさが失われる。つまり、この辺に職人の腕の見せどころがある。
8科20属に及ぶ広範囲な木材が、ローズウッドと称されているので紛らわしい。代表的なものをあげると、ブラジリアンローズ、インドローズ、パオロッサ、ソノケリン、テチガイシタンなど。どれが本物か偽物かというわけではなく、いずれも本物のローズウッドであり、それぞれに特徴がある。・・・・》
( 宮本茂紀編『原色 インテリア木材ハンドブック』1996.9.25.建築資料研究社 )
メープル材とは、
《 カエデ科カエデ属の落葉広葉樹は、日本には百余種、世界中では2~3百種の仲間があるという。メイプルは欧米では古くから家具に多用され、とくに鳥眼杢(ちょうがんもく)のあるものはバーズアイと呼ばれて珍重されてきた。現代でも高級感を出すときには、しばしばバーズアイメイプルが利用されている。一方、日本ではついこの間まで、カエデは主に建築の方で柱材や角材として使われ、縮(ちぢ)み杢や珠(たま)杢など特別な杢のものが指物(さしもの)に使われる程度だった。家具材としての用途は最近のことである。
現在、メイプル材は北米からかなりの量が輸入されている。米国では植民地時代の米国の建具屋にとって、マホガニーは輸入しなければならなかったが、メイプルは地元から容易に得ることができた。そのことが人々に長らく愛用される理由のひとつになっている。
メイプルはその硬さかの具合から、木材の名称としてハードメイプルとソフトメイプルという呼び分けをされる。概して水はけのよい日当たりで育ったものはハードになり、ソフトはハードより25%ほど柔らかいとされる。北米産のメイプル13種類のうち、用材として重要なものは5種類。そのなかで2種がハードメイプル、3種がソフトメイプルの部類に分けられる。輸入材はハードメイプルの方である。
北米材は国産材に比べると、一般にやや軟らかい。また、国産のイタヤカエデがやや茶色がかっているのに対して、ハードメイプルは白く長い材がとれる。国産材はせいぜい枝下が3mだが、北米では10mのものがある。 ・・・》
( 宮本茂紀編『原色 インテリア木材ハンドブック』1996.9.25.建築資料研究社 )
『インテリアコーディネーター ハンドブック 販売編』(1994.1.10.インテリア産業協会)では、椅子を、ダイニングルーム用の「スツール」と「ハイスツール」「ダイニングチェアー」、リビングルーム用の「イージーチェアー」「ソファー」「カウチ」「フロアチェアー」「パーソナルチェアー」「デスクチェアー」、オフィス用の「オフィスチェアー」、それに「ロッキングチェアー」「リクライニングチェアー」「フォールディングチェアー」「スタッキングチェアー」「回転いす」に分類しているが、そのうち、「スツール」の例としてバタフライスツールの絵が描かれている。もっとも、バタフライスツールというのはダイニングルーム用なのだろうか。和室に置いても使えそうにも思えるが、リビングルームなら、床の上の部分敷きした絨毯に直接座ってすごすような過ごし方の家で、そのあたりに置いて座って使うという使い方ならできるか、という感じだが、装飾としては魅力的ではあるものの、必ずしも実用的ではないような感じで、私はダイニングルーム用という印象は受けていない。
「スツール」と「ハイスツール」はどう違うかというと、SH(シートハイ;座面までの高さ)の高いものを「ハイスツール」と言い、「カウンタースツール」「バー スツール」ともい言うらしい。バタフライスツールは高くないので「ハイスツール」ではなく「スツール」の方に分類されるようだが、私が中学校の技術家庭の木工で作った4本足のスツールを母は、長年、高い所の物を取るのに使う台にして使い、「これ、便利いいわ」と言っていたのだが、バタフライスツールは装飾性はいいとしても、そういう使い方ができるものではなく、そう考えると、あまり実用的ではないようにも思う。
この柳宗理の「バタフライスツール」は《2枚の成型合板を組みあわせた》ものだそうだ。1993年、(株)一条工務店の名古屋南営業所の近藤ローオさんという方(男。当時、50くらい?)から「何でもムクが絶対にいいに決まってるんだ。こんな常識もわからんのかあ!」と怒鳴りつけられたのだが、「わからんのかあ」と言われても、わかってたまるか! ムクのものがいい場合もあるが、最近では昔はなかった木質建材も出てきており、それらにもまた特色があり、ムクのものでは実現できないものを最近の木質建材であれば実現できるという場合もある。ムクのものが悪いということではないが、「何でもムクが絶対にいいに決まってるんだ。」というのはそれは常識ではないはずだが、それを教えてあげようとすると、また、怒り出すし、そういう「ほとんどビョーキ」みたいな人に教えてあげる給料は(株)一条工務店でもらっていなかったので、教えてあげる必要もないだろう・・が、それにしても、(株)一条工務店という会社はつくづく「ほとんどビョーキ」みたいな人に苦労させられる会社だった。
柳宗悦と柳宗理はどういう関係なのだろう・・と思ったのだが、柳宗悦(やなぎ むねよし)が父親でその息子が柳宗理(「そうり」)で本名では「むねみち」と読むらしい。
土蔵が奥に配置されているのは、外も中も木造の主屋と違って土蔵は外壁が火に強いことから、裏側の家で火災が発生した場合に延焼を防ぐということから奥に配置されているという理由もある、と宮地家住宅に見学に行った際、係員の方から教えてもらったことがありました・・・が、土蔵の扉というのが ↓ ほど、ごついものだとは知らんかった・・・。


池波正太郎 原作・さいとうたかを 画『鬼平犯科帳』を見て思ったことが2つ。まず、『鬼平犯科帳』の盗人て、みんな、盗人のユニフォームに着替えて盗みに行くけれども、あれでは、いかにも、「盗人ですよお」と言ってるような気がするんです。セコムの人から聞いた話では、今の盗人というのは、「泥棒装束」なんてしていない、ヒゲはやして「いかにも泥棒」て格好で風呂敷背負ってなんてしていないというのです。今の空き巣は、リフォーム屋か植木屋かセールスマンみたいな格好して入って、出る時は玄関から中に向かって、「どうも、ありがとうございました」と大きな声で礼儀正しく挨拶して帰るそうで、その時点で、近所の人が見ても、泥棒には見えないらしい。 それから考えると、『鬼平犯科帳』に出てくる泥棒てのは、なんで、「盗人のユニフォーム」来てるんだろ。中には、家紋みたいにチームのロゴかトレードマークが入ってたり。
もうひとつは、鍵開けの名人なんてのが登場して、土蔵の鍵を見事に開けてみせる・・なんて場面があるけれども、土蔵の鍵を開けるのにそこまでものすごい技術が必要なら、いっそ、土蔵の扉をぶっこわしたらどうなんだろ・・なんて思ったのだが、↑ の扉を見てわかった。これは、そう簡単には打ち破れんわ。
『鬼平犯科帳』では、「命は取らない。女をかどわかさない。盗られて生活できなくなる者からは盗らない。」という「つとめ(盗み)の3箇条」なるものを必ず守る「本格の盗賊」というのが登場するが、中国の八路軍・新四軍から人民義勇軍において、「三大規律・八項注意」なるものがあって、「殴らない。怒鳴らない。婦人をからかわない。捕虜を虐待しない。人民からは針一本・糸一本盗らない。敵から奪ったものは必ず公共のものとするか分配する。壊したものは必ず直すか弁償する。・・」といったものがあったはずだが、なんか、似ているような・・・。
土蔵の壁というのはかなり分厚いと思うのです。2011年に福島第一原発事故があった直後、福島県の人たちに、「自宅退避」などという指示がされた時がありましたが、福島県の戦前あるいは江戸時代から建っているような家に住んでいる人に「自宅退避」なんてしてもらっても、隙間だらけの家で、板壁だったりするような家に「自宅退避」したとして、どれだけの効果があるのだろうか、と思いました。むしろ、けっこう大きな農家だと、土蔵のある家があると思うので、そういう家は原発事故からしばらくは土蔵で暮らすようにすれば、隙間だらけで壁も板塀とかいうような家に「退避」するよりはよほど良かったのではないか。土蔵というのは物入にはなってもそこで生活できるものか・・とも思いましたが、井上靖『しろばんば』では、井上靖がモデルである洪作が小さい頃、ばあちゃんと一緒に土蔵に住んでいたという話が描かれており、すべての生活を土蔵の中でこなすことはできなくても、少なくとも、寝泊まりくらいはできるでしょうから、隙間だらけの家に「退避委」するよりは、できるだけ、土蔵にいるようにした方が、放射線は遮ることができたのではないか。放射性物質の侵入を防ぐことができるかどうかという点でも、土蔵の方が一般の家より良いということはないか。放射性物質の侵入を防げるかという問題はともかく、放射線を遮断できるかできないかという問題では、一般の家屋よりも土蔵の方が効果はあるのではないか、と思ったのです。誰も言わないのか? 福島県の役所関係の人は言わないのか? と思ったのですが、新聞・雑誌やインターネットでもそういう記事は見ませんでしたが、放射線にも何種類かあって、桜井淳(きよし)監修『緊急改訂版 〔原子力事故〕自衛マニュアル』(2011.4.15.青春新書)によると、
1.紙・・・アルファ線を止める。
2.アルミニウムなどの薄い金属板・・・ベータ線を止める。
3.鉛や厚い鉄の板・・・ガンマ線、エックス線を止める。
4.水やコンクリート・・・中性子線を止める。
・・ということで、
表現のしかたを変えると、
1.アルファ線・・・紙で止まる。
2.ベータ線・・・紙では止まらないが、アルミニウムなどの薄い金属板で止まる。
3.ガンマ線、エックス線・・・紙では止まらない、アルミニウムなどの薄い金属板でも止まらないが、鉛や厚い鉄の板で止まる。
4.中性子線・・・紙では止まらない、アルミニウムなどの薄い金属板でも止まらない、鉛や厚い鉄の板でも止まらないが、水やコンクリートで止まる。
・・ということになります。これから考えると、多くの木造家屋に「退避」しても、中性子線などは止めることはできないでしょうし、ガンマ線、エックス線も止めることはできなかったでしょう。アルファ線は止めることはできたとして、ベータ線を止めることができたかできなかったかというくらいではないか。その点、土蔵というのは相当壁が厚いはずで、都市圏のサラリーマンの家に土蔵なんてありませんが、福島県の農家なら土蔵のある家は時々あったはずですから、そういう家では土蔵に「退避」すればある程度以上効果はあったのではないのか、と思います。
シャンデリア・・・というと、洋風のもの・・と思っていたのです・・・が、この日下部民芸館の土蔵(第二展示場)の ↓ を見て、そうでもないか・・と思ったのです。


↑ 和のシャンデリア・・というのも、考えられそうですね・・・。そう思いませんか。


↑ 日下部民芸館(日下部家住宅)の土蔵でも、2階の上の梁は角材ではなく丸太梁が使われています・・・が、(株)一条工務店では、「野物」「丸太梁」は「しばりに入れる」と言って、十字に交差して入れないと意味がない、十字に交差して入れることで、屋根の荷重が四方に分散されるのであって、単に丸太梁を入れるだけではあまり意味がない・・などと言っていましたが、それは、自分の所がそういう入れ方をしていたから、そう言っていたのであって、「しばりに入れる」という入れ方でなくても、
1.上に凸になるように入れることで上からの荷重に対して強い抵抗力を発揮し、
2.角材の梁と違って「繊維がとぎれていない」ことで強い強度を発揮するということが期待できるのではないか。
むしろ、
ア.「しばりに入れる」という交差させる入れ方では、交差する部分で丸太梁を削ることになるのでその部分が弱くならないか。丸太張りは角材の梁と違って「繊維が途切れていない」という点から強いはずが、「しばりに入れる」と交差させる部分で削ることで繊維が途切れることになるのではないか。又、
イ.「しばりに入れる」際に上側になる丸太梁は、角材の梁との仕口が浅くなるという問題点が出てくるのではないか・・
とも思えたのです・・・が、「質問するとよくない(株)一条工務店」ではうかつなことは口にできませんから、口に出して言わない方がいい、「見ても見ざる、聞こえても聞かざる、言うべきことでも言わざる」「目立たず騒がず」「雨にも負けず風にも負けず」「堪え難きを堪え、忍びがたきを忍び」「韓信の股くぐり」が(株)一条工務店で生きていく道でしたから・・・、そもそも、質問しても相手に応える能力があるかどうかというと、そういう能力のない人がえらそうな口ばっかりきいているケースが多く、自分に答える能力がない人は質問されると自分が答えることができないもんだから、自分が「わかりません」と言えばよいところを、そうではなく、相手を攻撃する、という選択をする場合というのがあるようだった。
日下部民芸館(日下部家住宅)とか他の高山の民家の土蔵の丸太梁というのは、切妻になった一番上の棟木ですから、もとより、「しばりに入れる」というわけにもいかないわけです。
ただ、ここでも、思ったのですが、↑ の写真で見ても、丸太梁の仕口が、少々浅いということはないのか、丸太梁を使う長所はあるとしても、仕口が浅いという点は短所ということはないか・・などと考えたりしました。
そういえば・・・、私が小さい頃、1960年代、住んでいた家に ↓ みたいの、ありました。

↑ あれ、何て言うんだっけ? なんだか、懐かしい思いがします。

(2020.2.17.)
次回、日下部民芸館7 飛騨地方の神棚は、その下を通るのが一般的なのか。及、施主の希望を無視して神棚もどきをつけた(株)一条工務店の東京の営業。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_6.html
☆ 高山シリーズ
☆高山シリーズ第6回 2020年
1.雪山が車窓から見える東京から高山へのバス。長良川が見える高山から大阪へのバス。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202001article_5.html
2.日下部民芸館1 吉島家住宅に比べて「男性的」とは? 「せがい造」とは? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202001article_9.html
3.日下部民芸館2 床の間と付書院。付書院は床の間のすぐ横からか手前からか。付書院部分の広縁はどうなるか。縦格子は良くても横桟は不衛生・・て飲食店経営者はわからんのか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_1.html
4.日下部民芸館3 7か所それぞれ特色のある日下部民芸館の床の間。廊下が垂直に交差する部分の床板の施工 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_2.html
5.日下部民芸館4 欄間・釘隠し・仏間、魅力的な窓からの雪景色。「いなか」と「いなかくさい」は同じでない。会社の新人類・会社のビョーキ人間。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_3.html
6.日下部民芸館5 榑葺屋根と金属材屋根。「金属屋根+雪止め+樋」の家。頑丈なアーケード。高山駅の平な屋根。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_4.html
7.日下部民芸館6 雪景色の庭と雪のない庭。和風も考えられるシャンデリア。棟木の丸太梁。思いのほかごつい土蔵の扉。〔今回〕
8.日下部民芸館7 飛騨地方の神棚は、その下を通るのが一般的なのか。及、施主の希望を無視して神棚もどきをつけた(株)一条工務店の東京の営業。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_6.html
9.吉島家住宅1 杉玉があるのが吉島家。じっくり見ると日下部家住宅より「女性的」かもしれない・・かな。卯建と似てるが異なる火垣。男が雪かきすると部屋中に入って座ってコーヒー飲む「おばさん帝国主義」。
https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_7.html
10.吉島家住宅2 「女性的」は架構でけでない。床の間。長押が床脇の内部まで周っている床脇。みやびな色の釣り床。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_8.html
11.吉島家住宅3 「茶室風」「数寄屋風」「京風」な感じが全体に感じられる吉島家住宅。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_9.html
12.高山別院の方の光曜山照蓮寺。 農家の家の部材を利用して建築した庫裏。高山風を考慮した耐震補強。落雪注意と水道管の断熱材は寒冷地を思わせる。三流以下企業の経営者は普通ならわかるだめな原因を理解しない。他。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_10.html
13.高山別院でない方の光「耀」山照蓮寺。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_11.html
14.護国神社+『まれに見るバカ女との闘い』、雪かきする女性に敬意を表したい。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_12.html
15.筏橋、中橋、「高山の夜」碑、山岡鉄舟立像、高山陣屋 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_13.html
16.高山駅から飛騨の里までの前半。西小学校、苔川。「木の国 飛騨」「古い町並み 高山」を売りにしつつ「新しい木質建材」も利用。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_14.html
17.高山駅から飛騨の里までの後半。飛騨民俗村から文学の小径を通り、飛騨の里へ。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202002article_15.html
18.飛騨の里1-凍った五阿弥池と鳥。六地蔵、馬頭観音。不明な動物。「子供」を名分に定時に帰りオットと妊活やって3人目産んだ女とそのオットに殺された水子を供養する。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_1.html
19.飛騨の里2-旧田中家住宅。土間の「おえ」、板貼りの「でい」。「捕手の力」を無視する営業本部長。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_2.html
20.飛騨の里3-旧若山家住宅(1)迫力ある巨大な合掌造。「えん」はベランダ? ではないが・・。「まやどうじ」「こうまや」「どうじ」「えん」。命名にセンスのない経営者の会社。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_3.html
21.飛騨の里4-旧若山家住宅(2)「おえ」「すえのでい」「なかのでい」。仏間と神棚。「やったことない」ことはできるか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_4.html
22.飛騨の里5ー旧若山家住宅(3) だいどこ・うすなか・みんじゃ・ちょうだ。「水屋」には3通りの意味があった。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_6.html
23.飛騨の里6ー旧若山家住宅(4) 荘川村様式の合掌造の特徴とは。「せがい造」とは。上座・下座ができてしまう「和風」の家。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_7.html
24.飛騨の里7ー旧田口家住宅 縁側の内側に雨戸、長方形の囲炉裏、続き間にできる柔軟性のある間取り。奥に仏間のある部屋の右手に床の間。「両親が離婚した」などと自慢する高校教諭ははた迷惑。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_8.html
25.飛騨の里8ー旧吉真家住宅 入母屋の妻面を大きく取る萱葺の家。車田。雪をかぶった山脈がきれい。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_9.html
26.高山の町並にて(1)—「和風のドーマー」は違和感なく存在する。高山警察署は新社屋にて営業中。重要伝統的建造物群保存地区の周囲に「市街地景観保存区域」を設定する高山市の姿勢を評価する。用途地域の趣旨を踏みにじる千葉県習志野市の態度は不適切。千葉工大名誉教授山本明氏の権威主義を笑う。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_10.html
27.高山の町並にて(2)—高山の雪景色・無人の駅前交番・さるぼぼ・冬ならでは、吊るされた柿。入居者が引越する日に中を見せろと言う非常識な営業を指導しない所長。「指名手配犯」と似ている男というのは通報すべきか否か・・ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_11.html
28.高山の宿泊施設。 最新のホテルは、もう一回り低い高さにできないか。浜松に本社のチェーンは利用に抵抗を感じる。フィレオフィッシュはミラノにもパリにも高山にもある。研修に一人だけ遅刻してきて平気な浜松営業。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_12.html
29.高山の食堂数か所。飛騨牛重は後で「食べた」感が出てくる。降雪時、平湯付近の道路は雪が積もる。保護義務違反の会社に尽くしたバカの話。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/202003article_13.html
☆ 高山シリーズ第1回 2013年
上 [第202回]飛騨天満宮、松本家住宅他https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_7.html
中 [第203回]「天神」考察。居酒屋はいいかげんhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_8.html
下 [第204回]高山市の白山神社。高山市役所https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201309article_9.html
☆ 高山シリーズ第2回 2014年
(1)国府町村山天神参拝(1)上枝駅から宮川沿い https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_2.html
(2)同(2) https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_3.html
(3)同(3)浸透桝で雨水処理 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_4.html
(4)あじめ峡、あじか、廣瀬神社、国府小学校https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_5.html
(5)国府大仏、阿多由太神社https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_6.html
(6)飛騨国府駅周辺。「耳付片流れ屋根」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_7.html
(7)松本家住宅上・ヒラノグラーノhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_8.html
(8)松本家住宅下・宮地家住宅上https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_9.html
(9)宮地家住宅下・平田記念館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_10.html
(10)飛騨民族考古館1 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_11.html
(11)同2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_12.html
(12)同3 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_13.html
(13)同4 喫茶ばれん、質屋の入口から逃げる裁判官 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_14.html
(14)飛騨高山まちの博物館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_15.html
(15)東西反転プランでは玄関だけ移動するのかhttps://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_16.html
〔(16)~(20)の前提、権威主義的パーソナリティーの「デザイナー」が「建築家」の名前で敬意を表した慶應日吉(新)図書館について https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_17.html 〕
(16)高山の町家で曲がった松をわざわざ柱に使用するか? 1 JR日光駅はライトの設計でなければ価値はないか? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_18.html
(17)同2 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_19.html
(18)同3 マーケティング的発想のない店 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_20.html
(19)同4 店のコンセプトが理解できない建設部長 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_21.html
(20)同5 「酒が飲めない人にも飲める酒」を勧められない「日本酒ソムリエ」 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_22.html
(21)飛騨総社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201409article_23.html
☆高山シリーズ第3回 2015年
1.藤井美術民芸館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_1.html
2.高山陣屋[1]床の間、釘隠し・・ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_2.html
3.高山陣屋[2]白洲、土縁庇・・ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_3.html
4.高山市政記念館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_4.html
〔番外 宮川にかかる欄干に加圧注入木材使用の橋と 防腐防蟻剤について。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_5.html 〕
5.桜山八幡宮 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_6.html
6.桜山八幡宮 摂社 天満神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_7.html
7.山桜神社、古い町並美術館、手長足長 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_8.html
8.宮川交番、高山警察署、高山市役所 他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_9.html
9.飛騨国分寺、「和風ドーマー」、二重サッシ他 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_10.html
10.新宿‐高山のバスの予約をインターネットで「後部」を希望すると。「労災」のおかげで歩行困難にされた話 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201510article_11.html
☆高山シリーズ第4回 2016年
1.日の出天満神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_13.html
2.大八賀神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_14.html
3.東山遊歩道(1)高山別院照蓮寺から東山白山神社へ https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_15.html
4. 〃 (2)東山白山神社・大雄寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_16.html
5. 〃 (3)雲龍寺・久昌寺・栄鏡院 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_17.html
6. 〃 (4)洞雲院・素玄寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_18.html
7. 〃 (5)東山神明神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_19.html
8. 〃 (6)天照寺・法華寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_20.html
9. 〃 (7)善応寺1.本堂 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_21.html
10.〃 (8)善応寺2.地蔵堂 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_22.html
11.〃 (9)宗猷寺 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_23.html
12.〃(10)町年寄川上家別邸跡 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_24.html
13.煥章館と煥章館2階から見た東山 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_25.html
14.十六銀行 高山支店、早朝は無人の安川交番 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_26.html
15.新装「高山駅」 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201610article_27.html
16.片流れ屋根のモデルハウス https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201611article_4.html
☆高山シリーズ第5回 2017年
1.内田康夫『風の盆 幻想』と巡る高山(1)喫茶店「ロスト」を探す https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_5.html
2. 同 (2)高山ラーメン https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_6.html
3. 同 (3)「K病院」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_7.html
4. 同 (4)高山市役所 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_8.html
5.旧 野首(のくび)家住宅 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_9.html
6.旧 新宮村 郷倉 ほか https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201710article_10.html
7.山岳資料館(旧 高山測候所)、飛騨民俗村とは https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_1.html
8.飛騨合掌苑 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_2.html
9.「飛騨民俗村 文学散歩道」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_3.html
10.飛騨高山美術館 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_4.html
11.名古屋から高山へ「ワイドビュー飛騨」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_5.html
12.高山駅から飛騨民俗村へ[上]https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_6.html
13. 同 [下]https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_7.html
14.新上野橋から三福寺橋、山小屋て、なぜ洋風なの? https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201711article_8.html
15.「旧 吉城郡細江村の民家」(熱田神宮内) http://shinkahousinght.at.webry.info/201711/article_9.ht

欲しい「木の家具」550点―家庭画報が選んだ (別冊家庭画報) - 正, 稲本, 知子, 沢田, 健一, 山崎

原色インテリア木材ブック (コンフォルトライブラリィ) - 茂紀, 宮本

政治と精神医学―ソヴェトの場合 - S.ブロック, P.レダウェイ, 秋元 波留夫

告発する!狂人は誰か―顛狂院の内と外から (1977年) - ロイ・メドヴェーデフ, 石堂 清倫

緊急改訂版 〔原子力事故〕自衛マニュアル (青春新書プレイブックス) - 事故・災害と生活を考える会, 桜井淳
この記事へのコメント