箕面山瀧安寺と鳳凰閣【3/13】一の橋より梅屋敷。箕面川がカーブしている所(夫婦橋休憩所)まで。

[第981回]
  阪急箕面線「箕面」駅より滝道を進み、左手に「スパーガーデン」へ上るエレベーターを見て、さらに取水場の前を通り、右手に ””「わしは親孝行やねんぞお」といちいちひとに言わなきゃおれないおっさんの像”” を「ちっぽけな野郎だなあ」と心の中で軽蔑しながら通り過ぎ、橋本亭の前をとおると「一の橋」。↓
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  この「一の橋」で箕面川を渡ってすぐの所で道が2つに分かれる。↓
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多くの人間は川沿いの方の道を進むが、山側の道はどうなっているのだろう、もしかして、山側の道に行くと有名な「箕面の狂暴な猿」に襲われる・・なんてことないか・・とか心配するが、たぶん、大丈夫ではないか・・と思う。たぶん・・・。 瀧安寺としては、今は多くの人が川沿いの方の道を行くけれども、山側の道が本来の参道だったらしい。
  それにしても、「箕面の猿」は狂暴だと有名だ。猿というとYouTube の「プーキーズ」https://www.youtube.com/results?search_query=%E3%83%97%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%BA に登場するカイくんみたいなもの・・なんて思って「箕面の猿」に接してはいけない。「箕面の猿」は野生の猿であり、半分人間みたいなプーキーズのカイくんとは全然違うのだ。かつては民家の庭にも侵入して庭に果物でも植えていたら強奪していくし、観光客の子供が持ってるお菓子はひったくっていくし、大人なら大丈夫かというと大人でも女性の持ってるハンドバックは力づくで奪おうとするし、正月などは自動車の前に橙をつけているとそれもひったくって食うしで、実に狂暴だった。何年か前に「猿にエサをあげると罰金」という条例ができてエサをやる人がなくなり、人が通行する滝道とかにはそれほど出現しなくなったが、なにしろ、「箕面の猿」は「野生の猿」であり猛獣であって、プーキーズのカイくんみたいな半分人間みたいな「お猿さん」とは違う「野生の猿」だから気を許してはいけない特に顔を見てはいけないし、至近距離から眼を見るというのは「ケンカ売っとんのんかい、コラ」という意思表示でありもってのほか、猿と警察官は眼を見てはいけない。これは善良な市民の常識である。交番の前などやむをえず通る時には警察官と眼を合わさないように、同時に「眼をそむけた」と思われてもよくないらしいので、あくまでも「さりげなく」であり、これは警察官の前を通る時と「野生の猿」の前を通る時とに共通することである。・・・ほんまやで、ほんま。でたらめ言うてんのとちゃうからな。ほんまやで・・。
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 ↑ 11月下旬、紅葉がきれいだ。 「関西でもみじの名所と言うと、京都の高雄(たかお)と大阪の箕面(みのお)」と昔から言われてきた・・と信じてきた。しかし、最近になって、はて、それは誰が言ったのだろう・・と思うようになったのだ。で、うちの母親にきいてみたところ、「それはうちのお父さんや」と言うことだった。日本三景(宮島・天橋立・松島)とか日本三名園(水戸の偕楽園・金沢の兼六園・岡山の後楽園)とかのように日本中の誰もが認めているものか、少なくとも関西人は認めているものだろうと思っていたのだったが、実はうちのおっさんが言うておったということだったのか・・・・・。
しかし、ええかげんなことを言うおっさんではあったけれども、「関西でもみじの名所というと京都の高雄(たかお)と大阪の箕面(みのお)」というのは間違いではない。たしかに、もみじの名所である。
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川沿いの道を樹林の中の道を進むと、右手に ↓
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↑ これは何かというと「梅屋敷」
現地の説明書きによると、「梅屋敷」とは、
《 梅屋敷は大正10年(1921年)に現在の場所に新築され、以後有料休憩所として利用されてきました。 リニューアル前の梅屋敷は、平成14年度(2002年度)末まで管理をおこなってこられた方が建築し、その後、府の直営施設、管理許可施設という位置づけのもとに管理していただいていました。 平成15年(2003年)3月以降は大阪府が直接、管理・保存を行ってきましたが、老朽化が著しいため、平成17年度(2005年度)から18年度(2006年度)にかけて改修をおこない、皆様にご利用いただけるよう、リニューアル・オープンしたものです。》
《 ・・・建物自体は数寄屋造りの茶室風仕上げとなっており、竹を編んで作られたあじろ天井が特徴です。》
《 ・・箕面公園全域が文化財保護法に基づく「名勝 箕面山」および「天然記念物箕面山の猿生息地」の指定がなされているため、大幅な現状変更はできないという制限がありました。
  今回の改修では梅屋敷を休憩所として改修し、府民の皆様に利用いただこうと考えました。しかし、そのためには、梅屋敷の強度を保つことがどうしても必要でした。
  そこで梅屋敷の雰囲気を壊さず、強度を確保するために、最良の方法としたのが、H鋼を使うという案でした。当初、木造建築に木材を使う案を考えていましたが、強度を確保するためには相当な量の材料が必要になり、これをすると筋交いなどがかなり必要で屋敷中がバッテンだらけになってしまうため、なるべく目立たないH鋼を使用する案を採用しました。
  また萱葺き屋根を内部からみなさまに見ていただけるようにしました。
  あじろ天井に関しては、当初の天井を一度取り外して工事期間中保存し、和室部分の完成に合わせて再度設置しました。》
というもので、10:00~17:00 の間に利用できるようです。前からこのあたりに建物はあったように思ったのですが、無料休憩所ではなかったように思ったのですが、上記のように、2006年度にかけて改修されて、休憩・鑑賞目的で利用できるようになったようです。
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↑ 和室部分は天井が貼られています。

  梅屋敷を過ぎて少し行くと、箕面川がカーブしていて、橋2つでショートカットできる所があります。↓ 私は子供の頃、この出っ張った所でお弁当を食べたことがあり、その時、食べた缶詰がおいしかった記憶があるのですが、それが何の缶詰だったかはどうも思い出せない。
箕面公園HP の「散策マップ」https://www.mino-park.jp/e28216.html を見ると「夫婦橋休憩所」と書かれています。
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↑ 2023年11月27日においては、紅葉の季節で人が多かったからか、この場所では川の西側の道を駅から瀧安寺・箕面大滝の方へ向かう人用で・橋2つを通るショートカットの方の道を箕面大滝・瀧安寺から箕面駅の方に向かう人用の道と分けていました。

  次回https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498667552.html は、「森秀次君の像」・野村泊月句碑・箕面公園昆虫館前を経て瀧安寺へ至ります。
森秀次て誰やねん? ・・というと、インターネットで検索すると、森秀次(もり しゅうじ)(1855年11月1日(安政2年9月22日) - 1926年(大正15年)9月9日)は大阪府議会議員・衆議院議員だった人だそうです。
野村泊月て誰? ・・というと、ウィキペディアによると《野村 泊月(のむら はくげつ 1882年6月23日 - 1961年2月13日)は、兵庫県出身の俳人》らしい。
※ 箕面市HP 箕面公園(箕面山)その1-公園・名勝などの指定や明治以前のできごと https://www.city.minoh.lg.jp/soumu/shishi/column/topic-5.html
ウィキペディアー森秀次 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E7%A7%80%E6%AC%A1
※ ウィキペディアー野村泊月 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E6%9D%91%E6%B3%8A%E6%9C%88

※ 箕面公園HP の「散策マップ」https://www.mino-park.jp/e28216.html 

  2022年11月下旬、紅葉がきれいです。
「関西でもみじの名所というと、京都の高雄(たかお)と大阪の箕面(みのお)」
というのは間違いではないと思います。

  なお、近いうちに北大阪急行電鉄が「千里中央」駅から北に2駅延伸して「箕面萱野」駅まで来るらしいけれども、箕面公園と瀧安寺・箕面大滝に行くには、今現在なら「千里中央」駅から阪急バスで「箕面駅」まで行くという方法、北大阪急行電鉄が延伸したなら「箕面萱野」駅から阪急バスで「箕面駅」まで行くという方法もあるけれども、私の感覚では阪急箕面線に乗って箕面駅まで行くのが「王道」のような気がする。私が子供の頃、1960年代、阪急箕面線というのは阪急電鉄の前身の箕面有馬電気軌道(箕面電車)の創業の路線だった・・わりに、阪急で一番古い電車が使われていて、電車の照明というと蛍光灯だと思っていたらその頃の阪急箕面線の電車は白熱灯がついていて、なにかと「ひなびた」路線だった。今はそんなことはないが、箕面公園に観光で行くなら、やっぱり、阪急箕面線で行くというのが「王道」のような感覚がある。

  (2023.3.20.)

  ところで、ヌートバーが好きな「ペッパーミル」てこれ ↓ かあ?
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  YouTube の動画にもヌートバーのプレーが出ているが、手を抜かない真面目な姿勢のプレーには好感を持つ。1987年、ボブ=ホーナーというアメリカ合衆国のメジャーリーグの選手がヤクルトスワローズに来たのはいいが、矢鱈とえらそうな態度で、結果としては 打率327. 本塁打31本、打点73打点と悪くはないが日本人選手でもそのくらいの成績を残す選手はいるのではないかというくらいの成績で〔《ウィキペディアーボブ・ホーナー》https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC 〕、かつ、高い年棒とってるわりに、なにかと腰が痛いわどこが痛いわ言いまくって休みまくって1年でアメリカ合衆国に帰り、あげくのはてに『地球の向こう側に別のベースボールがあった』などという本まで出した。そんなに日本と日本人と日本のプロ野球が嫌いなら来るなよて感じがした。彼がアメリカ合衆国でどんなに優秀な選手であったとしても、日本では「腰がいたいわ」どこが痛いわ言いまくって休みまくり、勝手なことばっかり言いまくったやつ・・というもので感じわるかった。元阪急ブレーブスの山田久志が『プロ野球 勝負強さの育て方』(PHP文庫)で、「メジャーリーガー」と鳴り物入りで来日するような選手というのは、プライドばっかり高くて日本と日本のプロ野球を見下していて、そのわりにたいしたことない選手が多いと思っていたと書いていたが私もそういう印象を受けていた。しかし、オグリビーという選手が近鉄に来た時、山田は印象が変わったという。元メジャーリーガーでもプロ野球の選手としては高齢の方の年齢のオグリビーは来日すると、いついかなる時も全力疾走・全力プレー、「全力疾走・全力プレーこそ一流の証」という姿勢だった。その姿を見てオグリビーはかっこいいと思ったと山田は書いていた。そして、近鉄が西武と優勝を争って最後の最後、ロッテとの2連戦を連勝すれば近鉄の優勝というところで1勝1引き分けに終わって優勝を逃したあと、残宴会の席をオグリビーはこっそりと抜け出し、トイレで一人泣いていたという話を聞き、なおさらオグリビーはかっこいいと思った、と山田は書いていた。ヌートバーのプレーを見ると、日本と日本のプロ野球を馬鹿にするホーナーのような態度か、そうではなく「全力疾走・全力プレーこそ一流の証」という姿勢かというと動画を見ると後者の方の姿勢のように思え、その点に好感を持つ。・・しかし。
  しかし、その片方で「君が代を大きな声をあげて一生懸命歌っていた」というが、天皇制の歌である「君が代」といったものを日本の国籍でもない者が大きな声で一生懸命歌うということで天皇制と「君が代」を日本国民に押しつけようというのでは、それでは笹川良一の指示にしたがって「戸締り用心、火の用心♪」とかやっていた高見山と変わらないではないか・・と思うと、ヌートバーもなんだかなあ・・・という感じがする。
天皇制 (東大新書 (6)) - 清, 井上
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天皇制 (FOR BEGINNERSシリーズ) - 菅 孝行
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  (2023.3.21.)


☆ 箕面山瀧安寺と鳳凰閣1~13
1.箕面駅から一の橋まで。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498565198.html
2.笹川良一「孝養の像」のばかばかしさ。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498624594.html
3.一の橋より梅屋敷。箕面川がカーブしている所(夫婦橋休憩所)まで〔今回〕
4.「森秀次君之像」・野村泊月句碑・昆虫館・延命地蔵?より瀧安寺鳥居まで https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498667552.html
5.山門・手水舎・観音堂・法筺堂。山門の前から見える鳳凰閣・圓満殿 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498680952.html
6.大護摩道場・五所明神社 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498712914.html
7.弁天堂・大黒堂・行者堂・白龍大明神・箕面山神社・熊野三所権現・妙音天。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498747248.html
8.瑞雲橋を渡り、鳳凰閣・圓満殿(客殿)のエリアへ。圓満殿外観と「岩本坊跡」https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498792510.html
9.圓満殿(客殿)。松の間・鷲の間・貴人の間。畳敷の踏込式・「敷込袋」の床脇https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498821055.html
10.圓満殿。「玉座」のある間と床の間・床脇・付書院。龍虎の間。圓満殿から見た箕面川西岸地域。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498915742.html
11.屋根上に鳳凰がいる鳳凰閣、2階のみ着色が周囲と調和。西・南・東より見て https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/498951322.html
12.東・南から見た鳳凰閣、鳳凰閣内部、三間続きの和室と格天井。北面全面の床の間。鳳凰閣和室から紅葉とともに見る箕面川西岸側はきれい。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/499187585.html
13.箕面川渓谷を表現した枯山水。箕面川と紅葉。浜口雄幸狙撃と安倍晋三銃撃は意味合いが違う。統一教会・倫理研究所などの迷惑な「宗教右翼」を何とかしてくれ。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/499217764.html

☆ 箕面山 聖天宮 西江寺1~4
1.箕面駅前、「日本最初大聖歓喜天出現霊場」碑から西江寺の西側の坂道まで。正反対の性質の心療内科と「精神科」を同時に掲げる「クリニック」の矛盾。ニーチェなどが学ぶべきだという心理学と小此木啓吾らのエセ心理学とは別物。》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/499514748.html
2.中ノ坂 を登り西江寺まで。箕面の山の地主神の白髪の翁・大聖歓喜天と役行者との出会い。 https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/499547852.html
3.石段を登り、右手に天満天神・吉野・吉竹・金毘羅の祠。登り切った正面に大黒堂。「摂津国神宮寺」が神仏分離で西江寺に名称変更。豊島郡片手村から箕面村へ。外界世俗から密教的世界への障害を守護する威力神として大聖歓喜天が祀られる。https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/499567214.html
4.大黒堂前から聖天堂。箕面山荘前への山道。弁財天堂。白龍歓喜天。中ノ坂からの眺望。強制労働の「患者」の労働を搾取して、他方で江崎グリコ(株)から内職代を取得する「医者」「病院」は「一粒で二度おいしい」、そんな「江崎グリコを守れ」と主張する者は正義なのか?https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/499590837.html

☆ 箕面山 瀧安寺と箕面大滝について、
⇒[哲建ルンバ]《瀧安寺と箕面大滝に行ってきました。~建築探訪・建築巡礼 第2回 〔引越掲載〕》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201101article_25.html 

☆ 聖天宮 西江寺については
⇒[第476回]《紅葉の箕面 西江寺(さいこうじ)(箕面聖天) と 摂社 天満大自在天神(大阪府箕面市)参拝》https://sinharagutoku2212.seesaa.net/article/201611article_5.html
「哲建ルンバ」《箕面山聖天宮西江寺へ行ってきました。~建築探訪・建築巡礼第4回〔引越掲載〕》https://philoarchi2212.seesaa.net/article/201101article_29.html
木造建築を見直す (岩波新書) - 坂本 功
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